言うことを聞かない子どもに、「じゃあ、もう置いていっちゃうよ」
これは、家の中でお風呂に入らない時とか夫が良く使います。
子どもは泣いて怒って飛んで来ます。
街でもこの手を使う方をよく見かけます。
めいいっぱい忙しいスケジュールを立ててしまい、クタクタの時。
子どもの「いやいや」や「うだうだ」に付き合っていたら、時間に間に合わないとき。
えーい!という気持ちわかります。
でも、置いて行かれる方の気持ちって…。
突き放された感じですごくショックだと思うんです。
だから、わたしは基本「暴れても連れて行く」タイプです。
- ベビーカー(軽いバギー)を持ち歩く。
保育所を大泣き大暴れで拒否した時も、えーい!時間ないの!という勢いで担ぎ、ベビーカーへ、えい!と乗せ、そのままザーと行ってしまう。
あまりのスピードに「早すぎる~」と抗議されたこともありますが、(駅まで見通しのよい歩道なので、全速力です。)たいていはスピードのある乗り物、ジェットコースター?みたいな感覚で面白がり、そのうち、子どもの機嫌もおさまります。
なぜ、普通の抱っこや抱っこ紐じゃだめなのか?と思われる方もいるかもしれませんが、力の強い、かなり重い男の子が暴れると、けっこう抱っこも難しい。暴れすぎて落としそうになってしまいます。だから、ベビーカー。
- じゃ、ベビーカーがないときは?
「時間がないの!急ぐから先に行くよ!おいで!」と強く言って、手を出しながら少し先に行きかけます。ベビーカーを持ち歩かないくらい大きくなってくると、子どもも言ってることがわかるようになってくるので、なんとかなります。(←今のところ)(子どもによっては違うかもしれませんが)
やってることはほとんど「じゃあ、もう置いて行っちゃうよ」と同じだけど、<見捨ててるわけじゃない>感覚があって、自分のため?と、つっ込まれそうですが、心が痛みません。
それに、こんなちょっとした違いだけで、まわりからも「あの子かわそう」とそれほど思われません。
今は「置いていっちゃうよ」と言う人の気持ちもわかるし、慣れていますが、正直、わたしも初めて赤ちゃん本舗であの光景を見た時はショックでした。
子どもには、親は何があっても見捨てないで、味方してくれる。そばにいてくれる。
そんな感覚を子どもに持ってほしいと思いながら、子育てをしています。
6/15少し編集しました。