ピアノ教室へ通い始めて半年の幼児(4歳)の自宅練習用の電子ピアノを探しに、あちこちお店をのぞきに行くことにしました。
ヤマハとカワイのエントリーモデル(10万円台)
楽器屋さん(島村楽器)にて
ちょうどグランフロントの島村楽器で秋のピアノフェアをされていました。
いろんなピアノがたくさんそろっていると書いていたので、子供をつれて幼稚園帰りに行くと、あれれ、誰もいない。
シーンとした空間に、試し弾きもはばかられる雰囲気。
グランドピアノから電子ピアノまでそろっていたので、ウロウロしてましたが、ぜーんぜん店員さんに声をかけれらない。
はて、どうしたものか。場違いなのか?と思いつつ、10万円台の入門モデルのところにたどり着くと、女性の店員さんがあらわれ、こちらをお考えですか?と声をかけてくれました。
「お子さんのピアノをお探しですか?」と聞かれ、
ヤマハのARIUS(アリウス)YDP-163
カワイのCN27
を進められました。どちらも11万円くらい。
今は真っ白でも真っ黒でもなく、お部屋に馴染む白っぽい木目調のものが流行りだそうです。
同じ場所に同価格帯のローランドのものもありましたが、そちらの話は少しも出てきませんでした。
ピアノの先生もされているそうで、
「まだ習い始めたはじめたばかりの続くかどうかわからないお子さんにピッタリ」といったお話なので、すっかり私もその気になって、このどちらかにしよう!という気分になりました。
店員さんがどちらも弾いて、「カワイの方が音色に丸みがあって華やかでしょう?」といったことをおっしゃるので、うーん、そうかも!カワイがいい!あ、でも、ヤマハのピアノを教室で使っているから、ヤマハの音の方が都合がいいんじゃないかなぁと思い出し、結局は「ヤマハかカワイか決めてまたきます~」といったん帰ることにしました。
ローランドの木製鍵盤モデル(15万円台)
家電量販店(ヨドバシカメラ)にて
そのまま、ヨドバシの電子ピアノコーナーに行くと、いきなりローランドのHP603
をすすめてきます。
なんと木製鍵盤なのに展示品だから13万!ヨドバシポイント1万3千円分を考えると実質12万??さっき見たプラスチック鍵盤の電子ピアノと1万円しかかわらない!!
でも、展示品。よく聞いてみると、展示して2年たっているから、メーカー保証の1年保証もないそうで、めったなことはないれど、機械のことだから、万が一外れにあたると困るかもとのこと。安くても、すぐに音が出なくなったらと考えると、即決できません。在庫があれば、15万程度で新品を販売できるけれど、新しいモデルとの入れ替えの時期なので、あるかどうか確認しないとわからず、確実に手に入る新しいモデルは17万くらいするそう。HP603のいろんな機能を紹介してもらって、ああ、17万でもこのローランドの電子ピアノが欲しいという気分になってきました。
電子ピアノだから、バイエルの練習曲も入っているし、ドラえもんの歌も入っているという。かなりグラッときました。
でも、ふと、同価格帯のものなら、ヤマハやカワイのものでも、同様の機能が入っているのでは?と聞いてみると、やっぱりそう。
ちょっと冷静にならなくてはと、ヤマハやカワイの10万以下の電子ピアノも見せてもらいました。
でも、やっぱり、最初に見た木製鍵盤のHP603が気になります。
HP603に触れた時、木製鍵盤がなぜか懐かしく感じたんです。感覚の問題。
それに、ピアノの先生のアンケート記事に書かれていた④「できるのであれば木製鍵盤のもの」を思い出しました。
①絶対に88鍵あるもの
②安価なものはかわない
③ピアノメーカーからでているもの
④できるのであれば木製鍵盤のもの
(子供の自宅でのピアノ練習は、電子ピアノでもよいか? (アンケート) ピアノ教室.net より引用)
でも、ローランドは電子ピアノメーカーとして世界中に知られているけれど、ピアノメーカーではない。どこかでローランドは鍵盤が若干軽いから、子どもの練習用には向かないと書いていたような…(記憶は定かではありません)
ピアノの先生のアンケート記事だけでなく、どこかの書き込みで「電子ピアノにするならカワイの木製鍵盤以上を購入してくださいとピアノの先生に言われた」と書いてあったのを思い出し、ヤマハやカワイの木製鍵盤ってどんなのかなと気になりだしました。
ただ、その日は幼稚園帰りということもあって、時間切れ。
ヤマハとカワイの木製鍵盤モデル(20万円台)
ヤマハの一番安い木製鍵盤モデル
グラビノーバシリーズ CLP-645
カタログをお店でもらっていたので、木製鍵盤の品番の値段をインターネットで調べてみたら、 安くて税込み21万円くらい。
カタログ価格は税抜き22万円です。
カワイの一番安い木製鍵盤モデル
CAシリーズが木製鍵盤のシリーズのようで、カワイが一番最初に木製鍵盤の電子ピアノを販売したそうです。
CA17
発売当初のカタログの値段は税抜きで21万円。今のインターネット価格では16万円くらいです。新しいモデルがでるから値下がりしているようです。
CA48(11月10日発売予定)
カタログでは税抜き19万5千円。インターネットで先行予約販売をスタートしているようで、 税込み17万円くらいとなっています。
比較
ヤマハとカワイでどちらがいい?
