今回は、少し前に「松屋町」という街を子供と見て歩いた話です。(緊急事態宣言前のことです)きっかけは社会の地域学習です。
小3社会は副読本で住んでいる地域のことを学ぶ
一般的な社会の教材には載っていていない内容~知らなかったことがたくさんある
小3の子供たちは、社会の教科書とは別に副読本として、次のような住んでいる地域のことを学ぶ本を学校から与えられています。
ここに各地域の特徴が載っていました。
書店で販売されているような一般的な教材の小3「社会」と違っていて、住んでいる地域に特化した本なので私も知らなかったことがたくさんありました。(私は大阪出身ではありません)
住んでいる地域といっても、大阪という大きな範囲なので行ったことがない場所、知らないことがたくさんあります。
息子も小3の1学期に学習した社会の範囲で特に興味を持ったのは、いろんな地域の特徴でした。
松屋町は「まっちゃまち」!人形とおもちゃの街!行ってみたい!
息子は「天神橋筋商店街は知ってる~!ここは知らない~!パパママ行ったことある~?」と、日本橋(副読本には電化製品のお店がたくさんあると書いていました。実際はちょっと変化していますが…)や松屋町などの街の情報に興味津々。
特に「松屋町は人形・おもちゃが多く集まっている」と書かれていて、行ってみたいと言っていました。「おもちゃの街」トイザらスのような街を想像したのでしょうか。「まつやまち」ですが、この地域では「まっちゃまち」と呼ばれているのも気に入ったようです。
私も中央区の中でも「松屋町」駅周辺には行ったことがなかったし、ちょうど近くで用事があったので、ついでに松屋町見学をしました。
松屋町は花火と夏祭りのおもちゃの街になった?
松屋町駅とその周辺の様子
長堀鶴見緑地線「松屋町」駅を降りると、構内に人形の街らしい飾りがありました。
五月人形ですね!
うん?夏祭りのおもちゃ?
実際に商店街らしきところを歩いてみると、「雛人形」「五月人形」はほとんどなく、花火屋さんに先ほどの写真のような夏祭りの露店で買ってもらうようなおもちゃを売っているお店ばかり。
「ひなまつり」や「こどもの日」の前は人形が並んでいるけれど、その時期がすぎると、夏用の商品になるのでしょうか?
花火のお店に入ってみる
打ち上げ花火の模型を持たせてもらう
花火専門のお店の入口に花火の断面がわかる模型がありました。
後ろの「飛び魚」っていう名前の花火、迫力ありそうですね!
眺めているとお店の人の呼び込みがあり、そのままふわ~っとお店に入りました。
お店のご主人が、打ち上げ花火の模型を持たせてくれました。
写真撮影の場所も、もっと店内が映る場所の方がいいんじゃないかとアドバイスをしてくださいました。
息子は最初、本物かと思って怖がっていたので、お店の人はわざとオットットと落としそうになったりして、ずいぶんと楽しませてくれました。
家族連れやイベント予定の若者が来店
ベビーカーを押した親子連れが私たちと同じように駄菓子感覚で花火を選んでいたり、若い男性数名がイベントで使うのか花火の相談に来たりと、個人商店でしたが、常にお客様がいる状態でした。
珍しい花火を購入
松屋町へ花火を買いに来たわけではなかったのですが、お店のご主人の楽しい対応とお店の雰囲気が気に入り、花火を購入させていただきました。
商売上手ですね!
購入した花火で遊びました。
以前、上の記事で紹介した「おやじのプー船」はこんな感じ。
音が大きすぎてびっくりしました。
「水上金魚花火」の方は、普通の静かな花火でした。
水面に浮かべると勢いよくバケツの中をぐるぐる回り始めました。
思っていたより火花が散って、驚きました。
季節が変わっても、もう人形の販売をしてない
思い切ってお店の人に「夏だけ花火を販売していて、季節がかわると雛人形や五月人形を販売しているんですか?」と聞いてみると、「今でも時々、人形の問い合わせの電話があるけれど、もう人形の販売はしていない。周りの店もほとんど取り扱いがなくなっている」という返事が返ってきました。
ちょっと寂しいですが、時代の流れですね。
花火屋さんと、露店やイベントで使うおもちゃ、季節のおもちゃのお店の街になっていました。
おもちゃ屋さんはトイザらス系のおもちゃではなく、水鉄砲とかビニールプール、大量のアヒルちゃん系(子供は一人なのに50個セットとかいらないですよね!)だったので、外から見るだけにしておきました。
大阪市中央区松屋町周辺の飲食店
人形の街の松屋町周辺は子連れで気軽に入れるファミレスなどチェーン店のような飲食店があまりありませんでした。おしゃれな個人のお店が多かったです。
ラーメンやカレーのお店もありますが、ココ壱番屋のようなお店ではなくおしゃれな個人のお店でした。辛いものに自信のない人間は入れません~!
