今回は久しぶりに中学受験塾のことを。
希学園はどんな塾か?
浜学園から独立した噂の塾を見てみたい!
少し前(コロナの緊急事態宣言前)のことになりますが、希学園の通塾生も受ける 「公開テスト」は小2のみ無料だったので、受けてみました。
希学園は、浜学園より最難関校に特化していると言われている関西で有名な中学受験塾です。(関東にも進出しています)
1992年当時、浜学園内部で公然と専任講師不要論が飛び交うのに反発し、上位コースの有名講師陣を中心に独立し希学園を設立。
(希学園 - Wikipediarより引用)
イメージはハチマキを巻いて勉強会合宿でエイエイオーという世界です。
トップ校を目指していない我が家には不向きですが、「せっかくだから無料のうちに通塾生も受けるテストの内容を見てみたいよね?」と話をして、受けてみました。
親切丁寧できめ細やか
浜学園より親切丁寧な印象をあちこちから受けました。
公開テスト前に送られてくるもの
受験票
まず、受験票が送られてくること。
有名な全国統一小学生テストも受験票が届きますし、当たり前のことかもしれませんが、 浜学園は返信メールのみで会場で受験票を受け取りました。
学園カラーである青のしっかりとした受験票で、氏名や受験番号だけでなく、実施日や会場名、教室番号、集合・開始・終了時刻、遅刻の場合はなど必要な情報はすべて入っていました。
公開テストの過去問題
受験票と一緒に公開テストの過去問題も送られてきました。
事前に電話があり、受験票と一緒に問題を送るからテストを受ける練習をしておいて欲しいというような内容を言われていた(夫が電話をとったので詳しい内容はわかりません)ので、いくつか問題がくるとは予想はしていましたが、びっくり。
しっかりとした過去問と解答・解説です。
裏表紙まである丁寧さ。
解答欄もあります。
問題の文字の大きさは教科書よりも少し小さく、子ども新聞よりちょっと大きいくらいでしょうか。
解答・解説も通常のしっかりとしたもので、他の塾と同様の詳しさでした。
能開センター・日能研・浜学園…これまでいろんな塾の公開テストを受けてきましたが、事前に過去の公開テストが送付されたことはなかったのでびっくりしました。
こんな風に過去のものをそのまま送ってくれると、安心して受けられますね。
公開テストの受け方についての説明文(本人向け・保護者向け)
希学園の「安心して子どもにテストを受けさせることができる」工夫は過去問題送付だけではありません。
次のような文書が同封されていたんです。
書かれていることは次の5つ。
①希学園についたら
②テストが始まる前にすること
③テストが始まってからすること
④国語のテストについて
⑤算数のテストについて
小学校以外のテストは初めてという子も戸惑うことがないように、子供本人向けに事細かく書かれていました。
<例>
●受験票を出して、貼りだしてある教室案内で教室を確認すること。
●座席表を見てその席に座ること。
●受験票・えんぴつ・消しゴムを机の上に用意すること。
●トイレに行くこと。トイレの場所は先生に聞くこと。
小さく保護者向けに書かれている部分もすごいです!
<例>
●テスト10分前には受験票に書かれている教室に子どもを入室させて欲しいこと。
●教室の時計の位置。
●筆記具を忘れた場合は貸し出しがあること。
●受験票を忘れた際は再発行をするので、事務所に申し出ること。
●テスト中は入室禁止で緊急時は事務所まで(当たり前ですが、はっきり書いてある方が好感が持てますよね)
●テストの構成・漢字の書き取りの範囲(小1の配当漢字など)。
●終了のチャイムが鳴るまで最後の1分1秒まで見直しをするように指導すること。
●算数は大問1が100点満点の半分以上を占めること。
●大問の(1)が解けなかったら(2)は飛ばして、次の大問の(1)へ進むこと。
((2)は(1)をもとに解く問題だからだと思います)
●計算用紙に折り目を入れ、区切って使うと見やすくなること。
●どの部分にどの問題の計算をしたかが分かるように計算用紙に問題番号を書くこと。
当日のスタッフも親切
ここまで丁寧に書かれているこということは当日あまり案内がないんだろうと思っていたら、受験票を子どもと一緒に見て、教室から座席まで親切に案内していただけました。
テストの後、保護者も見学できる体験授業があり、保護者にも座席が用意され、授業プリントが配られました。
長くなるので、体験授業のことは別の記事にします。
公開テストの解説授業動画の配信・成績開示は翌々日
最近はウェブ上で早く成績を開示するのが主流なんでしょうか。
マイページ登録をすると翌々日にはネット上で成績が見られるようになっていて、公開テストの解説動画も視聴することができます。
この動画の解説授業も、親しみやすい話し方でありながら、丁寧な口調でした。
希学園を作ったご本人である理事長の解説もあり、テレビを見ている気分でした!
このこともまた別の記事にします。
ウェブ上の成績開示だけでなく、だいたい1週間後(はっきり覚えていません。たぶんそれくらい)にしっかりと郵送で成績表が送られてきます。その封筒に他塾同様、いろんな案内が同封されていますが、あのしっかりとした塾案内冊子ではなく、プリントをホッチキス止めしたものなんです。余計なものに費用を割いていない印象を持ちました。
公開テストの過去問題集を購入することもできる
塾の案内プリント集の中に、次のようなものもありました。
公開テストは入塾テストを兼ねていますし、入塾したいのに入塾基準に満たなかった方にとっては、過去問題をたくさん販売してもらえると嬉しいでしょうね。公開テスト対策ができるから。他の塾でも販売されているんでしょうか。公開テストの過去問題販売はこの塾で初めて見ました。
また、他塾同様、個別指導塾も一緒に運営されているようで、その案内文書もありました。そういえば、まず個別指導塾で指導を受けて入塾テストに合格し、入塾後も授業についていくために、個別指導塾と集団授業塾を併用する方もいるようです。(希学園の方から聞いた話ではありません)
イメージが良くなった
「希学園」と聞くと「勉強合宿」とか「ハチマキ」しか思い浮かばすイメージが悪かったのですが、すっかりイメージが良くなりました。行ってみないとわからないもの。ウワサだけを聞いて、偏見を持つのは良くないですね。
教室で見た掲示物や教材を見て、なるほどなと思ったこともあり…「希学園」について他にも書きたいことがたくさんありますが、ちょっと今は時間に追われているので、このへんで。
またボチボチ書いていきたいと思います!
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