知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

本サイトはアフィリエイト広告が含まれています

甲陽学院中学校 校舎見学会(体験授業・学校説明会)~人気の秘密は

知名度は低いですが、兵庫県では有名な灘校に次ぐ人気の男子校。その人気の秘密は何なのか、どんな学校なのか興味があり、夏の校舎見学会に参加しました。

通学路は安全か?

最寄り駅は3つ

最寄り駅は3つあります。JR神戸線「さくら夙川」駅からだと徒歩17分、阪急神戸線「夙川」駅からだと徒歩20分、阪神本線「香櫨園」駅だと徒歩10分。

私たちは学校から一番近い「香櫨園」駅を利用することにしました。ステンドグラスのような窓もあり、なかなか雰囲気のいい駅でした。

美しい景色が広がる夙川沿いの道

夏だったのでものすごく暑く、行きは迷わず行くことに必死で余裕がなかったのですが、帰りは少しゆとりが出て、写真を撮ることが出来ました。

だいたい夙川沿いを歩けば迷わずたどり着きます。

子どもは川の途中にある石の橋が気に入って渡って遊んでいました。

川沿いの道は「夙川オアシスロード」と言われ、整備されていてとても景色が良く気持ちがいい道です。歩きやすいですし、安全度も高い気がします。

川沿いの道からちょっと住宅街を抜けると学校が見えてきます。

この道路を挟んで東校舎・西校舎に分かれていて、道路の上の方にある渡り廊下でつながっているようです。一瞬、どこが入り口?と思いましたが、前を歩いている人について行ったらすぐにわかりました。

校舎見学へ

太陽光が降り注ぐ玄関

入口の門の前で写真撮影をしている人たちがいたので、私たちもパシャリ。

玄関で上履きに履き替え、受付でパンフレットをいただきました。

このパンフレットの表紙が玄関前の空間になっていて、太陽光がサンサンと降り注ぐ明るい入口。爽やかな空間なのですが、教室内ではないのでクーラーがまったくきいていなくて、必死で歩いてきたばかりなのもあって直射日光が暑くて暑くて…。(よく駅に置いてある風を送る機械はありました)かなり暑かったというイメージが染みついてしまいました。春や秋だったら、また印象も変わっていたと思います。

見学は各自自由にできますが、「見学ルートは一方通行でこの入り口に戻ってくることはない」と聞き、戻れないならと頂いた案内図を見て慎重に見学するルートを検討しようと、入口のこの空間にとどまっていたのもあって、この太陽光でクラクラに。

体験授業をライブ映像で見る

教室で体験授業を受けている気分に

そうこうしているうちに、先生の方から今、体験授業のライブ映像を流している教室があると教えて頂き、教室に行くことにしました。さすが気が利くタイプの先生方!

ちゃんとプリントも自由に取れるように置いてあって、体験授業を受けている気分になれました。申込時、体験授業の申し込み枠はすぐにいっぱいで申し込めなかったので、【体験授業の申し込み枠に入れなかった人のために、こんな配慮があるなんて!】と感動しました。体験授業がすぐに満席になってしまう他の学校でも、同様のことをされたいいのに。

子どもの心をつかむ高度で楽しい授業

難しい内容を楽しく子ども向けに解説されていて、授業内容にも感動

「先生の質がいい学校」というイメージがつきました。

子どもの方も目がキラキラ。「この学校のこの授業を受けたい!」という姿勢に。<暑い~クラクラする~>から一気にイメージアップして、あちこち見て回ることに。

設備・施設は?

実験用機器・器具も充実

校内は撮影禁止だったので何も写真が撮れませんでしたが、設備・施設が充実していました。

理科系実験室は3部屋あり、実験用の備品も、実験機器を自慢されていた神大附属にひけをとらない充実ぶり。社会系の教科の部屋(歴史教室・地理教室)まであり、教室以外の部屋の数が多い。図書館も普通に充実しています。教室そのものもゆったりした大きさだった気がします。入試会場仕様の教室もあり、「机・椅子のサイズをご確認ください」とまで書いてありました。親切ですね。もちろん、使いにくいものではなかったです!

