上映期間はいつまで?慌ててドラえもん映画デビュー
しまじろう映画は忘れたらしい
息子はドラえもん好き。ですが、これまでドラえもんの映画は少し怖いシーンもあるし、長いの途中で飽きて騒ぐかと思って連れて行っていませんでした。
息子の映画経験は、しまじろうの映画くらいです。
それも本人はすっかり忘れているそうで…連れて行きがいのない話です。
ギリギリになると家族のスケジュール調整が難しい
しかし、家で過去のドラえもんの映画を見ている間、ずっと中断することなく見ることができるようになりましたし、怖がりなのには変わりありませんが、多少怖いシーンも平気になったので、
息子は夫と「○○を頑張ったら、そのご褒美にドラえもんの映画を見に行く」約束をして、先日、やっとドラえもんの映画を見ることができる!という状況になりました。
母親の私としても、「やっとか…」という気分。
せっかくだからスケジュールにゆとりを持って見に行きたいと思いましたが、9月に入ってしまいましたし、今回は上映期間がいつまでかわからない!
調べてみると、映画館や公式サイトには何も書いていませんでしたが、
次の記事に予想として「9月25日(木)終了となる可能性が高い」と書いていました。
nami-amocinema.com10月まで公開していることはなさそうなので、見に行きたい方はお早めに!
お互いのスケジュールが合わず、私たちは急きょ子どものオンラインレッスンのスケジュールを変更してもらって(変更理由書けませんでした…すみません)、バタバタと行ってきました。
個人のオンラインレッスンは、先生のスケジュールに空きがあれば対応していただけるので、とても助かります。
映画「ドラえもん のび太の新恐竜」感想
子育ての映画~赤ちゃんから巣立ちまで
前置きが長くなりましたが本題です!
公開日から随分とたっているのでご存知の方も多いかと思いますが、
すご~く簡単に言うと、
「のび太が卵から孵化したばかりの恐竜を育て、恐竜の世界へ帰してあげる」話です。
つまり、のび太が子育てを経験するんです。
これが親には泣ける話で…(涙もろい人のみ)
【 手がかかる子】と【手がかからない子】の比較
のび太が卵からかえした恐竜は双子の赤ちゃん。男の子の「キュー」は手がかかる子、女の子「ミュー」は、ほっといても育つ子の典型です。
★★★★★
手がかからなない「ミュー」
⇒すぐに卵からでてきて、何でもよく食べ、野菜も肉系も魚系も「キュー」の分まで食べる。教えていないのに、自然に、自分でエサをとることも、空を飛ぶこともできるようになる。活発で明るい。
手のかかる「キュー」
⇒卵の中からなかなか出て来ず、生まれてすぐの頃は、なかなか食べず、やっと魚を食べるが、その晩、病気になって食べたものを吐く。自分でエサをとらず、もらえるからいいと開き直る。練習しても飛べないから、練習するのもイヤになる。のんびりで眠そう。消極的。
★★★★★
うちの子は性格は「ミュー」のように明るく活発で積極的ですが、赤ちゃんから幼児期は特に「キュー」のように手がかかる子だったので、のび太君が親のように育て方がわかならいと悩み「恐竜は何を食べるのか?」と恐竜の先生に聞きに行くシーンが印象的でした。
これから子育てをする人や「ほっといても育つ・手をかけすぎない派」に見て欲しい
この映画の「キュー」とのび太君の子育てを、これから子育てする人や「子はほっといても育つ・手をかけすぎない派」にも見て欲しいです!
