- 浜学園を辞める
- 四谷大塚の予習シリーズを検討
- 小5の予習シリーズ(紙教材のみ)をスタートさせるまでの間
- 春休み前の2~3月分(6回分)まで取り組んで気付いたこと
- おうち遊び勉強法で話題の著者「ぎん太」さんと同じ状態だった
- 塾に頼らなくても大丈夫そう
今回はちょっと長くなりますが、方向転換させた中学受験の勉強法についてです。
浜学園を辞める
半年続け3ヵ月の休学期間後
冬期講習と土曜コース通塾をしてみて、
通塾に向いていないとわかったのもあって、世間のコロナ騒ぎが落ち着いてからもWeb生でしたが、Web生もやめました。去年の2月に入塾してから半年すぎた9月頃から3ヵ月休学期間をとって今後の方針を考えた後の12月頃のことです。
先取り学習をしていた息子にとって無駄が多かった
長くなるので具体的なことは他の記事に書こうと思っていますが、我が家の場合、進研ゼミ考える力プラス中学受験講座(国立・私立受験用)を2学年先まで先取り受講したということもあって、
映像授業もテキストも、息子にとっては無駄な部分が多く、貴重な時間も費用も無駄になると感じていたからです。(初めてその単元を学ぶ子にもわかるように解説されていたので)
ジュニア算数オリンピックでのトラブルがきっかけに心が離れた
浜学園のキャラクターを気に入っていたのもあり、ためらうところがありましたが、次の記事の件をきっかけに、ダラダラのこのまま継続していていいのか疑問に思い、決断しました。
息子の方もこの件から、平気で嘘をつき迷惑をかけたのに謝罪しない浜学園の対応に疑問を持ち、もともと浜学園から気持ちが離れていたのもあり、休会期間中、浜学園の公開学力テストも受けず(用事がある日とかぶり用事を優先させたからですが。8月の公開テストも実家のお寺関係の用事で帰省し休みました)、Web授業から離れたおかげで、休会後、心残りなくそのまま気持ちよくやめることができました。
すべてこなそうと疲れてしまっていた
ジュニア算数オリンピックに初挑戦したり、ピアノなどの楽器類の習い事、英検などの検定、将棋などの趣味、受験勉強以外のいろんなことを継続・挑戦しているのに、つい生真面目にWeb授業・教材すべてこなそうとして不要な部分はカットするということをしていなったので、やることが溜まって息子も疲れ気味になり、ダラダラ過ごすことが増えていました。(中学受験勉強は親が取捨選択してたりかなりサポートするそうですが、私の方が忙しい時期だったのもあって、少しほったらかし気味でした)公開学力テストもミスが増え、徐々に点数が下がるという状況になっていたので、夫の方からも子供の様子を見て「いったん『進研ゼミ中学受験講座』へ戻そうか」と声をかけてきたので、とりあえず休会ということに。
その分、その休会期間にあった英検2級に合格しましたし、
ツィッターでツィートしたように、
息子、将棋大会でもらえなかった✨盾✨を、おもいがけずピアノコンクールの方でもらえました!
— 金色のモッピー (@GoldenMoppy) November 29, 2022
前回は金賞でも賞状だけだったので、盾ももらえるなんて知らなくて😲
おぉ~念願の盾!!と手に取ると軽くてびっくり。
プラスチック製なんですね💦#ピアノ #ピアノコンクール #盾 #習い事 #子育て pic.twitter.com/yLngokukNM
ピアノコンクールは盾がもらえたし、時期はずれますが、漢検3級も合格し、数検3級は1次試験のみまだ結果待ちですが、そちらも恐らく合格するだろうという状態になりました。
やっていないとやる気がわいてくるのか、受験勉強への姿勢も以前より積極的になりましたし、お休み期間は、無駄ではなかったと思います。
四谷大塚の予習シリーズを検討
前期分の教材を一括購入してみる
休会できる期間が3ヵ月だけなので、浜学園を退会するにあたり、11月末くらいから次を検討しました。大手塾のWeb講座は日能研・馬淵教室にもあり、全国的に有名な四谷大塚の「進学くらぶ」というWeb映像授業の通信教育もあります。
四谷大塚「進学くらぶ」で使用している評判のいい『予習シリーズ』が改訂されたばかりというのもあって、
試しに公式サイトから小5の前期分(一冊だけではわからないので、一度に計算・漢字テキストから演習ワークまで一式)を購入してみました。また別の記事に書くつもりですが、浜学園のテキストで不満に思っていた部分がこちらにはなく、私は気に入りました。カラーで写真やイラスト、図が入っていて見やすく、子どもが好みそうなテキストだったので子どもに見せてみると、動物が書かれたテキスト表紙や四谷君?という男の子のキャラクターも気に入ったらしく子どもも気に入ったので、これで決定することに。
