今回は、少し前に受けた浜学園のテストのことです。
塾生も受けるテストに小2で初参加
以前、次の記事に大手中学受験塾の公開テストをまとめ、
小2のうちの子どももたくさん受ける気でいましたが、
コロナが流行っているし、日能研のテストは少し前に受けたので、
日能研の「学ぶチカラテスト」は見送り、久しぶりに浜学園のテストを受けてみました。
本来なら有料のテストですが、オータムキャンペーンで秋から冬は1回分無料でしたし、
以前、浜学園で受けたのは一般生向けの塾生は受けない「学力診断無料オープンテスト」で、内容が比較的やさしかったので、【塾生も受けるテストはどれくらい難しいんだろう?】と思ったからです。
以前、受けた「学力診断無料オープンテスト」の内容については次の記事に書いています。
受けてみて良かったです。内容も雰囲気も全然違いました。
テスト前後~外部生のみの「学力診断無料オープンテスト」と異なる点
会場はお迎えの保護者で溢れている
到着してまず驚いたのは人の多さです。
到着時間が、上の学年のテストが終わる時刻と重なってしまい、
塾がある階のフロアどころかビルの1階エレベーター前にまでお迎え待ちの保護者があふれていました。
以前、塾生は受けない「学力診断無料オープンテスト」を受けた時と全然違います。
何度も受けていてこういう状況なのをよくご存知なのか、塾の出口で待たなくても済むように、待ち合わせ場所を決めている親子もいるようでした。
張り紙で受験番号と教室番号を照らし合わせて入室
受付も「学力診断無料オープンテスト」の時とは違いました。
「学力診断無料オープンテスト」の時は、入ってすぐの正面に横長の机が並んでいて、受付をしてくれる人がいて、確か学年と名前を言えば良かったはずなんですが…
今回は入り口正面に受験番号と教室が書かれた用紙が貼られたボードがありました。
その脇に案内の方がいて、丁寧に受験番号と教室番号を確認してから入る指導をされています。
外部生はまず、受付で受験番号が書かれた受験票を
内部生と思われる子たちは次々と受験票を取り出し、ボードで確認して教室へ入るので、うちの子も真似をしたくて、「早く受験票を出して欲しい」と浮足立っていました。「ぼくもあんな風にカッコイイこと出来るもん!」という状態でしょうか。
急いで受付完了メールをプリントアウトしたものを渡してあげたのですが、それには受験番号が書かれていません。
そこで、まず、奥の事務受付の方に行き、受験票を受け取らないといけないことに気付きました。
頭ごなしに叱るピリピリした先生に遭遇
受験票を受け取り、さっとボードで確認して子どもが入室しようと教室が並ぶ廊下に行くと、
ピリピリした女性の先生がいきなりお叱りモードの声で「受験番号と教室番号の確認した?教室番号は?」
息子がウキウキしてキョロキョロしていたからだと思いますが、びっくりしました。
その方は、他の方にも思いっきり上から目線。
子どもに筆記用具を机に出すように指示を出した時に、保護者の方が「すみません、私が持っていました」と筆箱を子どもに差し出すと、「お母さん~(困りますよ)!」という感じ。
トイレに並んでいる子たちの横を通る時にも、しっかり並ぶようにと横柄に指示を飛ばしていく…列にはしっかり他のスタッフがいて指導しているので問題のない列だったんですが。
実力のない先生が生徒に舐められないように、頑張って威張り散らしているように見え、あの先生がいるならこの教室、浜学園に通わせたくないなと思ってしました。
他の先生は以前と変わらずとてもソフトな対応だったので余計に目立ちました。他の教室から移ってこられた方でしょうか。
以前、この記事に書いたように、
この時、面談対応してくれた女性の先生はとても物腰柔らかくて信頼がおけそうな感じで、浜学園のイメージはとても良かったのですが、一気にイメージダウン。とても残念です。
でも、もしかして、入試当日もこんな先生に遭遇するかもしれません。その練習と思えばいいかもしれないですね。
入り口から出口まで本番の流れを意識したテスト
申し込み受付完了の返信メールに何の説明もなかったのでいろいろ驚きましたが、
指導内容は早い段階から入試当日を意識したものとなっていて、いいなと思いました。
