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大阪市が募集していた、水上バスに乗り上下水道を学ぶバスツアーに当選しました。とても人気のツアーで毎回、多くの落選者がでるそうです。
上水道を学ぶ
集合場所
大阪市東淀川区にある柴島浄水場へ集合です。参加できるのは小学生とその保護者。
初めて行く場所なので、集合時間よりずいぶん早くに着きましたが、小学生親子が集まっている場所が見えてきたので、ホッとしました。
由緒ある水道記念館があるところですが、
今回は、入らず今どきの建物へ。
体育館のような広いところにたくさんの椅子が並んでいて…
人数が多くて一度でまわりきれないため、<だいちゃん班>と<ぴゅあら班>にわかれます。(先にすることが違うだけで、どちらの班も同じことできます)
だいちゃんはカエルの着ぐるみを着たイラストの子でしたが、ぴゅあらちゃんはかわいい水滴の子。
受付で班のカードを渡されたので、選べないんですが、なんとなくぴゅあらちゃんの班で良かったです♪
もらったもの
ひとりひとつ、こんな袋がもらえました。
持ちての部分をとったら、クリアファイルとしても使えるというもの。
この中に入っていたものは…
◎ポケットティッシュ
◎キッチンの水切りネット
◎クリアファイルと下敷き
◎見学ガイドブック
中身は…
最後の方にはマンガまで。
◎小学生イベントのツアーのしおり
今日の工程から
解説まで
完全に無料のイベントなのに頂きすぎです!
浄水体験
8班もあるのですが、人数が多いので、1班につき2組か1組。
2組は、交替で作業をするので、全部の作業はできませんでした。
でも、一緒の班の方は息子より少し年上のお兄さんで、保護者の方も「どうぞお先に」と遠慮される素敵な笑顔の持ち主。良い方と一緒の班で良かったです。
濾過用の砂
塩素と活性炭
この装置に汚れた水を入れると、綺麗な水が出てくる実験の体験です。
すごーくたくさんの説明と工程があったのですが、この後、たくさんのことを学びすぎて、記憶が薄らいでしまいました。
ケータイのメモ欄に忘れないようにと入力したものの中に「平成12年までは四国の砂60センチ」とありました。
平成12年までは「匂いがして飲めない大阪の水」でしたが、その後、活性炭とオゾン(2回)をプラスするようになって、「おいしい大阪の水」になった。おおまかにいうとそんな感じです。
施設見学
いよいよ施設見学です。
ヤードとよばれる駐車場のような広いスペースがあります。
災害が起きた時に全国から手伝いにきてくれる人が集まる場所。
全国の給水車が集まって、配ってくれるそうです。
ヤードの端には給水車や給水用の資材がある倉庫があります。
「3日は家庭で持ちこたえてくれたら、給水車がいきます。
水を入れるポリ容器をこの倉庫に備蓄してあるけれど、これでは数が足りないので、各ご家庭でも給水車が来た時に水を入れるポリ容器などを用意しておいてほしい」
と、おっしゃっていました。
ヤードの下とこの広いスペースの真下には配水池があり、
27万トンもの、綺麗なお水のストックがあるそうです。
街中ですが、浄水場には他にも広い場所がたくさんあります。何かあった時にスペースが必要だからでしょうね。
設備説明の看板が少し老朽化しています~ヒビが…
丁度、私たちは水がない状態のタイミングで来たそう。こんなことは滅多になく、中のものが見えることはないと聞いたので、思わず写真をとりました。
沈でん物から水を抜いて固めた「スラッジケーキ」は園芸用の土に利用するそうです。
入って見られない場所は、
こんなろ過システムの模型を見たり…
映像でお勉強をします。
他都市では1回のみのオゾン処理を大阪は2回行うので、美味しい水ができるということを強調されていました。
地震が起きても外れないパイプのつなぎ目とはどんなものか見ることができました。
地震で壊れやすい古い水道管から、地震に強いこの水道管への入れ替え工事がどんどん行われるので、道路工事が多くなることをご理解頂きたいと、保護者向けの説明がありました。
次は、「だいちゃん班」と「ぴゅあら班」、どちらもバスに載って水上バス乗り場まで移動です。
船(水上バス)の中で昼食 〜水路や歴史を学ぶ
水上バスは、アクアライナーのことです。
屋根が透明で、空の景色が見えます!
