ブライダルトレインに遭遇
家族で電車でお出かけの日、偶然、ブライダルトレインに巡り合いました。
「もうすぐ、このホームにブライダルトレインが入ります。よろしければ、これを持って新郎新婦を一緒に祝福してください」と駅員さん。
イコカのイコちゃん。カモノハシのキャラ~。
面白そうだし、あと3分くらい。一本電車を見送るだけで済むので待ってお迎えすることにしたのですが、その間、駅員さんが片っ端から声をかけていくものだから、ドンドン人が増え、ホームはこの用紙を持った人があふれそうな状態。ここに新郎新婦がおりてくるの?と、ちょっと心配していたら、電車が登場。
管楽器の音色と共に人々の歓声が。おめでとうございます~~!とみんなニコニコ。目の前を新郎新婦が乗った電車が通過!!親族やお友達らしき人、ビデオカメラマンや司会者も電車に乗っていて、電車も飾られていて華やか。
ステキでした。
↓あとでこんなニュースになっていました。
↓こんなプランがあったなんて知らなかった!
わたしもこのプランに応募して電車結婚式したかった~!
新郎新婦がおりて来ず、あっという間に通過しちゃって残念でしたが、息子はものすごく感動したらしく、「将来、ブライダルトレインの運転手になる!!!」と宣言しました。
家に帰っても、ブライダルトレインとなっていた新型車両のプラレールと、もらった祝福するイコちゃんの新郎新婦の絵を持って、「ブライダルトレインごっこしよ~」と遊んでいました。
子どもの将来の夢
先ほど書いたように、自分から「ブライダルトレインの運転手になる」という夢を語ってくれたのですが、これまでの将来の夢は「パパ」でした。
これまでは特に職業としての夢はなく、「将来何になりたい?」と聞かれて、いつも「う~ん」と悩んでいました。電車好きだから「電車の運転手になりたいの?」と聞くと「ううん。」首を横に振る。「駅員さん?電車の整備士さん?」どれも「ううん。」と首を横に振る。
もっと小さい時は「北陸新幹線になる」でしたが、新幹線そのものになれないとわかってきたらしく、答えられなくなり…
あえて答えるとしたら、「パパ」でした。
「パパのようなパパになる」と。
パパのお仕事をしたいわけではなく、『パパ』になりたいんだそうです。
『サザエさん』のわかめちゃんみたいな昔の女の子がよく言っていた、「将来、お嫁さんになる~」発言と同じ。
なんで今まで「電車の運転手」にはなりたくなかったのに、「ブライダルトレインの運転手」になりたいんだろう?
それに、今までなんで『パパ』になりたいと言っていたんだろう?
共通点と言えば、笑顔に幸せそうな雰囲気。
普通の通勤通学の電車の乗客はみんな疲れた顔をしていたり、イライラしています。「駆け込み乗車はおやめくださーい」なんて放送も流れます。一分でも遅れるとブツブツ言いそうな人がたくさん。ホームは殺伐とした感じ。
でも、ブライダルトレインはみんながみんな、笑顔で幸せな雰囲気に包まれていた。
【幸せな雰囲気の中、電車を運転(仕事)したいんだなぁ】と気付きました。
子どもの夢はどんどん変わっていくものです。
近頃、宇宙に興味を持って、図書館で借りた「宇宙」図鑑に夢中なので、「将来、宇宙飛行士になりたい?」と聞くと、「う~うん。宇宙飛行士じゃなくて、旅行に行きたい。ここに旅行に行きたいんだ」と言います。
宇宙飛行士=宇宙船の運転手? 乗客の立場がいいってこと?
うーん、この子たちが大人になる頃には…一昔前の海外旅行のように、ちょっと頑張ったら行ける場所になっているかもしれません。「ちょっと宇宙旅行に行ってくるのでしばらく有給休暇とりまーす」なんてね。
あ、ブライダル宇宙船の宇宙飛行士になら、なりたいのかなぁ~。今度聞いてみまーす。