心にズシンときた
心に響くCMがありました。CM東京ガス「家族の絆」編
私は今、母親の立場にいるので、余計、思うところが多いのかもしれません。
↓一度ここから見てみてください。
1.次男の帰省
2.長男の結婚
3.お弁当メール
4.お母さん観察
5.おばあちゃん
6.就職活動
7.すみませんが口癖の夫
8.いつも疲れているお父さん
9.サンタさんへの手紙
10.最後の試合
10話のタイトルは私が適当につけたものです。
たぶん、ずいぶん前に流れていて、私も見ていたのかもしれませんが、今まで特に気に留めることなくすぎていました。
ですが、こんなCMを日本語学習で使っているという話を聞いて、改めて見てみると…
心にズシンときた。
どれも、うーんと唸るものですが、私は特にこの5つが後にひきました。
1.次男の帰省 4.お母さん観察 5.おばあちゃん 6.就職活動 7.すみませんが口癖の夫
非難が集中したCM
6.就職活動
これは非難が集中して削除されたとか。
就職活動中の親子の心をえぐりすぎるらしい。
CMの学生のように、そこまで素直ではなかったけれど、就職活動に苦戦した経験があり、痛いほど気持ちがわかりました。でも、こんなCM流すなんてなんてという気持ちにはならず、懐かしいという感覚。親の立場や気持ちをあの時(就職活動に苦戦していた時)は考えていなかったけれど、本人よりももっとつらいんだろうなぁというのは察することができました。
今は幼児だから、あれこれ口出ししたり、手助けすることができる。
でも、あれくらいの年になったら。自分の子どもがつらい思いをしているのに、見守るしかできないなんて。
日本人の家族観
他のCM 1.次男の帰省 4.お母さん観察 5.おばあちゃん 7.すみませんが口癖の夫 は、痛いところをつかれたというか…。
日本人の価値観がここに出ていて少しつらかった。
1.次男の帰省
私は将来、息子が自立して時々帰ってきて、あんな風にいつもきちんと迎え入れられるだろうか。あと何回お母さんの手料理が食べられるんだろうなんて…自分の息子もあんな風に思ってくれるんだろうか。
4.お母さん観察
「母とは」…から始まるこのCMの母親は息子の服を勝手に着て「どう?」なんて嬉しそうに言います。他にもおもしろいところたくさん。「えー、なにやってるのお母さん」みたいな感じで、周りの人をリラックスさせるあったかいお母さん。息子のことに関して感がするどく、「彼女できたでしょ?」「これ食べたいと思っていたんだよー」「でしょ?」と、いろいろわかっていたりします。息子が申し訳ないと思うくらい、息子からのプレゼントをすごく喜んだりもします。
母親が家族の誰よりも朝一番早く起きて、一番遅く寝る
これも、しっかり息子は観察しています。
そして、いつの間にか年をとっている。
あんな風に家族を和ませ、明るい気持ちにさせ、家族のことが何でもわかるあったかい母親になれているだろうか。
5.おばあちゃん
あんな風にいつも優しく接することができるだろうか。叱らなくとも、あんな風に深く反省する子供に育てられるだろうか。
7.すみませんが口癖の夫
「すみません」が口癖になるくらい、心が疲れている夫を優しく迎え入れる妻。あれが理想的なんだろうなぁと思いつつ、帰りが遅いと先に子どもと寝てしまっています。「4.お母さん観察」で出てきた母親のように、いつも家族の誰よりも一番最後に寝るということはできません。体力がもたない!
理想を目指して
このCMの女性たちは、ずいぶん、愛する家族のために頑張っている。「お母さんだって一人の人間なんだ!」と割り切ることもできるけれど、息子を前に、それもできない。
( 感情に流されず、割り切ることができたら、楽なのになぁ。)
今の私は母親らしくないし、家族を支える力も足りない。
でも、いつか「きれいママ」とはほど遠いけれど、あったかい。<4.お母さん観察>の母親のようになりたいです。
いつか、あんな風に「世界でいちばん料理がうまい」と息子に言ってもらえる日がきますように。
☆先日、「ママのカレー最高!」とは言ってもらえました…和食の時に言って欲しかったなぁ。