- 2023年の灘校文化祭は入場制限なし!
- 建物内の様子・サークルの企画イベント
- キャンパスツアー
- 図書館ツアー
- 灘校文化祭お土産グッズ
- 灘校の保護者のイメージもアップ
- ステージの上空に鯉のぼり
- 前回から改善された点がたくさんあった
今年も灘校の文化祭に行ってきました。今年は2回目なので、前年度と比較してどう変わったか書いていきます。
2023年の灘校文化祭は入場制限なし!
日時・対象
誰もが入退場自由!
2023年は、事前予約なしで、入場のためのチケット類もなし。灘校の生徒の関係者だけでなく、自由に誰でも来場できるようになっていました。
5月2日㈫・5月3日㈬祝日
両日とも9:00~15:00
前年の2022年は午前と午後の入れ替え制でしたが、今年は特にそういった時間制限もなく、開催時間中なら好きな時に来て好きな時に帰ることができるようになっていました。
前年度の文化祭の様子はこちら。
飲食禁止なので…
ただ、今年ははっきりと飲食禁止(飲み物は可、ペットボトルの販売がありました)にされていたので、午後・午後どちらかのみに参加するパターンを想定されていたことと思います。(前年度は飲食禁止の貼り紙もアナウンスもなく、販売されているポップコーンなどのお菓子を大きな階段で食べている人がたくさんいました)
昼食を食べるためにいったん外に出て戻ることもできますが、飲食店は駅前まで戻らないとあまりないですし。
最寄駅から入場直後まで
招待客・一般の区別なしになった?
JR住吉駅・阪神魚崎駅から徒歩10分、阪急岡本駅から徒歩25分のところにあります。
前年と同じ時刻、だいたい開始の30分前(8:30)に灘校へ着くように家を出ました。
JR住吉駅下車のルートを選びましたが、電車内から灘校生や灘校受験を考えている親子など、灘校文化祭へ行くような雰囲気の人がたくさんいました。大量の人が灘校を目指していくので、人の流れについていくと、自然と到着します。私たちはのんびり歩いていてので、集団の最後尾。ポツポツと集団から遅れた人たちがいて、その人たちの後をついていきました。
前年度は招待客と一般の人は入り口が別で、途中で分かれる分かれ道に学生が立っていてアナウンスをしていましたが、今年はそれがありませんでした。
安全・快適に待てるようになった~待機場所改善
前の親子についていくと、灘校文化祭の入場門アーチが見えてきて、そのまま入場できるのかと思ったら…入り口の前に先生らしき人が立っていて、グラウンドの方へ行くように指示をしてくださいました。そのままグラウンドの方へ行くと、すでにかなりの人がいました。
大きなグラウンド半周分くらい。前年度は車も通る道路に待機の列ができていて、少々危険を感じましたが、今年はグラウンド!安心して待つことができました。
並んでいる間に冊子形式のパンフレットを配ってくださいました。
50ページ以上もある読み応えのあるものです。
待ち時間をボーっと過ごすのではなく、その冊子を見ながらどこへ行くか計画を立てたり、冊子の内容を楽しむことができてありがたかったです。
また、後から知ったのですが、列はドンドン伸びていき、入場門手前の体育館の方まで伸びていて体育館ではピアノ演奏をされていたそうです。
前年度の問題点を反省し、翌年待ち時間を安全に快適に過ごせるように工夫されていて素晴らしいです!
何時に並んで何時に入れたか
グランドの列に並んだ時間は9:00開始の30分前の8:30。列の先頭は文化祭開催予定時刻9:00前に動き始め、だいたい9:00頃に入場門をくぐることができました。
前年も30分前に到着しましたが、9:30頃に列が動きはじめ、その後受付をして…という状態で到着から1時間以上かかったので、今年のスムーズ&スマートな対応にびっくり。9:00頃に会場の列に並んだ方は出遅れた感があったそうなので、私たちが並んだ30分前の8:30がベストだった気がします。(キャンパスツアーガイド担当の生徒さんによると7時頃に並んだとおっしゃっていた方もいたそうですが、そこまで早くに並ばなくても充分いろんな体験をさせていただけました)
受付なしでスムーズ!
