知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

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最高の鍵盤とペダルを15万円で【ローランドHP603】ー2017年新製品HP603A(10月下旬発売)、HP601(11月下旬発売)もおすすめ。

上の目次をクリックするとその部分に飛ぶようになっています。少々長いのでご興味のあるところをクリックしてご覧ください。

なぜ、ピアノ教室へ通う子どもの自宅練習用ピアノを木製鍵盤の<ローランドのHP603>にしたのか?

子どもの誕生日に合わせて届くようにしたので、まだありませんが、下の写真(Amazonの商品画像)のようなものです。 

ROLAND HP603 NBS (ナチュラルビーチ調仕上げ) 電子ピアノ (ローランド)

HP603は現時点でぼぼ税込み15万円。 Amazonでは149,040円です。 

 この日記のコメント欄に書いたように

shimausj.hatenablog.com

買い替え前提で10万円前後、もしくはそれ以下の樹脂鍵盤(プラスチック鍵盤)の電子ピアノをさっと買うつもりでした。

ところが、最終的には木製鍵盤のローランドHP603が今の我が家にぴったりと判断して、決定。その流れを書いてみたいと思います。

夫からの突然の連絡

「今日、梅田に用事があるから、帰りに電子ピアノを見てくるよ」と連絡がありました。

この「電子ピアノ(子どもの自宅練習用ピアノ)を買うなら…」の記事

shimausj.hatenablog.com

 これに書いたことをすべて夫に話していたので、私と子どもが見て回ったルートをたどったそう。

で、ヨドバシに今いるとのことで、なぜか「まだ展示品HP603があるよ。どうする?」と聞いてくる。

「店員さん、メーカーの一年保証があるなら考えるけれど、前、ないっていってたよ。購入してもすぐ壊れたらねぇ?新品の在庫は僅かであるかどうか確認しないとわからないって言ってたし」と、返事をすると、

「店員さんが展示品もメーカー保証あるって言ってるよ。しかも、これ、お店の奥の方にあったから、それほど弾かれてないし、そんなに心配することない、自分が持っている電子ピアノは20年は使っている。って言ってるよ」

とのこと。

メーカー保証がついてる??はっきりきっぱり、ついてないって言ってたのに!

(気になって、翌日、ローランドのカタログに書かれているお客様相談室のような電話番号へ電話をして聞いてみたら、展示品でも、購入日から一年間保証がつくとの返事がありました。)

「パパが急にローランドのこれ(HP603)を買おうとしてるけれど、これでいい?」と聞くと、子どもは「うんうん」と必死で縦に首をふる。

でも、まだもっと入門ピアノで充分の時期。もっと安いピアノでいい。それにどちらかというと、鍵盤のタッチが大切だし、ヤマハとか、いろんなものと弾き比べてみないと…それに、展示品の状態を自分の目で確かめてみたい(前回は買う気がなかったので、それほどチャックしてませんでした)。と、とりあえず、帰ってもらうことにして、週末に家族全員で見に行くことにしました。

再度、家族で店頭へ ~ヤマハ・カワイ・ローランド弾き比べ

夫は週末も仕事があったので、とりあえず子どもとふたりで先に行き、弾き比べてみました。

今度は本気なので遠慮なくドンドン鍵盤に触っていきました。それに、週末なので人が多く、いろんな人が試し弾きをしているので、触りやすい。息子より小さな男の子がジャーンと両手の手のひらで押して、鳴らしていたりもする。自分の子どもがあれをするとあちゃーとなるけれど、人様のお子様なので、なんとなく自分の子どもが普通に弾きやすくなって嬉しい。

まず、私の中で本命のカワイとヤマハのエントリーモデル。

ヤマハ YDP-143

 ヨドバシでは8万円くらいでした。

子どもが通っているピアノ教室はヤマハを使っているから、これでいいと思っていたんですが…なんか鍵盤のタッチが電子ピアノっぽい。キーボードより断然いいけれど、これならわざわざ「ヤマハ」にこだわらなくても…。

