保育所のおたより帳に、このようなメッセージが書かれていました。
おしぼりを忘れておられたので、保育所のおしぼりをお貸ししました♡
洗って持ってきてくださいね♡♡
書いた人は、なぜかハートマークをよく使うあの絶対謝らない年配の保育士さんです。
不吉な…と思いながら、持ち帰り用の洗い物の袋をあけてみると
(保育士さんたちは一刻も早く帰りたいらしく、帰りは勝手に保育所に荷物をすべて保育所用かばんに入れてすぐに帰れるように準備してあることがあり、カバンをあけて中身を確認するような雰囲気ではなく、持ち帰り荷物を確認できないことがあります。
朝のオムツや着替えなどを所定の場所へ入れたりかけたりしていく作業はどんなに親が急いでいても、保育士さんはボーっと見てるだけですが。)
「台ふきん」とマジックで書かれた布が…
そして、朝、持って行って保育士さんが指定された籠に入れたおしぼりタオルはない。
おしぼりで手や口を拭くと聞いていたので、つまり、この「台ふきん」で子どもの口を拭きましたよと言っているようなもの。
翌朝、ハートマークの年配の保育士さんはいなくて、若い保育士さんがいたので、そのことを伝えてみると、
「ああ、これは台ふきんと書いてあるけれど、まだ使ってないんですよ」
と、<問題ないんですよ~教えてあげますよ~>という感じ。
<年配の保育士さんの影響を受けているからかな?>と思いつつ、
「使ってる使ってないの問題ではなくて、そう書かれた布巾で子どもの口を拭かれるのは、わたしだけでなく、どの保護者も気分が悪いと思うので、気を付けた方がいいと思いますよ」と言うと、さすがに若いだけあって、恐縮してくれました。
「それに、私はきちんとその日もおしぼりを持って行ってたんです。よく返ってこなかったけれど、毎日きちんと持って行って指示通りのところに入れていたんです。」
そう伝えた数日後、おしぼりをいつも通り籠に入れようとすると、すでに、うちの子どものお名前のお名前スタンプが押してあるおしぼりが入っています。
お昼ごはんの時に使う籠には□□ちゃん○○ちゃん△△ちゃんのおしぼり。
おやつの時に使う籠には□□ちゃん○○ちゃん、うちの子のお名前スタンプが押してあるおしぼり…。
△△ちゃんの保護者がうちの子のおしぼりを自分のものとして入れていたんです。
同じ種類のおしぼりタオルだったので、△△ちゃんの保護者は自分の持ち帰り袋に入っているうちの子どものおしぼりも、洗ってまた自分のものとして使っているようでした。
遠目からもわかるくらい、その子の方はマジックで大きく名前を書かれていたし、
私の方もお名前スタンプをしつこいくらい何個も押していたので、気付かないわけはないのですが、
「どうせなくなるなら」と一番安い無地の薄い生地の、たくさん入っているものを買ったので、相手の方も同じで、
他の人のおしぼりだけど、まぁ安いものだし、いっかーという気分になったのでしょう。
△△ちゃんの保護者は忙しいらしくて、よくいろんな忘れ物をされるのですが、
たぶん、うちの子が「台ふきん」と書かれた布巾で口を拭かれたの日も、△△ちゃんの保護者はおしぼりを持ってくるのを忘れてしまい、
わたしが持って行ったおしぼりを、保育士さんが△△ちゃんのおしぼりだと思い込んで子どもに渡したのか、
△△ちゃんが自分のおしぼりだと思い込んで、うちの子どもからとってしまったのか、その辺りはわかりませんが、
【うちの子のおしぼりがない⇒「台ふきん」と書かれた布巾を使う】
ということになったんだと思います。
きちんと名前を書いておしぼりを持って行っても、台ふきんで子どもの口を拭かれるって、やっぱり嫌なので、
どう見ても自分のものにできなさそうな、特殊なワッペンを端につけたり、ちょっと高いキャラクターもののおしぼりに統一してみました。
それからは、おしぼりがなくなることが、なくなりました。
なくなるから安い物をではなく、なくならないように他の人が持ってないようなものを持たせる方が正解だったんだなぁーと気付かされた出来事でした。
「台ふきん」と書かれたふきんを見たときは衝撃的でしたが、他の子どもが自分の子どものものを使ってしまうことを考えてもいなかったし、そうならないよう、考え直し工夫するよいきっかけになりました!
それから、保育所や幼稚園で手作りグッツを用意するよう指示がでること多いのは、手作りをするとオリジナリティーがでて、ひとめで他の人のものだとわかること、また、他の人が自分のものにしてしまいにくい(子どものために心をこめて作ったものだから)というのもあるのかなとも思いました。
この保育所ではエプロンは手作り。エプロンだけはなくなっても、そのままということはなく、一週間以内には他の保護者からかえってきました。