前年度は入場門の手前にある体育館で受付があったのですが、それもなく、そのまま入場門をくぐることができました。
よく考えると桃山学院中高の文化祭のように名前を書いたり、身分証明書を確認することもなく、人数を申し出てパンフレットを受け取るだけだったので、必要なかったと言えばなかったですね…。
そういえば、前年度は受付でシールを渡され、受付済みの人とそうでない人と区別するために服に受付済みシールを貼るように促されましたが、カバンに貼る人もいれば、上着でシールが隠れてしまう人、貼っていたのにはがれてしまった人もいましたし、セキュリティがどうのこうのという状態でもなくなっていたので、不要だと判断されたんでしょうね。
去年は受付でしていた人数把握も今年は列の人を見てこんなカウンターで数えていたのかも。↓こんなものを持っている生徒さんがいたような…
待機列をスムーズに誘導する係の生徒さんがたくさんいて、イベント運営の実践練習のようでした。
入場門をぐぐってすぐ右手に、列に並んでいた時に配られたパンフレットより簡単な、地図やタイムテーブルなど最低限必要な情報だけが載っているパンフレットが積まれてある長机があり、
(列に並んでいる時に配られたパンフレットをなくしたので、簡易版パンフレットをいただきました。家に帰ったらカバンの奥に入っていたんですが気付かず…)
そこが受付と言えば受付のようになっていましたが、みんな素通り状態でした。来場人数が予想しきれないので予備的に簡易版のパンフレットを作って経費削減されたのかなぁと勝手に関心しました。
混雑具合は?
入場後、普通に人が多いなという印象を受けましたが、入場直後が一番人が少なかった気がします。去年のように入れ替え制ではないので、いったん強制退場させられることもなく、そのままの残り続けてどんどん人が増え、時間がたてばたつほど人が増えてきて、特に中学生の棟の通路が満員電車状態。混みあっているのでグラウンドも催しを楽しむように促す放送が流れるほどでした。(グラウンドはチケット売り場で参加チケットを買い、ヨーヨー釣り・射的・ストラックアウトなどを楽しみ景品をもらうというものが実施されていました)
混み具合は前年より増していた気がしますが、今回の文化祭の方がいろんな体験ができて、楽しめました。本来、文化祭はその学校の生徒やその関係者が楽しむもので、一般客はそれにお邪魔している状態。しかし、灘の生徒さんたちは自分たちが楽しむより一般客が楽しめることを最優先に考え、前年の状況を反省・分析し、工夫をされたからだと思います。
お土産物を入場直後に購入できるようになった
入場門くぐった時点で「お土産物の販売は左、右側はイベント」という内容のアナウンスがあり、お土産物を先に確保したい人は先に購入できるようになっていました!
前年度は、この入場門手前にある入場受付の体育館で販売されていましたが、受付待ちの列から離れるわけにはいかず…受付後もすぐに入場門の方へ行くように先生方が誘導されていたので、購入することができませんでした。そのため、一通りまわったあと買いに行くとぬぐいしか売れ残っておらず何も買わずに帰ることになったのですが、その点も改善されていて少し驚きました。
しかし、私たち親子は前回参加できなかったイベントに参加したい気持ちの方が強かったので、お土産物は後回し。イベントの方へ向かいました。
建物内の様子・サークルの企画イベント
人気イベントの抽選整理券を手に入れられた!
