- 比較的通学しやすい環境
- 6年一貫教育のカリキュラムリニューアル!
- 「3ヵ年独立」コースも選べる
- 英検・数検・漢検すべてプラス加点に
- 特待生制度は?
- 今後の入学者はすべてピカピカの新校舎
- 制服がかわいい!
- 校則は?生徒さんは明るい!
- 部活は?文武両道?
- 感想~今後伸びると期待
久しぶりの投稿となりました。
これまで関西のあちこちの中学校へ見学し、それぞれの話を書きたいのですが…ひとまず大阪代表として2023年甲子園へ出場した履正社からの投稿です!
比較的通学しやすい環境
履正社中学は大阪府豊中市にあり、地下鉄御堂筋線「緑地公園駅」から徒歩18分または阪急宝塚線「曽根駅」徒歩15分。
学校の門の前にバス停があり、どちらの駅からも路線バスで来ることができます。普段は駅から歩いて行くにしても、今日はちょっとしんどい、豪雨だ、猛暑だという時にバスという選択肢があるのは嬉しいですよね。1時間に2本くらだから、時間によっては歩いた方が早い!という場合もあるとは思いますが。
私たちは少しだけ駅から近い阪急からのルートを徒歩で学校見学に伺いました。どの部分も歩道があり、車通りも普通でトラックが通ることもほぼなく、街並みもところどころにお店がある馴染みやすい雰囲気。通学路で不安になる要素はありませんでした。
しかし、徒歩15分…猛暑だとかなりの距離に感じます。目印となる背が高い3本の木が見えた時はホッとしました。
なんだか南国っぽい木ですよね!手前の駐車場に大きな学校専用バスもありました。履正社は茨木・箕面の方にクラブ活動で使用する大きなグラウンドがあるので、そちらの方に行くためのバスだと思います。
門の前に来ると全体に調和がとれた晴れやかな明るい雰囲気で清々しい気持ちになりました。
門の柱に金のプレート。
輝いています~!
この門から入って左手に芝生の綺麗なグランドがあり、まっすぐ行くと校舎です。説明会会場の大きなホールの入口ではペットボトルを配られていて、暑い中歩いてきたので…気が利く学校!という印象を持ちました。
6年一貫教育のカリキュラムリニューアル!
100周年を迎え高校との連携がより色濃く
履正社中学は、2022年に創立100周年を迎え中学の名称を「履正社学園豊中中学校」から「履正社中学校」へ変更し、6年一貫教育のカリキュラムをリニューアルされたばかりで、履正社中・履正社高と名前をそろえ、より一体感を出していくようでした。
あちこち私立中学の見学に行っていて気付いたのですが、創立100周年を迎えたばかり、もうすぐ迎えるという学校が多い気がします。そういう時期にきているんでしょうね。
履正社は1922年に「大阪府福島商業学校」としてスタートした学校で、宗教色はありません。男子校から共学になった学校なので、今も女子の比率は少し低いようです。
6年一貫教育コースの新名称は「学藝コース」。「学藝」という言葉で芸を磨くコース?芸能人コース?なんてイメージしてしまいましたが、そうではなく、進学コースだそうです。「藝」の文字は「植える」という意味があり、やがて花開き、その花が社会に輝く星になるよう教育したいという思いが込められているようです。
6年間持ち上がり(クラス替えはある)の内部進学コースで高校受験がない分、じっくりと高校受験以外の学びもできるので、興味のある分野の学びを深め、花開く下準備ができますね。
定員70名の2クラス設定(1クラス35名)。他校の1クラス40人前後のクラスを見学したことがあるのですが…体の大きな中高生が40人超えて詰め込まれているとさすがに息が詰まるというか狭そうに感じたので、35名設定はいい!と思いました。2クラスあると何か友達同士でトラブルがあった時、別のクラスにしてもらえそうですし。
放課後のバリエーションが豊富
部活掛け持ち、専攻ゼミ掛け持ち、帰宅も可能
内部進学コースは高校受験がない分、放課後を充実させることに力を入れているそうです。
部活と履正社独自の専攻ゼミを組み合わせ、自分の好みや将来に合わせたアレンジができるとのこと。日時が重ならなければ運動部と文化部の掛け持ち、専攻ゼミ同士の掛け持ちも可能だそうです。また、希望性なので自分が希望する塾や習い事に行くために帰宅するという選択もできるそうです。選択肢が多いのはいいですね。