橋の湯食堂
谷町六丁目駅との間にあるイマドキのお店
どうせならと、ネットで調べて「谷町六丁目駅」の方から行く方が近いかなという位置にあるお店に入ってみました。名前に「食堂」という言葉がついていますが、いわゆる「大衆食堂」ではなく、夜の部はお酒を出すイマドキの若者のお店です。(まん延防止等重点措置などに従っているお店です。最近は夜の部の営業そのものをしていない日もあるようです。Facebookに臨時休業などの情報があるので各自ご確認ください)
手前の方はカウンターが並んでいますが、奥にテーブル席があります。奥に温泉に入っている絵が描いてあり、ちょっとびっくりしました。(気になる方はお店のFacebookの店内画像をご覧ください)
健康的な和のメニュー
アジフライが有名なようで、アジフライ定食を注文されている方が多かったです。
お得なお値段のミックスフライ定食(890円)にもアジフライがのっていました。
市販品を利用せず、良い食材を使って手作りされているのがわかる定食でした。
一人暮らしをしている若者だと実家に帰ってごはんを食べているような感覚になるのではないでしょうか。
隣はカルボナーラとボロネーゼの専門店
「橋の湯食堂」の隣にパスタのお店もありました。二世帯住宅のような感じであまりにもくっついてるので、一瞬、姉妹店?と戸惑いました。(全く関係なく、違うみたいです)
こちらは昼間はカウンター席しか空いてなかったので入りませんでしたが(テーブル席を空けてもらうこともできるそうですが、わざわざ申し訳ないので断りました)、お店の名刺が面白かったので頂いてきました。
イタリアンではなくカルボナーラとボロネーゼの専門なので、ピザはないそうです。(子供がピザ好きなのでお店の人に聞いてみました)
サイト名に「パスタ・ワイン」と書いているくらいなので、ワインも一緒に楽しめると思います。
この周辺は、このお店のようにお酒を呑みながらおしゃれな晩御飯を楽しむお店が多い気がします。(ビジネス街だから?)
cafe RENGA
30年以上の歴史ある常連さんの多い喫茶店
松屋町駅近くにあるレンガ造りのカフェ、レンガ。
お店のサイトには「30年以上の歴史ある常連さんの多い喫茶店」と書いてありましたし、外観は「昔からある地元密着型の喫茶店」という雰囲気を漂わせていてどうも入りにくかったのですが、思い切って入ってみました。
今と昔が混ざったおしゃれな店内~客層も幅広い
入ってみるとおしゃれな店内で、初めてでもまったく大丈夫という雰囲気でした。
子供は、「緑の瓶は何?」と興味津々でした。緑の瓶はシロップの瓶なのですが…グラスの方もおしゃれな感じでいいですよね。
息子はアイスとチョコがのっているトーストに挑戦。
食べなれていないので、パンをナイフとフォークで切るのに苦労していました。
昔ながらの喫茶店らしく、お味噌汁付きのランチもあります。誰でも自由に読める雑誌や漫画も置いてありました。
オープンキッチンで、お店にしっくりくる年配の男性が切り盛りされています。
おしゃれでありながら、気取らない落ち着いた大人の雰囲気。昔と今が混ざっているような喫茶店です。
客層も、高校生か大学生?というような若者から、近くの会社の集団、うちの子と同じか少し年上くらいの子連れママ、ご近所の主婦、年配の男性までと幅広く、居心地よかったです。
お店の外の旗のマークもちょっといい感じです。
他にも松屋町にはおしゃれなカフェがいくつもあります。ちょっとネット検索するとたくさん出てきます。
サンマルクカフェとか、ドトール、スタバなどのチェーン店系に飽きたという方にぴったり。
今は感染者が多い状況なのでおすすめできませんが、落ち着いたら大阪の街を探検してみてください。同じ大阪府内、市内でも全然雰囲気が違っていて面白いですよ。
コロナで遠出はできなくても、いつもとちょっと違う街並みを歩くだけでも気分転換できます。
きっと皆さまがお住いの地域でもいろんな違いがあって、楽しめると思います。人が少ない時間帯・場所を選んでお散歩してみてください☆
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