- 「うめきた新駅」?大阪駅?
- 改札内の地下連絡通路でつながっている!
- 見どころは最新ハイテクがそろう「うめきた地下口」
- 世界初!フルスクリーンホームドア
- 「うめきた地下口」「西口」改札内を見たいだけなら
- 「うめきた地下口」ってどこ?どう行く?
ずいぶん前から「うめきた新駅」ができると噂を聞いていて、ついに開業した!という話を聞いたので、「大阪駅」を利用する用事ついでに見に行くことにしました。
「うめきた新駅」?大阪駅?
新しい「地下ホーム」ができただけ!大阪駅改札内にある
行くにあたって下調べをしてみると…「うめきた新駅」という名称があちこちにあるのですっかり「大阪駅」の近くに新しい駅ができたと思っていたのですが、そいういった駅は存在しませんでした。ただ、「うめきたエリア」の地下に新しいホームができたというだけでした。大阪駅改札内にあるんです。
でも、それに伴い新しいホーム周辺もいろいろ工事をして最新の設備になっているはず!と期待して、やっぱり行ってみることに。
改札内の地下連絡通路でつながっている!
新しい改札「西口」付近にある!「西口」はどこ?
あちこちのサイトを見てみると、「地下ホーム」は他のホームと離れたところにあるけれど、いったん改札から出ることなく行けることがわかりました。新しくできた「西口」改札内付近にある「地下連絡通路」を通って行くと行けるということだったので、前日に予習しようと駅構内図を見てみました。「そもそも西口ってどこ?」という状態だったので。
<なんだこのややこしいのは~!>と思いませんか。普段、あまり考えずに利用していましたが、こんな構造だったんですね。
確か「桜橋口」を出た先の、高架下の飲食店やショップが集まっている地域が開発のために取り壊されたはず。帝国ホテルなどの有名ホテルのシャトルバスが停まる道路を超えたあたり…と、ちょっとネットで調べてみると、新しい「西口」を作る計画書のようなものが出てきました。
「西口」周辺は最終的にこんな風になるようです。
(大阪駅がさらに西側に広がります 〜新改札口整備、高架下開発、新駅ビル開発など〜:JR西日本より)
この図を見ると「西口」を出たあたりに商業施設や新駅ビルがあるように見えますが、2023年の春時点ではまだないようです。
2019年12月11日に出されたJR西日本のニュースリリースによると、今後、次のように開発されていくことになっているからです。
2023年春 うめきた(大阪)地下駅開業、新改札口暫定供用開始
2024年夏 新改札口供用開始
2024年秋 新駅ビル開業
2027年春まで 順次、高架下商業ゾーン・バスターミナル開業
(大阪駅がさらに西側に広がります 〜新改札口整備、高架下開発、新駅ビル開発など〜:JR西日本より引用)
でも、だいたいの方向は見当がつきました。
改札を出ないでホームから直接行こう!
とりあえず大阪駅のよく利用するホームに到着すると、地下ホームへと繋がる「西口」への案内が看板に!各ホームに次のようにつながっているようです。
※11番のみ、工事中で繋がっていないそうです。(2023年3月時点)
上の図の左側、三ノ宮・西九条方面の方の端に行けば西口の方へ行けます。反対側に行ってしまうとホームの端から端まで歩くことになってしまうので、もし行かれる際はホームの案内板でしっかりご確認ください。
「西口」付近は柱のデザインが素敵!
真新しいエスカレーターを降りていくと、西口付近へ出ます。
新しい改札なので、人が多いかと思っていたらガラガラ!他の改札より断然人が少なかったです。ガラーンとした空間で「新築のにおいがする~」という声も。柱に綺麗な模様や装飾(大阪の橋をイメージしたデザインを採用しているそうです)があったのに、写真を撮り忘れてしまいました。装飾に同化した柱時計も。「あ、写真をとらないと!」と気付いた時は連絡通路を通過した後でした。
「うめきた地下出口」と書いてありますが、もうひとつの新しい改札口「うめきた地下口」改札前の空間へ出ます。下りエスカレーターもいい感じです。
新しいホームの近くにできた新しい改札口は「西口」だけだと思っていましたが、「うめきた地下口」という改札もあり、そちらの方が新しいホームに近いようでした。
「西口」から入るには?「西口」改札外の景色は?