専攻ゼミの種類は
部活はわかるけれど、専攻ゼミって?と思いませんか。希望進路にあわせて次のような専攻ゼミが選択できるように用意されています。
●国公立/医学部進学ゼミ
●スタンダード進学ゼミ
●Atama+ゼミ(場所と時間を選ばないAI学習教材。外部講師による個別学習面談が週1ある)
進学のための講座は他の学校でも見られますが、そうでない講座も用意されています。
●プログラミングゼミ(Python習得を目指す)
●グローバルゼミ(ネイティブ教員による映画、TEDも活用する英会話)
しかも専攻ゼミは原則無料だそうです。
イマドキの私立中高一貫ならではの教育体制
よく他の私立中高一貫校でも取り入れられている仕組みを履正社でも取り入れられていました。
●2年を1タームとする3ターム制
大学入試を見据え、中学で高校の内容も先取学習をして高校の最後は大学入試の演習をするそうです。一部、ものすごい先取りをする学校もありますが…履正社はそれほど先取りはしないそう。でも、高校の範囲を中学でするので、高校から入学する生徒と一緒に授業ができないため、高校からの入学者と同じクラスになることはないそうです。
●予定の自己管理を促す「マイプラン」制度
履正社では一週間に一度、前週の活動を振り返る時間があり、次の週の学習や活動予定を自分で組み立て提出するそうです。確か…スケジュール帳?連絡帳のようなものを毎日出させる学校もあったと思いますが、それだと毎日大変なので一週間に一度くらいがちょうどいいかもしれませんね。
●サイエンスツアー
京大の岡山天文台や芦生研究所、JAXA筑波宇宙科学センターなど様々な、公開研究施設を見学体験することもできるそうです。
●国立大学キャンパスツアー
東大・京大・阪大・神大など、中学のうちに行ってやる気にさせてくれるようです。
●海外姉妹校とのオンライン交流
ニュージーランドの姉妹校と英語でオンライン交流をするそうです。また、短期・長期の留学プログラムも選択できるそうです。
PCを活用しティーチングからコーチングへ
これまでの一斉授業形式だと一人一人に対応するのが難しい。そのため、教え方もティーチングからコーチングへと舵を切ったそうで、1人1人に合った学習の仕方の支援をする体制になったそうです。
●PC、タブレットを活用した家庭・授業・放課後教育
タブレットやパソコンを使って予習を中心とした家庭学習をし、通常授業で問題演習。放課後は個別相談や専攻ゼミなどで応用力や苦手のカバーをするそうです。
これまで行われていた一斉授業スタイルでのインプットを、家庭で授業動画を使ってして、学校ではアウトプット。
演習を中心とした活動がする学校が出てきたと塾の進学説明会で聞いたことがありましたが、まさしくそれですね。インプットは各自、演習活動はみんなでの時代!今の時代の子たちがうらやましいですね。
●AⅠ学習ソフトを利用した「個別レッスン」
AI教材を使って個々の進度・レベルに合わせたレッスンを日常的に行うそうです。そういえば、Atama+ゼミを取り入れている学校や塾が増えてきましたね。
●個人カルテをクラウド上で管理
個々の学習・活動履歴から出欠、成績までをクラウド上で一元管理し、学習サポートや進路指導を行うそうです。
●クエストカップへの出場
履正社は中3~高2の生徒たちのクエストカップへの出場を応援しているそうです。クエストカップは、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」に取り組んできた全国の中高生がこの1年の成果を社会に発信する祭典だそうです。
クエストエデュケーションとは?
生徒たちが実在の企業人になりきり、社会課題に向き合い、ゼロから企画を創り出す教育と探求社のプログラム
(クエストエデュケーション : 富士通より引用)
企業からのミッションや社会課題、商品開発など、社会とつながるテーマを探求する探究学習プログラムに取り組むらしいです!
