小学校の入学式でした。
子どもの入学式の桜。次に見ることができるは6年後、遠い先です。
知人が少ない小学校に入学したこともあって、来賓の紹介あたりまでは親の方がカチカチでした。
でも、新2年生が入ってきて、力強い歌声。講堂に響き渡る語り。
幼稚園の発表会とはまるで違うしっかりとした歌と語りに、急に安心感が広がり、涙腺が緩みそうになりました。
保育所・幼稚園の卒園式も入園式も、どちらもまったくそんなことなかったのに。
卒園式では泣くお母さんが多かったでのですが、私は「やっと、卒園出来た!」という感覚で、そんな気持ちにはならなかったんです。
1年後には、自分の子もあそこに立ってあんな風になってくれるんだと思うと、今までの気持ちがあふれ出そうでした。
子育てで目標にしていたのは、<小学校入学時に困らないように>でした。
最終的には完全に自立して巣立ってくれることが目標ですが、一区切りついて、肩の荷が下りたんだと思います。
小学校は「まずは楽しく学校に来てくれることが一番」という方針。
給食は、好き嫌いの多い子も食の細い子もいるでしょうから、最初はゆっくりと少しずつ励ましながら指導していくというお話と、最初の1週間は学校生活の勉強で、教科の勉強は2週目から、4月は学校になれることが目標と書かれたプリント。
穏やかな先生方。
保育所の入所時は、これまでの常識が通用しない、よくわからない世界に理解に苦しみ、幼稚園の入園時は先生方が求めるものが厳しすぎて、気持ちがふさがりましたが、
やっと雪解けの春が来ました。