- 授業テキストそのものを楽しむ~目立った付録がなくても楽しめた
- 5月号がきっかけで社会が好きに~日本の地形に興味を持つ
- 理科は発芽とてんびん
- 算数も楽しい要素がたくさん
- 5月号の国語は「気持ちの読み取り」と「展開をつかむ」力がつく
- 学校の授業を受けていなくても大丈夫~テキストですべて学べる
授業テキストそのものを楽しむ~目立った付録がなくても楽しめた
5月号として届いたのは「授業テキスト」「演習ワーク」「漢字ばっちりプリント」「ぐんぐんドリル」「答えの本」で、4月号のように目立った付録はありませんでした。
でも、「授業テキスト」そのものが楽しい読み物のようになっているので、届いたとたん喜んで開封してゴロゴロ読みしていました。
その結果、5月号のテキストは使い込んだ感があるテキストになりました。
5月号は休校中の追加宿題が来る前に仕上げ、追加宿題がくるとそちらに集中し(宿題の漢字の書き取り類は苦手で時間がかかります)、宿題が終わると次の6月号(6月号が届いたのは5月20日くらいだったと思います。本講座「チャレンジ〇年生」より、このオプション講座の方が先に届きます)をという流れでこなしました。毎日一定量コツコツと取り組むのが難しい時期ですね。
できたページの番号欄にシールを貼っていくとマンガが完成するシートです。
最近は毎回貼るのが面倒なようでまとめて貼りますが、貼ると抜けている部分が気になりもっと頑張りたくなるようです。
5月号がきっかけで社会が好きに~日本の地形に興味を持つ
赤シートをずらしながら
いつも子どもは届いてすぐパラパラとめくって全体を見てみます。それから飛びついたのは社会でした。
赤シートで重要語句が書かれた赤字の部分が消えるのですが、わからないのでずらしてチラッ。
知ってるも~んという顔で、すまして赤字で書かれた言葉を言うのが面白かったです。
今、覚えても時間がたてば忘れるので、「中学受験講座」のテキスト類は残しておいて、将来、復習に使おうと思っています。
日本三急流は?~ネット検索するとゴロ合わせが出てきた
今回、社会に火が付いたのは自分の知らなかった世界が広がっていたからだと思います。日本の地理について都道府県くらいは知っていましたが、地形について、こんなに詳しく知る機会がありませんでした。
どんどん書き込んでいき、「日本三急流と書かれているのが2つあるけれど、残りのひとつはどれ?」と聞いてきました。
テキストには「富士川」「最上川」しか書いていません。
ネット検索すると、日本三急流の残りひとつは「球磨川」でした。
暗記の仕方も載っていました。
一般的には「ふじみのくまさんもがいてる」らしいのですが、
4年生の子どもが考案したと書かれていた「ふじさんでクマもガミガミおこっている」というものの方がしっくりくる気がします。
子どもも一緒にみて、「ふじさんでクマもガミガミおこっている」という覚え方の方が気に入っているようでした。
でも、あまりゴロ合わせで覚えない方がいいらしいですね。
親の中学時代の地図帳を渡すきっかけになった
「球磨川はどこにあるの?」というので、子どもの地図絵本系から探してみたんですが、載っていません。
そこで、私が昔使っていた地図帳を登場させました。
古いですが、日本の川くらいは載っています。
さすがにもう私が使うこともないので、子どもに「あげる」と言うと喜んでくれました。
静かだなと思っていたら、地図帳そのものを眺めていることも姿がたびたび見られました。暇なのに新しい読み物があまりなかったから、ちょうどよかったんだ思います。図書館が閉まっている休校中に渡すことが出来て良かったです。
東京都の島の数と三角州が気に入った
4月号で「日本の東と南の端の島は東京都」だということを学んでいたのですが、今回は「東京都の島は330ある!」という内容。
これがすごく気に入ったらしくて、帰って来たばかりの夫に「東京都の島の数はいくつでしょう?1番〇〇、2番〇〇、3番〇〇、何番だと思う?」とクイズ番組のように問題を出していました。
三角州ができる様子も載っていました。
「ほうきみたいな形だ」と子どもは嬉しそうに言っていました。そう言われればそうかもしれないですね。
この時はあまり質問が飛んでこなかったのですが、6月号になってから「扇状地は必ず盆地にできるものなの?」「大阪や東京にも三角州があるの?」など突っ込んで質問するようになりました。同じ単元でも号を重ねるごとにどんどん深く学んでいく構成になっているようで、「〇〇は覚えているかな?」と前の号で学んだことを思い出させるところもあります。それについてはまた次の記事に書きたいと思います。