鍵盤は【グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤黒鍵マット仕上げ】だそう。

ヤマハ YDP-163

 ヨドバシでは11万円くらいでした。

 こちらは、普通のピアノっぽい鍵盤タッチ。ほんとうに普通のピアノっぽいんです。ヤマハのピアノが一般に出回っているからか、音もタッチもしっくりきて、普通。

鍵盤は【グレードハンマー3(GH3)鍵盤象牙調仕上げ】だそうです。

構造の違いはよくわかりませんが、とにかく、YDP-143と違う。

カワイ CN27

ヨドバシではYDP-163と同じ11万円くらいでした。

 鍵盤が重めで子どもの練習用には指が鍛えられてよいというネット上の噂は知っていましたが、なんか不自然。YDP-143よりはこちらの方がいい気がするけれど、鍵盤が重め?なんか弾きにくく、私の好みではありません。音は好きです。

デザインはYDP-163よりこちらのCN27の方が断然好き。YDP-163と似てるけれど、カワイのロゴとか、雰囲気が女の子のピアノっぽくてかわいいんです。それに、YDP-163には入っていないバイエルやそのほかの基本の練習曲が入っている。

でも、鍵盤があまりにも違いすぎてて、私は弾いていて楽しくない。(人によると思います)

純粋に鍵盤だけで選ぶなら、私はYDP-163かなと思いました。特に何がどうということなく、とにかく普通なんです。

息子は楽しそうにどちらも今ピアノ教室から出されている課題曲を弾いていました。あんまり違いってわからないみたい。

カワイのCN27の色違いを隣で女の子が弾いていて、ママが確認してサッと購入されました。だぶん、この辺りが普通なんだと思います。

この際だからと、カシオだろうが、足のないタイプだろうが全部その辺りの電子ピアノを弾きながら、問題の展示品のところまで行きました。

YDP-143の8万円くらいの電子ピアノ以下の金額の電子ピアノは、5万円だろうが、なんだろうが、そんなに大差ないなぁというのが正直な感想でした。

店員さんの話のよると、カシオはどの値段になっても(最上級のものでも)クリック感(鍵盤をゆっくり押していくと途中で少しひっかかりがあり、押し続けるとそのまま下がる)がないそうです。(ヤマハとローランドは「エスケープメント機能」、カワイは「レットオフフィール」という名前でカタログに載っています)お店で弾いたカシオは確かにそうでした。

ローランド HP603

 ヨドバシではもともと149000円、15万くらいで売られていたものが、展示品のみとなり、13万円で販売されていました。

 弾きごこちがいい。すごく弾きやすいんです。ヤマハのYDP-163が一番ピアノ教室のアップライトに近いような気がするけれど、カワイの鍵盤ほどの差はなく、ヤマハのYDP-163の方に近いタッチ。 何より、私が弾いていて楽しい。

それに、ローランドのHP603は木製鍵盤なので、アコースティックピアノに触れた気分。

タッチが重めの方が子どもの指が鍛えられる」という話が頭によぎって、お店の人に聞いてみたら、タッチの重さは100段階でかえられるそう。実際にすごーく重めタッチにしてもらったら、不自然な感じがしたので、戻してもらいました。

子どもはというと…嬉しそう。これも、きちんと椅子に座って弾いて、「これがいい」と。

そりゃ、弾きやすい方がいいもんね。さっきのお店に置いてあるカワイはちょっと弾きにくかった。(カワイの電子ピアノもタッチの重さを調整できるそうです)

何より店員さんが「ドラえもん」の「夢をかなえてドラえもん」の曲を偶然に鳴らしたもんだから、子どもがもう、「絶対これがいい!!!」となってしまいました。

他の電子ピアノにも「ドラえもん」が入っていないか聞いてみたら、カワイの電子ピアノには入っているそう。子どもに「さっきみたカワイの電子ピアノにも入っているそうよ。それでもこれがいい?カワイとこれどっちがいい?」と言うと、微妙な顔。よく口にする「どっちでもいい」という言葉を使わず、困った顔をしているので、カワイよりローランドのこれがいいんだろうなぁとわかりました。(ヤマハのYDP-163にはドラえもんの曲、入っていないそうです)

展示品としてのマイナスポイント再確認

ローランドのHP603がいい!となりましたが、展示品。

気になるのは展示品として、どれだけ弾かれて消耗しているか。

キズや汚れはどうなっているか。

店内のピアノを試し弾きしてまわったので、なんとなくわかりました。

夫が聞いた店員さんが言うように、それほど弾かれていないようでした。

人気があるのか、カワイの木製鍵盤モデルは鍵盤の表面がこすれてなくなっていました。鍵盤を押すと、側面が…表面の白い部分と木の部分の隙間に緑色の汚れ?もありました。鍵盤の消耗感が半端ない感じです。