到着したらすぐに張り紙で受験番号と教室番号、教室の位置を確認してから入室し、さっと必要な物を用意して机に置き静かに待つ、それをスムーズに行えるよう指導をされているだけなので、間違いない内容だと思います。
内部生のテストだと、こういう指導があって当然だと思います。
外部生も入試を意識していたら、それくらいの心がまえは当然なのかもしれませんが、以前受けた「学力診断無料オープンテスト」の感覚で来てしまったので、ちょっとびっくりしてしまいました。
帰りも、塾の出入口から静かに列を作って並んで出てくるように指導されていて(もしかしてコロナ対策?)、以前のようにバラバラにワ~っと勢いよく出てくることもありませんでした。
テスト内容は入試を意識したもの
試験結果の速報は浜学園のHPの「マイページ」から
浜学園は一般生もマイページ登録ができ、試験から3日後(日曜に受けたら水曜)に表示されます。しかし、詳細な結果はなく、点数と偏差値くらいしか載っていません。
一週間後に郵送される結果を待って見る方が効率が良い気がします。
成績帳票と入塾可否の判定証明が送られてくる
受けた人数と最高得点は
どの大手塾も出されている一般的な成績表が送られてきました。
各問ごとの全体正答率が載っていて、カラーの棒グラフが表示されています。
小2で受けた人の人数は全体で1126人、男子だけだと686人。
国語・算数とも100点満点のテストで、合計最高得点200点。
満点だった人はどれくらいいるんでしょうね。塾生だったら既習範囲だと思うので、塾生が多いのかもしれないですね。
クラス判定は3種類
日能研は入室許可の立派な厚手の紙にキラキラの賞状が送られてきましたが、
浜学園は「証明書」扱いで、学園長印の印刷がされています。
遠い昔過ぎて忘れましたが、実際の入試の時の合格証明書ってこんなんだったかなぁ?という感じです。
クラス判定欄もあり、種類はV・S・Hクラスの3種類。Vが一番上、Sが真ん中、Hが一番下のようです。ちょっと良いクラスが書かれていましたが、すぐに入塾手続きしないとその権利は維持されないそうです。
次のようなプール生制度というのもあるそうですが、ちょっとイメージダウンしたばかりなので…。
10月の公開学力テストより塾生登録を開始します。
入塾テストに合格し、入塾手続きが完了すると、新年度開講月まで受講資格が持続します。
この制度のことを浜学園では「プール制度」といい、入塾手続きが完了した人を「プール生」と呼んでいます。特典1. 最も好成績だった公開学力テストの判定でクラス分けを行います
特典2. 公開学力テストの受験料が無料です(11月~1月)
特典3. 算数・国語準備プリントを無料で提供
特典4. オルパス通塾バックを無料進呈します。
( プール制度 | 【中学受験】進学教室浜学園より引用)
それに、ギリギリだと今、入っておかないと次のテストの時はムリかもと思ってしまいますが、この調子だともう少し先でも大丈夫かも。でも、油断してると後で困るかもしれないですね。
国語は漢字と説明文の問題のみ
実施されたテスト問題を見てみると、読解の内容が少しハイレベルでした。前回受けた一般生向けの「学力診断無料オープンテスト」と全然違います。
内容はシンプルで説明文と漢字のみ。
※説明文の問題の中にひらがな表記や語彙の問題も含まれています。
出ていた説明文は、島村英紀「地球の歴史」・『地球がわかる50話』<岩波書店>でした。
前回受けたのはずいぶん前なので、内容が難しくなるのは当たり前なのかもしれませんが、微妙な設問が多くて、小学校の問題しかしたことがない子どもなら確実に迷う選択肢が多数ありました。
さらには、自分の子どもがその問題をしっかり正答していたのにもびっくり。
記号問題が多かったので、適当に書いているのかと後からもう一度やんわりと話をしながらさせてみたら、しっかり内容を理解していたので、「おお~!成長した」と感じました。
進研ゼミの中学受験講座4年生の読解問題と同程度なのかどうかはわかりませんが、扱う説明文が似ていて、やっていて良かったと思いました。
もともと物語文より説明文の方が得意だったということもあると思いますが、普通の小2用の問題をしていたらたぶん、これに太刀打ちできなかったと思います。
学年が上がるともっと入試に近い問題が出てくるんでしょうし、学年が上がってからの入塾テストは難しそうですね!
