知らなかった!日記

子育て中の知らなかった!を日記にします。USJ周辺やこどもチャレンジの内容にもふれます。

5歳の男の子の、初めてのピアノの発表会

親にとっても、初めてのピアノ発表会。

 わからないことばかりで右往左往することが多かったのですが、なんとか無事終了しました。

shimausj.hatenablog.com

この記事のあとが大変だったんです。

悩みに悩んだ練習期間 

1.ピアノを弾けない期間が一週間!

練習をスタートした時は喜んで先生に教えてもらった通り弾いて、それなりに一通り弾けていました。ところが…

『めざましコラショ』の形をした厚紙がピアノの蓋の隙間にシューっと入っていってとれない!

(コラショは息子が大好きなベネッセ進研ゼミの1年生キャラクター。進研ゼミを継続受講したら、こんな目覚まし時計がもらえますよという見本の厚紙を、鍵盤の上に置いて弾いていて、置いたまま蓋を閉め、開けると蓋と一緒に蓋を収納するスキマに入っていったんです)

鍵盤を押すとカタカタ音がする。

電子ピアノだし、このまま弾いていたら壊れるかもしれない。

ということで、修理が来るまで使用禁止にしました。

(結局、修理しなくてもよかったんですが、長くなるので別の記事にします)

 

その間、約1週間。たった一週間で、ピアノの先生に驚かれるくらいうまく弾けなくなりました。

 

★幼児さんはよく電子ピアノの隙間にモノを入れてしまうようです。

 

2.なかなかスランプから抜け出せない!

一度ピアノが禁止になると、ピアノの次に興味があるものの方へ気持ちは傾き、ピアノが使えるようになっても、ピアノにむかう習慣がなくなってしまいました。

たまに弾いてみても、隣の音を弾いてしまったり、上手く弾けない部分がある。悔しくて、簡単な部分だけものすごく早く弾いたり、苦手な部分を飛ばしたり。ハチャメチャになってきました。

先生にも申し訳ないし、親としてもほっとくわけにはいかない。そう思って、つきっきりで教えようにも…一曲が長い!!今までの課題曲一曲くらいなら余裕だけど、これは一曲通してお付き合いすると、私の方の時間もかなりキツイ。

一枚ずつ、苦手な部分だけ弾かせようとするも、やっぱり得意な部分をママに披露して、ほめてもらおうとする。

子どものやる気を考えて、そのままにしていると、得意な部分を聴いて、褒めて褒めて褒めて…、あれ?結局苦手な部分がほったらかし。

このままではいけないと、苦手部分をなんとか弾かせようと弾かせてみると、変な癖がついている?!

 親の方が【もうすぐ発表会なのにどうしよう!!】という気持ちになり焦るばかり。

 

なんとか発表会へ向けて自分からバリバリ頑張る気持ちになってくれないかな。

発表会を意識させる作戦へ梶を切ることにしました。

3.服装でがっかり?

ただの練習曲じゃないんだよ、発表会の曲なんだよと意識をさせるため、発表会の話をし、

「発表会の服装が決まりました!!」と言うと、

「え、なになに?どれ?」 おめめキラキラ嬉しそう~

 

「じゃじゃーん、これよ」

「…」 顔が曇る

 

男の子なので、黒の半ズボンに白の半そでポロシャツ。ベスト。

発表会後も着まわせます。

 

学芸会と同じような手作りの派手なものを想像していたのかな?

大人のコンサートと同じようなこんなタキシードを想像していたのかな?

 

余りにも落胆した様子だったので、買い直そうかと思いましたが、会場の雰囲気がわからないし、その時はそのままにしました。

 

実際、発表会会場へ行ってみると、様々でした。真っ赤なポロシャツに普通のズボンの子もいれば(たぶん、本人の一番のお気に入りの服装)、きちんと用のセットものを着ている子も。中学生でも半そで短パンの子もいました。

はっきり言ってしまえば、本当になんでもよかったんです。

 

服装によって、本人のモチベーションは向上するどころか、降下してしまったので、来年はこんなの買おうかなぁ。

 

ちなみに、女の子は小さな子ほど、かわいいフリルいっぱいの光沢のあるドレス。ティアラをつけている子も!!

