小学校生活は絶好調
人間関係が複雑になってくる時期だけど?
学校の楽しい話を頻繁にきくようになった
今頃ですが、息子、小4になりました!
もともと幼稚園や学校のことをあまりしゃべらない子でしたが、いつの間にかよく話すようになりました。(もともと読んだ本の内容の話が多かったんです。人は興味があることを話すものなんでしょうね)
先生がどうのこうの、授業中にトイレに行った子が…とか、こんなことがおきたとか、すごく楽しそう。生き生きしています。
しかし、この記事に書いたように、
もともとめったに愚痴を言わない子ですし、ギャングエイジの時期になると子どもの人間関係がややこしくなるとか、高学年になると受験ストレスで…とか、人間関係のトラブルをよく聞くので、学校生活はどうか改めて聞いてみました。
いじめは?
「小学校生活はどう?」
「絶好調。休み時間は外で遊べるし楽しい。家と同じくらい楽しい。」
「いやがらせを受けるとか、イヤなことがあったりとか、いじめとかないの?」
「ない」
「いじめを受けている子はいない?」
「いないよ」
「人間関係が複雑になって、トラブルが増える時期って聞いたんだけど」
「もしかして、どこかにいるのかもしれないけれど、自分は知らない」
(進研ゼミの「保護者通信」の年齢にあった保護者を読んでいるので、お年頃になるとトラブルが増えることは知っています)
何十年も前の田舎でも、多少のいじめがあった(確か、高学年の時、鳩胸の男の子が女性の胸みたいだとからかわれたとかで、全校集会が開かれた記憶があります。⇒鳩胸|日本形成外科学会)ので、おこらないはずはないと思うのですが…
今ところ、特に目立った問題はないようです。
授業の内容が難しくなってつまらなくなる時期だと聞いたけど?
どの授業も楽しい!授業の最後にオチがある!
よく小4になると授業の内容が急に難しくなって、授業についていけなくなる子が増えると聞きます。
だから、「授業が難しくてついていけないとか、授業が(真面目な授業すぎて)つまらなくなったとか、何かない?」と聞くと、「ない、どの教科も楽しいし、難しくない。余裕」
まあ、ある程度先取学習をしていたので、ついていけないということはないだろうと思っていましたが、楽しいというのは半信半疑でした。
でも、それが本当だとわかったことがありました。
睡眠不足の朝、食後に「急に眠気がきた~」と言ったら、
息子に「じゃあ、寝てきたら?」と言われました。
私:「朝から寝るわけにはいかないでしょ」
息子:「なんで?無理すると倒れるよ」
優しいのか天然なのか…本当に、無理しないで眠い時は寝るって健康的かもしれないですね。
私:「なんでって…学校で授業中、寝ている子とか眠そうな子いないの?」
「寝ないで授業を聞きましょうと起こされてるでしょ?」と言おうと思ってたんです。ところが…
息子:「いないよ!」
私:「どの授業も?退屈な授業とか眠いとかないの?」
息子:「ないよ。どの授業も全部楽しいから、みんな楽しんでいるよ。社会なんか特にみんなで大爆笑!先生が毎回必ずオチを言うんだ」
びっくりしました。さすが大阪の小学校!私が受けた小学校の授業に、オチがついていたことなんてなかったです~!笑いで子どもたちのストレスも軽減されるかもしれないですし、いいですよね。(楽しい授業でしたが、小3までの授業参観ではオチまで聞いたことないので小4の先生限定かも…)
道徳も副教科も楽しい!