6年間積み上げる「言語技術教育」
中・高ではここだけ
履正社で新しくで始めた「言語技術教育」(英語ではなく国語!)はよく海外で行われている欧米式教育法で、関西ではここだけ。全国を見ても高校まで行われるのは珍しく、小学校・中学校で取り入れてる学校が数校あるだけだそう。
この「言語技術教育」は国語とは別に時間割に組み込まれていて毎週1回2時間分を使って行われるようです。年間2000字は書いていて、「書くことが苦手ではなくなった」と言うようになるそうです。
導入は問答ゲーム、基礎は要約や絵やテクストの分析など、応用はパラグラフと呼ばれる最小単位を組み立てて、世界標準の形式で論文を構成するトレーニングなど(プレゼンやディベート含む)をされるそうで、「読む、書く、話す、聞く」の総合トレーニングができるようになっているようです。
「言語技術教育」の体験授業の感想
「言語技術教育」は親子で興味があったので、この入試説明会とは別の日に実施された体験授業にも参加させていただきました。最初は基本の「問答ゲーム」から。
「あなたは読書が好きですか?」の問いに
「私は読書が好きです」⇒「なぜなら~」(「理由は2つあります。1つ目は~」)⇒「だから、私は小説を読むことが好きです」
という流れで答えさせ、「最近あなたが読んだ小説で、具体的に何かおすすめはありますか?」という問いへつなげるような感じでした。
まるで英検の英作文トレーニングみたい!次の記事に書いた「Dr. Writeの英検ライティングテストに挑戦!」の内容を思い出しました。
準2級の型に似ています。説明会で聞いた通り、海外で生まれた技術という印象を持ちました。
※余談ですが「なぜなら~」をつける答え方の指導は小学校の国語にもあり、やたら「なぜなら」をつけたがる時期がありました。
肯定感を持たせるためか、発表者に対してとてもよく褒めてみんなで拍手というような感じでした。
後半は「絵の分析」もされていました。よく作文を書くときに、書く内容を箇条書きに出してから骨組みを立てるという作業をしますよね。あれを丁寧にじっくりとしていく感じでした。
「これは何の絵ですか。簡単に説明してください」といったザクッと大きな質問を出し、その後、細かな質問をしていく。
絵の中に描かれている人物を指して「この人は何をしていますか?」と質問したり、時間や季節を質問してみたり。
生徒に絵からいろんなことを想像させて言葉を引き出し、作文の元となるキーワードを出させていらっしゃいました。よく夏休みの宿題の作文などで、保護者が子どもから書きたい内容を聞きだして、作文を書くお手伝いをしたりしますよね。それをすごく丁寧にしていただいている感じです。作文が苦手なお子さんにピッタリだと思います。
ただ、もともと作文が得意なお子さんをお持ちの方は物足りないかもしれません。じっくり時間をかけて引き出されたキーワードも、ザッと出してバーと書ける子もいるはずなので。人数的に難しいでしょうけれど、細かくレベル別に分けて実施されるとより効果的なものになるかもしれません。うーん、でも、やっぱり子どもたちの気持ちを考えるとレベル別じゃない方がいいですね。
子どもの感想はというと、他の人の意見を聞けて面白かったそうです。同じ絵を見ても人によって感じ方が違いますしね。
「3ヵ年独立」コースも選べる
入学直後から高校受験を目指す!
履正社中学は、3年コースもあるそうです。こちらも定員70名の2クラス。
難関高校入試を目標に学ぶコースで、入学時から高校入試を目指した授業をされます。習熟度別の授業や講座で、3年になると「志望校別」の対策、模擬面接や作文添削、外部模試などの指導があります。平日は15:35~17:05、土曜は15:05まで希望選択制「放課後進学講座」があり、塾に行かなくても充分対応できるし、塾に行きたい人は行ってもいいという自由があります。
一昔前は、最難関中の入試に失敗をして、もう一度!という方などが多かったらしいですが、今は最初から「高校受験」を目指し履正社を志望してくる人が増えたそうです。公立中学より履正社中学校の評価が高い上、調査書の評価の仕方が生徒同士で比較する「相対評価」から目標に達したらよい評価をつける「絶対評価」に変わったため、北野高校など内申点を必要とする公立にも有利だそう。公立高校受験に必要な自己申告書はもちろん、
【大阪府】「自己申告書」の書き方のコツは?公立高校受験者は原則全員提出!|大阪府 最新入試情報|進研ゼミ 高校入試情報サイト
私立高校の方も、面接で使う10分プレゼン用のスケッチブックを作成のお手伝いなど全力でお手伝いしてくださるようです。
時間を有効に使える!