行ったその日、試し弾きをされていたのも、子どもはカワイの入門モデルや少し上位機種の木製鍵盤モデル、大人はオシャレで見た目にこだわったものや、最高レベルのものです。

HP603にも鍵盤の表面や手前の側面に少し汚れがありましたが、拭けば取れるものでした。カワイの木製鍵盤の側面を見た後だったので、すべての鍵盤のを表面だけでなく、側面も確認しましたが、HP603の方はまったく問題ありませんでした。

汚れは本体にもありましたが、特に目立たない位置にさっと線が入っているだけ。

椅子は確かに汚れがあるなぁとわかりましたが、拭けば問題ない。汚れが取れなくても別にいい。

誰が弾いたかわからないけれど、一応、送る前に、お店の人が一通り汚れを拭いてくれるそうなので、なんとなくまぁいいかなぁという気分になりました。

店員さんも確認してくれたけれど、自分自身でも鍵盤全部とペダルが作動するか確認できたので、なんとなく安心しました。

ローランドの木製鍵盤は耐久性があるらしいので、多少弾かれていても大丈夫。

HP603に心を奪われ、展示品でも問題なしと、ほぼ決定。あとは夫が到着するのを待ってから…と思って、あちこち見て回っていると、HP603の前で「長い目で見ると…」と真剣に相談している同世代のご夫婦が!展示品現品限りで在庫はもうないそうなので、ヨドバシで販売できるHP603はこれ一台。買われてしまうかも!と焦って、店員さんに慌てて取り」置きをお願いしました。

子どもの意志と想定使用期間

夫がようやく到着して、いざ買う時に、夫が子どもに聞きました。

夫「長く使ってくれると思って買うんだけれど、小学校行ってもピアノ続ける?」

息子「うん、続ける!!」

夫「中学校行ったら?」

息子「中学校に行ったら辞める!」

??

私「なんで?」

息子「わからない~」

確かに中学校へ行くと部活が忙しくてやめる人が多いとは聞いたことがあるけれど、なんで、キッパリ今から辞めるというのかな?

ピアノの先生が中学になると辞める子が多いって言っていたのかな?

まぁ、電子ピアノの寿命もあるし、小学校6年間習ってくれるなら、ヨシとしました。

電子ピアノは電化製品だから、寿命があって、扱い方によって違ってくるけれど、10年くらいを想定していた方がいいそうです。(ローランドとヤマハの最低補修期間は販売終了から6~8年。それ以上は部品を保管していないそうです)

入門モデルとの値段の差

入門モデルはカワイもヤマハもローランドも同じレベルだと11万円程度。

子どもに必要なピアノとしては、この価格までだと想定していました。

次のレベルが15万。4万円も差があるともったいない気がしますがが、HP603の展示品だと13万円で、差額は2万円。展示品もポイントがつくから、実質差額は1万円。

子どもと言うより、私の方が気に入ってしまっていて、私が弾きたくなっている。新婚旅行以降、これまでブランド品も買ってこなかったし、自分へのご褒美、自分のクリスマスプレゼントとしてその分値段を上げてもいいかなという気分に。

ちなみに、店頭で17万円ほどのカワイの木製鍵盤も試し弾きしましたが、やっぱり私にとっては弾きにくく、却下でした。17万円も出して弾きにくいのは…。

木製鍵盤CA48

木製鍵盤CA17

KAWAI 電子ピアノ CA17R 88鍵 プレミアムローズウッド調仕上げ

KAWAI 電子ピアノ CA17R 88鍵 プレミアムローズウッド調仕上げ

 
KAWAI デジタルピアノ CA17C 88鍵 プレミアムチェリー調仕上げ

KAWAI デジタルピアノ CA17C 88鍵 プレミアムチェリー調仕上げ

 
KAWAI デジタルピアノ CA17A 88鍵 プレミアムホワイトメープル調仕上げ

KAWAI デジタルピアノ CA17A 88鍵 プレミアムホワイトメープル調仕上げ

 