夫:「副教科は?」
息子:「全部楽しいよ」
確かに普段話を聞いていると、そうだと思います。
音楽でしているリコーダーも大好きですし、体育も外遊び感覚のようです。図工も上手い下手は別にして、絵の具を使ったり組み立てたりするのが大好きですし、書道も好きです。英語なんて「英語しか話さない先生が来て、カードゲームをしたんだよ!」と自慢していたくらいです。
夫:「道徳も楽しい?」
息子:「うん!」
道徳的な話をされると説教のようでつまらないと思うのは大人の発想のようです。
特に4年生の道徳は、100歳を超えても現役医師として働き続けた日野原重明さんの「命の授業」から始まったそうで、帰ってすぐに大興奮して話をしてくれました。日野原重明さんの「命の授業」は次の記事に書いた本と同じような内容ですが、学校でみんなと一緒に学んだ方が、心に響くようです。
私:「小4になってから?小1~小3の授業も?」
息子:「昔のことは覚えていないけれど、楽しかった記憶しかない。3年生の時の理科なんか光の三原色の実験をしてくれて…」
もともと嫌なことはすぐに忘れるタイプですが、今が楽しすぎて、昔のことはどうでもいいのかもしれないです。
夫:「小4は音の実験するかな?」
息子:「もう小3の時にしたよ!空気が震えて…」
と話は続きました。
子どもにやさしいゆとり重視の小学校を選んで正解!
お勉強バリバリ系は避けた方が無難かも
学校選択制の区域なので、お勉強バリバリ系の学校ではなく、子どもにやさしそうな小学校を選びましたが…
本当に、この小学校にして良かったです。先ほど書いたように子どもは授業も休み時間もすべて楽しそうです。給食も家で食べない珍しいものが出る(地元で取れる特別な食べ物や外国の食べ物など)ことがあるので、献立表をチェックして楽しみにしています。すみません、家では定番ばかりです…
一時期、コロナの時の対応・連絡が遅かったとか、オンライン授業の開始が遅いとか、いろいろ不満があり、やっぱり次のようなお勉強系の学校が良かったかなと思ったこともありましたが、
そんなことは大きな問題ではないですよね。
うちの子が通う学校も、小5・小6になると変わるかもしれないですけれど、お勉強熱心な学校ほど、受験期が近づくと受験ストレスから陰湿ないじめが発生しやすいと聞いたこともありますし…(他府県の友達から聞いた話ですが)
生活していくに困らないだけの最低限の読み書きはできて欲しいですが、やっぱり、子どもたちが楽しく学校で過ごせることが一番大事です!
※学習に関しては、嫌がる子どもに強制的にさせるのではなくて、学びたい時に学びたいもの深く学べる環境が小学校にあるといいなぁと思います。
先生も子供もゆとりがある方が気持ちよく過ごせる
子どもの学校の様子を見ていると、他の学校よりサポートの先生数も多く、突然のコロナ休校期も先生方に無理な指示を出していらっしゃらなかったように見えました。
出される宿題も少ないですし、先生方の方もゆとりがあるように見えます。
先生方が必死で無理な業務量をビシッとこなす学校だと、先生だって自分のことだけで精一杯になるので避けた方がいい気がします。
入学式から先生方のやさしい穏やかなご指導に感動し、
1・2年は素晴らしい先生に恵まれ、
3年生の頃は、先生の指導に疑問を持ったこともありましたが、
やっぱり、この学校で良かったです。
常に息子の味方になってくれていたようで、息子は先生が大好きでした。
※担任の先生によって当たり外れがあるらしいですし、たまたま息子と相性の良い担任の先生に恵まれただけかもしれませんが。
子ども同士のトラブルもよく見てくれている
子どもは小学校生活を楽しんでいますが、トラブルがまったくなかったわけではありません。いくつかありますが、ふたつだけ例をあげておきます。
悪口を言われた時
小3の時に、一度、クラスメイトに帰り支度を済まして教室を出る直前に、突然「デブ豚!」と言われ驚いたという話を聞いたことがあります。ところが、うちの子は標準的な身長と体重で、どちらかというとやせ型。ちょうど先生がいる前の出来事だったので、先生が「どこが太っているというんや」と言った子に注意され、「相手の子がちゃんと謝ってくれたからいいんだ~」といっていたことがありました。