前年度は入場門をくぐった時点で人気のイベントの整理券(先着順)配布はすべて終了という掲示を目にしましたが、今年はそれがなく、すぐに整理券配布場所へ行くと、長い列に並ぶことができました。並んでいる人の分しか整理券は受け取れない(代表者がグループの人数分をもらうことができない)ということだったので、私も慌てて並びました。(私がキャンパスツアーの申し込みをしている間に、息子だけ先に抽選整理券の列に並びに行っていました)でも、よく考えると大人が体験しても仕方ないような内容ばかり…整理券配布教室に入ってから息子に「私の分はいいわ~」と言うと、そこの係の生徒さんが「抽選だから、必ず当たるとは限りません。(せっかく並んだんだから体験するつもりのない大人の分も含めて)人数分とっておかれてはどうですか」と助言してくれました。
抽選整理券は長机に時間・種類別に並べ、たくさん積まれていて、体験時間が同じ整理券でないなら取っていっていいということだったので、子どもの好みのものを二人分ずつもらって行きました。
「砂金掘り体験」などいろんな子どもが喜びそうなものがたくさんあったのですが…おもいっきり息子の趣味のものに。ロボットプログラミング・シュミレーター(電車の運転台)・Nゲージ(プラレールの大人版のような動く電車模型)。<それならどこでも体験できるじゃない!>と心の中で叫びましたが体験するのは息子。鉄道関係一色ではなくロボットプログラミングが入っているだけまだマシだと自分に言い聞かせて整理券選びは終了。整理券は充分な数が用意されていたので、もしかして、入場後すぐに並ばなくても手に入れられたかもしれません。
抽選発表時間がそれぞれ違うので確認を忘れそうになりましたが、なんとかロボットプログラミングとシュミレーターに当選しました。2名で当選したらどうしようかと思っていましたが、綺麗に1名分ずつ。
電車運転シュミレーター・ロボットプログラミング体験
シュミレーターは、対象年齢10歳以上という本格的な方もありました(息子は10歳です)が、自信がないということで初心者用の方を抽選券を選んでいました。
それでも充分難しそうで、担当の生徒さんに操作方法を説明してもらっていたのでちょうど良かったです。
以前、次のイベントで体験したことがあるのものとちょっと違うようでした。
ロボットプログラミングは先にお土産物を確保したかったので、1人で体験してもらいました。Scratchのように画面上でカードを動かしプログラミングをしてロボットを動かせる一般的なものだったらしいです。
そういえば次の大阪工業大学のサマーキッズカレッジでもプログラミングをしてロボットを動かす体験をしたことがなるなぁと思い出しました。
まだブログ記事にできていませんが、他にも大阪大谷大学で実施された小学生向けのロボットプログラミング講座にも参加したことがあるので、他の方に譲って違う体験をさせていただいた方が良かったかもしれません。
灘校の「机椅子」を見かける
電車の模型やシュミレーターがある教室に、灘校の有名な机椅子がありました。
木製机椅子は中学で使われていて、高校では木製の机椅子より少し大きい足の部分がスチール製の机椅子使われているそうです。「この机椅子だと姿勢が良くなると偉い人(?)が言って取り入れたらしい」とキャンパスツアーガイドの生徒さんから聞きました。姿勢の問題で取り入れたというなら、なんとなくわかります!子どもって、特に男の子ってすぐに椅子を斜めにします(うちの子だけ?)し。スペースが一人だけ取りすぎる、狭すぎるという問題も解消されますし。でも、昔より体格が大きい今の子どもたちには、中学生でも木製の机椅子は狭すぎるかもしれませんね…。ちょっと窮屈そう!
うちの子は電車好きで電車模型をしばらく見ていたいというので、私一人で周辺の催しを見て回ることにしました。
レゴ部のレゴ作品
灘校で有名なレゴ部のレゴ作品群のお部屋へ。
国際宇宙ステーション!他にも絵画のようなもの、勝尾寺のダルマなどいろんな作品があり、オォ~と一人で感動。電車のものもあったので、息子を呼びに行って見せて、さらに他の教室も見に行くことにしました。
ドラえもん同好会
子どもが興味を持っている将棋・プラネタリウム・マジック…どれも並ぶ気持ちにならないほど人が並んでいましたが、ドラえもん好きの息子にピッタリな「ドラえもん同好会」の教室はわりとすぐに入れる状態でした。
ドラえもんの知識を問う「ドラえもん検定」の問題用紙が配られていて、行った時にはすでに上級部門は終了していましたが、中級・初級の問題で充分!初級でも知らないことがたくさんありました。
基本的にどれだけドラえもんのお話のことを知っているか競うお部屋でしたが、こんなかわいい「もしもボックス」も展示されていました。
小さい子たちはこの中に入って記念撮影。ドラえもんの世界に入ったみたいですね。
写真同好会の『来校証』が大人気!