『進学くらぶ』の映像授業や基礎高速マスターを1週間体験
ちょうど『進学くらぶ』一週間お試しキャンペーンが実施されていたので、冬休みに進学くらぶのお試し期間を体験してから、「進学くらぶ」を利用するか、テキストだけにするか決めることにしました。当時、1週間期間限定だけれど無料で「進学くらぶ」のタブレット学習システム高速基礎マスターの利用や映像授業(4教科下位クラス上位クラス両方)を見ることができたんです。
お試しキャンペーンの映像授業は4教科すべて第1回の分だったので、それを見て予習シリーズのテキストをスタートさせようと思いつきました。もっと早くお試しキャンペーンを利用することもできましたが、せっかくだから、できるだけ高速基礎マスターをたくさん使って欲しくて時間的余裕がある冬休み期間にしました。
その結果、やっぱり映像授業は面白いけれど無駄に時間がかかりすぎて見ている時間がもったいないし(テキストに書いていないことも言ってくれるから見せたいけれど、あまりにも一回分が多すぎて時間がかかりすぎる。楽しむだけで学習内容を吸収しておらず、後からテキストを読み込み直す時間がかかる)、高速基礎マスターも好きなところを好きなだけできるものでもないし、こちらは娯楽要素が少ないので勉強の息抜きアプリの代わりにもなりにくいな…ということで、不採用としました。(普段、多くの学習アプリを無料の範囲内で利用して楽しんでいます。またそのうちブログに書きます。)長時間、タブレットに向かう姿を見ていると視力が心配になってきたからというのもあります。
もし、『進学くらぶ』をとるとすると、またWeb授業に時間をとられてまわっていかなくなる(浜学園よりWeb生用に上手に作られていて楽しく魅力的なので、映像授業を何度もダラダラと見たがり、カットできなくなると思います)のが目に見えています。今の息子にはどちらかというとアウトプット、問題をこなす方が大事なので、そちらに時間を割きたい。インプットは読む方が早いし、読むのが好きなタイプなのでそれでいいかなと。
理解しにくいところに出くわしたら、映像授業がある方がいいでしょうけれど、いつ出会うかわからないその単元のために無駄な時間と費用をかけ続けるのはな…という気分に。
結局、テキストだけを採用することにしました。
小5の予習シリーズ(紙教材のみ)をスタートさせるまでの間
先取り受講した『進研ゼミ考える力プラス中学受験講座(国立・私立受験用)』を復習
浜学園を休会・退会してから、予習シリーズ5年生のテキストの学習を開始するまでは、進研ゼミ中学受験講座のやり残していた演習ワーク・攻略ワークや前からある市販の教材の残りをしたりして、受験勉強の方は総復習期間として過ごしました。
進研ゼミ中学受験講座は最低限テキストをしたらOKという感覚で、ワークの方はかなり残していたので、これをもっとまじめに取り組んでいたらなぁと。
小3の2月から浜学園への通塾が始まると、進研ゼミ中学受験講座はテキストすら取り組む時間がなくなり溜まっていったので、本講座4年生4月号・中学受験講座講座6年生4月号が到着した時点でいったん止めています。
だから、以前のように小6の中学受験講座を5月号から再開することもできます。夫が「進研ゼミに戻そうか」と言ってきたのはそのためなんですが、5月号まで期間がずいぶんありますし、それはいったん保留にして、予習シリーズの小5にチャレンジしてみました。
春休み前の2~3月分(6回分)まで取り組んで気付いたこと
進研ゼミ中学受験講座で学習した基礎があるから楽
予習シリーズを息子とはじめて、気付いたのは進研ゼミ中学受験講座で学習した基本があるから楽だということ。いきなりテキストだけでこなすとなるとしんどいだろうなと感じました。
そのため、小5の予習シリーズ第6回(予習シリーズについている学習予定表を見ると、第7回は春期講習後に行われるようなので)まで終えて、再び進研ゼミ中学受験講座のやり残しの方へ戻りました。特に通塾が始まってから届いた分は、基本のテキストも好きなところしかできていなくて、抜けているところがたくさんあったので、一通りこなしてからの方が良さそうだと思えたので。(予習シリーズスタートから親の完全サポートに戻り、息子と相談して計画を立てました。一人でできる子はできるそうですが、息子はまだまだ厳しそうなので)
予習シリーズのテキストだけではちょっと足りない