価格
購入するときの値段で言うと、カワイ。
ただ、売却するときはヤマハの方が高値がつくそう。
音色
私はカワイの音色が好き。(10万円台エントリーモデルの音色。木製鍵盤の音色は聞いていないので不明)
ヤマハのピアノがあるところが多く、練習にはヤマハの方がよい気がする。
子どももヤマハのアップライトピアノで習っている。
デザイン
カタログやインターネット画像を見る限りでは、どれもほぼ同じ。
実物はカワイの方が好きでした。
細かなところですが、譜面台のところの楽譜の滑り落ちをとめる譜面止め部分の素材やメーカー名の入れ方など。
※箱型のものは、どのメーカーのものも「蓋をすると机になる!!」と家電量販店の店員さんに紹介されましたが、蓋をして上に物を置くと開くのが面倒になり、ただの台になりかねないし、実物を見ると滑ったりしないようにしているのか、布を貼りつけてある部分があったり…細かな部分が気になり、デザイン上、私は不可になりました。
ネット上の写真は素敵!!
カタログ
カワイの方がわかりやすかったです。素人でもわかるように丁寧に書かれていました。
10万円台の入門モデルでは…
値段はカワイもヤマハもほぼ同じです。
でも、気になるのはレッスン曲。
カワイのカタログにはバイエル・ブルグミュラー・チェルニーが入っていると書かれていますが、ヤマハの方には入っていないようです。(20万円クラスのグラビノーバシリーズには入っているようです)
同じ値段なら、私はなんとなくカワイ。
でも、入門モデルならヤマハがよいという書き込みもネット上にありました。
カワイと比較しているヤマハARIUS(アリウス)シリーズのYDP-163より、鍵盤の質をほんの少し落としたYDP-143は、ネット上では8万円程度で販売されています。
ヤマハの10万くらいのものを買うなら、思い切って8万程度のYDP-143を買う方がお得なのかもしれないと思ってしまいます。
20万円台の木製鍵盤のモデルでは…
カタログを見ると、一番安い物だと値段はカワイの方が安いけれど、性能はヤマハの方が少しよいようです。(音色数や最大同時発音数などの数値が上)
30万台のものはどちらももっと性能がよいようですが、それだともう少しお金を足せば中古のアップライトピアノが買えてしまう。
【木製鍵盤・ピアノメーカー・費用を抑える】となると、やっぱりカワイ。
でも、お店で実物を触ったわけではないので、よくわかりません。
実は、ここまで書いておきながら…まだ購入していません。購入日は少し先になりますが、ピアノフェアのようなものがあるのを夫が見つけたので、それに家族で行って決めてこようと思っています。
ちなみに夫は、「入門モデルを購入して、しばらく様子を見るのがいいんじゃない?また物足りなくなったとき、買い直せば…」という意見のよう。
私は「何度も買い直すのはもったいないから、できるだけ長く使えそうなものがいい。木製鍵盤がなんとなく感覚で好き。先生も納得してくれそう。でも、確かにまず入門モデルを買って、また買い直す必要があれば買い直すのが妥当かも。お店の人もカワイやヤマハの木製鍵盤はすすめてこなかった。ということは、やっぱり分不相応なのかも」というところ。
子どもは10万円台の入門レベル以上のものは見た目がほとんどかわらなくて、「大きなピアノ」だから、どちらでもOKのようです。(10万以下のコルグやカシオのピアノはネットの写真を見せた段階で「これじゃなくてこっちがいい~」とヤマハやカシオの10万以上のものを指さしていました)子どもは家電量販店や楽器屋さんで鍵盤そのものは触っていません。なんとなく子どもが試し弾きするなという雰囲気だったので。
次にピアノを見に行った時は、お店の人に確認してから子どもにも試し弾きさせたり、本気で検討したいと思います!
※追記です。その後、ローランドの木製鍵盤モデルH603を購入(↓次の記事に書いています)しました。予想外に性能がよく、グランドピアノで弾くピアノコンクールに出て、賞をもらったり何度も全国大会に出場しています。
オンラインでプロのピアニストの先生に習っていますが、この電子ピアノでOKでした。