終盤になって気付いたのですが、写真同好会の『来校証』が大人気だったようです。
教室内で証明写真のように撮影し、次のようなものを発行してくれるそうです。
終了間近で、私たちは展示されている写真を見るだけにしておきました。
キャンパスツアー
お昼前でも申し込み可能だった
入場後、実は整理券配布の列に並ぶだけでなく、キャンパスツアーの申し込みもすぐにしました。前年度は入場したらすでに申し込み終了となっていたからです。しかし、後から再確認すると今年はお昼前でも申し込みできる状態でした。去年、あっという間になくなったから、参加枠を多く作られたのかもしれないですね。ここも改善されていて、さすが!
今回の難点をあえてあげるなら、集合場所。キャンパスツアーの受付場所と集合場所がバラバラで、集合場所がわかりにくかったです。予約をしていない人たちもそこにいると参加できるのかと集まっていた人たちもいましたし、受付と集合場所は隣接している方がいい気がしました。
キャンパスツアー中は写真撮影NGだったので撮影していませんが、自己紹介からはじまり(高校生だそうです)、柔道場の紹介、建物の窓の形から歴史までいろんな話をして、1回につき4組程度の親子を連れて回ってくれました。
灘校の生徒さんは偏差値トップ校ということでパーフェクト人間を想像して近付きがたいイメージがありますが、ガイドの生徒さんは案内や説明もぎこちなく、ガイド内容を暗記できておらず時々言葉も出てこない、優しいふわ~とした雰囲気を醸し出している普通の生徒さんでした。いろんなタイプの生徒さんがいて、いいですね!隙のない切れ者ばかりだと疲れちゃいます。
1クラスの人数の多さ・体育館立て直し計画の話に驚く
灘校の机椅子の話などいろんな話をしながら回ってくださったのですが、小学生の親子としては体育館の立て直しの話とクラス人数が印象に残りました。
もうすぐ100周年記念として体育館を立て直しするそうで(あちこちの私立中で100周年記念事業の話を聞きますが、そういう時期にきているのかな?)、他の保護者の「その間、どこか別の場所の体育館を使うんですか?」という質問に「同じ場所にまた体育館を立てるから、潰してから建て直すまでの間どうするんでしょうね~体育館使えなくなりますね~」という回答で…(生徒さんの話で先生の話でありませんし、別の場所の体育館を借りるのかもしれませんが)うちの子は体育好きなので「雨が降ったら体育なし?」という気分に。
また、一クラスの人数が高校は55人~60人、中学は45人と聞き、それにもびっくり。小学校のクラスの人数はもっと少なく、教科によっては先生が2人入ることもあるので、うちの子は「ありえない~!え~!」というような顔。確かに60人って先生の目が行き届く範囲を大きく超えている…大学の講義みたいな感じになるのでしょうか。
灘中の授業見学をしてみたい!精神年齢が高い優秀なお子さんだと大人数でも大丈夫なんでしょうけれど、(入学できるできないの問題は置いておいて)幼いうちの子にはちょっと向かないなと思いました。
今、いろんな中学をまわっていますが、芝生のグラウンドばかりになっていて驚きました。灘中、灘高のグラウンドも芝生ですが、とても高級ないい種類の芝生を使用しているそうで、キャンパスツアーの生徒さんが子どもたちに「いくらだと思う?」と問題を出してくれて、うちの子は元気よく「1億!」。そんなわけない…ちょっと恥ずかしくて、金額を教えていただいたのに、いくらだったか忘れました。
キャンパスツアー後、芝生のグラウンドへ。野球のベースのようなものがあり、野球好きの息子はとりあえず横に立って野球選手の気分に。
良い芝生のグラウンドだとケガもしにくいし、雨が降ってもすぐ水がひいて使えそうでいいですね!
図書館ツアー
慣れている感じで大人と変わらない対応
キャンパスツアーの中に図書館見学も含まれていると思っていたら、別とのことで、慌てて申込先を聞いて申し込みに行きました。中学棟の文芸部の催しをしている教室で受付をされているそうで、キャンパスツアー後に予約をしに行くと、午後の部はまだ埋まっていなくて申し込みができました。
こちらは対応が手馴れていて、受付もスムーズ。キャンパスツアーは口頭で集合場所を聞いただけでしたが、こんな受付票もいただきました。
受付場所と集合場所が同じですし、用紙に場所と時間が書いてあるので他のイベントに夢中になってもうっかり場所や時間を間違えることはないですね!