たまたま、やせ型だったからたいして傷つくことはなかったですが、本当に「ぽっちゃりさん」だったら、傷つくでしょうね!それに、先生も、「どこが太っているというんや」と言えないですし、どう指導されたんでしょうね…。
相手のお子さんはストレスが溜まっていて、なんか突然、普段自分が言われている罵声が口から出てくるとか、そういう感じだったんでしょうか。その後、そういうことはないかと聞くと、まったくないそうですが…
物がなくなった時
同じ時期、筆箱の赤鉛筆がなくなるということが、たびたびおきたこともありました。
教科書の間に挟んだままだったこともあり、物の管理がよくできていない子なので、どこかに落としてそのままなんだろうと、それほど私も息子自身も気にしていませんでした。赤鉛筆がなくなると赤の部分も黒の鉛筆で書くので、なくなった時はお道具箱の色鉛筆の赤鉛筆を使っておきなさいと指示を出し、しばらく過ごしていました。
ところが、ある日、見たことがない赤鉛筆が入っていました。子どもに聞くと、先生が貸してくれたそうです。いつも通り、お道具箱の色鉛筆から赤の鉛筆を出そうとすると、「いいからこれ使っとけ。ずっと持っていていいから」と言われたと。
申し訳ないので、赤鉛筆を2本持たせ、先生にありがとうございましたと返しておいでと指示を出すと、それから赤鉛筆がなくなることが一切なくなりました。
息子には何も言っていませんが、恐らく、こっそり誰かが…だったのかもしれません。それに先生が気付いてフォローしてくださったんだと思います。
子ども同士のズルい問題
恨まれる心当たりはないこともないです。
読書感想文の学校代表候補が絞られ、話を聞いているともう一人の子はとても真剣に全力で向き合って書いたようなのに、うちの子が2年連続読書感想文を選ばれ、前年1回選んでもらったんだから、今回はもう一人の子にしてくれたら良かったのに、悔しいだろうなぁと思ったこともありましたし…そういうことが言い出したらキリがないくらいあります。
先取り学習をしているとか、家庭の環境とか、恵まれている人をズルいと思う子もいるんだろうなぁと思います。
どんなに恵まれた環境でも、恨まれることはない人望の厚いお子さんもいらっしゃいますが…うちの子はそういうタイプではありません。そういう人になってくれるといいんですが。
小学生同士の「ズルい」問題は、他の方のブログ記事や最近はじめたTwitterでも見かけたこともあり、また別に書いてみたいと思っていますが、先生方がしっかり子どもたちを見てサポートをし、息子の味方になってくれていて、私もとてもありがたく感じています。
今どきの子育ては、子ども同士のトラブルに口出しするなんて…という傾向にあるようですが、私はしっかり口出ししていくべきだと思います。
学校側も大きな問題に発展する前にすぐに相談して欲しいとおっしゃっていましたし、手が付けられないくらい大きな問題に発展する前に、解決しておく方が、お互いのためだと思います。
大人だってトラブルがあると労基に相談しに行ったりするでしょう?大人だって、当事者だけで解決できないことはあるものです。
これまで通わせていた入園激戦地区の公立保育園(教育はしないが理不尽に母子に厳しく先生の負担を減らすタイプ)や私立幼稚園(しっかり教育するが先生にも子どもにも厳しいタイプ)は、まったくそういうところではなかったし、ネット上にも一般的な公立小学校の悪い点がいろいろ書かれていたので、小学校にも期待していなかったのですが、予想以上によく見てフォローしてくださっていて、とても驚いています。
公立は…というようなネガティブな情報がいっぱいありますが、そんな学校ばかりでもありません。もしかして、普通の公立中学も一般的な評価よりいい中学校もたくさんあるのかもしれません。
関西弁がネイティブレベルに!
たくさん会話をしている証!