小5の前期分を見ているだけだからだと思いますが、この予習シリーズだけではちょっと不充分な気がします。『進学くらぶ』の高速基礎マスターや映像授業分、週テストなどが欠けているので足りないのは足りないんでしょうが…映像授業があると見たくなって時間が足りなくなるので、進研ゼミ中学受験講座以外にも市販の教材を数冊追加購入して、補強をしています。予習シリーズ第6回を終えてから、今の息子に足りなくて合うものを数冊同時進行しています。長くなるので市販の教材はまた別の記事に書きます。
浜学園のWebや『進学くらぶ』を受講をしない分、時間も費用も浮いているので、気楽に購入できますし、市販の教材もこなす時間ができました。親がその子どもに必要なものだけ選択して教材を購入するのは、無駄がなくていいかもしれません。
さすがに完全に書店で購入する本だけで中学受験というのは、自分の取捨選択ですべてが決まる不安がありますが、「予習シリーズ」「進研ゼミ 中学受験講座」という大きな柱があるので、おおまかなところは大丈夫、という安心感があります。
演習ワークまですべてこなすとボリュームがある
我が家のように習い事や趣味的なものを継続しつつ、テキストから演習ワークまで4教科分すべて取り組む場合、たぶん、理解するのに時間がかかったり、のんびりしていると1回分を一週間でこなすのが難しいと思います。実際どのように取り組んだかまた別に書きたいと思いますが、理科と社会を生活の一部に取り込んでギリギリです。国語は息抜き的にして算数を中心にという感じ。「進研ゼミ 中学受験講座」で先取学習をしていなかったら理解するのに時間がかかり、習い事や趣味的なものを継続しながら全部こなすのはかなり厳しかったような気がしました。やってて良かった先取学習!学習貯金!です。
習い事などに割く時間や力の入れ具合によりけりだと思いますが、我が家の場合はそんな感じでした。
おうち遊び勉強法で話題の著者「ぎん太」さんと同じ状態だった
『偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法』に出会う
こんな風に予習シリーズをスタートさせてから市販の教材を本屋であれこれ見ている時に、偶然『偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法』を見つけました。
ほとんどどのような教育方針でどう育ったかという内容ですが、その中に、中学受験を始めたのは進研ゼミの「中学受験講座」がきっかけだったこと、それをとっていたから、予習シリーズの解説でわからないところがあれば、進研ゼミ「中学受験講座」のその単元を探して進研ゼミのわかりやすい解説を確認していたようなことが書かれていて、今の我が家と同じ状態だな~と親近感が沸きました。
うちの子が好きな進研ゼミの「中学受験講座(国私立受験用)」をぎん太さんも受講していて、予習シリーズでわからないところがあれば、同じ単元を読んで解決していたそうです😃↓#中学受験
— 金色のモッピー (@GoldenMoppy) February 8, 2023
偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法 https://t.co/grXtLmL4xw @amazonより
そういえば…「ぎん太」さんは、算数は予習シリーズの「演習ワーク」はしないで「テキスト」だけをじっくり取り組んでいたそうです。それでも、進度は遅れ気味だったそう。遅れつつも焦らずしっかり理解して基礎を固めることが大事なのかもしれません。気になる方は「ぎん太」さんの本をじっくり見てみてください。後半に書いていた気がします。
「予習シリーズ」と「進研ゼミ 中学受験講座」は相性がいい
「進研ゼミ 中学受験講座」は基礎をかみ砕いて教えてくれる
進研ゼミの中学受験講座は、きちんと活用することで偏差値55〜65の私立・国立中学校の合格をめざせる講座とされていて、最難関校などを対象としていません。だから、中学受験の基礎を楽に習得できるようになっています。基礎をかみ砕いて教えてくれるような感じです。
一方、予習シリーズのテキストは最難関も対応できるようになっているので、少し基礎部分を飛ばしているというかサラッと流している感じがします。だから、この二つは相性がいいのかもしれません。お値段的にも中学受験用のZ会や進学くらぶの通信よりずいぶんとお求めやすいですし、【四谷大塚 予習シリーズ】【進研ゼミ 中学受験講座】の二本の柱を立てた自宅学習おすすめです!
先ほどの著者「ぎん太」さんは、みんなにとっての「塾」が自分にとっては予習シリーズで、「個別指導」「家庭教師」が進研ゼミ中学受験講座だったと表現されています。進研ゼミ中学受験講座は、わからないところをちょっと聞ける存在のようでいいですね。
カリキュラムが違うから「進研ゼミ 中学受験講座」を先取り受講を継続しておけば良かった!
