今回は少し前に読んだ次の記事で共感した部分とそれに関連する過去記事の紹介です。
この記事の最後は次のように締めくくられています。
男親が育児に積極的に参加しない理由はなんだろうか? そう考えてみると、当人の問題でもあり、労働環境の問題でもあり、育児に専念することの難しさでもあり、人々の意識の問題でもあるように思える。
((4ページ目)「次はお母さんと一緒に来て」…新米パパが感じた“育児の世界に歓迎されていない”違和感の正体 | 文春オンラインより引用)
このうち、「育児に専念することの難しさ」「人々の意識の問題」について取り上げていきます。
育児に専念することの難しさ~手を抜いて仕事をするわけにはいかない
労働と育児を両立させる物理的な困難さに直面
仕事をしなければ生活ができず、しかし育児は仕事と両立させることが難しいということが書かれていまいた。
労働と育児を両立させる物理的な困難さ
私はフリーランスの文筆業であり、比較的時間に融通が効く仕事なのでまだマシだが、それでもやはりすべてをやろうとするとタスクが多すぎてあふれてしまう。しかし子供が成長するにつれて必要なお金も増えていくため、労働の手を抜くわけにもいかない。それどころか、子供が産まれたら「これまで以上に仕事を頑張ろう」となるのが自然であろう。
男親も妻や子供のために育児を主体的に行って当然だが、しかし無茶をして潰れてしまっては意味がない。そうなると「仕事をメインにしつつ、育児はちょっと手伝って、イクメンぶっている」という状況に陥りやすく、嫌だとしてもそれが合理的に見えてしまうのだ。
この問題はやはり、労働と育児が両立しえないからこそ起こるのであろう。解決するにはどこからか膨大な金を手に入れるとか、あるいはパートナーにより多くの賃金を稼いでもらい立場や割り振りを変えるとか、もしくは会社や社会の理解を得て男性の育児休暇などの拡充をするなど、要するに“男性が労働から解放されなければならない”わけだ。
((2ページ目)「次はお母さんと一緒に来て」…新米パパが感じた“育児の世界に歓迎されていない”違和感の正体 | 文春オンラインより引用)
「フリーランス」で「労働と育児が両立しえない」という部分で共感しました。
産休・育児休暇がとれない農業や自営業、フリーランスなどの仕事と育児の両立は厳しいです。
絵本の「からすのパン屋さん」だって、子育てを優先してどんどん仕事がずさんになります。
その結果、お客さんが減って一時期生活が厳しくなります。
私も祖父母の協力が得られない状況で、出産した月も(産後2週間は母に手伝いに来てもらいました)自宅で在宅ワーク(産休をとって副業の在宅ワークのみ継続)を継続していたことがあり、育児と仕事の両立というのは厳しすぎると感じたことがありました。
問題なく育つタイプの子だと両立できますが、
身体が丈夫なタイプではなく病気がちだったり、手のかかるタイプの子だと、かなり難しいです。
在宅ワークの副業を継続しながら元の本業の職場に復帰して保育所に入所させましたが、結局、何もかもに行き詰まりました。次の記事に書いています。
人々の意識の問題
お父さんは仕事、お母さんは子育て
人々の意識の問題も書かれていました。
保育園で見学を終えて帰ろうとしたところ、園長先生に「次はお母さんと一緒に来てね」と声をかけられた。
産院の沐浴練習があった際は喜んで参加したのだが、実際はほとんど妻に教えるような雰囲気であった。
役所で出生届を出したときのことも思い出す。出生届を出すとちょっとしたお祝いをもらえたのだが、それを選ぶとき「記念品に関しては、家に一度帰って奥さんと相談してもいい」とうながされた。
(いずれも(3ページ目)「次はお母さんと一緒に来て」…新米パパが感じた“育児の世界に歓迎されていない”違和感の正体 | 文春オンラインより引用)
私も世間の目は「保護者の責任=母親の責任」になっていると感じたことを次の記事に書いています。
子どもに何か問題があった時、責められるのは母親です。
次の記事に書いたように、
保育所から「お父さんはお仕事してもらわないといけないでしょ」と、私も職場での仕事があるのにお母さんが迎えに来てくださいと言われたことがあるし、
「ゼロ歳児からのクラッシクコンサート」会場に特設された「オムツ替えコーナー」は男性立ち入り禁止だったこともあります。(授乳室が一緒になっているわけではありません)
ずいぶんと緩和されてきましたが、世間の目はまだまだ家族が不自由なく暮らせるだけの収入を父親に求めます(不況で無理ですが)し、子育ては母親が責任をもってするものという風潮がありますね。
もちろん、私は父親も母親も等しく、収入・子育て両方の責任があると思っていますよ!個々によって得意不得意はあるし、状況も違うので分担してもいいとは思いますが。
目次もなく今の記事と雰囲気が全然違いますが…よろしければ次の過去記事もどうぞお読みください。
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