知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

メトロノームをあまり使わない方がいい理由~幼少期の基礎練習の時期はしっかりと

今回は久しぶりに子どものピアノレッスンの話です。

作曲者が書いた速度標語と曲のイメージを大切に

ピアノの先生の速すぎるとの指摘から

もともと、息子はピアノの先生から演奏スピードが速すぎると言われることが多かったのですが、先日、

「早すぎてせわしない感じがする、なんでそのスピードで弾いたの?」

と聞かれました。

うちの子は自宅でオンラインレッスンを受けていて、母親である私も常に同席しているので、レッスン内容がわかります。(録画して親子で復習もしています)

shimausj.hatenablog.com

 理由としては、

①電子ピアノの内蔵曲やピティナの先生が弾いているお手本動画がその早さだったから。

②楽譜に書かれている速さの数字(メトロノーム記号)がそのスピードだったから。

なんですが、うちの子は黙ったままで言えません。(電話やオンラインでの会話が苦手なタイプです)

子どもの代りに、②の方の楽譜に書かれたメトロノーム記号の話を私が先生に話してみました。

目安となるテンポの数値は教本によって違う

 息子の楽譜に書かれている速さの数字を伝えたら、先生の楽譜の数字とは違うそうで、

作者は速度標語を書いただけで、テンポの数値(メトロノーム記号)はその本を出した人がつけたもの。楽譜によって違っていて、解釈の幅があるとのことでした。

 だから、なぜ作者はその速度標語を書いたのか、曲のイメージから考えて弾こうとご指導いただきました。

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楽譜に書かれている速さは目安ととらえる

楽譜に書かれている速度標語そのものも、目安とととらえて弾くと良いそうです。

<速度標語の例>

Andante アンダンテ …歩くような速さで。
Andantino アンダンティーノ …Andante(アンダンテ)よりやや速く。
Moderato モデラート …中くらいの速さで。

速度標語の解説から考えると、

例えば、Andantino(アンダンティーノ)とかれていた場合、歩くような速さより少し速く、Moderato(モデラート)よりも遅い速さでということになりますが、そもそも「歩く速さ」の感覚が人によって違います。だから人によって解釈する速さが違ってきます。

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ゆったりとしたイメージの曲だと、歩くスピードもゆっくり。だからもっとゆっくり…先生が持っていらっしゃる楽譜の遅い方の数値よりも、もっとゆっくり弾いて欲しいということでした。

あまり極端だと譜読み間違いと思われる危険も

かといって、あまりにも目安だから…と自分の解釈で弾こうとしすぎると、ビシッとご指摘が飛んで来ます。

楽譜内のだんだん遅く ritardando(リタルダンド)の部分に対して「あまり遅くしすぎると譜読み間違いと思われるよ」とのご指摘が。

私もちょっと遅すぎるなぁと思っていたんですが、子どもが気持ちよく弾いていたんでそのまま放置していた部分でした。やっぱりなぁと思いましたが、どの程度か難しいですね。

メトロノーム記号と速度標語の関係

もともと音楽の知識がまったくないので、レッスン後にメトロノーム記号について少し調べてみました。

オランダのウィンケルが発明したとされるメトロノーム。それまでは、Andante(アンダンテ=歩くような速さで)といった「速度標語」で表していた曲のテンポが、絶対的な数値で表せるようになりました。ところが、ブラームスやベートーベンといった巨匠たちの中には、この「絶対的な数値化」に、少なからず抵抗を持った作曲家もいたようです。ブラームスは自作には決してメトロノーム記号をつけなかったといわれています。はっきりと正確なテンポを表す時には便利な記号なのですが・・・。

やってみよう・メトロノーム記号の読み方|メトロノーム/チューナー|セイコーインスツル株式会社より引用)

