知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

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大阪教育大附属池田中学校学校説明会へ参加~国際水準・自主自律の精神

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9月頃、大阪教育大附属池田中学校学校説明会へ参加しました。大阪教育大附属中学校は天王寺・平野・池田と3つあり、そのうちのひとつです。

大阪教育大附属池田中学校の略称は附中、通称は附属、大教大附属、池附(いけふ)らしいのですが、この記事では他の附属中と区別して附属池田もしくは池田と表記しています。

学校への道のりは安全?駅から近い?

110番スイッチがある道

池田市は馴染みがないのですが…カップヌードルミュージアムへ行ったばかりだったので、なんとなく駅周辺は親しみがありました。

shimausj.hatenablog.com

気になるのはその先。安全な通学路なんだろうか?と確かめながら行くことに。歩道がバッチリあって落ち着いた街並み。でも、これは何?

110番スイッチ?!

これが一定の間隔で出てきます。これは、犯罪が多いから立てているのか、ただ安全にこだわっている街なのか…どっちなんだろうと悩みました。

後から学校説明会で、昔の大阪教育大学附属池田小の事件を受けて、特に安全に力を入れているという話を聞いて、ああ、通学路のあれもきっとそういうことだったんだと気付きました。(推測なので実際のところはわかりませんが)

車通りが多いこの道の先は、民家が立ち並ぶところになり(民家がある通りには110番スイッチがありません)、後、危険があるとしたら最後に大きな道を渡るところくらい。学校まで駅から徒歩20分。駅近ではありませんが、おおむね安全で遠すぎることもなく、坂道や歩きにくい道でもなかったので、通学路としてはOK!でした。

敷地が広く緑豊か

到着すると、小・中・高と同じ敷地内にあり、緑豊かな気持ちのよい空間が広がっていました。

意外と門からの道のりが長かったです。

左手にテニスコート、右手に小学校の敷地があり、中高はこの道の突き当り。門までの距離ではなく、校舎までの道のりを考えて通学時間を考えないと…という感じでした。

先生の雰囲気がいい

この長い道に、先生方が何人も点在されていて、丁寧に挨拶をしてくださいました。恐らく、安全面を考えて立っていらっしゃるんだと思います。

先生方の雰囲気はとても爽やか。完全な偏見ですが、国立の先生はベテランでふんぞり返っているか実習生で不慣れなイメージをもっていたので、普通の私立中の先生のように挨拶をしてくれただけでイメージアップしました。

説明会会場の先生方の雰囲気も「国公立」という雰囲気がなく、国公立は異動があって先生が変わることもありますが、私の中では好印象。ただ単に個人的に相性が良かっただけなんだとは思いますが。

説明会へ参加する保護者の様子は?

国立だけあって、様々な雰囲気の方がいらっしゃっていました。カジュアルな服装の方から、ちょっといいお店のランチに行くような服装、オフィスカジュアルの方。小学校受験の説明会のような黒ワンピースで黒づくめの方も。お子さんも様々。どんな服装でも大丈夫だと思います。でも、全体に教育熱心な方が多そうな気がしました。

会場の様子・資料

体育館が説明会会場となっていました。体育祭の時の飾りつけの一部?というようなものが前にあり、なかなか華やか。工夫されていて好感が持てました。

説明会会場の体育館にクーラーがないから水分補給用の飲み物を持参するようにというような指示があったのもあり、国立だから、かなり設備が老朽化しているだろうと覚悟してきたのですが、普通でした!お手洗いも。通った範囲内では、他の国立中にはあった「老朽化が著しく見苦しい建物」もありませんでしたし、司会の話し方も聞き取りやすく、軽やか。マイナスイメージを持って来ていたので一気にプラスへ転じました。

