<目次>
こんにゃく座の『タング』は旅公演
<オペラシアター こんにゃく座>の『タング~まほうをかけられた舌+うたのステージ』に行ってきました。
こんにゃく座は全国の学校やこども劇場で公演をされていて、この『タング』も全国で公演されているようです。
お近くで公演される日もあるかもしれません。
子供だましではなかった!
この公演は夫が見つけてきたのですが、
値段がおとな1000円こども500円。
場所はこども文化センターの「こども劇場」。
全国の小学校でも公演されている。
この条件からして、子供だましだと思いますよね?
これは入場した時のパンフレットですが、広告だってこの写真。
大きな動きをして子どもの心を惹くという赤ちゃん向けステージ?(毒舌ですみません)
気がすすまないまま、ネット検索して子どもに動画を見せ「行く?」と聞いてみると「行く」というので、予約しました。
見たのはこの動画だったんですが、あまり臨場感がなくて私自身は「ふーん」って感じ。内心、<時間がもったいない…どうせならもう少し大きくなってから有名な劇団四季の劇を…>と思っていたんですが、行って正解でした。
同じ値段で良い席がとれる
どの席も値段は同じ。当日、受付に並んだ人からよい席のチケットを渡してもらえます。近くに公園があり、予定もなかったので少し早めに行くともう列が…慌てて並んだおかげでかなり良い席がとれました。
生のピアノと楽器、歌声のみの劇
最初は後ろから出てきてステージの上る演出があるのですが、基本的に劇団員はステージ上。ステージから近い位置で迫力ある生の歌声とピアノを聴くのは久しぶりで、親の方が感動しました。
ピアノ1人+歌と劇4人(若い男女2人・中年?の男女2人)の合計5人。少人数ですが、十分でした。年を重ねている方が歌声に厚みがありました。
子どもも食い入るように見ていました。息子はピアノを習っているので、自分もピアノを弾きたかったそうです。
(ピアノ演奏者は裏方ではなく、ステージ上で光が当たるようになっていましたし、時々出てきて劇に出てきていました)
ピアノを基本として楽器の生演奏も楽しめるとホームページに買いてありますが、今回はタンバリンのような打楽器でした。
小学生が楽しめる脚本・演出 ~ 原作は児童書
原作は安房直子の児童書でした。
多くの小学校で公演されている演目だけあって、わかりやすい小学生向けの内容でした。(4歳以上入場可ですが、成長がゆっくりめの4歳児さんには難しいかも。近くの幼児さんが退屈そうに騒いでいました)
脚本・演出も、子どもの心を掴むテクニックが随所に盛り込まれていて、かなり子どもの研究をしたんだろうなと思わせる構成でした。
動きも軽快でコミカル。「ます」の歌の時は魚の真似。手の動きがおもしろい。
子どもが喜ぶ谷川俊太郎の「うんこ」という詩。
劇中の掛け合いも、小学生が言いそうなセリフまわし。
「言葉がはっきりわかるオペラを創作上演するオペラ劇団」というだけあって、聞き取りやすく、わかりやすい言葉。
小学校に入学したばかりの息子はもう楽しくて楽しく仕方がない様子で、劇場は笑い声に包まれていました。
オペラ?
こんにゃく座は「オペラシアター こんにゃく座」で、オペラ劇団だそうです。
最初、申し込む時にここにもひっかかりがありました。オペラじゃなくてどちらかというと、ミュージカルなんじゃないの?と。
要するに歌劇団。
でも、まぁ、それでちょっと人の気を引くことができるし、終わるとどっちでもいいかなぁという気分になりました。
行って良かった~大人も楽しめる本物の歌劇
幼児向けのしまじろうさんの劇とは違う、本物の歌劇で、親も子も楽しめました。
(英語のしまじろうコンサートは起きて楽しんでいましたが、日本語のしまじろうさんコンサートは夫も子どもも途中から寝ていて、二度と連れてこないぞと思っていました。)
上演中は撮影できませんが、終わったあと、出演者の方と記念撮影もできます。長い列に並ぶ気がおきず撮影しませんでしたが、本当は記念撮影したかったです。
撮影している現場を見ていると、何度もこんにゃく座のコンサートに足を運んでいる大人の熱烈なファンがいるのがわかりました。
最初は子どものために連れて行く気分でしたが、私も予想外にリフレッシュでき、行って良かったです。