授業もサポートも、地元の公立中学より断然心強いのではないでしょうか。通常の中学校の授業時間も受験向けのものになるでしょうし、塾の代わりに「放課後進学講座」を選択しても17:05まで。通塾すると普通、もっと帰宅時間が遅くなります。時間の無駄が省け、塾へ行く代わりに履正社で勉強するのもいいかもしれません。
通常の授業を受けることで受験対策ができ、放課後に自由時間ができるので、バレエなどの習い事と高校受験の勉強を両立させたい方にも人気だそうです。
学校行事や部活を思いっきり楽しむこともできる
ここまで見ると3年コースは「高校入試漬けの中学校生活なのか?」と思われたかもしれませんが、履正社は緊張とゆとりのバランスも大事にしているそうで、6年間学ぶ学藝コースと一緒に行われる校外学習や合宿、文化祭・体育祭はもちろん、クラブ活動合宿もあるそうです!先に年間行事予定をご確認されるとやる気もアップするのではないでしょうか。
説明会では写真付きの楽しい行事紹介がありました。京都で座禅・星の観測・琵琶湖でカヌー・イカを解剖して食べたり、水辺の生物観察したり…あちこちの私立中学と同様、しっかりいろんな体験をさせてくれるようです。
3年コースだと履正社高校に入れない?
3年コースだと履正社高校に入れないのかと思って聞いてみたら、違うそうです。
3ヵ年コース履正社中の生徒で履正社高校の入学を希望した生徒は、他の中学生の試験とは別に試験をして、入学してもらうそうです。(※中高一貫コースは無試験で入れます)今のところ、希望者全員入れているとのこと。カリキュラムが違うので、中高一貫コースと同じクラスに入るのが難しいため、他の中学から入ってきた子どもたちと一緒のクラスになるそうですが、そのまま残れるのはいいですよね。
英検・数検・漢検すべてプラス加点に
入試の話にもなり、少々驚きました。英検・数検・漢検にそれぞれ加点制度がありました。※3ヵ年・6年間のコースどちらもです。
3つの検定すべて、5級5点・4級10点・3級15点・準2級20点・2級以上25点!しかも英検2級で25点プラスしたら他の検定分はプラスできないというわけではなく、すべて加点できるとのこと。検定だけで最大、2級の25点×3検定=75点の加点ができますね。うちの子は英検2級・漢検3級・数検3級あるので25点+15点+15点=55点の加点ができます。ラッキーです!
もともと、息子は英検・漢検・数検すべてもっと上の級まで取りたいと言っていたのですが、高学年は中学受験の勉強を優先させようとストップかけていたので、この制度を知るとまた「取ろうよ~」が始まりました。
履正社の学校説明会で
— 金色のモッピー (@GoldenMoppy) May 23, 2023
【数検・漢検・英検それぞれの加点分を足して加点できる】
と聞き、親子で衝撃を受けました。
漢検・数検3級、英検2級あるので合計したらすごい点数😳
息子に「数検と漢検も2級までとろうよ~」(2級以上は点が増えない)とねだられましたが、なんとか耐えました😑#中学受験
子どもの望みは叶えてあげたいですが、今から漢検・数検2級をとる勉強をはじめたら中学入試で全然点数とれなくなるかもしれないので「そこまで検定を受けたいなら、入試直後から検定の勉強に切り替えて頑張ってね」ということで話は終了!
特待生制度は?
さらに履正社は「年間授業料635,000円、施設設備費60,000円全額免除」という大きな金額の特待生奨学金制度があるそうです。※3ヵ年コースは3年間・中高一貫の学藝コースは6年間適用。
3回受けるチャンスがあるプレテスト(プレテストを受けるのは1回でよい)で選考するそうで、プレテストの結果通知の時に特待生候補者にはエントリー票を交付してくれるそうです。そのエントリー票をプレテスト実施日より2週間以内に提出して、出願・入試・合否発表・手続き・登校日…と、ちょっとややこしそうなので、気になる方は説明会などに参加してください!