国立だから私立のように生徒集めの予算がつかないそうで、学校説明会の資料もこれを用意するので精一杯。

資料をプリントアウトして渡すと費用がかかるので、QRコードにしたそうです。予算がなくてもなんとか知恵を絞って補うところがいいなと感じました。

説明会の内容

学校の特色~安全・IB教育・研究校

天王寺・平野と同じように教員養成大学の附属で研究校・実習校であることは名前から想像がつくと思いますが、それに関連するお話がいくつかありました。

居住地域が限定されているとか、そういった事務連絡的なお話もありました。

HPにも載っていますが、受験できるのは以下の地域から90 分以内で通学可能な方のみです。

<⼤阪府>

池⽥市、豊中市、箕⾯市、茨⽊市、摂津市、吹⽥市、⾼槻市、守⼝市、⾨真市、⼤阪市(⻄淀川、東淀川、淀川、此花、福島、中央、都島、旭、北、⻄、城東、鶴⾒、東成、⼤正、港の各区)、能勢町、豊能町、島本町

<兵庫県>

川⻄市、伊丹市、尼崎市、宝塚市、⻄宮市、芦屋市、猪名川町

さらに、附属池田は国際枠生徒・学校災害特別研究枠生徒からなる混合学級で授業を行うセーフティプロモーションスクール認定校・国際バカロレア(IB)教育のミドルイヤーズプログラム(MYP)認定校であることも強調されていました。

国際枠・学校災害特別研究枠…多様な生徒と一緒に過ごすのもいい経験になりますね。

セーフティプロモーションスクール認定校として安全面に特に力を入れているのも、保護者としては安心感があると思います。附属池田小学校事件の反省と教訓を基に取り組みを始めたそうで、様々な体制を整えているようです。

日本セーフティプロモーション学会ホームページ

国際バカロレア(IB)教育とは

年齢によってPYP・MYP・DPと分かれている

国際バカロレア、IB教育と言われても…聞いたことがあるくらいで、はっきりとどんなものかわかりませんよね。説明会のスライド資料にもありましたが、ちょっと調べてみました。

国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。

(文部科学省IB教育推進コンソーシアム https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/より引用)

国際社会で通用する実践力を重視しているようですね。



年齢ごとに学習内容が違うようで、次にように3つに分類されていました。

日本の小学生の年齢だとPYP。

PYP (Primary Years Programme)は3歳~12歳までを対象としており、精神と身体の両方を発達させることを重視しているプログラムです。どのような言語でも提供可能です。

(文部科学省IB教育推進コンソーシアム より引用)

日本の中学生の年齢だとMYP。

MYP(Middle Years Programme)は11歳~16歳までを対象としており、青少年に、これまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラムです。どのような言語でも提供可能です。

(文部科学省IB教育推進コンソーシアム より引用)

日本の高校生の年齢だとDP。

DP(Diploma Programme)は16歳~19歳までを対象としており、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能なプログラムです。「日本語DP」の対象科目等を除き、英語、フランス語又はスペイン語で実施されます。

(文部科学省IB教育推進コンソーシアム より引用)

国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能なのはDPのみ?

池田はMYP認定校!DP認定校ではない

大阪教育大学附属池田中学校はMYP(11歳~16歳)認定校ですが、大阪教育大学附属池田高等学校はDP(16歳~19歳)認定校ではありませんでした。てっきり中学の方の説明会だかからMYPの方で、DPではないとおっしゃっているんだと思っていましたが、附属池田高等学校へ進学してもDP取得はできないようです。

東京学芸大学附属国際中等教育学校はMYPもDPもなのに、なぜ池田はMYPだけなんでしょうね。DPは英語で実施されることや、最終試験が難しいから?そういえば、大阪府立水都国際高校の説明会でDP取得コースは難しいからおすすめしないと聞いたような気がします。

shimausj.hatenablog.com

IB認定校一覧を見ると、大阪府の一条校と言われる普通の学校でMYP認定校は池田のみ。DP認定校は次の4校でした。

大阪国際高等学校 
大阪女学院高等学校 
大阪府立水都国際高等学校
近畿大学附属高等学校

池田にもDP取得コースもあれば選択肢が増えていいのにと、ちょっと残念でした。

今の時代に求められている人物を育成

特に留学させるつもりもなかったのもあって、それほど国際バカロレア教育に興味がなかったんですが、話を聞いているとなかなか充実した内容でいいなと思えてきました。

池田の3つの教育方針「探究的な学び」「共生の心」「信念に基づく行動」はIBの10の学習者像と対応していて、自主・自立の精神を育成するそうで、今の時代にぴったり。

IBの10の学習者像がパンフレットに書かれていたので、あげておきます。

振り返りができる人

考える人

知識のある人

探究する人

バランスのとれた人

心を開く人

コミュニケーションができる人

思いやりのある人

挑戦する人

信念をもつ人

私は特にパンフレットの「IBの学習者像」の欄に書かれている「人類に共通する人間らしさと地球を共に守る責任を認識し、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する人間を育てます」の部分に、心惹かれました。