うちの子は大阪生まれ大阪育ちのネイティブだから当たり前なのかもしれませんが、小4になってから夫に突っ込む「なんでやねん」のツッコミのイントネーションが綺麗すぎてビックリしたことがありました。
順調に生粋の関西人として成長してきているようで、これもなんだか嬉しいです。
私も夫も生まれた場所が大阪ではなく、標準語に近いそうです。幼稚園の先生方に指摘されて気付きました。幼稚園入園後から息子はバリバリ関西弁をマスターし始め、今はネイティブレベルにまで達したのか…と感慨深かったです。
両親以外の多くの人と接し、たくさんコミュニケーションをとってきた証ですよね。
小学校生活とはあまり関係のない話ですが、子どもにとって学校で過ごす時間が長く、そこで仕入れてくる男子小学生特有の言葉も多いので、小学校でたくさんおしゃべりして楽しんでいるんだなと思えました。
子どもの幸せは、祖父母や両親の幸せ、未来の幸せにもつながる
素直に今の幸せを喜ぶ
これまで書いてきた話を電話をしてきた母に報告すると、お礼を言われました。「孫が楽しく生活できているのは、あなたのサポートのおかげよ」(よい小学校のおかげなんですが)と。それから、「孫が幸せに生活している話を聞くと、私も嬉しい、いい話を聞かせてくれてありがとう。人生には波があるし、これから先もずっといい状態が続くとは限らないけれど、今、幸せな生活が出来ていることを、素直に喜んですごしましょう」とも言われました。
≪先々のことを考えると喜んでばかりもいられない。恵まれたぬるま湯につかった状態ではこれから先の厳しい人生を乗り越えていけるのか?今は良くても中学・高校はどうなるかわからない≫といったことが頭をかすめましたが、いくら備えておいても人生はいつどう変わるかわかりません。この記事を書いている明日にもどうなるかわからいものです。急に子どもが不登校になるかもしれないし、北朝鮮からミサイルが飛んできて…という可能性もないこともないです。
母の言うように今の幸せを素直に喜ぶことも大事だなと思えました。
また、母の言葉から、子どもの幸せは親の幸せでもあり、またその祖父母の幸せにもつながるということに気付きました。子どもたちが幸せに過ごしていると、学校の先生方も嬉しいでしょうし、子どもたちが幸せな社会は、幸せが広がり、きっと幸せな未来が待っているのではないでしょうか。
ゆとりをもって幸せに過ごせる学校に
ゆとりと書くと、ゆとり教育を思いだす方もいるかと思いますが、教育内容は変わり、以前より全体に難しく深いものとなっています。もちろん、うちの子が通う小学校もその教育内容をクリアしてくださっています。
昔のように各先生方が研究したオリジナル授業・教材にこだわらず、積極的に教科書の出版社が提供しているデジタル教材などを活用したり(授業準備時間の削減にもつながりますね)、実験教具セットを使ったりして(教材費は別途かかりますが…)、楽しませてくださっています。
漢字検定などを受けさせ、該当学年よりも上の級にドンドンチャレンジさせて合格させている小学校もありますが、そいういうことより大事なことがある気がします。
すぐに成果が見えるお勉強や技の習得なども大事ですが、その前に成長過程にある子どもたちが学びを楽しみ、学ぶ方法を知り、ゆとりをもって幸せに過ごせることの方が大事だと改めて思いました。
もちろん、保育園や幼稚園も!いくら名門でも陰湿ないじめや指導があるところは避けたいですよね。
コロナでオープンスクールの受け入れ人数が減りなかなか見学予約がとれませんが、中学・高校も決して偏差値や進学実績だけで選ばず、私立・公立問わず、できるだけしっかり見学して、先々を考えたいです。(入ってみないとわからないところもありますけど)
実は、最近はじめたTwitterではいろんな悲しい激しいいじめ、また学校側の残念な対応のニュースが流れてきて…私は、息子が通うような子どもたちがいきいきと通うことのできる学校が増えていくといいなと願って、この記事を書きました。
久しぶりに小学校のことを書いたのもあって、ずいぶんと長くなってしまいましたが、長々とお付き合いくださりありがとうございました。
※息子が通う小学校について書いた記事を集めました。
小学校で人が傷つく言い方をしないということを、教えられてきました。
どの子も100点を家に持ち帰り、意欲的に学習をスタートできるように配慮されていました。
家庭でどのように勉強をさせたらいいのかが、詳しく書かれていて勉強になりました。
親世代の頃と違い、今どきの教育は進んでいるなぁと思ったことがたびたびありました。
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