ピンクとオレンジの手作りしおりも受付時に渡していただき、お土産に持ち帰っていいとのことで、ありがたくいただいてきました。図書館ツアー担当者は同じ時間枠に2人いて、しおりの色でグループ分けするようになっていました。明るめの色と暗めの色という区分けで、家族や友達同士が分かれるようなことにはならないようになっていました。
お2人とも慣れた様子で落ち着いて案内してくれました。とてもスムーズで大人と変わらない感じです。話も上手でちょっと関心してしまいました。
図書館内が予想以上に素敵!
丸い天井窓がある設計
予想以上に図書館内が素敵でびっくりました。図書館ツアーは写真OKだと最初におっしゃってくださったので、たくさん写真を撮りました!
キャンパスツアーの時にこの下は図書館で…と案内してくれてた天井窓の下はこんな感じ。
自然光が真ん中から漏れる素敵な設計です。まわりに丸い電気がアーチ状に広がっていて優しい雰囲気ですね!
丸い天井窓の下にはこんな風に椅子が並んでいて、語り合える雰囲気。
アーチ状の天井部分はわざと低い書棚ばかりにして、視界を広げるように工夫されているとのこと。
低い書棚は文庫本だけでなく、赤本もバッチリ並んでいました。「ご覧の通り、希望する人が多いから東大・京大の赤本が一番多くて、阪大もある…」ということでした~!
奥の方の高い書棚は普通の図書館の空間を味わえてなんだか落ち着きました。
中にはこんなロング椅子や、
「プールを見ながら勉強できる」(この窓の向こう側が学校のプールになっています)というカウンターまで。
机の上の貼り紙や、いたずら書きがなんだかちょっと可愛らしい。
あちこちにソファがあり、このソファのクッションがいいとか、ここで寝転んでいる生徒がいるとか、ユーモアを交えて説明がありました。
自習スペース
図書館に自習スペースがたくさんあり、こんな風に感染対策?をされているところも。
立派な個別ブースもあります。
なんとこの立派な緑色の椅子、昔、職員室にあった椅子だそうです。良いものを丁寧に長く使うのは素敵ですね。
畳のコーナー
畳コーナー(和室コーナー?)もありました。
ここでゴロンとしている学生も多いのだとか。家のようにゴロゴロ本を読める図書室ってアットホームでいいですね。
幼児さんの図書コーナーのような空間も
幼児さんの図書コーナーのような、少し奥まっていて高さが低い図書コーナーがありました。
図書館ツアーに参加した小さな子供たちは、この空間を気に入ってリラックスしてソファー(手前の本棚の裏側)に座っていました。
『語源図鑑』とか親しみやすい本がたくさん!
優しい・ホッとする空間
ダルマさんやぬいぐるみさんがあちこちに飾ってあって、なんだかホッとする空間です。
書棚にこんなかわいいマグネットがついていることも。まだまだかわいいお年頃の子たちが通う図書室なんだなという感じです。
現代的・オシャレ・高級感・荘厳といった図書室ではなく…かわいい・ホッとする・安心感のある・優しい雰囲気の素敵な図書室でした。
まだ高校生なんだから、そういう家庭的な雰囲気の方がいいですよね!
学習サポートもバッチリ
国会図書館の使い方の説明の貼り紙があったり、
英字新聞の貸し出しがあったりと、
しっかり学習をサポートする体制も整っています。図書館ツアーの自由散策の時間、図書館司書の方が図書館ツアーの学生さんと親子のように楽しそうにおしゃべりをしていて、本当にアットホームな感じでした。
灘校文化祭お土産グッズ
食べ物系のお土産
缶入りの紅茶やクッキーも
お土産物を買いに行こう入場門にまで戻ってきたら、灘校保護者の呼び込みにつられて入場時に案内された場所とは違う、入場門右手の方の売り場へいってしまいました。食品系だけ別に販売されているようです。
学校の校章が入ったせんべい・三笠…はあちこちの学校にもありそうですが、缶入りの紅茶やクッキーまで販売されていたようです。私が行った時、それらはすでに売り切れで、仕方なくせんべいを買って帰りました。(飴もありましたが、私たちはあまり飴が好きではないので)
クッキーや紅茶があった時点では行列ができていたのかもしれませんが、私が行った時点では列はなく、すぐに購入できました。
丁寧な包装のおせんべい
おせんべいも丁寧に包装されていて、紙袋付。
どこかへ手土産として持参できそうな状態でした。
3つの袋に分かれているので、3回にわけて食べることができます。
「なんで端が欠けているデザインなんだろう?瓦みたいだね」と話し合って食べました。
文具などの灘校グッズ類
並んでいるうちに購入表を記入
入場門右脇のテントは食べ物ばかりで灘校グッズが買えないことに気付き、最初目指した入場門入って左手の方へ行ってみました。すると、やっぱりすごい行列!