息子はそういう部分が欠けている(社会貢献というよりも、自分の趣味の世界に没頭していたいタイプ)のですが、親がそいうった思想を子どもに押し付けるのもなと思っていたので、学校で補ってくれるなら…という気分に。逆に言えば、息子に合わないと言えば合わないのかもしれません。

じゃあ、具体的にはどんな教育をしていくのか、気になりますよね。

実践的な教育

複数教科を統合した総合学習

生活に密着した学習を複数の教科にまたがってするようで、例えば防災だと「備蓄は何パック必要か?」(数学)「少ない水で作れる献立は?」(家庭科)と考えたり、レシピを書く(英語)など、家庭科・数学・英語などが同時に行われるようです。

情報を分析する力だけでなく、人を思いやる力もつけるのがこの学校の教育だそうで、中3では平和についての作詞作曲を英語でする課題も出されたそう。

社会(政治・歴史)の勉強、英語(平和に関する英単語・音節の数え方を調べる)の勉強、音楽(ハ長調の音階を使ってまとまりのある旋律を作る)の勉強にもなるし、国語(楽曲を紹介するパンフレットを作る)の勉強にもなりますね。

それぞれ4人程度の班で活動してクラス発表・披露し、最後はプロジェクトメンバーがGoogleのクラスルームで交流し楽曲を完成させたそうです。卒業式に全員で平和を願う歌を披露されたそうで…それはそれは感動的だったでしょうね。

教科学習が社会・地域課題活動に繋がる

他にも授業内容の具体例をたくさんあげておられました。

数学を使って社会問題を解決する授業では…

まず、コンパスで垂直二等分線を作図し、点が増えたらどうなるかを考え、自然界に存在するボロノイ図(キリンの模様など)を見つけ、ICTを使って論理的に作図する。

次に、「AEDどこに設置したらいいか」という課題で校内図をパソコンで描き、考えプレゼンする。

「GeoGebrc」というアプリを使っているそうです。

www.geogebra.org

そこから、自分たちが住む地域の課題へと広げ、「ボーリング場建設地」「公衆トイレ設置場所」などそれぞれの考えをレポートを書くというものもありました。

体育でも生徒がスポーツの説明書や動画を作ったりと、そういう総合的な学習がたくさんある学校のようです。

起業体験も!社会に役立つ奉仕のための学習

国際バカロレアの教育として、3年生は学習の集大成としてコミュニティプロジェクト(ボランティア活動)も実施されているそうです。

その前準備として、1年生は、地域活動。自分が住んでいる・所属している地域に必要としていることは何か考え行動するそうで、子供会などその地域のコミュニティに入り込み、歌やダンス・ゲームや読み聞かせなど中学生でもできる活動をされているようです。

2年生は、より広いコミュニテイに対するサービスアクションを興します。先生が全面的にサポートし起業体験をさせ、その収益は寄付するするそうです。

3年生は、2~3人のグループに分かれ、先生のサポートなしで計画して行動。

住んでいる街・日本のニーズを調べて、保護犬の里親募集、被服の破棄や食品ロス問題、過疎地域の活性化…宝塚市のローソンとコラボしてローソンの子ども食堂をPRすることもあったそうです。

充実した教育内容ですが、その分、忙しそうですね!頑張れば頑張るほど自分の力になりますが、時間が足りなくなりそう。個人的には先生のサポートのもと、起業体験ができるというのに魅力を感じています。