プレテストを受けるチャンスがなかった、プレテストで特待生候補者にならなかった人も、入試出願時に特待生の希望を表明できるそうで、チャンスは何度もあるようです。
※特待生奨学金制度の選考希望を表明する必要はなくなったようです。
この記事を書いた後、再び履正社のホームページを見ると次のように書かれていました。
本年度より、プレテストおよび入学試験の全受験生を対象に「特待生奨学金制度」の選考をおこないます。このことにより、プレテスト申し込み時、または入学試験出願時に、特待生奨学金制度の選考希望をご表明いただくことが不要となりました。
・特待生奨学金制度の選考結果は、プレテストの結果発表時、または入学試験の合格発表時に併せてお知らせいたします(同制度の適用が決定した受験生にのみの通知となります)。
(履正社|中学校 / 学費・奨学金より引用)
(2024/01/29追記)
科目は【国語・算数】【国語・算数・理科】【国語・算数・英語】の中から選べるそう。
特待生の候補となる目安は250点満点中200点前後(その時によって基準がかわる)だと個別相談で聞きました。文書に明記してあるわけではないので、ご参考程度になさってください。
少し注意したい点は「奨学金は全額猶予し、卒業時に免除」と書かれていること。「各学期ごとに審査を行い、成績不振や素行不良を除き」適用するとされています。在学中に問題をおこすともちろん取り消しになるでしょうけれど、成績不振の基準はどのあたりなのか目安をお聞きしました。5教科の成績でだいたい上から20~30人、25名のこともあるそうで…これも個別にお聞きしただけなので、気になる方は学校へ直接お尋ねになってください。
ちなみに、検定類の加点は特待生の方には適用されないそうです!加点は入試の結果が合否ギリギリラインだった時に役に立つ程度に考えておけばいいと思います。
今後の入学者はすべてピカピカの新校舎
自然光・間接照明
校舎は100周年に合わせ立て直しされたばかりで、太陽の自然な柔らかな光が入る校舎でとっても素敵でした。
天井から日光が入ってきていても全館にクーラーが効いているので、階段や廊下も暑くありません!
自然光だけでなく間接照明があちこちにあり、全体に柔らかい光に包まれていました。
ステンドグラスも入口にあります。
教室そのものもゆったりしていましたし、校舎は期待していいと思います。
図書館がおしゃれ!
あちこちの学校で綺麗な図書室ができていますが、履正社の図書室もおしゃれで綺麗です。
個別ブースになっている自習コーナーもありました。主に受験が近い高校生が利用しているそうです。図書室の空間そのものはそれほど広くありませんでした。専門書や置いている本の数もそれほど多くなかったように思います。気軽に日々利用する図書室という感じでしょうか。
プロ野球選手サイン入りユニフォームの展示!
校舎内に、プロ野球選手のサイン入りユニフォームも展示しています。
関西では恐らく履正社だけ!
野球好きにはたまらないものがたくさんある気がします。
また甲子園に出て欲しいですね!
最新設備がそろっている
理科実験室や家庭科室…各部屋は最新設備がそろっていました。家庭科室のコンロはもちろんIH!ガス火ではないご家庭が増えているかもしれないから、それでいいですよね。
ちょっと面白かったのは音楽室。
カシオのキーボードが授業を受ける人数分そろっていて、各自練習し、保育園の先生のようにいろんな曲を弾けるようになるそうです。最後のテストはグランドピアノでするそうですよ。ピアノを習っている子は課題曲がすぐに弾けてしまって物足りないだろうから、他の曲(好きな曲?)を練習してもいいそうです。
制服がかわいい!
学ランやセーラー服に憧れるなら
履正社の制服は、古典的な雰囲気でとっても可愛いです。男子は深緑色の縁がある学ラン、女子は赤色の縁とリボンのセーラー服。
※パンフレット表紙の写真
学ランを採用している学校は少なくなってきていますが、セーラー服はもっと。特に私立中学で正統派セーラー服ってイマドキ珍しいですよね。ちょっと変形させてネクタイをつけ、ブレザーっぽく着ることもできます。女子は着こなしバリエーションが多くて、いいなぁという感じです。夏は普通のブラウスにスカートだけなく、爽やかでかわいワンピースバージョンもありました。ぜひ、履正社中学のホームページの制服ページを見てください。
制服試着会は女子のみ
体験授業の時に女子のみの制服試着会もありました。しかし、それは女子のみ。うちの息子は「学ラン」に憧れていたので、試着会が女子のみあると知って「なんで女子だけなんだ~」と文句を言っていました。それは女子の方が制服を重視しているからだと思いますが…結構、「女子ズルい…」と思っていたようです。
その後、六甲学院中学の文化祭で学ラン試着体験をさせてもらって満足したようですが、履正社でも試着させてもらえたら、息子ももっと履正社ファンになったかも?