私は出産前、「子どもはほっといても育つ。子どもの教育は教育のプロに任せるのが一番。うちは育休とらずに産後3ヵ月で職場復帰して、あとは保育園・学校に任せたけれど、小さいうちから集団生活をしてるからかトラブルをおこしたことがない。今は一流大学を出て大手銀行に就職した」という話を聞いたり、身近な友だちも「育児書通り」育てられる赤ちゃんを育てていたので、子育てはそういうものだと思っていたのですが、彼女たちのお子さんは手のかからない「ミュー」タイプ。
世の中の「ほっといてもちゃんと育つ」「手をかけすぎるからダメなんだ」という方は、恐らく彼女たちのように手のかからない「ミュー」タイプを育てられ、自分の育児経験からそう発言されるんだろうなぁと理解できますが、世の中、「ミュー」タイプばかりではありません。
「キュー」タイプもたくさんいます。
私は特に子どもの保育園時代にこの子は「人の何倍も時間をかけ手をかけないと、順調に育たない」タイプだと気付き、「子育て中心の生活を楽しもう」と考えをシフトさせました。
しかし、いまだに「子どもはほっといても育つよ?子ども中心すぎないか?人生それでいいのか?」とよく心配されます。独身の同性に特に。「○○ちゃんは…」と「ミュー」タイプの子育てをしている人を例に出して諭されます。
例えば、のび太君の映画を例にとってみれば、のび太君は小学生として公園で遊ぶ時間などを犠牲にして、恐竜の赤ちゃんのお世話をしています。
でも、のび太君は満足で楽しそうですよね?その後、すぐに恐竜たちは成長して、恐竜の世界へかえすことになり、またのび太君は元の生活に戻るのです。
私の子育ても今だけです。
実際には、どうなるかわかりませんが、一般的に小学校高学年になると親から離れ出す時。うちの子は小2なので、本当にあともう少しです。疲れた時は早く手が離れないかなぁと思う時もありますが、低学年のうちに親として子どもに伝えられることは伝えておきたいと思っています。
もちろん、手のかからない「ミュー」タイプに、必要以上に手をかけるのは時間も費用も無駄ですし、「ミュー」タイプの親子に「ほったらかし・手抜きだ」なんて非難するつもりはありません。
でも、「キュー」タイプ親子がいることも、怠けてできないわけでもないことを、わかっておいて欲しいです。
映画の中では、「キュー」の存在が進化の過程で重要で、「キュー」の飛ぼうとする努力が、恐竜から鳥へ進化することになったとしています。
のび太くんや「キュー」のように手のかかる落ちこぼれも、世の中にはとても大切な存在。そんな風に感じさせてくれます。
巣立ちの時期に猛特訓~追い詰められ、喧嘩!
「キュー」が空を飛べないことで、恐竜の仲間に入れてもらえないことがわかり、このままでは恐竜社会で生きていけないと、のび太君が「キュー」に必死で特訓をするシーンがあります。「キュー」は必至で身体をボロボロにしながら頑張りますが、上手くいかず、それでももっと頑張れとのび太君は「キュー」を追い詰めて、「キュー」がのび太君の手を引っ掻き、傷つけてしまい、ケンカ別れしてしまいます。
親だって何とか自立させなきゃと焦って必死で頑張っちゃいますし、子どもだって急に追い詰められるとそうなりますよね。
私も、これまで幼稚園に入るまでに《オムツをとらなくちゃ・お昼寝習慣なくさなきゃ》という雰囲気にのまれそうになったことがあります。
必死にトレーニングしちゃう親子も多いようですが、私は自然に取れるのを待つことにし「オムツ入園OK、眠くなるのは仕方ない」と言ってくれる幼稚園(通園可能な範囲ののびのび系幼稚園は「オムツは入園までに取れているのが前提」だったので、お勉強系幼稚園に入れました)を探し入園させたので、問題なかったのですが、
次の第2関門、小学校入学の時期に困らないようにと、幼稚園時代にいろいろ取り組んできました。
穏やかに入学式を迎え、幸い、問題なく小学校生活が送れていますが、また中学入学など次のステップへ進む時に、準備が整っていないと焦るんでしょうね。
ケンカをしたあとも一人で空を飛ぶ練習を続ける「キュー」のところへ行き、のび太君は苦手な「逆上がり」の練習をはじめ、一緒に頑張り続けるのですが、なんとなくその姿が子どもが自立を迎える一歩手前の思春期の寄り添い方のように思えました。
映画館での様子
映画でもらえる冊子
入場開始時間少し前に入り口に行くとまだ準備中の札が出ていたのですが、全身ドラえもんの息子(服の上下、マスク)を見ると、札を変えて入場作業をはじめてくれました。
入場1人目だったので、うっかり係員さんが冊子を配り忘れそうになりましたが、別の係員さんが気付いて渡してくれました。
ドラえもんの冊子が大人もひとり一冊もらえます。入り口でしかもらえないので、しっかりもらってください!