レポート提出が多い

これまでの教育内容から察することができると思いますが、レポート提出が多くて忙しい学校生活になるそうです。授業のレポートだけでなく、「砂糖はなぜ甘いか」「鏡はなぜ反対に写るのか」「戦争がなくならないのはなぜか」など課題を調べてまとめるレポートの宿題が多く、レポート作成後、友だちや保護者にプレゼンをする宿題も出されるそうで、「入って半年でこんな立派なレポートを」と感動したとおっしゃる保護者もいるそうです。

「自分で国や社会を変えられると思う」生徒が半数以上に

こういった教育の結果、生徒の意識が変わるそうです。

アンケートで「自分で国や社会を変えられると思う」と思う質問項目に肯定的な回答をした生徒の割合が、1年27.8%⇒2年32.8%⇒3年60.2%と上がっていく結果が得られたとグラフを使って説明されていました。

2019年の18歳意識調査ですが、同様にアンケートで「自分で国や社会を変えられると思う」と思う質問項目に肯定的な回答をした生徒の割合は、日本は18.3%、韓国39.6%、イギリス50.7%となっていることからも、日本はそういった意識が低いけれども、附属池田の教育でイギリスよりも多い数値が得られたという説明は…さすが普段から生徒にプレゼンを指導されているだけあって説得力があると感心しました。私立でもここまで保護者に訴えかける説明会は珍しいです。

全国学力調査も学習状況調査も全国の国公立・私立よりも良い成果が上がっていることをグラフを使って説明されていました。

費用は?入学時・月々それぞれいくら?

国立だから入学金や授業料・教科書は無料ですが、行事費・教育後援会費などで毎月15,050円程度かかるそうです。でも、これだけ体験学習をさせてもらえるなら、気にならない費用ですよね。

貸与予定のパソコンがそろそろ老朽化してきて買い替えの時期に来たので、次の年度からパソコン購入費(6万~9万円)を徴収するとHPに載せていたけれど、国からの予算が出たから不要になったそうですし、後は普通に制服代とかそういった費用がかかるくらいでしょうか。入学時に支払う制服や補助教材・学用品など一式の費用は110,000円くらいでした。

他にかかる費用として考えられるのは、昼食代と交通費くらいでしょうか。

宿泊行事も毎年1回あるそうですが、どれも国内で近場なのでそれほど費用もかからないと思います。(1年兵庫県1泊2日。2年京都1泊2日。3年は九州方面2泊3日)

国際水準の教育ですが、実際に全員海外へ行かせるわけではなく、カナダやオーストラリアの海外研修は希望者のみのようです。

給食はある?

残念ながら給食はなくて、家からのお弁当になるけれど、教室・外・食堂どこで誰と食べてもよく、外で楽しく食べる子も多いそうです。

敷地が広く環境がいいので、外で食べると気持ちいいでしょうね。確か、ピクニックシートを敷いてお弁当を食べている子もいると聞いたような…。

附属池田高校へ全員進学できる?

大阪教育大学附属は池田だけでなく平野も天王寺も最初から「連絡進学」と言われる内部進学できる枠が決まっていて、全員が内部進学できるわけではありません。

直近のデータだと池田の場合、在学3年生に対して連絡進学枠はおよそ80%でした。

しかし、全員が内部進学を希望するわけではなく、本人が望んで他の私立・公立、高専へも進学することもあり、毎年、連絡進学枠の試験の点数が足りなくて連絡進学枠に入れなかったけれど、一般枠の試験で附属池田高校に合格して入学する子もいて、過去3年間附属池田高校を希望した子は全員入れているそうです。

実績ではそうだけれども、一般枠の試験は連絡進学の試験より難しく、今後も絶対入れるとは言い切れないので注意して欲しいそうですが、過去3年間の実績を聞くとちょっと安心ですよね!

