知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

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『僕らの未来が変わる お金と生き方の教室』の感想~学校の教科書にして欲しい!

子どもに読んで欲しい本を見つけました。

50万部を突破した『なぜ僕らは働くのか』のスタッフが制作した本

2023年2月24日発売の新刊!

偶然入った本屋で、いつも通り参考書系のコーナーに行こうしたら、途中に新刊コーナーがあり、そのてっぺんにこんな本がありました。

僕らの未来が変わる お金と生き方の教室 君が君らしく生きるために伝えておきたいこと (新時代の教養)

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この本のイラスト…次の本のイラストに似ていますよね。

なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと

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タイトルが縦書きから横書きになり、表紙のイラストが男の子から女の子になっていますが、『なぜ僕らは働くのか』の雰囲気に似ています。『なぜ僕らは働くのか』は50万部突破したベストセラー本で、過去にブログでも紹介したように、

shimausj.hatenablog.com

(※タイトルが少し違いますが、同じ内容の本です)

とても良い本だったので、気になって手にとってみました。

2023年2月24日に発売されたばかりの本で、主人公が中学生の男の子から高校生の女の子になっていました。構成は同じで、明るく柔らかい雰囲気のマンガから各章がはじまります。

アマゾンで試し読みができるので、どんな紙面か、良かったら一度ご確認ください。

姉妹本のようなこの本の存在が気になってネット検索すると、次のような記事が出てきました。

多くの読者・書店からの期待を集め、想像以上の予約注文が殺到。異例の発売前重版がされるほどでした。
 事前に読んだ306名のアンケートでは、満足度99.7%という数字を記録。10代前半の方から60代の方まで、多くの方が絶賛のコメントを残しています。また、「朝日小学生新聞」編集部からは、「お金のことを前向きに教えてくれる。日本の金融教育の新たな扉を開いた本。」とも評されています。

池上彰監修『僕らの未来が変わるお金と生き方の教室』が発売! | ㈱Gakken公式ブログより引用)

発売前重版になるほど人気とは…私は全然知らなかったのですが、知っている人は知っているんですね。サッと内容を走り読みすると、この朝日小学生新聞の編集部のコメントと同じような気持ちになりました。「金融教育」としてもいいですが、生き方が学べるので「道徳教育」としてもいいと思います。金融教育、道徳教育…そういった枠を超えて、子どもたちを教育して欲しい!学校教育の現場で活用して欲しい!いっそのこと教科書に採用して欲しい!なんて思ってしまいました~。

金融の仕組みを知り幸せな生き方を学ぶ

子どもたちに伝えたい多様な生き方

この本は金融関係の情報がたくさん書かれていて「金融教育」の方に注目されがちですが、タイトルに「生き方」も入っていますし、サブタイトルが「君が君らしく生きるために伝えておきたいこと」となっているように、最終的には「生き方を学ぶ本」という感じがしました。

金融関係の仕組みを知った上で、どう生きるのが自分にとって幸せか考えさせてくれます。多様な生き方が書かれていて、共感できる内容でした。

ネット上にあった事前に読んだ方々の感想の1つに次のようなものがありましたが、本当にそういう気持ちになります。

・親から子へ伝えたいことを見事に示してくれて、何度もうなずきながら読んだ。この一冊があるだけで、親としてとても心強い。(30代 保育士)

池上彰監修『僕らの未来が変わるお金と生き方の教室』が発売! | ㈱Gakken公式ブログより引用)

特に共感した部分

一部、とても共感した子どもたちに伝えたい基本的な考え方が書かれていたのでとりあげておきます。長々と書きますが、ご紹介した本のメインではありませんのでご注意ください。

必死で努力した人ほど陥りやすい悪い思考とは?

最近(?)はじめたTwitterでは、「必死で努力した人ほど陥りやすい悪い思考」に触れることが多く、少しげんなりしていたんですが、この本に次のように書かれていて、すっきりしました。

稼げるようになっても「自分が偉くなった、特別な存在になった」と勘違いしてはいけません。それは必死に努力した人ほど陥りやすい悪い思考です。

たくさんお金があると世間に知れ渡ると、人々から尊敬や憧れのまなざしを集めやすく、「社会的地位」が高くなり、お金持ちは「偉い」と思いがちです。

特に必死で努力してきた人ほど、そう思いがち。

それは例えば学歴であったり、スポーツや芸術関係など他の部門でもそう。以前、こんなツィートをしたことがありますが、

 努力する姿は素敵ですが、それで良い結果が出てもそれで自分は「偉い」「特別な存在なんだ」と勘違いしないで欲しい。一人一人、全員が「特別な存在」であるということを忘れないで欲しいと思います。

努力しない人は価値がない?

