小学館が刊行する「小学二年生」が、部数の低迷などから12月発売の2017年2・3月合併号で休刊することがわかった。「小学三年生」から「小学六年生」まではすでに休刊しており、かつて同社の看板雑誌だった学年誌は「小学一年生」を残すのみとなる。
朝日新聞デジタル 10月4日(火)12時0分配信の引用
この記事を見て、すでに3年生から6年生がないことに驚きました。そういえば、買っている人、見たことない。雑誌売り場にも2年生までしかなかったけれど、スーパーだから品揃えが悪いだけだと思っていました。(←スーパーに失礼ですが)
shimausj.hatenablog.com
この日記を書いたあと、先ほどのニュースの記事の件も気になり再び雑誌売り場でみていたら、「めばえ」と「幼稚園」では対象年齢が違うということに後から気付き、この際、年齢別に徹底的に調べてみました。
2~4歳
「めばえ」小学舘
「はじめてのおけいこブック」(「めばえ」の増刊号)
「おともだち」講談社
未就学児~小学校低学年
「らぶ❤キャラ」学研プラス:サンリオのキャラクター雑誌
小学1~3年生
「Ane❤ひめ」講談社:「たのしい幼稚園」のお姉さん的雑誌
だいたい小学校低学年?
「テレビマガジン」講談社
「キャラぱふぇ」KADOKAWA
「ぷっちぐみ」小学館
「てれびくん」小学館
「ポケモンガオーレ」小学館
「ディズニープリンセスらぶ&きゅーと」学研プラス
ほとんど小学舘か講談社。
どの雑誌が女の子向けなのかは、表紙を見ればすぐわかる。講談社は女の子向けの雑誌が多い。
乳幼児期の雑誌は保護者が選ぶから雑誌に「知育」コーナーがあったり「できたよシール」があったり、総合的な教育要素が強い。
学童期へ入ると通信教育や塾に通いはじめるから保護者は雑誌に教育的要素は求めない。
大人が雑誌を買うように、子どもも自発的に自分の好みのものをおこづかいで買ったり、特別に買ってもらったりする。
子どもは自分の好みのもの…つまり総合的なものより、より個性のある自分の興味のある分野に特化した雑誌の方がいい。
だから学年別の雑誌の需要がなくなったのかもしれない。
でも、最近はベビー教室や幼児教室が流行っているし、幼児向けの通信教育もたくさん。そのうち0歳から就学前の子どもの雑誌も厳しくなってきそう!
上の雑誌と同じコーナーにあった下記の雑誌も気になりました。
おまけ1:絵本雑誌
「ねーねー」主婦と生活社
ね~ね~ | 主婦と生活社
※「親子で楽しむ絵本雑誌」と書かれていましたが…表紙はキャラもののように見えます。かわいい女の子が好む小物の付録が魅力的なのかな。
「おひさま」小学館
おひさま | 雑誌
※「家族みんなで楽しめる読み聞かせ絵本」と書かれていて、中身は子どもむけの絵本数冊分という感じ。絵本の内容のDVDや絵本の登場人物の絵の折り紙などのほのぼの付録。
★「おひさま」は2018年1月15日発売の2018年2・3月号で休刊するそうです。2017年10月3日小学館より発表されました。
(2017年10月6日更新)
「MOE」白泉社
絵本のある暮らし|月刊MOE 毎月3日発売
※「絵本のある暮らし」と書かれていて、特に子どもを意識した雑誌ではありません。付録も塗り絵、一筆箋や絵葉書など。このモエは絵本の雑誌として有名で図書館にもあると思います。
学生時代、児童文学の授業の影響を受けてこの雑誌をよく読んでいました。
おまけ2:女の子のファッション雑誌
雑誌コーナーで男の子のファッション雑誌はみつかりませんでした~
「ニコ☆プチ」 新潮社 小学生向け
「ニコラ」新潮社 10代前半
「ポップティーン」角川春樹事務所 10代
「セブンティーン」集英社 10代
「ジッパー」祥伝社 10代後半~20代
「ジェリー」ぶんか社 10代後半~20代
女の子はおしゃれにお金かかりそう!