冊子は赤青黄の三色あり、選べません。3人で行ったのに黄色と青しか手に入りませんでした。(黄色は子どもがどこかへもって行ったままで見つかりません)
この冊子にはマンガが少し載っています。
最後にこんな昔のドラえもん漫画の表紙も載っていました。
この丸い首が埋もれているのはなんでしょう。
昔のドラえもんはドラえもんじゃないですね。(昔のドラえもんファンの方、すみません。)
今のドラちゃんじゃなかったら、ドラちゃんファンにならなかったかも。
最初の他の映画のコマーシャルはいらない!
映画がはじまる前の宣伝ありますよね。基本的に子ども向けの映画の宣伝ばかりでしたが、「鬼滅の刃」が出てきた時、焦りました。噂で残虐なシーンがあると聞いていたので。大丈夫でしたが、広告もちょっと気をつけて選んで欲しいです。というか、映画宣伝いりません。
最後の最後で抜け出すことに
笑ったり、身体をねじりつつもおおむね大人しく映画を見ていたのですが、最後の最後、双子の恐竜たちとのび太君が別れるシーンで、子どもの手が伸びてきました。
「ママ、トイレ行きたい」
席をひとつ空けて子どもが真ん中の状態で映画を見ていたので、左右どちらに声をかえてもいいんですが、パパではなくママがが選ばれました。
男の子だからトイレに一緒に行けるのはパパだし、いつも「ママよりパパが好き」と言っているのに、何で?最後が見れなくなる!
でも、イザという時はママを頼りにしてくれるとわかってご機嫌に。
パパが「どうした?」という視線を送るので、さっと伝えて外に出ると、なぜかパパまで出てきました。
結局、3人とも外に出てしまい、戻ってみると終わりの歌。
最後のシーンはあれだったのか?それとも大どんでん返しがまだあったのか?
誰か残っていたらわかったのに…。
映画グッズとしてぬいぐるみを欲しがる
映画館に行く当日の朝、子どもが「ドラえもんのぬいぐるみが欲しい」と言い出し、
映画館のドラえもんの映画グッズのコーナーに、小さなキーホルダーくらいのドラえもんのぬいぐるみがあったので、買ってあげようかと言うと、
「前に見たもっと大きなドラえもんのぬいぐるみが欲しい。小さすぎる」
デパートのイベントで特設会場にあったぬいぐるみのことだと思うのですが、もうデパート内のショップはなくなっているし、
「未来デパート」で買ってあげることもできますが、
映画の記念品っぽくなくなるし、他に特に欲しいものはないそうなので、この日はやめておきました。
大きな【ドラえもんぬいぐるみ】は、簡単に手に入るのもどうかと思いますし、また何か頑張ったらご褒美になるか、お誕生日のプレゼントになりそうです。
ドラえもんの映画を見たくても見られない子だってたくさんいるんです。厳しすぎるくらいでちょうどいいですよね☆
子どもより親が感動
映画の後の食事の時間に子どもに感想を尋ねると
「面白かった。」「行けて良かった。」
語彙が乏しいかと思われます…。
親はすでに書いたようにいろいろ感じてグッときていたのですが、子どもにとってはフーンだったのでしょうか。それとも、言葉に表す能力足りないだけなのかな。
よくわかりませんが、親の方が感動した映画でした。いつもよりアッサリしてる気もしましたが。
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