後日、「西口」の外側を通ったので追記します。JR桜橋口(エキマルシェ付近)付近から帝国ホテルなどの有名ホテルのシャトルバスが停まる道路へ向かうと、次のような景色が見えてきます。
この横断歩道を渡ったところにある看板に飲食店の案内板がありますが、これはすべてエキマルシェ大阪の方のお店。
この先の「西口」付近にお店はありません。(2023年春時点)
隣の案内板でだいたいどのあたりかわかるかと思います。
この案内板の左側にある通路を進んでいくと、西口改札内の景色が見えてきます。
入り口にたどり着きました。
入ってすぐ左手にこんなイラストが。
この前で記念撮影をするのが定番のようで、みなさん順に撮影されていました。
まっすぐ進むと突き当りが見えます。
右手に改札と自動券売機があります。
前回来た時に、西口改札内の柱の模様を写真に収めることができなかったので、改札外から撮影してみました。
柱と柱の隙間からチラリという状態ですが、なんとか撮れました!
見どころは最新ハイテクがそろう「うめきた地下口」
新しい改札「うめきた地下口」は人がいっぱい!
「西口」改札入って左手にある連絡通路エスカレーターを降りると、そこは「うめきた地下口」改札内のハイテク空間。ひっそりとしていた新改札「西口」と比べると、びっくりするくらい人がいます。皆さん、よくご存知ですね。休日だったからか、私と同じような見物客が多く、スマホであちこち写真を撮ってまわっている人が大勢いました。関空からきたのかスーツケースを持っている外国人観光客らしき集団も。改札付近には案内係の札をつけた人も(駅員さんではない臨時の人のよう)いて、にぎわっていました。
【顔認証改札】ICOCAがあれば誰でも通れる!
やっぱり一番の目玉は「顔認証」改札。改札の外から見ているだけの見物客もたくさんいました。
ひとつのゲートで入退場両方行えるようになっています。顔認証登録していない人も、ICカード、ICOCAがあれば、タッチして通れるようで、何人かこのゲートを通っていきました。
大勢いるとなかなか通りにくいですが、ゲート前にいた集団が去った隙をみて、私も通ってみました。一瞬すぎて写真に残せませんでしたが、次の写真に写っているゲートの内側の青色の表示の部分に、文字が現れました。
普通のICカード用改札をタッチすると表示されるあれと同じようなものでしょうね。
残高不足などで通れない場合、ふちの青色部分が赤の禁止マークにかわり、音も鳴ります。しかし、他の改札のように扉が出てきて通れないようになることはありません。もしそのままボーっと通過してしまったら、駅員さんが追いかけて止めてくれるんでしょうか。扉に挟まる心配がないのはいいですね。
プロジェクションマッピング
水族館のよう!
改札の正面にあるのはプロジェクションマッピング。一瞬大きな水槽があるのかと思いました。
水族館気分が味わえていいですね。全体は次のようになっています。
天井のオブジェ(?)はなんでしょうね。新しい改札は全体に水のイメージでまとめられていますし、ハスの葉?これは改札の外側にも続いていました。
タッチパネルで操作ができる
プロジェクションマッピングは、「綺麗ね~」というだけじゃないんです。柱にあるタッチパネルで操作ができるんです!
記念撮影用の扉がある画像にもできるし、泡とたわむれることもできます!
光のアートでうっとりするのもいいですし…好みのものにできていいですね!
駅弁自動販売機
全然ハイテクではないんですが、駅弁自販機が気になりました。ひっそりと目立たないところにあったので。
どうやら、ICOCAなどのカード払いのみのようです。パッと見た感じでは、現金を入れるところがないですから。
買ってみたかったのですが、これから用事がある状態だったので断念しました。いろんなものが気軽に買えるキヨスク的な自販機もあるといいですね!
トイレの個室利用状況確認できる案内板
またまたハイテクではないんですが、トイレもちょっと気になりました。こんな表示がトイレの外側についているんです。
駅弁自販機の写真を撮る人はいなかったのですが、こちらは多くの人が写真を撮っていました。このトイレの空き表示、確か京都の大きなカフェとか駅のトイレで見かけたことがある気がしますが…これまで大阪駅にはなかったから、珍しいんだと思います。
AI活躍!AI券売機にAI案内所
<もう、ハイテクな要素はないのか?>と思われたかもしれませんが、そんなことはありません。これからが本番です。改札の内側にAIのインフォメーションがありました。
たまたま英語表記の時に撮影しましたが、日本語でも表示されますからご安心を。音声でも聴き取ってくれるのは楽でいいですね。改札の外の券売機の横にもあります。
券売機もAI!使ってみたくなりますね。うちの子はこれよりも、この右隣の扉がパカッと開いて、駅員さんが上半身を出されたのに驚いていました。それは昔からどこの駅でも見られる光景ですよね。あまり駅を利用しないと、そういうところに遭遇しないのかな。
世界初!フルスクリーンホームドア
全面ホームドアになっているホームはどこ?