並んでいるうちに、購入するものの種類と数を記入しておくことになっていました。
実物見本の展示あり
建物の外に続く大行列の列がすすみ、「やっと建物に入って買える!」と思ったら、建物内の廊下に列が続きます。列に従い廊下を折り返してやっと販売所の部屋へ入ると、灘校グッズの見本の展示がありました。
やっぱり、灘校の伝統的な校舎のクラフトキットやくまさんぬいぐるみにダルマの服を着せる『なだるま』が目をひきますね。
でも、この空間に来た時点では皆さんは、ほぼ記入用のペンも返却し終わって確定状態なので、みなさん、あまりご覧になっていませんでした。
ぬいぐるみ『なだるま』・ブックカバーが欲しい!
私は次の写真の右下にある青のブックカバーに気付き…
もともと、いただいたパンフレットに載っていた写真から息子は「ブックカバーがいい」と言っていましたが、<ブックカバーの表にもし「灘校」と書いていたら、ちょっと恥ずかしい>と思い、「かわいい『なだるま』がいいんじゃない?」と説得(?)し、くまさんぬいぐるみの『なだるま』を買う予定でしたが、ブックカバーの実物を見ると『灘校』という文字が書かれているわけではないことがわかったので、急遽ブックカバーに変更。(子どもはロボットプログラミング体験中でいないので勝手に変更)
でも、もう『なだだるま』を買う気持ちになっていたので、やっぱり欲しかったかも…ブックカバーも『なだるま』も買えば良かったと後悔しました!『なだるま』は1,100円。ブックカバーは1,400円。両方買っても2,500円です。
#灘校文化祭 お土産迷ってブックカバーを買ったけれど、やっぱり
— 金色のモッピー (@GoldenMoppy) May 3, 2023
かわいい「なだるま」を買えば良かった😢
今回の心残りはこれのみ。
去年、行きたかったキャンパスツアーや図書館ツアーも行けて、整理券+抽選のも2つ当選😆
今日は1日目の約3倍の人だったそうですが充分満喫させていただきました⭐ pic.twitter.com/6Dscw40wfA
『なだるま』は「勝」「福」の2種類。会場ではどちらを買おうか悩んでいましたが、後から考えるとふたつとも買えば良かったです!
ブックカバーはこんな感じ。
NADAと英数字で書かれているし、内側のみ。表はシンプル!
文庫本サイズなのですが、物語…文庫本を読まない息子。今はズバピタを入れて持ち歩いています。
灘校の保護者のイメージもアップ
来校者
灘校グッズの列に並んでいる人たちに、スタッフが購入するものを記入する用紙とボールペンを配布されていたのですが、私はうっかりボールペンを借り損ねてしまい、スタッフに呼びかけたけれど、気付いてもらえない…という事態が発生。列の後ろの母親らしき方に「私は使い終わってあとは返すだけだから」とボールペンを貸してくださいました。灘校って関西で偏差値トップの私立なので、そういう学校へ集まる人(私もそこへ集まってきた一人ですが)は…という偏見を持っていましたが、柔らかい雰囲気で親切。普通の人という感じでホッとしました。
販売者
購入する人の列の方は文化祭の来校者なので、将来的に灘校の保護者になるつもりのない人もいらっしゃいますが、お土産物販売所で販売するお母さん方は灘校の保護者。
私の勝手な「灘校の保護者」のイメージ通り雑誌から抜け出してきたかのような方、お金持ちの地域のママファッション…の方も、もちろんいらっしゃいましたが、ごく普通の方も数多くいらっしゃいました。ふっくらしたあったか~い雰囲気の、「美容やファッションなんて考えていません!」というような地元のお母さんという感じの方、キリッとしたテキパキママもいれば、ドキドキもたもたかわいいお母さんという感じの方も。
様々なタイプの方が協力して頑張っていらっしゃる姿を見て、なんとなく馴染める気がしました。保護者と同様、きっと灘校に集うお子さんたちもいろんなタイプの子たちがいるんだろうなと。
