知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

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『こども統計学』レビュー~わかりやすい!これからの時代を生きる子どもに必須の本

今回は子どもが読んでいた本の紹介です。

「統計学」って、これからは統計を読み取って自分の意見を述べる試験が増えるそうですし、気になりますよね。子どもが読んだ後、私も読んでみました。

大人も楽しめる

大人も知らない統計3大グラフ

統計3大グラフってご存知ですか。

「ヒストグラム」と「散布図」は納得ですよね。あとひとつ。

ちょっとびっくりしました。箱ひげ図なんだそうです。

箱ひげ図は数検4級にも登場!時代はかわった!

実は子どもと数学検定4級(中2レベル)の対策本を読んでいた時、「箱ひげ図」が出てきて、「そんなの中学で習った??本当に出るの?」と思ったことがあったんです。

しっかり過去問題集にも登場していて、「時代はかわったな…でも、いったいいつ使うんだろう。こんなの役にたつの?」と思っていたら、統計3大グラフのひとつだったなんて。時代と共にいろんなことが世界基準になってきていますね。

知らなかったことを知る楽しさが、大人も味わえます。

統計で自分を有利に!

身近なサッカーを例に

データをとって分析をすると、どうすれば上手くいくのかが見えてくる例が書かれていました。

子どもたちにとって身近なサッカーが例に挙げられていて、それが良かったのか子どもはどんどん惹き込まれて読んでいました。

冷静に分析して有利にすすすめることの重要性がわかったのではないかと思います。

統計でだまされない子に!

印象だけで判断しない!縦軸をしっかりととらえる習慣を

グラフの縦軸の数値のとり方で印象が違ってくる例もあがっていました。

縦軸の数値のとり方が変わるだけで印象がかわりますよね。これくらいのことは学校でも習うかもしれませんが、ぼんやり見ていると気付かないものです。

次のグラフもうっかり右側の数値を見落として誤解しそうですね。

こういうグラフはわざと誤解させるように作られていても、違和感なく見逃してしまいそうです。

だまされるように工夫されたグラフの例

縦軸の数値のとり方の問題ではなく、あきらかに加工・工夫して、ある部分を強調しているなと思われるグラフもありますよね。

上の写真の円グラフは実際にテレビ番組に使われていたグラフだそうです。

あきらかにへんなグラフですが、きっと視聴者は見やすいように工夫されているんだろうなと誤解して、10代~20代がダントツ多いと思ってしまったでしょうね。

テレビだと一瞬でそのグラフが視界から消えてしまうので、数字をじっくり見ることができません。印象しか残らないので余計に気をつけないといけませんね。

遠近法を使ったグラフの紹介もされていました。

このグラフを見て、子どもはすぐに馬淵教室さんの合格実績者数のグラフを思い出したそうです。私もすごく似ているなぁと思いました。

他の進学塾のグラフも、矢印をつけたり合格者数が多く伸びているように見える工夫をされていますが、馬淵教室さんのグラフは見せ方が激しくて、矢印の登場回数がダントツ多いので、ちょっと第一印象が悪かったんです。利益追求・営業力すごそうというイメージがついてしまって…。保護者としては、やっぱり警戒してしまいますよね。そんなわけで、子どもの塾を探す時、希学園・浜学園・日能研・能開センター・馬淵教室と大手塾の体験や見学をしてまわりましたが、一番後回しになったのが馬淵教室でした。接触した回数が少なく、ブログの登場回数が一番少ないのも馬淵教室です。馬淵教室が悪い塾と言っているわけではありません。教室によって違うかもしれませんが、事務スタッフの方も先生もすご~~~く親切丁寧でした。いい塾だと思います。

グラフは製作者が意図したように読み取ってもらおうと工夫し過ぎると、悪印象を与えるので注意が必要ですね。

相関関係と因果関係の違い

統計を見て、単純にこうだからこうと誤解しやすいのが子どもです。大人もうっかりそうなってしまう時もありますよね。いくら相関関係があっても、必ずしも因果関係に結び付かないことに気をつけるようにも書かれていました。

いくら漢字テストの点が高い子の読書量が多くても、漢字テストの点が高いから読書量が多いなんておかしいですよね☆

時代と共に大人も基礎知識を

「データサイエンティスト」という職種の紹介

「データサイエンティスト」という職業が重宝されだしていることも書かれていました。偶然、独学で学び「データサイエンティスト」として実績をあげ、とても良い待遇で外資系に転職した話をTwitterで見たばかりだったので、気になっていました。

一般社団法人 データサイエンティスト協会

「データサイエンティスト」とまではいかなくても、これからは大人も子供たちが勉強する内容くらいは勉強しておいた方がいいかもしれません。

統計学を学べるサイトの一覧あり

総務省統計局の「キッズすったと」(キッズすたっと~探そう統計データ~)をはじめ、統計学を無料で学べるサイトがたくさん掲載されていました。

大人向けのもの(データサイエンス・スクール/統計力向上サイト)も載っていました。この本をきっかけの無料サイトから知識を深めていってもいいですね!

『こども統計学』の感想

表紙の一部ですが、だいたいこんな感じです。

今回は特に私が興味を持った部分だけを取り上げましたが、平均値と中央値の違い、情報の出どころを確認するくせをけるなど、これからの情報社会を生きていく上での基礎的な部分も書かれていました。大人も楽しめますが、まだ数学や情報分野を学んでいない小学生にピッタリです。

「統計学」という表現でひるんでしまいそうですが、中身は子ども向け。カラーのイラストや図がたくさん使われていて、読みやすい内容でした。「『統計学』なんてややこしくてイヤ」と絶対思わせない、統計学が好きになる、とても良くできた本だと思います。

ぜひ、一度手に取ってご覧になってみてください。

図書館や本屋に出向くのが難しい方は、Amazon商品サイトの「商品の説明」欄「出版社より」の部分だけでも、どうぞ。

本の一部ページを表示して、詳しく書かれています。

Amazonのサイトから「試し読み」もできます。

小学校高学年・中学年を対象に作られた本だそうですが、フリガナがついているので、小学校低学年でも読めると思います。保護者の補助があれば、幼児さんも!

この『子ども地政学』は以前書いた『こども地政学』と同じシリーズ本です。

shimausj.hatenablog.com

『こども地政学』を読んだ後、こどもシリーズが気に入り『こどもSDGs』『こども統計学』を親子で読みました。

「SDGs」は日本中の子ども・保護者が注目しているのでご存知の方も多いでしょうし、子ども向け「SDGs」関連本も書店で溢れています。しかし、「統計学」は「SDGs」ほど騒がれていませんし、子ども向けの読みやすい「統計学」関連本はまだ少ないので、紹介してみました。

カンゼンさんのこどもシリーズはだいたい同じようなレイアウトのようです。カラーグラフやイラストが豊富。文章もとても読みやすくてわかりやすいです。

他のシリーズもよろしければ、どうぞ。

 

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