今回は、ずいぶんと時間がたってしまいましたが、夏休みの自由研究の話です。
100円ショップのセリアで
自由研究のテーマが決まった!
自由研究は自由課題でしてもしなくてもいいという小学校に通っているのですが、なんでもやりたがるタイプの子で、前年度、夏休みの終わりになって自由研究をしたいと言い出して、大変でした。
そのため、夏休み前から自由研究をするなら早めに用意しないと…と声をかけていましたが、今年もなかなかテーマが決まりませんでした。
ところが、ある日突然、子どもを100円ショップのセリアに連れて行って買い物をしていると、「自由研究これに決めた!」と嬉しそうにこんな用紙を持ってきました。
「セリアにある商品を買って、この用紙を見て自由研究をしてね」というチラシです。
学研キッズネットとセリアの【なぜなに科学工作チャレンジ】企画のひとつのようでした。
用紙をよく見ると、対象は5・6年生。うちの子は小3なので、「ちょっと難しいんじゃない?失敗してもしらないよ~」と言いつつ、またテーマ探しに戻り夏休み最終日にテーマを見つけられても面倒なので、サッと書いてあるものをまとめて購入して帰りました。
最近の100円ショップは自由研究のテーマまで提供してくれるなんて~ほんと頼りになる存在です!
100円ショップで材料がそろう
セリアが提案してくれる自由研究なので、材料はすべてセリアでそろいます。
消しゴムや鉛筆は予備が家にあったような気がしましたが、大きさが違うとダメとかあるのかなぁといろいろ確認するのが面倒になり、「余っても、実験後も使えるし、いいよね」と買ってしまいました。まんまとセリアの罠にはまっているけれど、まぁ100円だしいいかなぁと。全部買っても1000円以下です。
実験装置作り・実験
装置作り~コードの導線を残しビニールをむくのが難しい
買ってきたものを加工して、装置を作ります。
重曹を入れて電解質溶液を作り、
鉛筆を削ったり、消しゴムを挟んでビニールテープで巻くまでは良かったんですが…
コードの導線を残して周りのビニールだけ切り落とすのが難しく、何度も切り落としてしまったので、ドンドン短くなって買い直しになるかと思ってしまいました~!
やっぱり高学年向きですね。
むき出しになった導線をスチール製の洗濯ばさみに巻き付けて、電池ボックスとライトを洗濯ばさみでつなぎます。
電気がついたら、片側のペアの洗濯ばさみにしるしをつけて、実験の時の配線を間違えないように下準備をします。
実験~何度もチャレンジ!
加工した鉛筆を電解質溶液が入ったカップにたて、乾電池がつながっている方をクリップで鉛筆の芯にとめると、装置完成!
芯から泡が出てきます。
2分後に外して、豆電球の方のクリップをつけるとライトが光るはずなのですが、なかなかつかなくて、何度もライトを外して乾電池をつなぎなおしました。
乾電池とつなぐ時間をドンドン時間を延長すると、やっとピカっと光ってくれました。
すんなり光らなかった分、親も子も「点いた~!」と感動!
しかし、その後、肝心なことに気付きました。電池ボックスにつなぐ時間を延長したのに、その時間の記録をとっていなかったんです!
また、いちからやり直す気力は残っておらず、「小学生の自由研究だから、ま、いっか~」で終わっておきました。
実験後、インターネットで調べる
自分の勘違いに気付く
息子は「燃料電池」と言う名前からして、「100円ショップの材料で乾電池が作れる!電気そのものを貯めておくことができる!」と思っていたらしい(乾電池も電気そのものが入っているわけではなく、化学反応がおこる状態になっているだけなんですが、ガスボンベにガスが入っているように、電気を貯めておくことができると思っていた)のですが、実験後、何か違うぞと感じたらしく、調べ始めました。
調べてみると、似たような子供向けの実験が載っているサイトがたくさんありました。
燃料電池を作る実験が載っている子供向けのサイト
たくさんありましたが、おすすめなのは次の2つのサイトです。
①【サントリー次世代環境教育「水育」】の「水から電池を作ってみよう!」
「なぜ?どうして?」の方のページにわかりやすい解説があります。
【サントリー次世代環境教育「水育」】は、他にも水をテーマにした小さな子どもむけの簡単な自由研究や調べ学習がたくさん載っています。材料は手軽に手に入る身近なものが多く、幼児さんから楽しめると思います。動物たちが水についてお話を聞かせてくれるページや水大百科ページもあり、サイトをのぞくだけでも楽しめますよ!