ある中学の説明会で、庶民的な服装の方に冷たい視線を送り、配られた過去問を解く息子にライバル意識を燃やされる「お母様」に遭遇したことがありましたが(そういう人はどこにでもいるものなんだとは思いますが)、そんなこともなくて。
迷子を連れてきてくれた保護者
実はお土産物を購入しているうちに子どもがロボットプログラミング体験を終えてお土産物売り場まで来てしまい(行列の人ごみに入り込みどこにいるのかわからなくなった)、迷子になってしまいました。
迷子センターの前に来て、「迷子センターの前にいるから来て!今どこにいるの?」と子どものケータイに電話して叫んでいると、「今から連れて行きます!」というどこかのお母さん声が電話から聞こえてきました。
配ってもらった地図付きのパンフレットをなくしてしまったので、迷子センターそのものもどこにあるかわからない状態だったらしくて、お土産物販売所スタッフの保護者の方が連れてきてくださったんです。お忙しいのにお手数をおかけしてしまい申し訳ありませんでしたが、その時の方の雰囲気がとても良くて、本当に安心しました。
ステージの上空に鯉のぼり
今年は、去年の文化祭のステージ上にはなかった鯉のぼりが、はためいていました。
「こどもの日」が近い日程ですし、男子校だから鯉のぼりに納得。素敵ですね!
最後、文化祭終了の時間になって片付けがはじまると…先生が鯉のぼりを外し、木にひかかるという事態が発生。
そんなハプニングも文化祭の一部ですね。予定より長居してしまったので、急いで出てきて、この後どうなったかわかりません~!
前回から改善された点がたくさんあった
灘校文化祭に2年連続参加して、前回から改善された点が多数みられました。
すでに書きましたが、入場までの待機列を安全なグラウンドなどにされ、快適に待てる工夫をされていまいた。
また、はっきり飲食禁止と表示をしたり放送をして、コロナ対策をされていました。(前回も禁止だったのかもしれませんが、曖昧な感じで多くの方がポップコーンなどを食べていらっしゃいました)
前回もあったのかどうか不明ですが、迷子センターができていて、迷子の放送もたびたび流していらっしゃいました。放送の仕方も、途中から【「迷子センターまでお越しください」と放送しても、幼児さんの年齢の子は自力で迷子センターまでたどり着けない】ことに気付き、近くのスタッフへ声をかけるように呼び掛けるものに代わりました。
去年の文化祭は、男子トイレに女子トイレと貼り紙をして女子トイレにされていたので、入ると男子用の小便器があり、ちょっとびっくりましたが、今回は黒のビニールがかけられていて、目に入らないようにされていした。こういったちょっとした心遣いが素敵です。
それから、去年の校舎内は積極的な様子や呼び込みがなく寂しく思っていましたが、今回は着ぐるみに近い感じの登山系の部活の人が呼び込みに歩いていらっしゃいましたし、校舎内も活気に満ちていました。
前年からずいぶんと進化した灘校文化祭。今年も参加して良かったです!実は去年の文化祭は、関西一の学校にしては、ちょっと残念な面が多いな…と感じていました。
伝統や格式が大事と昔のまま何もかも引き継ぐのでなく、様々な個性がひしめくなか、どんどん改善していける集団。素敵です。
灘校が偏差値関西トップを維持し人気を保っているのは、それにあぐらをかかず、さらなる高みを目指してドンドン改善していく姿勢を持っているからでしょうね。
あと親として気になるところは一クラスの人数の多さ、机椅子、6年間持ち上がり担任団制(万が一、合わない担任団に出会ったら6年間が…どの学校でも担任の当たり外れがあるものだなので個人的には毎年違う方がいいです)くらいでしょうか。
文化祭に2年連続参加して、灘校を見る目が変わりました。
灘校の皆さま、今後のご活躍も期待しています!楽しい経験をさせてくださってありがとうございました。
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