年齢が上がるにつれて、普通のワンピース。

 

 驚いたことに、靴はスニーカーの子がほとんどでした。きちんとスーツの子も足はスニーカー。(女の子はきちんと靴ばかりでした)

初めてだし、子どもが履きやすいこんなタイプの靴を用意しましたが、

 もったいなかったかな。でも、安いものを選んだし、本人は喜んでいたからヨシとします。

4.いろんな曲が弾きたーい!!

服装で発表会へ気持ちを切り替える作戦は失敗し、

子どもの気持ちはますます発表会から離れ…

今まで通り、いろんな曲がひきたーい!!となりました。

ピアノのレッスンに行くたびに、いろんな曲を先生に聴いてもらって花丸やシールをもらえていたのに、今は毎回、同じ発表会用の曲ばかりで、花丸やシールはもらえません。

家でも発表会の曲しかママは隣についていてくれません。

発表会の曲そのものは好きだけど、発表会の曲を練習をするのがイヤ!になり

これまでもらった楽譜の本をめくって好きなものを好きなように弾いています。

でも、ピアノを弾ける時間は限られていて…(夕方まで預かり保育に入れて毎日外で働いていたので、家で練習できる時間はごくわずかだったんです)

5.発表会のプログラムも発表会のような練習も効果なし

そうこうしているうちにいよいよ発表会のプログラムが届きました。先生が子どもの発表ページにかわいい付箋をつけてくれていて、喜んでいたので、練習に熱が入るかと思いきや、そうでもなく…

先生から「もう、ひととおり弾けるので、飽きてきているようです。おうちでも発表会のように練習をさせてあげてください。パパママが観客役になって、名前を呼ばれてお辞儀するところから練習させてあげてください。」というようなメッセージをいただいたので、本番のようにさせてみるも、シブシブ

私の方も、もう好きにさせていたらいいかなという気分になりかけていました。

6.変な癖が抜けない

そんな中、先生から「間違っていても平気で弾いているので、間違いを意識させるようにご家庭でも指導してください」とのメッセージを頂きました。

 

苦手部分の変な癖が抜けないんです。一部、必ず隣の鍵盤を弾いてしまう。すぐに弾き直しするので、本人も違うというのは自覚しているんです。

 

でも、その部分は練習せずに、得意な部分だけ弾いたり、きらきら星変奏曲のいろんな部分を右手と左手ミックスしたり、編曲なのか創作なのかよくわからないものを弾く

子どもはのんびり好きなように弾くばかり。

と思っていたら、実は違っていて、ある日、突然「上手く弾けない~」と泣きだしました。

 

そこで、ふと、私はなんでこんなに焦っていたんだろう?

子どもの発表会であって、自分の発表会じゃない。

子どもがちょっと失敗してもかわいいもんじゃない。まわりはきっと温かい目で見てくれるはず。

そう思い直しました。

 

でも、初めての発表会で、うまく弾けなかったら、本人もちょっと悲しいだろうなぁ。

 

プログラムをもう一度見せ、

「この名前が載っている子たちは毎日一生懸命練習しているんだよ?1日30回は練習しているはず。そして、当日、その子の一番いい演奏をみんなに披露する。

○○ちゃんはもともと、もっと上手に弾けていたのに、このまま当日、この演奏すると、それが○○ちゃんの一番いい演奏なんだと思われる。悔しいよね?

○○ちゃんは時間がないから、通して30回も練習できないけれど、難しい部分だけ集中して練習してみようよ。練習しなかったら、いつまでたってもそのままだよ。練習もしないでいきなり上手に弾きたいなんて、それは図々しい話よ。

○○ちゃんだけじゃなくて、みんなどうしてもうまく弾けない部分というのが出てくるものなの。でも、みんな一生懸命練習して乗り越えているんだよ。乗り越えるには練習するしかないの。」

と、促してみました。

 1小節づつ、集中して弾くと間違わずに弾けます。

それを少し長くして、4分の1ページ⇒2分の1ページと苦手部分を含む演奏範囲を広げていくと…

じょじょに長く弾いていても、間違わなくなってきました。

一曲が長すぎて集中力が途切れ、一度ついたクセが抜けない状態だったんです。

7.全体を通すと…グルグル回る?大きく飛ばす?