附属池田以外の進学先の例としては国公立だと高専、豊中、北野、池田、箕面、宝塚北、神戸…私立だと関関同立の大学付属系、洛南、西大和学園、附属池田の近くにある雲雀ケ丘学園、履正社でした。

入試について

一次試験は国語・算数。二次試験は社会か理科のどちらか1教科と、副教科(音楽・体育・図工・家庭科のどれかひとつを選ぶ)の実技。一次試験の時点での辞退はいいけれど(本当は良くないけれど)、二次試験を受けた後は他の人に迷惑がかかるから絶対に辞退をしないで欲しいそう。

どの科目を選んでも有利不利はないので、科目選択は本人の得意なものを選ぶといいということでした。

説明会で聞いたことではなく、どこかの塾のブログか何かの書き込み?だったと思いますが、確か天王寺は一次試験と二次試験総合して点数を出すけれど、池田は一次試験の点数を考慮しないで、二次試験は二次試験として点数を出すので、どれだけ一次試験のペーパーテストがよくても二次試験が悪ければ落ちると書いているのを見たような気がします。

息子はピアノを習っているから受けるなら「音楽」で受けると言っているけれど、池田を受ける子はピアノを習っている率が高く、音楽だと楽譜読めるが前提で、初見で歌を歌って、その歌がうまいかどうかではなく、どう工夫して歌ったかなどが言えるかどうかが大事だと聞いたことがあるような気がするので(説明会で聞いた話ではありません。ただの噂です。)、実際に受けるとなるとその対策を…今のピアノの先生にお願いできるんだろうか?やっぱりそれ専門の塾かな?とぼんやり考えていたのを思い出しました。

生徒の様子

説明会会場には、授業中か何かで生徒さんはいませんでしたが、生徒さんが学校を紹介するビデオを流してくださいました。毎年、生徒さんが学校紹介ビデオを作るそうで、今回も生徒さんたちの方から申し出て作ってくれたそうです。学校の様子や魅力を語るお子さんたちは愛校心に満ちていてとても優等生に見えました。

でも、生身の生徒さんの様子も見てみたいですよね!受験生は申し込めば文化祭や体育祭の見学ができるので、その際に生徒さんの様子を見ることができます。

私はスケジュール的に体育祭や文化祭の見学が難しかったので、これで終わりかぁと残念でしたが、帰る時間がちょうど休み時間になったようで、説明会会場の体育館から出ると、校舎の窓から笑顔で手を振る生徒さんたちがいて、少し様子を見ることができました!知り合いでもいたのかな?とっても元気なお子さんたちで親しみを感じました。

グッズ販売

PTAが販売?

会場を出て門へ向かう途中、学校のオリジナルグッズの簡易販売所がありました。同世代の女性…保護者らしき方が販売されていました。収益は子どもたちの学習活動費になるのかな?タオルから文具用品まで様々なグッズがズラリと並んでいました。中にはいくつかのグッズをセットにして、リボンまでつけられたものもあります。これ、全部、PTAが用意されたんでしょうか。やっぱり国立って保護者の協力が私立より多いのかもしれないという印象を持ちました。

リボン付きの文具セットを購入

私立の学校説明会へ行くとたいていお土産を用意されていて、文具用品やお菓子、飲み物までいただきますが、今回は国立なのでパンフレット類のみ。やっぱり説明会に来た記念に何か欲しいかなと、「どれでも好きなものを選んでいいよ~」というと、息子はこのセットを選びました。

リボンの色も選ばせてくださいました!やっぱりセットになっているものに子どもは惹かれるようで、セットものがよく売れていました。写真ではわかりにくいですが、鉛筆には学校名が入っています。鉛筆は使わずに、他の学校の名前入り鉛筆と共に飾っていますし、ファイルもどう使っていいかわからずそのまま。完全に記念品となりました。

入学後は附属池田に対応している塾が必須?

門から出ると、すぐ近くに学習塾の大きな看板がありました。附属池田に対応している塾だそうです。確か附属平野の方にも(附属天王寺は入試が他の私立と同じ日なので行っていません)そんな感じの塾の看板があったような…。附属池田の授業についていけない、中間テストなどの対策をして欲しい、そんな方のための塾のように見えました。恐らく一定数は、この塾に通っていらっしゃるんじゃないでしょうか。

また、大学入学試験対策のための塾に通う必要がないくらい中高で面倒をみるというのをアピールしている私立中もありますが、国立はそうではないので…大学入試のための塾に通う、自主的に大学入試に直結した学習をするというのも必須なんではないでしょうか。

しかし、附属池田ではいろんな経験ができるので、総合型選抜などのアピール材料ができるというメリットがあるかもしれません。他の学校より入試に直結しないレポート提出などの宿題で忙しく、授業も入試に直結する勉強時間が少ないので、一般入試の向けの学力をつけるのが難しいかもしれないなと勝手な想像をして帰りました。

併願先は?