山地を湾岸を塗ったり海岸をなぞる作業が楽しい
地図に書き込む作業がいくつもありました。
どちらの方がボコボコした地形かわかるように、本州の縁をなぞらせたり、湾岸をなぞったり塗ったりしました。
もちろん山地も塗り込みます。
この地味な作業が子どもは楽しかったようです。読むだけでないテキストの方が覚えやすくていいですね。
理科は発芽とてんびん
実際の発芽タイミングにぴったり~テキストで観察だけではわからなかったことを知る
植物に関しては4月号でも出てきたのですが、5月号は発芽について。
チャレンジ2年生の付録の方のトマトの芽が出た本葉が出たと喜んでいたところだったので、興味を持って取り組めました。
次の記事にトマトの種が付録でついてきたことを書いています。
トウモロコシ、イネ、ダイズ、アサガオと出てきて、
「朝顔なら幼稚園から毎年植えているよね~」と言いながら、すすめていきました。
今年も植えて順調に育っていますが、まだブログに書けていません。
過去の朝顔に関する記事です。
テキストから、外から観察しているだけではわからなかったこと(種の中身、植物の仲間分け、養分など)を知ることができ、楽しそうでした。
知らないことを知る楽しさは、勉強を強制されない低学年だからこそ、充分に味わえるのだと思います。たぶん、高学年や中学生になって、必死に勉強しなくちゃいけないという状況になると、楽しさは半減する気がします。
てんびんの世界
幼児向けのワークなどでも天秤の問題が出てきますが、本格的なてんびんの問題は初めて。発芽の問題よりも先に取り組みたがったので、一回分だけ先にさせませした。
重さが違っても吊るす場所によって水平につりあうことなど、実験遊びの中でもしたような気がしますが、数字を使ってしたわけではないので、新鮮なようでした。
このテキストの実験の真似をしようと思えばできます。子どもがやりたいと言ったらしたかもしれませんが、次の上皿天秤の方に興味が移ってしまいました。
上皿天秤を欲しがる
子どもにとっては、この上皿てんびんがものすご~~~く魅力的なようです。
「 どうして家では上皿てんびんを使わないの?」と聞いてきました。
私:「デジタルスケールの方が、ボタンひとつ押して、載せるだけで正確な数字が出て便利だから」
息子: 「機械だから壊れていて、正確な数字でないことがあるかもしれないよ。上皿天秤の方がいいよ。」
私:「量るものはお菓子作りの時の材料で多少、正確じゃなくても問題ないし、いちいち分銅を動かして量るの大変でしょう。自分が上皿天秤で遊びたいだけなんじゃないの~?」
息子:「えへへ~」
顕微鏡なんかだったら、通信教育の課題を出すともらえるポイントを集めて手に入れることができるけれど、上皿天秤はさすがにプレゼント一覧にもなかったし、お小遣いを貯めて買ってもらうしかないなぁ~と思いつつ、そんなものにお小遣いを使っても欲しくないなと、あえて何も言わずにそのまま流しておきました。
でも、もう一度「上皿天秤欲しい~」と言い出したら、「上皿天秤用にお小遣い貯めて買ったら?」と提案してみます!
まだお小遣いは貯めるものと思い込んで(そう教えたからですが)何かを買ったこがない子なので。(使う予定のない貯金とは別の、目的貯金のプチ体験をして欲しいんです)
ここまで書いて、ふと、いくらくらいするものだろうと調べてみたら2000円くらいで、それほど高くありませんでした。
理科学習キットとして販売されているものは1100円(2020/6/5時点)。
子どもがお小遣い貯めて初めて買うのにぴったりです!
算数も楽しい要素がたくさん
付箋で数字カードを作って数字の並べ替え
算数は得意なので手助けがほとんど必要ありません。そっとしておいたら、いつの間にか付箋で数字カードを作って、並べていました。
自由に使っていいと言ってある裏紙を使って、並び替えして遊んでいます。
パソコンで「受験算数ウェブ授業」をつけてあげると、画面の中でも付箋に手書きした手作りの「数字カード」を使っていました。
さっき作ったものを片付けたところだったので、慌てて取りに行き、一緒にテキストに並べ貼りつけて遊んでいました。
この様子を見ていて、付箋で数字カードを作るというのが、息子も動画の先生も今どき人だなぁと思いました。
私だったら、付箋を使うという発想がなく、普通の紙をザクザク切ってカードを作っていたと思います。(私が小学生の時って、付箋がなかったと思います。便利な時代になりましたね)
付箋だと簡単に貼ったり剥がしたりでき、数字カードが風で飛んで行ったりしないし、貼りつけて保管できるから便利ですよね!