やっと一曲通して弾かせてみると、あれ、一部繰り返しのところを何度も繰り返している。声をかけないと次の部分へ進めない。上手に弾けている部分なのに、うっかり飛ばしてしまうところがある。

 

やっぱり通して1曲全部弾かせると、難しい苦手な部分を弾き間違ってしまう。

でも、その苦手部分だけを弾かせると間違わない。

 

たぶん、指が完全になれるまで難しい部分だけを徹底的に練習したら、全体を通して弾いても間違わなくなるんだろうけれど、そこまでの時間がない。

難しい部分を完全に弾けるようになることよりも、繰り返しの部分をグルグル回って終われなったり、上手に弾ける部分をバーンと飛ばしてしまうことを直す方が大事。

 

ステージで延々と繰り返しの部分を弾かれたら…

8.幼児さんの難しいところ

どうしよう?と思って、先生へのレッスン時間変更の相談もかねて電話してみました。

「何をどのようにどのくらい練習させたらいいかわからなくなってきました。通しての練習をしたがりますが、やっぱり何度通して練習しても難しい部分を間違います。難しい部分だけ集中すると間違いません。難しい部分だけ集中して練習させる方がいいんでしょうか」

 

 「そこが幼児さんの難しいところなんです。

大人だったら、自分で発表会を意識して頑張れますが…

 全体を通して弾きたがるなら、全体を弾かせてあげてください。」

 

大人だったら駆け込みでなんとか一部だけ集中して練習して、全体を必死で仕上げることもできるけれど、この年齢の子には無理だということか…

 

全体を仕上げる時期にきているし、本人が楽しく弾くのが一番。

そう思い直して全体を楽しく弾かせることに気持ちを切り替えました。

 

電話のあと、全体を通して練習させると

やっぱり声をかけないと同じところを繰り返し弾いている。

得意な簡単な部分を一部おもっきり飛ばして苦手な部分へ突入する。

(発表会用の曲なので、暗譜して楽譜を見ないで弾いています)

 

苦手な部分を意識しすぎて他の部分が上の空になっているように見えます。

 

すでにしまいこんでいた楽譜を譜面台に並べ、初心にかえって弾くようにさせると、ずいぶんと子どもの雰囲気が落ち着いてきました。

 

私の方も動画をとり、発表会の曲をもらったばかりの頃の動画と見比べ、その頃よりもわずかに上達しているように見え、一仕事終えた満足感が得られ、心にゆとりができました。

 

 

いよいよ発表会当日

1.会場がわからない!

発表会は4部構成に分かれていて、息子は最後の4部だったので、時間のゆとりがあったんです。でも、最寄り駅に着き、地下街に入るとどこが出口かわからない。

地図は男性の方が得意なはずだし、夫に任せることにしました。

話を聞かない男、地図が読めない女

話を聞かない男、地図が読めない女

 

夫が「とにかく地上にでるとわかるはずだ」というので、とりあえず目についた出口、案内に書いている出口と違うところから出ると、線路にふさがれ目的地にたどり着けない!

大阪のど真ん中。ビルだらけで見通しなんて全然ありません。また地下に入り、案内に書いてある出口を探すことに。子どもは暑い中、振り回されて疲れるばかり。できれば前の部の演奏も聴きたかったのに、このままでは間に合いそうにない!

焦って「夫についていく」姿勢を捨て、就活時代を思い出しピリピリ探していくと、見覚えある景色が…なんとかたどり着きました。

2.疲れて寝る

最初はハイテンションで走ったり飛び跳ねたりしていた息子も途中で疲れ果て、会場に着く頃にはうとうと。

前の部の演奏時間中に着いたから、他の人の演奏を見てから自分の演奏ができるのになぁと思いつつ、仕方なく自分の出番までそのまま寝かせておくことにしました。

本番が近づき、起こしてトイレに行かせ、お茶を飲ませ、持参した楽譜を見て指を動かしながら、演奏の流れを確認。

先生がいることに気付き、先生にご挨拶…しているうちに身内が到着し、先に観覧席を確保したとのLINEが!