席は、前は「ぴゅあら班」、真ん中から後ろは「だいちゃん班」となっていますが、その範囲内であれば、乗った人から自由に座れます。
左側の席が岸から近く、おすすめです。
名所を通るので、岸が近い方が観光気分が味わえます。
有名な大阪市中央公会堂。
ここで結婚式を挙げているのが見えました。色打掛の花嫁様がここに載せるのはもったいない綺麗さだったので、載せません~☆
この中で、乗ったらすぐにお弁当を食べるのですが、ほとんどの席はテーブルがありません。ひざの上で食べることになります。
向かい合うテーブルがある席も少しありますが、皆さんあまり利用されていませんでした。
一組が2~3人がほとんど。広すぎるというのもあるかもしれません。
兄弟が多く人数が多いグループが利用されていました。
乗船すぐに、スタッフの方が全員に子ども用にとアクアライナーのカードを配ってくれました。子どもってカードが大好きですもんね。
船の中にお手洗いがあるのですが、ひとつしかないから子どもに早めに声をかけてあげるようにと、アナウンスがありました。下船間際は混むそうです。
1グループにひとつ、パンフレットやこんな地図が入った袋がもらえました。
昔の地図だそうです。
川をめぐりながら、楽しく解説をしてもらえました。プロの司会者なので、上手に場を盛り上げてくれます。
・川の水を飲んで 病気が流行ったから、水道設備を作ることになった。
・日本で4番目の水道。
・井戸水を大阪城へ流した。
など、たくさんの情報を食べながら聞くので、「あれ、何て言ってたかな?」ということもたくさんありました~。
【乗船を楽しんで~】という雰囲気で、ちょっと難しいクイズ大会もあり、賞品の
・ナイトクルールズペア
・手ぬぐい
をかけて子どもたちが戦います。
正解者が多くて、結局最後はじゃんけんで勝った人がもらえることに。
じゃんけん大会のようになりました。
水位をかえるための水門です。
船はこれ以上いけません。
ぐるりとめぐり、有名な銅像のライオンさんがいる橋も通ります。
水位が高い時は、船の屋根の高さを下げて通るそうです。
どうやって屋根の高さを下げるの?って思いますよね。
この柱のジャバラを縮めるそうです。下がったところ見てみたかった~!
降りたら、集合して人数確認。
勝手に帰ると、「ええ!いない!」となるので、声をかけてからにしてくださいとのこと。集団行動のマナーですね。。
バス移動中はこんな楽しい動画を見せれくれる
アクアライナーへ乗る前のバス移動は距離も短く、若い時によく歩いた街並みも見え、子どもにあれこれ説明しながら外の景色を見て楽しめましたが、
アクアライナーを降りてからは、移動距離も長く退屈だなぁ~寝てしまいそうと思っていたら、
こんなモニターが出てきました。
こんな動画で楽しませてもらえたので、寝られませんでした☆
良くできていますよね!この動画。
下水道を学ぶ
下水処理場へ到着。平野区です。
ここでも「だいちゃん班」と「ぴゅあら班」に分かれて見学。
施設見学
設備が敷地内にいっぱい広がっています。
中に入ると…
半分地下は…
工場設備!のような感じで、圧倒されました。子どもがひとりで紛れ込むと怖い感じです。外の水がたまった池も見られました。深さがすごくあって、物を落とすと絶対に取れないそう。ひとりで暴走しそうな小さな子は無理そうです。対象が小学生以上なのに納得しました。
実験と顕微鏡のコーナー
もう一方の班がまわっている間に、片方の班は、実験コーナーで楽しめます。
のぞいても見えますが、画面にも表示されます。
こちらはのぞくものがなく、画面で見る専用のもの。
どれが、何という種類の微生物か写真を見ながら調べます。
こんな風に水が変化していくんだというのがわかる試験管。
この液体の名前は…なんだったかなぁ~オムツにも使われるという…
それを入れて、
振ると、
汚れが固まって、水が綺麗になった!
水を含んでくれるコンクリートブロック
水が吸い込まれていくブロックに、子供たちが喜んで水をかけるので、
最後は給水しきれずボトボト。
最後は「だいちゃん班」も「ぴゅあら班」も集まって、賞品なしのクイズ大会があって、アンケートを書いて終了。
現地解散なので、帰りが行きと同じ場所でなく、初めて利用する駅を目指して歩くと…迷いました。まったく土地勘がない場所なので。
結局、スマホのGPS機能を頼りに帰りましたけど。
感想
アクアライナーで川を巡る船遊びは、子どもが楽しめるのはもちろん、親の方も心がリフレッシュされてとても良かったとです。外の景色が良く、話も楽しかったので、とってもいい気分転換になりました。
浄水場から案内して下さったスタッフの方々もとても親切で、お話上手。
大人も興味津々、子どもはウキウキ我先にと見学にまわり、真剣に話を聞いていました。
とても内容の濃い時間を過ごせたし、
朝から夕方まで充実した1日だったと思います。
でも、帰りはクタクタになったので、できれば、
1日目:浄水場見学(2番目に楽しい)
2日目:下水場見学(3番目に楽しい)+船(1番楽しい)
にして、どちらも午前、もしくは昼過ぎに終わるツアーにしてほしかったです。
久しぶりに、一度にたくさんの情報を詰めすぎて、頭の方もクタクタでした。
薬品の名前も忘れたし💦
私は時々メモしてましたが、メモをとるのもちょっとはばかられる雰囲気で、記憶力だより。
思い出して書き出し復習する時間が必要ですが、帰宅後はバタバタ。
疲れ切って寝てしまいました!
内容としては小1にはちょっと難しかったと思います。
楽しかった~♪だけでは、少しもったいないですよね。
小3か小4くらいに、学校から浄水場の見学に行ったりすることもあるそうですし、
それくらいの年齢になってから応募していくのが良かったかもしれません。