おまけ3:少年少女の漫画雑誌!
雑誌コーナーにあった漫画雑誌のタイトルだけ。
<女の子>
ちゃお
なかよし
りぼん
フレンド
花とゆめ
マーガレット
<男の子>
コロコロイチバン
コロコロコミック
別冊コロコロコミック
週刊少年ジャンプ
最強ジャンプ
週刊少年サンデー
週刊少年チャンピオン
なつかしい~!
私が読んでいた漫画は「りぼん」と「花とゆめ」でした。
有名な本屋「紀伊国屋」の雑誌コーナーで調査☆のため、これが日本で売られてる子ども向け雑誌のすべてではありませんが、有名なところはこれくらいだと思います。
お子様にぴったりの雑誌がみつかりますように。
ここまで書き終えてから、同じように小学2年生休刊に触発されて書かれた記事を発見!
現役の小学生の子育てをされている方の視点から書かれていて興味深いです。
kaori-ri.hatenadiary.com
このブログに書かれていた科学の話で思い出したのが、学研。
私が小学生の頃、買ってもらっていた雑誌は「小学一年生」ではなく、学研のおばちゃんが配布する「科学と学習」。しっかりした付録もついていて、毎月楽しみにしていました。毎月来るのにどれもとても大切で捨てられなくて、よく母に叱られていました。「どんどん増えて置き場所がなくなるでしょう?」って。あぁ懐かしい!この懐かしさを誰かと共有したくてタイトルに紛れ込ませてしまいまいた。
昔は小学生向けの通信教育も塾も盛んでなかったし、ましてや科学教室なんて、なかった!それが今では当たり前の時代。総合学習雑誌が休刊になるのは時代の流れなんでしょうね。
はぁ~贅沢な時代…。
もちろん、この学研もすでに休刊しています。学研のおばちゃんが訪問して配るという方式は、専業主婦がずっと昼間家にいるのが前提のようなものだし…今の時代にそぐわない。10年くらい前になくなっているのかと思いきや、「学習」は2009年度冬号、「科学」は2010年3月号まであったようです。
若い世代の方はご存知ないと思うので、ご参考までに。
科学・学習(かがく・がくしゅう)は、かつて学研教育出版(学研グループ)から刊行されていた小学生向け学習雑誌の総称。一般に「科学と学習」もしくは「学習と科学」と称される。
実際の名称は『○年の科学』と『○年の学習』とし、それぞれ1年〜6年の各学年向けに発行されており、「科学と学習」という名の雑誌があったわけではない。また、教材付録がついており、学習・実験などが行える様になっていた。
ウィキペディアより
↓付録はこんな感じ
http://www.gakken.co.jp/campaign/70th/furoku/www.gakken.co.jp
今、乳幼児期にベネッセこどもちゃれんじのしまじろうさんをとってもらっている家庭が多いように、
昔は学童期に、学研をとってもらっている家庭が多かった!
だんだん低年齢化してきて…そのうち妊婦さん向けの毎月お届け胎教雑誌ができるんじゃないかな?
妊娠〇ヵ月用の名曲CDと読み聞かせ絵本とか。
妊娠している時にあったら、購読してたかも。
あぁでも妊婦も乳幼児期も買いに行くのが大変なので、そういうのも、やっぱり書店購入じゃなくてお届けがいいかもしれない。
shimausj.hatenablog.com
妊娠中もなんでも配達してもらえる方がいい!
…そもそも、書店に毎月雑誌を買いに行く時代じゃないのかも。月刊誌「小学二年生」が休刊になるのは総合教育雑誌の需要が減っただけなく、そういう側面もあるのかなと思いました。
時代の流れだなぁ。