実際に受けるとなると…大阪教育大学附属池田中学は専願のみなので、合格すると必ず入学しなければなりません。しかし、附属池田の試験日(1月の第3週目くらい)は関西私立の試験(1月の第2週目くらい)がだいたい終わった後。池田で聞いた話ではありませんが、私立の入試結果が残念だったからと受ける方もいるようです。

しかし、池田が第一志望の場合、池田が残念だった後に受けるところがない…と不安になりますよね。この記事を書きながらふと思いだしたのは履正社中学。

shimausj.hatenablog.com

履正社中学の個別懇談で「大阪教育大学附属池田と併願する人が非常に多い。そのため、特別に申し出て池田を受けた証拠(願書のコピーとか?)を提出したら、後期試験の入学手続き(入学金の振込)を遅らせることを許可する場合がある」というような話を聞いたような…。

先に私立を合格しておいて池田の合格発表後に私立の入学金を振り込むことができるなら、無駄がなくていいですよね。でも、思い出して書いている状態で、別の学校と勘違いしている可能性もあります。気になる方は、履正社中学の個別懇談でご確認下さい。違ったらすみません!池田の併願先に選んで欲しいタイプの中堅私立は特別な配慮をしてもらえる可能性があるので、受験先が固まったら念のため確認してみてもいいかもしれません。(中堅でも「うちを第一志望で来て欲しい!」という私立もあるのでご注意を)

近隣の私立中は…阪急沿線で考えると、大阪教育大学附属池田(池田駅)から梅田方面へ3駅先にその履正社中学(豊中駅)、逆の宝塚方面へ2駅先に雲雀ケ丘学園(雲雀丘花屋敷駅)があります。

また、1月だけでなく2月にも入試がある私立学校もあります。

生徒募集要項 | 大阪学芸高等学校附属中学校 – OSAKA GAKUGEI JUNIOR HIGH SCHOOL

(大阪市住吉区、JR・地下鉄長居駅徒歩7分。たまたま2月入試があると気付いた学校です。探せばもっとあるかもしれません)

ただ、一般的に同じ学校の入試でも、入試日程が後になればなるほど難しい問題・募集人数が少ない難しい試験になるそうなので、1月入試の問題なら合格していただろうに、2月入試だったから…というパターンになる可能性も。難しいですね。

全体に好印象!人気が高いのもわかる

附属天王寺ほどアクセスが良いわけでもない地域なのに、なぜ人気なのか…と思っていましたが、全体の印象と話を聞いてなるほどと思いました。

木が多く、さわやかで学校内の空気がいいし広々とした気持ち良さが広がっている。いろんな総合・体験学習をさせてくれるのに、国立だから費用がそれほどかからない。自主自律の精神を育てるため、先生が管理し過ぎている様子もなく、伸び伸びしている。かといって、放置しているわけではなく、しっかりとしたサポートがある。

あと気になるは大学受験時のサポート。学費が安い分、塾などに費用をかけることができるけど、時間的にはどうなんだろう。また、学校以外の何かに打ち込みたくなった時、忙しすぎると難しい。まぁ、そんな時はその時考えればいいのかな、実際に高校は別の高校へ進学している人が一定数いるし…という感じで、しっかり選択肢のひとつに入りました。

 

附属池田関係で思い出したことをそのまま全部書いてしまおうしたので、すごーく長くなってしまいました。すみません。

次は続けて附属平野のことを書こうか、中堅私立にしようか…たくさん説明会に行きすぎて、記憶が薄れかけているのでとにかくすぐに書けそうなものから書いていきます!説明会以外のものも間にはさんで書いていきますが、またよろしければお読みください~

 

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