和差算は3年の考える力プラスの復習かも
定番の和差算もありました。
すっきりまとめて解説がされているので、非常にわかりやすいです。
これは3年生の考える力・プラス講座でも出てきた気がします。
この時に一度取り組んでいるからか、問題そのものが3年生のテキストよりやさしく感じられました。(記憶からの推測だけで、比較していないのではっきりわかりません)
角の問題~三角定規が出てきて嬉しい
三角定規の問題が出てきました。
以前、どこかの塾の体験授業か何かのワークで出てきた気もしますが、はっきり覚えておらず、たぶん子どももそう。初めて三角定規の問題に取り組む気分になっていました。
以前、私が使っていた分度器と三角定規のセットを子どもにあげたのですが、引き出しに眠ったままになっていたので、子どもは三角定規の問題を見たとたん「三角定規!ある!」と急いで探し出し、嬉しそうに三角定規セットをとってきて使いたがりました。
この時期の子どもにとっては三角定規もおもちゃですね。
でも、特に三角定規を使って何か作業をする問題はなく、三角定規の角度もすべて書いてありました。
「このテキストで三角定規を使うことはないみたいよ」と言うと、何とか分度器を使いたいと思ったらしく、分度器で三角定規の角度を測って、ひとつひとつ「本当だ~60度になっている」と確認していました。無駄な時間ですがいいかなぁとそのまま見守っていました。受験生だとそんな余裕ないでしょうが、低学年の家庭学習だとのんびりすすめられます。
あと、もうひとつ子どもが感動していたのは向かい合う角はまったく同じ大きさだということ。これもわざわざ分度器を使って測っていました。
この対頂角の問題も、どこかで見たような気がします。基本的に我が家の家庭学習は好きなところを好きなように。ガッチリ基礎から積み上げる地道なスパイラル学習ではなく、気楽なつまみ食い学習なので、親子で学習したことをすっかり忘れてしまっている問題も多々あるような気がします。
5月号の国語は「気持ちの読み取り」と「展開をつかむ」力がつく
2年間で学べる構成
5月号の国語は、気持ちの読み取りと展開をつかむという学習目標でした。
「考える力プラス中学受験講座」の国語は2年間で入試に必要な10の力をつけるという構成になっています。
うちの子は今、小2です。何事もなければ、このまま楽しくゆるゆると「考える力プラス中学受験講座」を続けて、2年間で一通り学びきるつもりでいます。
小4になると、さすがに反抗期というか親離れしそうで、今のように親子でというのが難しくなる気がしますし、小3の終わりに受験をするかどうかを含めていろいろ考え、動こうと思っています。
「読み取りスキル」「テーマの引き出し」欄で読解力アップ
いつも漫画の導入部分に、どんなことを学ぶのかが書かれています。うちの子は国語があまり好きではないのですが、漫画が好きなので開いていたら自然に読みはじめます。
「嬉しい」「悲しい」など直接書かれていなくても、行動などで気持ちを読み取るスキルが書かれていました。
様子から感情を読み取るって…男子の苦手する部分ですよね。特に低学年なので、そういう関係、発達していません。大丈夫かなぁと思っていたら、意外と自分にとって未知の分野と気付き興味津々なようで、読解文を読む前に「テーマの引き出し」を熟読していました。
うちの子は、なんでも楽しさ優先で「自分が成長するために」「目標のために」、つらいことを乗り越えて頑張るタイプじゃないので、試合に負けたことがきっかけで主人公が成長していくというのが、特に新鮮だったようです。
普通だったら、いろんな物語を読んで学ぶのでしょうが、うちの子は物語をあまり好まず将棋や図鑑系ばっかりなので、この講座をとっていて良かったです。
他の問題もすべて「テーマの引き出し」を読んでから読解問題に取り組む(本来は読解問題をしてから読む)ので、難なくできました。
特に友情関係のところは理解しやすく、読んでいて楽しかったようです。
本物の物語となると長くなりますが、読解問題はいいところを抜きだしてくれているので、短時間でその物語の良さが味わえます。
それに読解問題は物語の鑑賞の仕方、味わい方を教えてくれます。
物語好きではないタイプのお子さんには、まず、物語の読解問題文を解くことがおすすめです。読解問題を取り組んでいくうちに少しずつ物語の味わい方に気付くはずです。
登場人物の気持ちが複雑化してくると理解しにくい