ハイテクなのは改札周辺だけではないはず…新しいホームにも噂に聞く「世界初!フルスクリーンホームドア」という天井から床までふさぐホームドアができているはずです。「とりあえず降りてみよう!」とホームに降りてみると普通のホームでガックリ。改めてネットで調べると、新しいホームは2つできていて、たまたま違う方のホームへ出てきたようでした。
関空・和歌山白浜方面の21番ホームのみ!
<どうせなら、全部のホームにつけておいてくれたらいいのに>と心の中でブツブツ文句を言いながらもう一方のほうへ行くと、ありました。現時点(2023年3月)では関空・和歌山白浜方面の21番ホームのみ取付られているようです。
「くろしお」と「はるか」では乗車位置が違うので、ホームドアがつけにくかったけれど、このふすま型のドアならずれて開くことができるとどこかで聞いたことがあったのですが…あれ、パッカーンと全部開いているような。たまたま?
片方が少し開いている状態で、片方は逆側に伸びてくるというか、ふすまが左右に移動して調整されるイメージを持っていたのですが。
このふすまのようなドアが開く瞬間を写真におさめたい人がたくさんいて、まるで芸能人を取り囲むかのようにみんなカメラをむけていました。どう見ても「撮り鉄」ではない人たちもたくさん!
行き先表示と出発時刻が大きなスクリーンに表示されていたので、「これはわかりやすく迷わなくていいね!」と好評でしたが、電車が発車してその時刻がすぎて、しばらくその表示のままで…。ついにこんな表示も。
普通の電光掲示板もたまに「調整中」とでますし、仕方ないですよね。でも、ちょっと不安になり、安全面を確認したくなりました。
よく見ると、次の写真のようにホームのふちギリギリの位置に設置されているわけではないので、万が一、電車とホームドアの間に取り残されても大丈夫そう?
マツコ・デラックスさんくらいの方は幅が厳しいかもしれませんが…。手で開くためのくぼみもあるので、手動でもあけられそうです。
透明度が高いガラスだとガラスがあると気付かずぶつかることもあるそうですが、そういった事故を防ぐためか、次のような木のシールも貼られていました。
きっと、安全対策だけは頑張ってくれているはず!
「うめきた地下口」「西口」改札内を見たいだけなら
20分以内入場料無料!入場券代わりの【通行証】がある!
【通行証】は「うめきた地下口」「西口」間専用
数名で集まって見学をしていたのですが、そのうちの一人がとりあえずICOCAで入ってICOCAで出ようとしら、改札機に止められました。自動的に入場料分がICOCA残高から引かれると思っていたそうで、駅員さんに「入場料はおいくらですか?」と改札の窓口で支払おうとしたら不要と言われ、びっくりしていました。
近くの案内係の人が教えてくれてわかったのですが、もともと20分以内なら無料なんだそうです。だから、ICOCAで入らずに、きちんと券売機で入場切符のようなものを購入して入っていたら、すんなり通れたそう。後からネットで調べたら、券売機でゼロ円で購入できる「通行証」という切符のようなものがあり、その「通行証」には≪20分以内・「うめきた地下口」「西口」間専用≫と書かれているそうです。
「うめきた地下口」と「西口」の券売機なら購入できると思いますので、「ちょっと見に行ってみよう!」という方は利用されてはどうでしょうか。
「うめきた地下口」ってどこ?どう行く?
改札外の地下通路を利用するのがおすすめ
そもそも<「うめきた地下口」って、どこにあるの?>と思いませんか。
位置的に真上は再開発の工事が進められている(今どれくらい工事が進んでいるか把握していません)うめきたエリア内。グーグルマップなどを見るとわかっていただけると思いますが、ちょっと離れた場所にあって地上から行くのは面倒ですよね。
だから、「グランフロント大阪」うめきた広場地下1階から「うめきた地下口」へと続く改札外の地下通路を通って行くのがおすすめです。
次の構内図の右の方にある通路です。
私たちはこの通路を通って「うめきた地下口」から「グランフロント大阪」へ行きました。
「グランフロント大阪」うめきた広場 地下1階に続く地下通路の様子
改札を出て右に進むと、次の写真のような空間になっています。
左手に地上へ続くエスカレーターがありますが、それには乗らずまっすぐ進むと、こんな連絡通路になっています。
ちょっと長いですが、だんだん雰囲気がかわってきて…
新しい改札ができる前からある、ちょっとおしゃれな空間へ。
この先の「グランフロント大阪」うめきた広場の地下1階にはイマドキのいろんなカフェがあります。
ここで、ゆっくりお茶していくのもいいかもしれません~。
(2023/3/26「西口」の周辺を追記しました)
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