道路はさんで向こう側の隣の校舎へ移る渡り廊下があり、渡ったのですが、少々狭い空間で真夏だったので、そこもすごく蒸し暑くて…

履正社中のように建て替えたばかり!というような校舎ではないので、

shimausj.hatenablog.com

廊下にクーラーがなくて、暑くて暑くて…もともと体調が優れない時だったのもあって私はどんどん不機嫌に。甲陽学院を気に入った息子は、「『ここは暑すぎるからやめておこう』と言われたくない、よいイメージを持って欲しいから~」と笑いながらパタパタ仰いでくれました。弱った大人にはきつかったですが、子どもは大丈夫そうでした。

剣道や柔道の部屋もあり、大きな体育館もありました。

体育館はとても立派でびっくり。2階からお兄さんたちが試合をされている様子を見ることができたました。小学生と違って中高生は迫力ありますね。体育館の2階の窓から高校の校舎が見えるそうなので、必死で探しましたが見つかりませんでした。かなり遠いのですが、わかる人にはわかるのかもしれません。

体育館の窓からはきれいな屋外プールも見えました。最近は屋内プールが増えていますが、室外のプールの方が晴れた日は気持ちいい。

副教科の教室も充実していました。音楽室とは別に合奏室まで!

食堂も入れました。中学だけだと小さいのかと思っていましたが、広かったです。

グッズ販売

レトルトカレーなどの販売も

食堂で、グッズ販売もされていました。PTAの方が販売されているように見えました。

次の『甲陽学院カレー』というレトルトカレーの販売もありました。

shop.hakushika.co.jp

蔵元直営ショップ「白鹿クラシックス」限定で販売しています「甲陽学院カレー」をお客様の声におこたえして白鹿オンラインショップでも発売いたします。

甲陽学院×白鹿の共同企画・監修でできたカレーです。
生徒の皆様の食事としてはもちろん、大人が食べても“美味しい!”と思って頂けるような味わいです。

素材にこだわって国産牛肉と淡路産の玉ねぎを使い、スパイスをオリジナルブレンドすることで、オーソドックスでありながらも味わいの深いカレーに仕上げました。
玉ねぎのやさしい甘さでいつでも食べたいカレーの「甲陽学院カレー」をぜひ、この機会にご賞味ください。

甲陽学院カレー | 白鹿オンラインショップ(日本酒の白鹿:辰馬本家酒造株式会社) | 日本酒の白鹿のオンラインショップ(通信販売)です。より引用)

ひとつ540円(税込)です。買おうかなとちょっと迷っていると、息子は文房具コーナーの方へ。

様々な文具セットがある

様々なパターンの「文具セット」がありました。同様に説明会の日に「オリジナル文具セット」を販売されていた大阪教育大学附属池田中より種類が豊富でしたし、販売の方の人数も多かったです。

これまで行った私立中学校では学校名が入ったシャーペンなど(開明はボールペン・灘はえんぴつなど多少違います)がもらえたのですが…甲陽学院はそういうものがないようだったので(もし、あったのに気付かなかっただけならすみません!)「どれでも好きなもの選ぶといいよ」と言うと、息子はもともと欲しかったクルトガ入りのものにしました。

見学に行くと文房具が豊富になっていきます!

学校説明会のような動画を視聴

立派な講堂でゆったりと

見学ルートの最後に講堂があり、そこで学校説明の動画が流れていました。次の写真の上の建物です。

2017年に建て替えたれたそうで、恐らく甲陽学院中の中で一番新しく綺麗な建物。2階席もあり設備も最新のものでした。お手洗いも綺麗で居心地のいい立派な建物でした。

動画で相手が生身の人間ではないので、特に相手の顔を見ないと失礼というわけでもなく、気楽。人目を気にせず快適に2階席からお話を聞くことができて良かったです。

教育方針のお話から学校行事の写真まで、たっぷり内容があったので、普通の学校説明会に来た気分になりました。

出入り自由・エンドレス

説明動画は一度終わっても、また最初から流されるので、特に焦って聞きに行く必要はありません。ドアが開けっ放しになっていて、出入りも自由になっています。(見学順序の最後になっているので、教室の方へ戻ることはできません)

「どんな学校か?」の説明

大事なのは説明会のお話ですよね。でも、説明会で聞いた話の内容をメモしたものがどこかへ行ってしまったので、頭の中に残っているものを引っ張り出してきて書きます。だから、あまり信頼できるものではないことをご承知おきください。

制服は中学のみで、学生服。靴とカバンの指定はないそうです。

息子はもともとブレザーではなく「学ラン」に憧れていて、革靴は痛そうでイヤだと言っていたので、希望通り。喜んでいました。学生服は中学生のイメージなので、高校から私服いいですね。制服派のために一応「標準服」と言う名の制服があって、着用自由というパターンの学校もありますが、甲陽はそういうものもないようです。

水泳は能力別になっていて、泳ぐのが得意ではない子はビート板を使ってもいいことになっている。泳げない子にいきなり25メートル泳げというようなスパルタな教育はしないから安心してくださいというような話を聞いた気がします。