算数は和差算や積み木の数(きまりの問題)など
算数の問題は私からするとアッサリしているように見えました。平均点も国語が62.1点なのに対し、算数は64.1点なので、他の子たちも算数の方が点数が取れているようです。
しかし、うちの子は逆で、国語より算数の方が低かったです。
最初の計算問題を丁寧にして、最後のちょっと複雑な問題に考える時間をかけられず、とりあえず空欄を防ぐために埋めたという状態だったそうです。
そして、何よりまずいのが、綺麗な問題用紙を持って帰って来たこと。
(そういえば、国語の方も綺麗な用紙でした!)
計算用紙が別に与えられ、それに多少筆算はありましたが、線分図や式の書き込みがまったくありません。
家では散々、線分図や式を書く指導をしてきたので少し悲しかったです!
練習問題ではできても、テストでは出来なくなるものなんですね。
どうやって解いたのか後から問題文の話をして確認してみると、しっかり頭の中で式を作って暗算で答えていました。しかし、その頭の中の式にやっぱりミスがありました。紙に書くとすぐに間違いに気付いたので、書くことの大切さを学んでくれたと思います。(そう思いたいです。)
男の子によくある「ぼく書かなくても全部暗算でできるも~ん」のあれが発生していたんだと思います。友だちと出し合う九九クイズ感覚はこういうテストに通用しません!
進研ゼミの中学受験講座でついてくる、毎日取り組む「ぐんぐんドリル」(計算と一行問題)に何度もきまりの問題や和差算も出てきているし、同じような問題にも取り組んだことがあるのに残念です。
そういえば、最近の進研ゼミ中学受験講座の算数は少数の割り算や分数で、あまり受験テクニック的な部分ではないです。植木算や等差数列や和差算といった受験算数は4月から7月くらいの間にバーッと出てきて、最近は普通の小学校算数のような…。
国語はいまだに一緒に解きますが、算数は今はひとりでグングン解いていける内容です。
他の模試より偏差値が10下がるという噂の真相は?
浜学園の内部生も受ける模試は、他の有名な全国規模の大手塾の模試「全国統一小学生テスト」のようなものよりも10くらい下がるという噂を聞いていました。
確かに前より少し低い気がしますが、そこまでではないので、よくわかりません。
うちの子が他塾の公開テスト(模試)を受けた時より成長したのかもしれませんし(そうであったら嬉しいですが)、
もっと上の学年の方の話なのかもしれないですし、
もしかして、コロナで受けた人が減って、いつもと違うのかもしれないですね。(初めて受けたので普通、何人くらい受けるか知りません)
国語と算数の偏差値が10以上開くとまずいらしい
ふと、今回ダントツ国語が良かったので気になって検索してみたら、一般的に国語と算数の偏差値が10以上開くとまずいという情報が出てきました。
そこまでの開きではなかったので、今のところ問題ないと思いますが、具体的にどうまずいんでしょうね。
これから算数をどうしようか
しかし、特に受験においては算数の方が重要らしいので、算数の方が上であって欲しかったです。私が文系タイプなので、何も手を打たなかったら、遺伝的に子どもも文系人間になりそうです。それも気になって入学当初、算数パズル教室へ通わせたことがありますが、早々に辞めたので、あれを辞めずにもっと算数パズル系をさせておいたら良かったかなぁ…
これから問題用紙に書き込む指導をするとしても、もう少し算数に力を入れた方がいいかなぁと思案中です。
そういえば、公開学力テスト直前に次の本の各章の「復習テストB」と最後の「すすんだ算数」の章のハイレベル問題のページのみ、うちの子は取り組んで行きましたが…
もっと基本的なところが大事だった気がします。
基本・基礎を大事に。これが一番ですね!
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