進研ゼミの中学受験講座の良さを再認識し、今はまた4月に手続きをして進研ゼミ中学受験講座を6年生5月号分から再開しようか迷っているところです。
ためらうのはカリキュラムの問題。
例えば予習シリーズの小5理科の星座の部分。ちょっとつまづいたのですが、進研ゼミ中学受験講座小6のお試し見本に同じ部分が載っていて、これがとても読みやすく見やすくて、これを先にやっておいたら楽に理解できたのにと残念な気持ちに。
この進研ゼミ中学受験講座小6のテキストから先にすれば楽に理解できたのではないかと気付いてしまって。あのまま継続しておけばすべて先に予習できて、予習シリーズがさっと理解できて良かったのにとちょっと後悔してしまいました。予習シリーズの予習ってちょっと変ですが。
カリキュラムが違うので当然と言えば当然なのですが、小6のテキスト範囲が予習シリーズ小5で出てきているので、今からとっても予習シリーズで学習した後だとあまり意味をなさないものになってしまいます。でも、予習シリーズの本についている学習計画表に沿って学習しないで、進研ゼミ中学受験講座で学習していない部分は飛ばして先にすすんでしまって、進研ゼミ中学受験講座で学習した後にする方法もあります。でも、それで上手く受験に間に合うのか不安があります。「ぎん太」さんは進度が遅れ気味でも間に合ったんだから、なんとかなるのかな?
市販の本やインターネット上にある解説や動画で済ます方法もありますが、なかなか探すのも手間がかかりますし…。
※追記です。その後、予習シリーズだけで手いっぱいなので進研ゼミ中学講座小6の5月号~の分はとらずに、その都度、対処しています。
詳しい解説集の例⇒シリーズ対応表 - すぐる学習会 (※平易に詳しくしようとしてくださっているので、予習シリーズの解説の方がすっきりしてわかりやすい場合もあります。順に少しずつ更新されていて、新シリーズに対応していないものもあります)
詳しい動画の例↓
市販の本はまた別の記事にしたいと思っています。
塾に頼らなくても大丈夫そう
環境を変えて成果は出た
進研ゼミ中学受験講座の方は手持ちの分だけ活用するか、小6の5月号から再開するか未定ですが、とりあえず合わない塾を退塾して予習シリーズへ移行して良かったです。
特に休会期間はダラダラしてほとんど受験勉強していませんでしたし、以前より「受験勉強時間」は減っているのでさぞかし「偏差値」は落ちているだろうなと思っていましたが、退塾してから上がり(希さんや馬淵さんの模試を利用。まだ転記ミスなどはたくさんありましたが)ました。偏差値ではなく志望校が出す問題ができるかどうかが大事だと思っているのであまり気にしていませんが、成果が出たようで少し嬉しかったです。
やっぱり、子どもに合う環境を用意してあげることが大事ですね。うちの子は低学年の頃からのように親がサポートしながら、テキストでマイペース自宅学習が一番向いている気がします。通塾に向いているお子さん、『進学くらぶ』に向いているお子さん、いろんなお子さんがいらっしゃると思います。選択肢がいくつもある時代なので、できるだけ合う環境を用意してあげられるといいですね。
我が家はまだ受験校未定ですが、今のところ進研ゼミ中学受験講座だけで対応できるような学校が気になっている状態なので、なんとかなるかもしれない…というところです。まだ学校見学すらできていない学校がたくさんあるので、どう転ぶかわかりませんが。
塾なしで最難関に合格する人も珍しくない
我が家は今のところ最難関とされる学校を受けさせる予定はありませんが、先ほどの本の著者「ぎん太」さんは有名な「開成中学」に合格されていますし、他もブログやTwitterにほぼ塾なしで合格したという方々の話が多数あります。
もともとその学校の入試に向いているタイプだったというのもあると思いますが、最難関でも工夫次第で塾に通わず合格することは可能なようです。
もし、今、通塾や塾のWeb通信講座が合わないと感じているなら、塾なしテキスト学習に方向転換してみることも検討されてはいかがでしょうか。
過去問対策が課題
どの学校でもそうですが、特に難しい問題が出る学校を受ける場合、過去問対策が大事なってくると思います。「ぎん太」さんも小6は塾の志望校別対策講座を受けて、過去問のわからない部分を質問されていたようです。通塾・Web通信・家でテキストだけ…どの方法をとっても過去問対策がどれだけできるかが、合否を分ける気もします。
今後は子どものサポートをしつつ、その辺をどうするか探っていきたいと思っています!
「進研ゼミ考える力プラス中学受験講座(国立・私立受験用)」(オプション講座だけの受講もできます)⇒中学受験講座 | オプション教材 | 進研ゼミ小学講座
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