病後時保育と病児保育所の違い
病後時保育と病児保育所、ご存知でしょうか。
通常の保育所では預かってもらえない37.5℃以上の熱が出た病気の子どもを預かってくれるのが、病児保育所。
病気からの回復期で、通常の保育所の流れについていく元気がない子どもを預かってくれるのが、病後児保育所です。
どちらも月々払っている通常の保育料金とは別に、それぞれ利用するごとに利用料金がかかります。
両方利用登録して、結局、病後児保育は利用せず、病児保育だけ数回利用しました。
病後時保育を利用しなかった理由
なぜ、病後児保育所を利用しなかったか。
例えば登園禁止の病気になったとします。
熱が下がってから○日は感染する可能性があるから登園禁止。病後児保育所も感染の可能性があるうちは登園できません。
やっと登園できるようになった頃は、熱が下がってから数日たっているのでとっても元気になっています。
病後児保育は食事も食べやすいものにしてくれるらしいですが、食事も通常のものが食べられない状況って、高熱の時だけなので不要です。
病気は治って熱が下がり、元気になって食べやすい食事も不要なのに、利用するには医師の診断書が必要。
先着順だから、確実に利用できるかわからない。
保育所によって違うかもしれませんが、保育時間は短時間でしかも、特別に持っていかないといけない持ちものたくさんありました。
子どもの病気のあとは親の方がふらふらなので、わざわざ病後児保育を利用する手間はかなり苦痛です。
そんなこんなで、利用しませんでした。
病児保育所は普段通っている保育所より、よい保育所だった
一方、病児保育所は、数回しか利用していませんが、とても助かりました。
これも保育所によって違うのかもしれませんが、病気の子どもを預かるところだからか、保育士さんの物腰が柔らかく、とても信頼できる雰囲気でした。
通常の保育所の保育士さんがこんな感じの人たちだったら…と何度思ったことでしょう。
持ち物も出来るだけ少なく済むように工夫されてますし、ベビーカーを置くスペースもないのに、わざわざ室内の奥に入れて預かってくれたりと、保護者の負担を減らす努力をされていて、子どもへの配慮も充分されていて、迎えにいくと、息子はご機嫌で遊んでいました。
うちの子どもの場合、特にその時に流行ってる病気にはかからず、流行ってない珍しい病気にかかるので、一部屋貸しきり状態。
優しい保育士さんがひとり専属でついてる感じでそれはそれは楽しそうでした。
ただ、やはり病気が流行ってる時は一部屋一人より、一部屋に同じ病気の子どもを大人数詰め込む方が大勢の子どもを預かれるため、流行ってる病気の子ども優先となり、なかなか予約がとりにくかったです。
(通常、登園禁止の感染する時期の子どもたちなので、別の病気の子どもとは同室にさせません。)
病児保育所は併設の小児科がすぐ隣にあって、そこで診察してもらって、そのお医者さん情報をもとに保育してもらえるので、安心ですし、様子がおかしくなったらすぐみてもらえる安心感があります。
だから、何の疑問も持たずに、当然のように最初は必死で予約をとって利用していました。
近所のお医者さんがストップかけるまでは。
病児保育所を利用しなくなったのはなぜか
保育所生活1年目、風邪が治る前にまた新しい風邪をもらってしまうを繰り返し、ずっと鼻水が出てる状態で、当時は珍しい滲出性中耳炎になっていました。(いくつか小児科巡りをしましたが見落とされていて、たまたま休日診療所のお医者さんが発見してくれました)
「この状態で病児保育所を利用する書類を書いて欲しい?そんなとこ預けてるから、この子はいつまでも治らんのや。中耳炎にまでなってるんやで。病気で弱ってるところに、さらに病気の子どもがあつまるところへ連れて行ったら、また新しい病気もらうで。今度はもっと大変な病気もらうかもしれん。とりかえしのつかないことになったらどうするんや。他に預かってくれる人はおらんのか。おじいちゃんおばあちゃんはどうした?遠い?とにかく、この書類は書けん!」
そう言われて、他のお医者さんで書いてもらうこともできるけれど、確かに、子どもに無理させてるな…と思いました。
でも、仕事は休めない。
私の母も仕事をしていましたが、この時は幸い有給休暇が余っていて、職場もたまたま休みやすい状態だったので、緊急に泊まりがけで来てもらい、なんとか過ごしました。
遠方なので時間もギリギリでハチャメチャでしたが。
夫も最初の頃は出来るだけ仕事の都合をつけて、がんばれくれてましたが、結局はパパが「今日は無理」となると、ママも無理でもママが休むしかなくなります。
しばらく病気してないから、もう大丈夫だろうと油断して、大事な仕事の予定を入れると、きまってお熱のお迎え要請電話がかかってきて、しばらく登園禁止の病気になってしまいます。
この時は、本当に心も身体も疲れてしまって、自分の健康の心配もしてました。このまま無理を続ければ、いつか大病しそうって。退職したとたん、という方いますよね。あのパターンになりそうだと。
結局、苦労のかいあって?(鼻水出てるからくらいで休んだりしていませんが)滲出性中耳炎は完治しましたが、中耳炎とあのお医者さんの言葉がなければ、ずっと病児保育所を利用していたと思います。
近所の小児科医さんは否定的でしたが、病児を預かるからから、本当に安心できる保育所だったので。
いつも通わせていた普通の認可保育所は信頼できず不安が多かったです。
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申し込む前、この保育所に事前見学もしたのですが、お昼寝の時間帯を指定され寝ている子らを静かに見学するよう言われ、日常がよく把握できませんでした。しかし、当時は保育所不足で…無認可保育園にもいくつか見学に行きましたが、きちんとした保育園だと人気があり、入所待ちの人数を聞くといつ入園できるのか?という状況だったので、認可保育所だったらある程度は大丈夫だということで通わせることにしたんです。(保育所探しは妊娠中に開始しました)
自分たちだけで頑張れるという考えは危険
子どもはいつ病気になるかわかりません。自分たちだけで頑張るという考えは危険です。
協力していただけそうなら、祖父母などの親族に事前に相談しておく方がいいと思います。
また、病児保育所だけでなく、ファミリーサポート制度・ベビーシッター(私の地域は病児の預かりはしませんし、他の地域も病児の預かりがあるかどうかわかりませんが)など、様々な方法を事前に検討しておくと、いざという時に役立ちます。
どれも利用したいと思ったその日にすぐに利用できないものなので、早めに調べて問い合わせ、登録なり相談なりしておいた方がいいと思います。
※ファミリーサポート制度は、私の地域では仲介人がいて、事前に預かる登録をしている近所の人と面会をしてペアの相手を決めます。しかし、預かる側として登録さていてペア面会に来られた方がどうも不安な親子だった(預かるだけでほったらかしにし、その方のお子さんに叩かれたり何かされても、自分で転んだとか言われそう)ので、別の人を紹介して欲しいとお願いしたら、紹介できるのは近所の人だけで、紹介できる人が他にはいないとのことだったので、私は利用できませんでした。
※追記・編集しました。