きっと音楽は「絶対的な数値」ではなく、多少揺れのあるイメージや雰囲気が大事なんでしょうね。

だいたい次のような数値の幅があるそうです。

主な速度標語と目安となるテンポ
Largo(ラルゴ) 幅広く 音符=40~50
Lento(レント) ゆるやかに 音符=50~56
Adagio(アダージョ) ゆっくりと 音符=56~63
Andante(アンダンテ) 歩くような速さで 音符=63~76
Moderato(モデラート) 控えめなスピードで 音符=76~96
Allegretto(アレグレット) やや快速に 音符=96~120
Allegro(アレグロ) 快速に 音符=120~152
Vivace(ヴィヴァーチェ) 活発に 音符=152~176
Presto(プレスト) 急いだスピードで 音符=176~192
Prestissimo(プレスティッシモ) 極めて速く 音符=192~208
目安となるテンポの数値は、楽典によって異なります。

やってみよう・メトロノーム記号の読み方|メトロノーム/チューナー|セイコーインスツル株式会社より引用)

この速度標語からただ速さを読み取るだけでなく、どう弾いて欲しいのかも読み取ることを、先生からだけでなく、ある本からも学びました。

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最近、先生のおっしゃっていることを理解するためにもう少し知識が欲しくて、楽典関係の本を少し読んでいます。サラッと短時間、断片的に話を聞くだけではどうも厳しいと自覚できたからです。

どなただったかはっきり覚えていませんが、ピアノの先生のブログ記事で拝見した本です。また別の記事にして紹介したいと思います。

メトロノームはあまり使わないで欲しい

機械のようなリズムで演奏しないために

メトロノーム記号の話ついでに、先生から次のような話も聞きました。

「メトロノームはできれば使って欲しくない。メトロノームは基礎練習の時期だけにして、ある程度できるようになったら使わない方がいいんです。なぜかと言うと、音楽的ではないから。機械のようなリズムで演奏して欲しくない。」

「使って欲しくない」「使わないほうがいい」という言葉に私はびっくり。

息子は小さい頃からリズムが上手くとれない子(私も)だったので、「もっと使った方がいい」と言われると思っていたからです。

過去にリズム感が悪いことに気付いて、メトロノームを購入して自宅練習していた記事も書いています。 

shimausj.hatenablog.com

 一時期、メトロノームから遠ざかっていましたが、実は、なぜか最近、息子は電子ピアノに内蔵されているメトロノーム音を気に入って、私は上の記事のレトロなメトロノームを気に入っていて、「電子音よりこっちの方がいいわよ」とカッチカッチさせてばかりでした。

きっと、しっかり機械的に聴こえていたんでしょうね。

海外ではあまりメトロノームを好まない

続けて先生は「日本や生徒さんたちはメトロノームが好きだけれど、海外ではあまり使わないんですよ」とおっしゃっていて、なんだか納得できました。

20年程前にしっかりピアノを習っていた人から「常にメトロノームを使って練習するのが当り前」と聞いていたんです。習っていた当時、「先生から必ず毎回メトロノームを使ってリズムを合わせて練習するように指導されていた」そうなんです。

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先生によって違うでしょうが、特に昔の日本はそういう先生が多かった気がします。

初期で辞めてほとんど覚えていませんが、私も一応ピアノを少し習った時期があり、そういう指導を受けていたから、何となく私も「リズムが…」「メトロノームにあわせないと…」という気分になっていたんだと思います。

 幼少期にしっかり訓練をして身につけておくこと

また、先生から「逆に言えば、幼少期にしっかり訓練をして身につけておくことが大事。でも、○〇くんは、ちゃんと拍感があるから大丈夫。」とも聞きました。

一応、幼少期にて自宅でリズム練習を頑張ったかいがあったのかもしれません。

「基本的にメトロノームを使うは基礎練習の時だけ」だとおっしゃっていました。

もうその時期が過ぎているから使う必要はないそうです。

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大人になったらメトロノームをどんな風に利用する?