HP603の新品はネットで15万程度で販売されています。たとえ15万円でも、HP603の方が私には魅力的でした。

ただ、その日見てただけでも、カワイは人気があったので、習っているピアノ教室のアップライトピアノの調律具合によってはカワイの方がいいのかもしれません。

(お店の人によると、カワイの鍵盤はアップライトの構造でアップライトに近いけれど、ローランドやヤマハはグランドピアノを目指してグランドピアノの構造を真似しているとのこと。)

スタンウェイのタッチを確認

一台だけ、グランドピアノが展示してありました。

これだけ特別に椅子がなく、試し弾きはひとり五分まで、店員に声をかけたら椅子をもってきてくれるという表示がありました。

店員さんが試しに触らせてくれたので、弾くというより、試し押しを少ししてみたら、

「ああ、ローランドHP603が一番近い」という感じがしました。

さっき試し弾きした中では一番近いのがローランドのHP603。

ヤマハのタッチや音だけでなく、いろんなピアノのタッチや音色の触れるのもいいんじゃない?という考え方の人もいて、

それを思い出すと、やっぱりローランドも悪くないなという気持ちになってきました。

HP603の鍵盤とペダル・音源は最高レベル ~これ以上は生ピアノしかない

カタログを見ると、

HP603鍵盤・ペダル・音源

ローランドの最上位機種と同じ

ものを使用しているとのこと。

ローランドでこれ以上の鍵盤・ペダル・音源はなく、これ以上となると、生ピアノを買うしかありません。ローランドは電子ピアノの老舗で世界中で名が知れている有名なメーカーです。

「ピアノ教室で使っているヤマハのアップライトピアノに近い」にこだわらなければ、最高の選択ではないでしょうか。下はローランドのホームページからの引用です。

音源

アコースティック・ピアノは、弦や響板などのさまざまなパーツから成り立ち、各部が複雑に干渉しあうことで、刻々と変化する深みのある音が生み出されます。あらかじめ録音した音を再生するこれまでのデジタルピアノでは、その複雑な変化を再現するのは難しいと言われてきました。ローランドのスーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源は、従来の方式とは異なり、ピアノを構成する弦をはじめとした各部を、先進のデジタル技術で仮想的に合成し、ピアノ音を一から再構築することで、その制約を取り払いました。これまでのデジタルピアノでは実現できなかった、さまざまなタッチにリアルタイムで対応する表情豊かなサウンドをご堪能いただけます。

鍵盤

ピアノにとって、演奏者の指先が触れる鍵盤は、とても大切なもの。アコースティック・ピアノには木製鍵盤が使われますが、調律が不要なデジタルピアノの鍵盤は、弾き心地だけでなく、反りやゆがみに強い耐久性も求められます。PHA-50鍵盤は、木材と樹脂のハイブリッド構造で、アコースティック・ピアノの演奏感や風合いを持ちながらも、耐久性に優れたメンテナンス・フリーの鍵盤です。鍵盤側面を木材にすることで、押鍵時の風合い、自然であたたかみのあるタッチを叶える一方、樹脂センターフレームを鍵盤の先端から奥まで一本通すことで、安定したタッチと経年変化しない耐久性を実現しました。デジタルピアノに最適なピアノ鍵盤です。

弾き心地

PHA-50鍵盤は、演奏時の安定性を高めるために、スタビライズ・ピンを装備。打鍵した力をスムーズに垂直方向へ伝え、鍵盤の横揺れを抑制することで、連打やトリルなど、細かい動きにもしっかり応えます。また、打鍵の検出精度の高い高精細センサーは、タッチの微妙なニュアンスまでも再現します。さらに、最高級のアコースティック・ピアノに使われる、象牙の白鍵と黒檀の黒鍵の見た目と触り心地も再現。吸湿性に優れ、弾くほどに指になじみます。

ペダルは「プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル」

踏み始めは軽く、ダンパーが動き始める瞬間から重みを感じるアコースティック・ピア踏み応えを実現。踏み込み具合による減衰の違いも忠実に再現し、ハーフ・ペダルによる微妙な余韻や響きもコントロール可能

(カタログより引用)

もちろん「ソステヌート・ペダル」「ソフト・ペダル」もそろっています。

最大同時発音数も「無制限(グランド音色ボタンのソロ演奏時)・その他音色384」とあり、どんな曲でも弾けそうです。

最上位機種との違いはスピーカーの数(コンサート・グランドピアノの演奏体験を再現する「アコースティック・プロジェクション」がHP603にはない)やBluetoothオーディオ機能。あとデザイン。

