今年の子どもの日も終わりましたね。今回のこどもの日は大仕事をひとつしました。それは…兜のガラスケースの修理です!
ガラスケースが割れていた!なぜ?
ガラスケースの五月人形を出すと、天井部分のガラスが割れていました。
ネットで少し調べてみると、ガラスケースのガラスは一般的に2ミリくらいで思っている以上に割れやすいそうです。
窓ガラスのガラスとは全然違う、脆いものなんですね。
納戸に入れていたので、たぶん、何かの時に、兜の箱の上にものを置いてしまい、段ボールがたわんで割れたんだと思います。
木っ端みじんに割れていたので、残っているガラスを抜き取り、兜にかぶっているガラスの粉を掃除機で吸い取ったのですが、その後、どうしようか悩みました。
業者に修理依頼を検討
購入店に依頼する?
普通に考えると、購入したお店で修理してもらうのが妥当ですよね。
でも、私の実家の方の専門店で購入し送ってもらったものなので、遠いんです。わざわざ郵送するのも、車で運んでもらうのも…。送料もかなりかかります。
割れないように箱詰めするのも手間がかかりますし、割れないように工夫していても運んでいるうちにまた割れる可能性もあります。専門店の修理となると金額も気になりますし、修理代の見積もりをとるのも面倒です。
ガラス屋さんに依頼する?
簡単にインターネットで調べてみると、人形ケースのガラスはガラス屋さんで修理をしてくれるとも出てきました。ガラスそのもののお値段はそれほど高いものではなく、3000円くらいで修理してくれるそうです。そのため、木枠が崩れていなければガラス屋さんにお願いするのが無難な感じで書かれていました。
しかし…やはり近所のガラス屋さんを探す(←これも地味に面倒です)にしても、運送中に他のガラス部分が割れる危険性があります。
※専門店にしろ、ガラス屋さんにしろ、取り外しできる木枠ではなく、樹脂製で接着剤でつけているタイプの枠だと、修理が難しいそうです。
飾ることを優先!修理は後日
とりあえずエアガラスで
購入店にしろ、ガラス屋さんにしろ、修理に出すといろいろ面倒ですし、今から修理に出すと、これから飾るという時期にないということになってしまいます。
しかも、また割れやすい厚さのガラスをはめるんだから、天井部分のガラスを修理しても、また同じように割れてしまうかもしれません。
とりあえず、そのままエアガラスということで飾っておきました。
実は、天井部分が割れていてエアガラスということにしたのは3年前のことです。
次の記事の最後の方につけ足しで書いています。
「こどもの日」に兜がないのは寂しいから修理に出したくないけれど、「こどもの日」が終わると一年後までに修理すればいいと先延ばしになり、また「こどもの日」がやってきて…と3年もたってしまいました。
一時的にはエアガラスでもいいですが…時間がたつとホコリがたまりそうで気になりだしました。ガラスケースではない五月人形のようにひとつひとつ丁寧にホコリをはらってしまえばいいんですが、それならガラスケースではない五月人形でも良かったじゃない、せっかくお手入れ簡単なガラスケースにしてもらったのに!という気分に。
お店のアクリル板を見て
ある日、ふと、飲食店のアクリル板を見て、これだ!と思いつきました。
今はコロナであちこちの飲食店で透明なプラスチック板をパーティションとして使っていますよね。きっと普通のコーナンやビバホームのようなところで売っているはずと問い合わせると、ビバホームは3ミリ以上のアクリル板なら特別な機械でカットしてくれるということがわかりました。それより薄いものは普通のカッターナイフなどで地道に自分で切るしかないそうです。(機械で切ると切り口がガタガタになるそうです)
※100円ショップでも販売されているようですが、長辺30cmくらいまでのようです。ホームセンターなら大きなものまでそろっています。
天井ガラスを透明プラスチック板へ
カッターでカットしてはめ込む方式
一般的に2ミリのガラス板が入っているところにはめ込むのですし、分厚いものは入れ込む自信がないので、お店の中で透明度が高そうな薄め(1.5ミリ)のアクリル板を購入しておきました。
すると、日曜に器用な夫がいつの間にかカッターで切ってはめてくれました。日曜大工のようなものなんだとは思いますが、黙って面倒な作業をしてくれるのはとても嬉しいです!しかし、はめるところが見たかった…。
後で話を聞いてみると、普通のカッターナイフで20回くらい地道に刃を通したら切れたそうです。
そこまで思いつかず購入していなかったのですが、次のような大きなカッターナイフならもっと簡単に切れたんでしょうか。
そして、木枠を外す道具などはないので、木枠はそのままにして、アクリル板の方をゆがませ曲げつつよいしょとはめ込んだそう。ガラスだと曲がらないのでアクリル板のなせる業ですよね。
もしガラスだけ買っても、こんなに簡単にはめ込めないので、やっぱりアクリル板がおすすめです。
取り外しできる木枠でなく修理を断られた方も!
今、気付いたのですが、木枠を外さずにはめ込んだということは…枠を取り外しできない樹脂製で接着剤でつけているタイプの人形ケースだということを理由に、修理を断られた
人形ケースをお持ちの方も修理できますよね。
ガラスでなくても構わないなら、チャレンジしてみる価値はあるかもしれません。
もちろん、我が家はたまたま成功しただけで上手くいくとは限らないので、せっかくアクリル板を購入して手間も費用も時間もかけたのに!となっても責任は持てません。自己責任でお願いします。
透明度は落ちるが天井部なら問題なし
出来上がりはこんな感じ。
天井部のプラスチック板の方がやはり透明度は落ちますが、天井から見ることはないですし、充分光が入るのでOK!
息子が「もう、ガラスじゃないから、割れにくいもんね~」とぬいぐるみをのせ出して、慌ててとめました。破壊が得意な男の子というものは何をしだすかわかりません。
しかし、よく考えると、物を壊すのが得意な息子が、この五月人形を今まで壊さなかったのは奇跡です。もしかして、これは他のものと違って、壊れやすいもので、壊してはいけないものだという認識があって、特別に扱っていた?
ちゃんと、五月人形に込められた祖父母両親の思い、わかっていてくれたのかなと良い方に考えておきました~!
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