「え~もう使えないの?」と思っていたら、気持ちが伝わったのか、先生は

「使うとしたら、演奏前にメトロノームを使って確認するくらいです。出来るだけ演奏中は使わない方がいい」。

私たち親子は習っている先生のおっしゃることに従いますが、

この記事を書くにあたり、他の人はメトロノームに対してどんな考えを持っているんだろうと少し調べてみると、次のサイトに出会いました。

www.chopin.co.jp

Q33. メトロノームを使った練習は必要ですか?しすぎるとよくないと聞いたことがあります。

(中略)

自分でまず「このくらいが本来のテンポであろう」というところで弾けるまで練習してみて、それがメトロノームに合っているかどうかという練習をするのが効果的だと思う。初めからメトロノームを使ってしまっては、自分の体で正しいテンポ感を維持する訓練にはならない。

(中略)

「しすぎるとよくない 」というのは、これは漫然と使った場合であって、メトロノームは本来自分が正しいテンポ感で弾けているかどうかという確認のためなので、確認以上にメトロノームを使う必要性はもともとないはずだし、機械的な演奏を目指す必要などない。もっとも、リズム練習にしてもメトロノーム練習にしても、僕は子どもの頃からイヤで、あまりやったことがないので、今から考えると「もっと効果的にやっていれば、今苦労しないですむのにな」と思うこともあるが、当時はあれはあれで好き勝手に弾いていて楽しかったので、よかったのだろう。徹底的な訓練に偏ればピアノを嫌いになる可能性もあるし、逆にある程度の訓練を我慢しなければ技術的に上達しない

(横山幸雄ピアノQ&A136 から Q33 メトロノームの正しい使い方|横山幸雄ピアノQ&A136上│株式会社ハンナより引用)

書かれている「徹底的な訓練に偏ればピアノを嫌いになる可能性もあるし、逆にある程度の訓練を我慢しなければ技術的に上達しないわけで、その辺のバランスが難しいところだ。」というのは、ピアノに限らず音楽の習い事をしているお子さんをお持ちの方なら、うなずかれる方も多いのではないでしょうか。

※横山幸雄さんは、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんの担当教官としても知られている有名なピアニストだそうです。

www.hitachi-solutions.co.jp

大人はあくまで、補助的にメトロノームを使いましょうということですね。

表現世界の入り口に

先生方のお手本動画や電子ピアノの内蔵曲の真似では通用しない

最近、お手本動画や電子ピアノの内蔵曲の真似っこをしても息子の先生には通用しません。

演奏速度の理由としてこの記事の最初の方に

「①電子ピアノの内蔵曲やピティナの先生が弾いているお手本動画がその早さだったから。」

と挙げたように、よく内蔵曲やピアノの先生方がひかれているお手本動画を真似していたのですが、ビシバシ指摘が飛んで来ます。 

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なんでその速度で演奏したのか聞かれた時、動画の中で演奏されていた先生に聞きに行きたい気分になりました~。

きっと息子が習っている先生も、きちんと説明できればその速度でOKとおっしゃったのかもしれないですよね。

新鮮で面白い世界~多少、違いがわかるように

最近、親である私が電子ピアノの内蔵曲の演奏は物足りないということがわかるようになってきました。

また、「ピアノの先生」がYouTubeにアップされているお手本動画がいくつかあるのですが、先生によってやっぱり全然解釈・弾き方が違っていて、

いろんな先生の動画を聴いているうちに、以前は好んで聞いていた先生の演奏動画が好みでなくなり、別の先生の動画を好むようになったりしています。

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多少、違いがわかるようになり、子どものピアノの習い事は、親も一緒に音楽の知識と耳をグレードアップさせてくれた気がします。

調べたりするのは大変ですけど、私のように音楽と無縁の人生を歩んできた人にとっては新鮮で面白い世界だと感じ、日々楽しんでいます。

子育ての楽しさはこういうところにもありますね。


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