保護者向け雑誌や保育士さんのワザとかの本を読んだり、そういうテレビを見たことがあるわけでもないのに、
とーっても子どもの扱いが上手な人がいます。
それは夫。
羨ましくなるくらい。
その様子を見て、私は子育てにむいてないんじゃないかなと思ってしまうこともあります。
たとえば、お着替えを嫌がった時、
「お着替えのお部屋作ったよー」
と、自分のTシャツを広げて、子どもを中にスポッと入れます。
子どもは大喜びでその中でお着替えします。
楽しくいろんなことを子どもに次々とさせるアイデアがいっぱい。
どこからか学んでくるわけでもなく、自然に出来てるところがスゴイ。
私は必至に「子育てアイデア集」のようなものを読みあさって、これはどうだと色々試しては、うちの子には合わなかったとガックリするタイプ。
注意するときも、子どもにわかりやすく注意するし、細かいことは気にしないのもおおらかな子どもが育ちそうでいいなと。
男性にありがちな、大声で怒鳴りつけるなんてこと、一度もない。
ただ、ものすごく雑なので、フォローが必要ですが。
天才的なピアニストや画家がいるように、特に秀でた能力があったり、なかったり。
子育てもとっても得意な人がいたり、そうでない人もいる。
だから、なんでそんな簡単なことを子どもにさせられないの?子育てって楽!と思う人がいたり、いいや、子育てはとっても大変!という人がいるのは当たり前。
得意な人が、不得意な人を責め立てても幸せは生まれない。責めるんじゃなくて、よい方法を教えてあげたり、手助けしてあげたらいいと私は思います。
不得意な人は…何でも不得意分野は努力でカバーするしかない。料理が不得意な人もごはんは作らなくちゃいけないし、下手なりに頑張れば、なんとかなるかも。どうしても、というときは、誰かに作ってもらってもいいし、外食をしてもいいし、出前を頼んでもいい。それは子育ても同じ。
子育てがうまくいかない原因って、よく育てやすい子と育てにくい子に注目されがちですが、親の方だって、子育てがうまい親とそうでない親がいる。でも、育てにくい子をせめてはいけないように、子育てが下手な人をせめてはいけないような気がします。
上手くいかない子育ても、温かく見守り、助け合えるような社会になってほしいな。