HP603は家庭レッスン向き

聴くことを重視せず、弾くことに重きを置くなら、やっぱりこれ。家庭でのレッスン機能も充実しています。

安定感がありながらコンパクトなキャビネットにピアノとしての高い基本性能とレッスン機能をバランスよく兼ね備えています。レッスンを始める方にも最適な、HPシリーズのエントリー・モデルです。

(ローランドホームページより引用)

375曲内蔵されています。

バイエルやツェルニー、ハノン、ブルグミュラーも入っています。

内蔵曲の再生は、伴奏有り無しが選択できますし、片手ずつでも再生できるので、聞きながら片手ずつ練習できます。

ツインピアノ(セパレートモード)機能で、同じ音域をつくり、子どもと2人で同じ曲を弾くことができます。

タブレットとBluetooth接続してダウンロードした曲の譜めくりがペダルでできます。

内蔵曲の譜面表示や音あてゲームもできます。

<大人も楽しめる>

ヘッドホンでもグランドピアノならではの立体的な響きを再現する「ヘッドホン・3D・アンビエンス」。

夜中に弾くならヘッドホン必須です。

ピアノの音色をカスタマイズできる「ピアノ・デザイナー」。

子どもというより、大人がカスタマイズして楽しめそうです。

<子どものことを考えた作り方>

電子ピアノの機能表示のディスプレイは真ん中にあり、小さな子が椅子に座ったまま操作できます。(端だと体を思いっきり横にするか、いったん椅子から降りないと難しそう)※操作部分とディスプレイが弾いている時に気になる場合は、蓋をスライドして隠すことができます。

ディスプレイに表示されている言葉も日本語表示なので子どもでもボタン操作できます。

蓋を閉めると自動で電源が切れる鍵盤蓋スイッチとなっています。

ピアノ教室へ通う子どもが自宅で一人で練習する電子ピアノというより、親子でいろんな機能を使いながら楽しむ電子ピアノという印象です。

※もちろん他の一般的な電子ピアノにある基本的な機能もそろっています。

ヘッドホンの挿し口がふたつあり、親子で聞けるようになっていたり、子どもでも譜面が見やすいように譜面立ての角度調整が3段階でできるようになっていたり、自分がひいているものを録音することができたり…

今後の新製品との比較

私は子どもの誕生日の関係もあって、即、展示品を買ってしまいましたが、今後発売されるローランドHPシリーズの新製品がおすすめです。

2017年10月下旬発売:HP603A(販売予想価格:17万円前後)

HP603との違いは、「Bluetoothオーディオ機能」がついたこと。

この一点だけだそうです。

スマートフォンやタブレットの音楽ライブラリーや動画の音声などを、ピアノ本体のスピーカーで再生ができ、スピーカー代わりに使うことができるということです。

HP603は15万円なので、プラス2万円でスピーカー機能が付くという感覚です。

2017年11月下旬発売:HP601(販売予想価格:15万円前後)

なんと、こちらも「Bluetoothオーディオ機能」がつくようです。

ただ、HP603とは【音源】が違うようです。最大同時発音数も。

HP603

ピアノ音:スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源

最大同時発音数:

ピアノ 無制限(「グランド」音色ボタンのソロ演奏時)

その他音色 384

音色:319音色

 HP601

ピアノ音:スーパーナチュラル・ピアノ音源

最大同時発音数:288

音色:319音色

鍵盤やペダルはHP603と同じで新しい「Bluetoothオーディオ機能」がついて15万円。

私はこちらのHP601がおすすめです。

実際に聞いたことがないので「スーパーナチュラル・ピアノ音源」が「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」とどれだけ違うかどうかわかりませんが、同時発音数は普通の人なら288で充分かなと思うからです。(素人なのでよくわかっていませんが)

[rakuten:piano-yamano:10001351:detail]

 

 ちなみにローランドの11万円クラスの子どもの入門モデルはこちら

RP501R(税込み113,400円)