校則は?生徒さんは明るい!
ちょうどテレビで清風中学・高校の「清風カット」(刈り上げる髪型)の校則が話題になっていた時期だったので、個別相談で校則のことも聞いてみました。
「うちは校則が厳しいと有名になっているかもしれないけれど、このご時世だから昔ほど厳しいわけではなくて、髪型も別に刈り上げる必要もなく、今の息子さんの髪型で充分OK。」というようなお返事。確か、携帯電話も持ち込み可だったと思います。(携帯電話に関しては記憶があいまいなので各自ご確認ください。意外と大阪府も携帯電話持ち込み不可の私立中多いです。)
説明会は土曜日で生徒さんたちがいる時間帯だったので、実際に廊下を通る生徒さんたちをじっくり見てみると、実際そんなビシーとした感じでもありませんでした。生徒さんたちの雰囲気はイキイキピチピチ。
ニコニコ元気よく挨拶をしてくれて、真面目に楽しい日々を送っている感じです。関西らしく子ども同士でツッコみながら挨拶もしてくれるし…私は超おりこうさんよりこういう底抜けに明るい子たちの方が好きです。
部活は?文武両道?
甲子園出場した野球部に入れる?
野球好きの子なら気になる野球部。中学にも軟式野球部があるそうです。履正社は甲子園出場のイメージがあるので「レベルが高く厳しいのでは?」と思ってちょっと心配しましたが、中学の方はストレス発散目的お遊び程度もので、それほど厳しいと思わなくていいとおっしゃっていました。
高校は「学藝コース」「競技コース」があり、甲子園に出場する高校の野球部はやっぱり「強化クラブ」扱いで、「競技コース」の子たちしか入れません。恐らく全国からの精鋭たちが集まる部です。
でも「条件を満たせば、学藝コースに所属しながら強化クラブに入部することも可能です。詳しくはお問合せください」と書いていたので、場合によっては「学藝コース」の子も野球部に入れるかもしれないですね。
部活動で活躍しながら国公立大学に進学する生徒もいるそうで、文武両道を目指そうと思えば、目指せる環境があるようです。
人気がある部は理科部
人気があるのは理科部だそうです。約半数の生徒が在籍しているそう。主に休日に活動するから兼部しやすいというのもあると思いますが、どうやら理科の先生がいろいろ考えて企画し、生徒たちを理科好きにしてくださっているようです。
毎年、小学生親子を迎え入れ、芝生のグラウンドに20台近くの天体望遠鏡を並べ、天体を観測する「スターウォッチング」というイベントがあり、理科部員の一部はそのイベントのスタッフとしても活躍されているようです。
感想~今後伸びると期待
駅直結!というほど通学しやすいわけではないですが、そこそこ通学しやすいし、落ち着いた雰囲気の街でなんとなく安心。
また、息子は野球好き。母校が甲子園に…となったら嬉しいですよね。
実は、説明会で「作文を宿題にしても提出する人が少なかった(提出した人の割合を聞いて少ないなと思いましたが、具体的な数字は忘れました)のに、『言語技術教育』を実施してからみんな出すようになった」という話を聞いてうちの子が通う公立小学校だってそこまで提出率悪くないし、これまで大変だったんだなぁという感想を持ってしまっていましたが、それはこれまでのこと。
口コミやネット上も、校則が厳しいとか校舎がボロボロだとかの書き込みがありましが、実際に入学後に使う教室や特別教室の校舎は新しくなりましたし、古い建物を使うとしたらたぶん、体育館やプールくらい。校則はもっと厳しいところだってあります。
前向きに、【今生まれ変わったばかりで今後は伸びる】と期待することにしました。
どうでもいいことですが、説明会で頂いたシャーペンは偶然、甲子園出場常連校の大阪桐蔭と同じ!
学校説明会でいただいた文房具✏️
— 金色のモッピー (@GoldenMoppy) July 14, 2023
息子が一部同じ種類のものがあると昨夜気付きました😆
大阪桐蔭のは使いすぎて汚れていますが履正社とまったく同じ👀
3本は色ちがい🖊️
他にも三色ボールペン、定規、ノート…家でしっかり使わせて頂いています🎵#中学受験 pic.twitter.com/zR7WIgj3YB
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