3.観覧席確保…ピアノで顔が隠れる!

できるだけ前の方を確保したけれど、前の方のいい席は、開場とともにバーッと席取りをされてしまったとのこと。

別の会場の発表会(大人のピアノ発表会)の見学をしたときは、席がガラガラだったのでそんな心配ないと思っていたのが間違いで、私たちが子どもの出演の部の、開始時刻ギリギリに会場に入った時にはほぼ満席。

ありがたく席をとっておいてくれた場所に座ると…子どもの顔が見えない!!

大人だと、こんな風にピアノの上からぴょこんと見えるはずなのに。

ショパン・コンクール 2005?ショパン作品集◎辻井 伸行

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debut 10 years

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辻井伸行×ゲルギエフ|白夜祭《LIVE》 (DVD)

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(辻井伸行さんの演奏、好きです。子どもの発表会の練習につきあったあとに聴いてみると、ご家族はどれほど大変だっただろうか…という気持ちになりました。もともと才能がある方とはいえ、練習なしには上達しませんから。)

子どもの様子がよく見える角度の座席は荷物が置かれ、空席だけれど満席。

自分の子どもの出番まで会場の外にいるんだろうけれど、それだったら、それまで他の人に席を譲ればいいのになぁ。

4.元気いっぱい笑顔で演奏

息子の発表の前後は息子と同じ年くらいの幼児さんばかり。息子の曲は長く一曲でしたが、幼児さんは短い曲を2曲弾くのが定番のようでした。

幼児さんは女の子ばかりでお姫様ドレスのかわいらしいこと!私も娘がいたら、あんな風に着飾らせただろうなぁ。

凛とした表情でテキパキこなし、サッとおじぎをして去る子もいれば、最初から最後まで泣きっぱなしの子も。

うちの子も、緊張して固まったり、泣くかな?と構えて見ていたら、すんごい笑顔。

サーっと出てきて、もうお辞儀してる!早すぎてカメラ間に合わないよ~

と思っているうちに演奏がはじまりました。

よくズバッと大きく飛ばしてしまうところの前にきて、一瞬、ピタッと演奏が止まり、「え?忘れちゃった?」と焦ったけれど、すぐに正しく弾き続けて自分のペースでなんとか終了。

ほんとうに『なんとか、ひととおり弾けた』という感じで、家で練習していた時の方が断然良かった。決して、満足のいく演奏とはいえなかったけれど、息子はずっと笑顔。

(ピアノで顔は隠れていたけれど、ピアノに座る時、降りる時、両方笑顔だったので)

はじける笑顔のまま、満足げな顔で観客席を見て、お辞儀をして去っていきました。

『発表会』のステージに立ち、大きなピアノを弾けたことが嬉しくて仕方なかったのかな。

 

①自分が出る部の直前までぐっすり眠っていて、心も身体も元気だった。

②前の部の、他の人の上手な演奏を聴いていなかったので、プレッシャーがなかった。

 

幼児さんにとって、この2点が良かったのかなと、あとになって気付きました。

 

5.お兄ちゃんの演奏に憧れる

演奏が終わった息子を迎えに行き、観客席に連れてくると、演奏者の年齢がだんだん上がっていき、聴きごたえのあるものが登場してきます。

突然、大人が出てきたのかと思うくらい長身の男の子が出てきました。その子が弾いたのはあの有名なショパンの「子犬のワルツ」。

www.youtube.com

動画の子とは全然違うタイプの純朴な野球少年のようなお顔で、長身のせいか猫背。

練習が十分にできず、忘れてしまったのか、途中後半であれ?と思う部分はあったけれど、立派に弾きこなしました。

大人の音色です。

プロの大人の演奏ではなく、

自分と年が近いお兄ちゃんがステージで大人の曲を弾いているのを見て、

憧れないはずはありません。

息子は「このお兄ちゃんみたいになりたい」と言っていました。

 

私も、いつか息子が『子犬のワルツ』を弾きこなしてくれると嬉しいですが、

そこまで、わたし、サポートしきれるかな?

親として、相当成長しないといけないなぁという気分にさせてくれました。

 

予想以上に大変で、感動した初めての発表会。

いい経験ができました!

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