HP603とほとんど同じですが、鍵盤・音源・最大同時発音数が違います。

鍵盤:PHA-4スタンダード鍵盤

音源:スーパーナチュラルピアノ音源

最大同時発音数:128音

※RP501Rは「ピアノ・デザイナー」機能もありません。

ピアノ教室を検討されている方におすすめのブログ

ローランドのホームページを見ていたら、こんなブログを見つけました。

blog.roland.jp

優しい語り口調で書かれていて、納得の内容。ぜひ、一度読んでみてください。 

親子で気に行ったピアノを購入するのが一番だから

今回、HP603を購入したのはやっぱり、私が気に入ったから。これが一番の理由だと思います。(幸い、子どもも一番HP603がいい!と言っていて、意見が一致したので即、購入決定しました。)

万が一、子どもが明日ピアノ教室を辞めてきても、HP603なら後悔ありません。

HP603なら、子どもとふたりでピアノ教室へ通う前のように楽しめそうですし、私一人でも練習を続けそう。なんだかんだいって、私自身が、もっと弾けるようになりたかったんです。子どもの時のやり直し。子どもにピアノを習わせたかったのも、子どもが習いたいと言ったからだけでなく、やっぱり、自分が途中で辞めて心残りだったからだと思います。表面上は子どものためと言いながら、自分のために買ったようなものです。

いくら安くても、私が弾いてワクワクしないヤマハやカワイの11~15万クラスのものだったら、完全に「子どものため」。子どもが急にピアノを辞めたらショック。「●●のために買ったんだから、もっと練習しなさい」と言いたくなりそう。だから、ピアノ教室と違うメーカーの電子ピアノでいいんです。

ピアノの購入を迷われている方へ

アコースティックピアノは調律さえすれば何年でも使えますし、大人も子どもも一番ピアノの楽しさを感じることができますが、中古でも30万くらい。設置場所にも制限があります。

習っているピアノ教室の先生のおススメを聞いてから買うのもいいれど、おススメを聞いた後に、違う種類を買うのも失礼な印象です。

(だから、今回は先生にあえて相談しませんでした。教室へ通い始める前、ヤマハのアリウス(YDP-163)とPシリーズが載っているカタログを持って「いつまで続けられるかわからないから、ピアノの購入を迷っています。ひとまず、いま持っているカシオのミニキーボードでもかまいませんか?」と聞くと、「こんなピアノ、ペダルの練習もすぐにはじまるというのに…」と険しい顔でカタログのPシリーズ(足の部分が別売り)をちらりと見て、にこやかに「最初は片手ずつですし、今あるキーボードでいいですよ」とおっしゃったので、これは…と思っていました。※そのため、今回はPシリーズと同等、もしくはそれ以下の値段のものは最初から除外となっていました。)

ピアノの先生も様々。10年前の電子ピアノを想像している方もいるし、本人は望んでないのに高いところを目指させようと思っている方もいます。ずっと、その先生のもとで習い続けるとも限りません。カワイの教室に通っていたから先生おススメのカワイのピアノを買ったのに、ヤマハの教室へ変わったら…音がタッチが違う!と不満になるかも。

自分が納得したものを買うのが一番。

プロのピアニストを目指す方は別ですが、普通に趣味の範囲でピアノ教室へ通わせるなら、大人も子どもの楽しめる無理のない範囲の電子ピアノを買うのが、一番経済的。

人によってはそれはカワイやヤマハかもしれないし、カシオかもしれない。コルグはほとんど店頭に展示してなかったからどんなものかわからなけれど、世界的に有名なメーカーのようですし、コルグという人もいるかもしれません。(コルグは安価で弾き心地もよく、見た目もよいとネット上では評判がいいようです)

高価でも安価でも気に入って、練習に必要な機能があればOK。(最近の電子ピアノはどれも性能がよく、安い物でもハーフペダル可能です)

個人的にはローランドのHPシリーズがおすすめですが、納得のいく親子にピッタリのピアノがみつかりますように。

 

HP603の電子ピアノ到着後の様子はこちらです。

shimausj.hatenablog.com

その後、ピアノの先生が代わりピアノコンクールで全国大会に出場したりしていますが、この電子ピアノを使い続けています。

※2017/12/20少し加筆編集。↓2023/10/19さらに追記しました。

今、販売されているものならH704(追記)

HP603はずいぶん昔の機種となり、今は販売されていません。偶然、後続の機種と思われるものを見つけ、レビューを見ると息子の電子ピアノH603の様子とそっくりのレビューが書かれていたので、引用させていただきました。

