しつけで置き去りにされた男の子が見つかって、とても嬉しかったのですが、
その後のしつけはどうされるんだろう?と気になってしまいました。
世間を騒がせてしまったし、「悪いことをしたから怖い思いをさせ、怖いのが嫌だから悪いことをしなくなる」というしつけはしにくいでしょう。ご両親はもちろん、まわりの方も悩まれると思います。
しつけって、難しい問題です。
もし、何を言っても大人の言うことを聞かないようになってしまったら。
きちんと叱っても、聞く耳を持たなくなったら。
おとなになってしまってからは、違法なことをすると刑事罰が待っています。
子どものうちに、決まりを守る・人に迷惑をかけないなど、身につけて欲しいものです。
問題を抱えている子どもの場合、しっかりと、その子の気持ちに寄り添い、共感することが大事だと聞いたことがあります。
そうすることで、今後、自分はどうしたらいいか、自分で考えらえれるようになると。
ただ、考える土台がないと難しい。よい本をたくさん読み聞かせたり、幼稚園などの集団生活で我慢を覚えたり、考える基礎が作られることが大切で、心も体も健康でいることも大事だなぁとぼんやり考えているところです。
そもそも、なぜ、石を投げたかったんでしょう。
投げると気持ちいいから?人が注目するから?
おとなでも、暴走族のように騒音を出して、気持ちがいいという人もいるし、
なかなか難しい問題です。
池や川に石を投げてみたくなって、投げたことがある人はけっこう多いんじゃないでしょうか。
じゃ、なぜ、道や車には投げなかったのか。
石をあてられた人の気持ちがわかるからです。
人の気持ちを考える。自分がされて嫌なことは人にもしない。
本当に基本的なことだけれど、これ、普通の大人でもできてないことが多い。
わたしもうっかり、人の気持ちを考えないで、思うがままの発言をすることがあります。
想像力の問題もあります。
こんなことをしたら、こうなるとか、こんなことを言ったら、どう思うなど。
男の子は想像力が足りない子が多いから、危険なことをしてけがをしやすいと聞いたことがあります。想像できない部分は、その都度、口がすっぱくなるほど、まわりの人が言ってやらないといけないのかもしれません。
なんだかんだで、結局、これといっていい解決策は見つかりませんでしたが、私と同様、いろんなところでいろんな角度からこの事件をきっかけに考えている方がいて、子どものしつけについて、社会全体で考え直すいい機会が得られたなと感じました。