取り組むテーマは毎月たくさんあり、一人っ子ですが「兄弟の関係」も理解でき、順調だ~と思っていたら、「兄弟+親子の関係」の問題でつまづきました。
確か、5月号最後の読解問題だったので一番複雑なのかもしれませんが、最初は本当にまったく理解できないようでした。
話しながら、思わず赤鉛筆でたくさん書きこんでしまいました。
入学式が近いのに弟のランドセルが手に入らず母親が奔走しているのを知り、自分の大切なランドセルをあげようと綺麗に拭いて弟に手渡したその瞬間、母親が新しいランドセルを見つけて買って帰って来た。自分が弟にランドセルをあげようとしていたことに両親は気付かず、弟も両親もやっと手に入れた新しいランドセルに夢中になってしまった。
転がっている自分のランドセルを、誰にも気づかれないように隠そうと、弟のおもちゃを持ってごまかしたら「そのおもちゃは自分のものだ」と弟が主張したことから、感情が爆発して弟にあたってしまう。それを見た両親に厳しく叱られ、怒り狂ってしまう。
こんな内容だったと思います。(不正確です。すみません)
このお兄ちゃんの複雑な気持ち、わかりますよね。
《弟を思ってしたことが無駄になった、自分の気持ちに誰も気付いてくれない…》
でも、うちの子は幼いのでさっぱりわかなかったようでした。
なぜ、両親に自分のランドセルを弟にあげようとしていたことを主張しないのか、自分に注目してほしかったら、弟と両親の間に入り込んで手を振ればいいじゃないか。
そう主張するんです。
それはそうなんだけれど、物語の中のお兄ちゃんはそれが出来なかった。
《新しいランドセルの方がいいのに、自分のランドセルを弟にあげようなんて余計なことをして、自分はこんなにいいことをしたんだと主張するのが恥ずかしい》
《弟と両親の間で盛り上がっていて疎外感を感じるが、だからと言って自分に注目を集めようとしたり、そこにズカズカ入っていくなんて恥ずかしい》
まだ、そういう複雑な気持ちになったことがないのかもしれません。
これは4年生向けの教材だから対象は9~10歳。10歳になると心が複雑化してくると聞いたことがあります。たぶん、それくらいになると経験できる感情で、年齢にあった教材がいいというのは、こういうことなんだろうなと思いました。
(最近の子は何でも発達が早いので、もしかして1・2年生でもわかる子はわかるのかもしれませんが)
それに、よく考えたら、私だって理解できない感情が世の中にはたくさんあります。
とにかく、自分にはその感情はわからないけれど、この主人公はそういうイヤな気持ちになったんだと理解できたようなので、それでとりあえずは充分かなと思えました。
国語辞典の引き方と接続語のページ
読解以外の問題もステージごとにあります。5月号のステージ3には、国語辞典の引き方と接続語の問題が載っていました。
普段、辞書を引くときは50音順で調べて、ザーッと探していくので、濁音か半濁音のどっちが先かなんて覚えていなかったようです。
接続語の問題は、写真に写っている下部の最初の解説部分を読まずともパーフェクトでした。出口式の問題集を多少はしていたからだと思います。これは親の方が純粋に嬉しかったです。
shimausj.hatenablog.com特に出口式に取り組んでいなくても詳しい解説がありますし、問題を解きながら学べます。
学校の授業を受けていなくても大丈夫~テキストですべて学べる
最初は、算数や漢字以外はまだ小学校4年生の範囲をまったく学習していないので、ついていけるか少し心配でした。本講座だってチャレンジ2年生を受講している状態です。もうひとつ取っている通信教育だって3年生のものですし。
でも、実際に取り組んでみて、ま~ったくそんな心配はなかったなと思いました。
すごく詳しい学習ページがあるんです。
チャレンジ4年生をとっていなくても、学校で4年生までの範囲を習っていなくても大丈夫。
荒っぽく言えば、小学1年生の学習範囲を終え、簡単な四則計算さえできれば、問題ありません。基礎からテキストで学べるので、長期入院や不登校などでこれまで学ぶ機会に恵まれなかった方でも大丈夫です。
後は本人がどれだけ学習したいという気持ちがあるかにかかってくると思います。
進学塾のように「〇〇中学合格を目指すぞ!」と目的をもって勉強したり、「塾内で1位を目指して勉強する」タイプではなく、「学ぶことそのものが楽しい」方向きで、「新しく知ることができるって楽しい」という気持ちにさせてくれるテキストです。
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