②【パナソニック「電池なるほどアカデミー」】の「水から電池を作ってみよう!」
「詳しいしくみを学ぼう!」に図解の解説があります。
【パナソニック「電池なるほどアカデミー」】にも、電気に関する解説や楽しい実験がことがたくさん載っています。図解でわかりやすくなっていますが、小学校高学年向けで幼児さんには難しいと思います。材料もちょっとお手軽感はありません。実験は親の補助がかなり必要になってくると思います。
ちなみに、次の【学研キッズネット】にも自由研究ページがあり、たくさん楽しい実験が載っています。
2021年の夏休みの期間は息子が取り組んだ「100円ショップ商品で自由研究」「燃料電池を作ろう」というページもあったのですが、今は削除されてしまっています。
セリアのページも同じようなのものがありましたが、削除されていて、今、残っているのはプレスリリースの次の記事くらいです。
燃料電池に関する仕組みの解説は、削除された学研キッズネットのページより上の2つのサイトの燃料電池のページの方が詳しく、わかりやすく書かれています。
気になる方は一度ご覧になってください。
燃料電池の理解の助けになるサイト
息子はいろいろ見ているうちに「電気分解」「水素」など燃料電池の実験に関連することが知りたくなり、いくつかのサイトを見ていました。はっきり覚えている分だけ載せておきます。
①資源エネルギー庁「ようこそ!水素社会へ 水素・燃料電池政策について」
※ここに載せていましたが、リンク先が消えてしまいました。2022/12/23追記。
②資源エネルギー庁「『水素エネルギー』は何がどのようにすごいのか?」
①はクリックして見ていく部分が多く、図解で文字も大きくわかりやすいのですが、②は漢字も多く小さな文字がずらりと並んでいる状態で、図鑑などの解説文を読みなれていないお子さんだと厳しいと思います。
③「NHK for Shool」「電解質水溶液に電気を流すと?」
電解質水溶液に電気を流すと化学変化がおこることが、動画でわかります。
④りかちゃんのサブノート
子どもが「電気分解って何?」と最初に検索して見つけ出したサイトで、中学理科の内容をまとめられた、学習用のサイトです。中学生向きに作られているので少々難しいですが、色や図がたくさんあり、優しい雰囲気です。子どもは「中学になったらこういうことをたくさん勉強できるんだね~楽しみだ~」という感じでした。解説文ばかりですが、なぜか温かみが感じられるサイトです。きっとこのサイトを作っていらっしゃる方のお人柄がいいんでしょうね。
パソコンでまとめたくなる
テンプレートが載っていた
もう削除されていますが、学研キッズネットの「100円ショップ商品で自由研究」「燃料電池を作ろう」というページに、次のようなテンプレートがあるのも見つけました。
(自由研究 (じゆうけんきゅう) ノート (えんぴつで作る燃料電池) - 無料テンプレート公開中 - 楽しもう Officeの画像より)
これを使ってみたくなったようですが、テンプレート通りだと自由度が少なく逆にまとめにくい気がしたので、テンプレートを使わずに自分で項目を立ててまとめていくように仕向けました。
パソコンにじっくり向かう~外出しにくい長期休暇に
ところが、この補助が予想外にかなり大変で…入力する量も多く、かなりの枚数になりました。
自分一人でパソコンを使って自由研究をまとめるようになるのは、いつからでしょうか。学校で教えてもらえるのかな?
夏休みだって中学生になると忙しくなるでしょうし、とりあえず、今のうちにパソコンで文章を書いて画像をつけてまとめるという体験ができて良かったかなぁというところです。どこにも行けないコロナ流行中の夏休みしか、あんなことできませんから。
来年の夏はもうコロナがおさまっていて、あちこちに行ける状態になっているかもしれませんが、もし、家で暇を持て余しているようなら、自由研究をパソコンでまとめる体験もおすすめです。私たちはテンプレートを使いませんでしたが、最初は使った方が楽かもしれません!
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