5つ星のうち5.0 これ以上の品質を求めるなら、生ピアノにいくしかない
2021年3月5日に日本でレビュー済み
色: LAS ライトオーク
 上級者を名乗る自信はありませんが、詳しいレビューがついていないので、参考まで。

 各社とも20万円クラスになると、音だけでなく、鍵盤のタッチが生ピアノに非常に近くなって、レスポンスは、
ほぼ生ピアノです。指遣いがおかしくて鍵盤をちゃんと弾けていなければ、ちゃんとした音が出ず、それでばれると思います。
 デフォルトのタッチは、かなり重めの設定に思えます。お好みですが少し軽くしたほうがよいように思います。
 ワンランク下の15万円クラスと、鍵盤のタッチなど一見(一触)すると区別がつきませんが、微妙に違うように思われました。
(ピアノ未経験で、子どもに初めて習わす、とかいう親御さんだと全然わからないと思いますが…)
 音高・音大にいくのでなければ、中級課程はもとより上級課程もこれ(あるいは他社でもこれと同クラス)で十分でしょう。
 より高価な電子ピアノは各社から発売されていますが、投資額に見合わないので、各社の20万円クラスの電子ピアノで満足できなければ、結局、防音室+生ピアノに行くしかありません。
(音大にいく、音楽表現を極めるとなれば、結局、防音室にグランドピアノは必須…ですよね。)

 電子ピアノは、タッチが生ピアノに近くなるにつれて、電子ピアノの重量もグングン増加して、成年男子1名では移動できなくなります(約60キロ)。
 打鍵音は、自分で弾いていると気になりませんが、他人が弾いていると結構(叩くような弾き方だと「かなり」)気になります。打鍵音は主に150~200ヘルツ以下の低い成分で構成されますので、1階や地階で、階下に部屋がない、階下に誰も住んでいなければ別として、電子ピアノ設置前に、静床ライト((50センチ四方×3枚)(ただのじゅうたんではダメです)、洗濯機用の防振ゴムなどと組み合わせて、しっかり打鍵音対策を講じる必要があります。それでも弾いてよいのは、音のエチケット9時から21時。隣室や階下に全く響いていない、という保証はないので。
 打鍵音対策は、床に接するピアノの足の4か所だけでなく、3本ペダルの下の支え(1か所)にも必要です。これは盲点でした。ご注意ください。

 譜面台が目線からすると高めという噂もありました。確かに少し高いようにも思いますが、私は気になりませんでした。
 譜面台の譜面おさえがついていて(地面から黄銅色のピンがはえてくるタイプ)、とっても便利です。金属製で高級感もあります。

 椅子は、重量があって、きしむこともなく、必要十分です。
 付属のヘッドホンは見るからに、ちゃちくて論外(と決めつけて、使いもしていないです)。
 手持ちのAKG K240 Studio(K240ST)という6千円程度の安価ですがきわめて優秀なオープンタイプのモニターヘッドホンを使っています(K240MK2とか似たものがありますが別物です。STがおすすめです)が、素晴らしい音がそのまま鳴ります。

 Y社のCFXやベーゼンの音とかも魅力的ですし、専業メーカーK社の温かみのある音も好きで、正直、生ピアノを作っていないメーカーの電子ピアノってどう?と思ったのですが、音は世界に名高いS社の音を目指していると思われ、決して悪くないと思います(不自然とかいわれることがあるのは、結局Y社やK社の音にふれる経験が多くて慣らされているだけ?)。
 何よりも鍵盤のタッチが一番生ビアノに近いのでは、と感じたのでこちらのメーカーにしました。
 好みのピアノの音にカスタマイズできる機能もあるので、それで音を変更することもできるそうです。
 まあ、そんなことをしているよりも、練習を重ねて腕を磨き直す方が先ですが。

 あと、本ピアノは、横幅1400mmを切っており、狭い部屋でも置きやすいです。 
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レポート

今は何でも値上がりしていますし、昔の15万以下相当のものが、今は20万以下相当のものになっているのだと思います。

あちこちのピアノ練習室やピアノスタジオで、アップライトピアノやグランドピアノを弾いていると…アップライトピアノより家の電子ピアノの方がいいし、家の電子ピアノよりグランピアノの方がいいという感覚になり、息子は「次はグランドピアノが欲しい。アップライトだったらいらない」となっています。

shimausj.hatenablog.com

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