本の内容とは少し離れますが、努力しない人は価値がないのでしょうか。

難病で、何もかもお世話してもらわないと生きられなくなった人は偉くない?そんなわけないですよね。家族や友達は、存在してくれているだけで嬉しいのです。

また、アリの社会と人の社会と比較した次の本がきっかけで、

7割のアリは休んでることから「働かない」アリ、努力しないアリにも意義があり、「働かない」人、努力をしていない(ように見える?)人にも意義があると話題になったことも。

でも、それだけではまだ腑に落ちないという方も多いのでは。

生きているだけで価値がある理由

生きているだけで価値があるのは、なぜでしょう。家族や友達が喜ぶから?じゃあ、身寄りのない孤独な人は価値がないの?違いますよね…。

何を言っても堂々巡りになってしまうように思えてしまいますが、『僕らの未来が変わる お金と生き方の教室』には、ストーンと気持ちよく納得のいく、当たり前と言えば当たり前の理由が書かれています。

生きているだけで価値があります。それは誰だって消費をしているからです。

目から鱗ですよね。命が誕生した時から、私たちは消費を続けています。だから、私たちは、生きているだけで社会活動をしていることになり、世の中の役に立っているんです。

そして、お金持ちになって社会的地位を得たとしても、文化的な活動で社会的地位を得たとしても、どれだけ社会に貢献して実績をあげても、この本にかかれている次の言葉を忘れないで欲しい。

私たちは社会の中で生かされていることを忘れてはいけません。

ふんぞり返って、社会の一員である他人を馬鹿にしたり見下したり、切り捨てたりしないで、恵まれた力をあらゆる人にわけて、社会全体を良いものにしていって欲しいです。

(努力を否定しているわけではありません。私は自分の子どもには頑張ることそのものに楽しさを感じられる人になって欲しいと思っています。マラソンのように。)

どの子にも最新の複雑化したお金にまつわる知識を

基礎知識は生活に必要なお金を確保するために必須

お金持ちが「偉い」わけではありませんが、まったくないのは生活に困ります。生活に必要なお金は確保しておきたいものです。

そのことを、チャールズ・チャップリンの言葉を使って「はじめに」の部分に書かれていました。プレスリリースに載っていた「池上彰さんコメント」欄にも似たようなことが書かれていました。

名優チャールズ・チャップリンの言葉に、「人生に必要なのは勇気と想像力と少しのお金」という名文句があります。
人生に多額のお金は必要ない、大事なのは勇気と想像力だと教えてくれているのですが、やはり「少しのお金」は必要なのです。
そのためには、どうすればいいか。この本は、そんな「少しのお金」を確保するために必要な基礎知識を提供します。
若い人に読んでもらいたいと思っていますが、大人にも、「そうだったのか!」と思ってもらえる内容になっています。
お金に振り回されることがないように、お金を使いこなす側になるために、基礎知識を身につけましょう。

(一家に一冊置いておきたい池上彰監修の“お金”の本『僕らの未来が変わるお金と生き方の教室』が発売! わかりやすくて優しさあふれるその内容とは?|株式会社 学研ホールディングスのプレスリリースより引用)

「少しのお金」、つまり「生活に必要なお金」の基準は人によって違うでしょうが、お金に関する知識がないと確保が難しい。

私たち親世代が子どもだったころは、貯金箱が与えられ、たくさん貯金をするのがよいということくらいしか教えられてこなかったですが、今は投資やカード払いが当たり前です。暗号資産などいろんなものが出てきて複雑化しています。それで財産を失う人も。この本は投資の種類やお金に関するトラブルも書いています。

だから、この本を読んで、これからの時代を生きる子どもたち全員に、お金の仕組みを知り、お金に対する考え方を学び、お金に振り回されない人生を送れるようになって欲しいです。

義務教育のうちにこんな教育してくれたらいいのに…。

『なぜ僕らは働くのか』と共に小学校高学年から教えてくれたら、きっと今後の学ぶ姿勢も生き方もかわってくるんじゃないでしょうか。(中高生向きに作られている本のようですが、マンガやイラスト、図が多数あるので小学生も読めると思います)

 

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