息子は水泳好きで普通程度に泳げますが、遠泳とかは困るというタイプなので穏やかな指導で一安心だったようです。

中学のみの敷地で高校は離れたところにあるので、中学生もひろびろとした食堂や校庭を遠慮なく使える。文化祭も分かれているので、中学生が高校生の「お手伝い」にならずに、自分たちでできるという利点がある。

中高一貫校の文化祭はどこも中学生はお手伝い的であまり活躍していなかったような気がするので、これはいいなと思いました。

中学は生活習慣などの基礎を身につけるために宿題を出したりチェックしたりと指導をする。補習は先生が必要だと思う時に必要な生徒にする。高校には制服がないように、高校生になると自分で考え自主的に行動するように、見守る体制になっている。

この話を聞いて、桃山学院中学で聞いた話と似ているなと思いました。桃山学院も中学のみ制服着用必須で、高校の服装は自由(制服派のために制服はありますが、着用自由)。同様の教育方針でした。桃山学院の説明会や見学会にも行きましたが、そちらの方はまだ記事にできていません。文化祭のものでよければこちらにあります。

shimausj.hatenablog.com

基本的に中高とも「自由」な校風。でも、自由は責任を伴う。桃山学院も甲陽学院も【中学生はまだ自分で考えて行動できるほどの状態ではないから、高校に向けて指導する】というような感じでした。

そういえば、国立ですが附属池田も中学は制服があり、高校は制服がないようです。

shimausj.hatenablog.com

制服がない=自主性を重んじているイメージですね…。

神戸大附属も自主性を重んじる学校で、制服はあるけれど、コロナの時期から着用は自由になり、体験授業の時に普段は私服で来ていると言ってた生徒さんもいました。

灘や東大寺は中学から制服がありませんね!

shimausj.hatenablog.com

息子は動画も気に入りずっと見ていたい様子でした。

先生だけでなく守衛さんまで親切

あちこちに立っている先生方は物腰柔らか。講堂の入口に立っている先生も「何かお困りごとはありませんか?」といったような声掛けをしてくださいましたし、特に個別懇談会はありませんでしたが、何か質問しようと思えば、質問できそうな雰囲気でした。

門を出ると、守衛さんが「どちらの駅をご利用ですか」と声掛けしてくださり、帰り道を丁寧に教えてくださいました。特にこちらから聞いたわけでもないのに察して教えてくれるって、ホテルマンみたい。素敵です!

見学を終えた感想

隠れた人気校となる理由がわかった

見学を終えて、保護者として甲陽学院中に持ったイメージを列挙すると…

アピールは控えめで上品で親切。学問・音楽など「教養」を大事にする。教養を高めるための設備は充実している。自由を重んじる。高校で自己実現ができるよう、中学で生活の基礎を学ぶ。中学は通学しやすい。一言で言うと夙川オアシスロードのイメージです!

隠れた人気校となるのも、うなずけます。

見学会で第一志望になる子が多いのでは?

灘中に次ぐ人気校ということですが、実は灘中と併願できない日程になっています。

そのため、塾のテストなどで灘中合格は難しいと判断した人が、あきらめて第一志望をこちらに変更して入る人が多いと噂を聞いたことがあります。(入試科目も灘と同じ算国理の3教科です)

でも、息子のように甲陽学院の校舎見学会でめちゃくちゃ惹かれ(灘や東大寺学園ほど知名度が高いわけではないので、見学前は「甲陽学院?一応、行ってみる」という感じでした)、逆に灘中の説明会・見学会でひいてしまった子も、たぶんたくさんいると思います。

こんな印象を持ち、灘中の説明会の後、息子は自分の候補から灘中を外しました。たとえ、小6の出願時に灘中を楽に合格できる状態だったとしても甲陽学院中を受けたいと言っていたと思います。(説明会後もお子さんやご家庭によっては灘が一番でしょうし、好みの問題だと思います!灘中の魅力は子ども同士の将来の人間関係だとよく聞きますが、うちの子は甲陽学院などの他の私立中学の人間関係で充分に感じるので賛成です)

ところが、この後、甲陽学院高校の文化祭へ行って急展開。

高校の方の通学路が険しすぎて「やっぱり無理!」とのことでした。お子さんによっては大丈夫だと思いますが、息子は高校の3年間通い切る自信がないそうです。

文化祭そのものはとても良かったです!通学路が…というのも人よっては感覚が違うと思うので、ぜひ一度、足を運び楽しみつつご確認下さい。

shimausj.hatenablog.com

 

☟下のバナーをクリックしてくださると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログへ

応援ありがとうございます!

<広告>                 <広告>