ペダルの記号が子どもの楽譜に出てきた時に、補助ペダルのことを少し調べてみました。
shimausj.hatenablog.com
※この記事を書いた当初はまだ補助ペダルを購入しておらず、子どもも小さかったので実際のところがわかりませんでしたが、実際に購入し、ある程度大きくなったので全体に加筆・修正しておきます。
電子ピアノ専用、アップライト・グランドピアノ専用の補助ペダルがあるか?
私が初めて知った補助ペダルはこの電子ピアノ専用補助ペダル。
電子ピアノ専用補助ペダルがあるなら、アップライト用・グランドピアノ用の補助ペダルがあって、電子ピアノには合わないとかあるのかと調べてみると、
そんなことはなく、基本的には本物のピアノ用に作られていて、それを電子ピアノに使っても問題ないとのことでした。
ただ、ごくまれに電子ピアノ・本物のピアノの違いではなく、ピアノそれぞれに合う合わないがあるそうです。
何歳までどの種類の補助ペダルを使うのか?価格は?
各学年の平均身長
身長と補助ペダルの使用期間は対応しているので、実際に何歳でどれくらいの身長になっているのか調べてみました。
【2015年の男子の平均身長】
5歳(幼稚園年長)110.4㎝
6歳(小1)116.5㎝
7歳(小2)122.5㎝
8歳(小3)128.1㎝
9歳(小4)133.5㎝
10歳(小5)138.9㎝
11歳(小6)145.2㎝
12歳(中1)152.6㎝
(学校保健統計調査 年次統計1 年齢別 平均身長・平均体重・平均座高の推移 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口より)
身長別補助ペダル
年齢や身長別にどんな補助ペダルがあうのか、調べてみました。
以下に書いている「〇cm~〇cm」というのはおおよそです。それぞれ補助ペダルを購入される時は購入前に再度確認してください。
※身長100㎝以下に対応する補助ペダルはなく、150㎝からは確実に補助ペダルなしできちんと踏み込めるそうです。(同じ身長でも足の長さなど個人差で多少はかわるようですが)
110㎝~130㎝
5歳(幼稚園年長)平均身長110.4㎝ ~ 9歳(小4)平均身長133.5㎝
幼児さんが使う補助ペダルは「台と補助ペダルが一体型」で、この時期のものは種類が少なく、他の時期のものに比べて高額でした。
<イトーシン M-60>(高さ:17~26cm)
※追記です。こちらも台が高く上がるようです。(高さ:21.3~31.3cm)
115㎝~130㎝
6歳(小1)平均身長116.5㎝ ~ 9歳(小4)平均身長133.5㎝
小学校低学年のお子さんも、「台と補助ペダル一体型」の補助ペダルを使用します。この時期のものはたくさんの種類があり、価格は1万円台から。
【1万円台】
<アサヒピアノ AS-18>
【2万円台】
<甲南製 KP-W1>
<イトーシン クローバー>
<吉澤 AX-100>
【3万円台】
<ヤマハ HP-705>(高さ:21.3~31.3cm)
※追記です。
上記のものは生産終了となっていて最新のものは次の商品です。お値段も両方変化しています。
<吉澤 AX-100α>(高さ:13~23cm)
こちらは高さを13センチにできるのである程度、背が高くなっても大丈夫。長く使えそうです。
↓我が家は私の身長が低いので、息子もそれほど成長せず長く使うかもと、思い切ってヤマハを購入しました。
ところがグングン成長し、うちの子は小3の途中から小4になるとまったく使わなくなりました。足台にのせると膝が高くなりすぎたので。(うちの子は足が比較的長いようで、気が付くと身長はまだ大人の私より低いけれど、ズボンの長さが同じ…足の長さは同じという状況になっていました!私が短すぎるのかもしれませんが)
でも、ピアノコンクール【小学3年生・4先生】の部で、まだペダルと足台一体型の補助ペダル(AX-100αのような長く使えるタイプのものを選ばれたのかもしれません)を使用されている方もいましたし、身長は個人差があるのでいくつ頃に…というのは難しいですね。
130㎝~150㎝
9歳(小4)平均身長133.5㎝ ~ 12歳(中1)平均身長152.6㎝
小学校中学年くらいからじょじょに「台と補助ペダル分離型」となります。種類はたくさんあり、価格もまちまちです。
<デジペタ>
<アシストセット>
他にも多数あります。
いつどんな補助ペダルを買うのがお得か
これまで取り上げてきたように補助ペダルはたくさんの種類がありますが、いつどんな補助ペダルを買うのが一番経済的なんでしょう。
特に幼児期の補助ペダルは比較的高額なので購入しようか迷うところです。(指導していただく先生によりますが、息子が小1まで習っていた先生は補助ペダルどころか足台も不要派でした)
まず、どれくらいピアノをしてみたいのか、コンクールに出るかどうかでかわってきますし、幼児期から出るか、小学校から出るかによっても種類がかわってくるように思います。
また、子どもがまだ小さい時は次のようなイメージがあり、補助ペダルは買い替え必須だと思っていました。
115㎝~のものを、5歳(幼稚園年長)か6歳(小1)で購入
↓三年後
130㎝~のものを、8歳(小3)か9歳(小4)で購入
↓三年後
150㎝くらいの身長、小6・中1で補助ペダル卒業
しかし、実際は低学年で補助ペダルを購入し、小3・小4で卒業になりました。卒業時期は本当に個人差があると思います。
先生が特にこだわりない方で、記念的に小学校低学年でコンクール出るなら、比較的低価格な補助ペダルを購入して(低価格なものはペダルを踏み込む時にカチャカチャ音がするコンクール向きではないものもあるようです)家で練習をし、補助ペダルを借りられるコンクール会場を選んでかりるのが一番経済的なのかなと、後から振り返ってみて思います。(本気の方は、借りられる会場でも家から使い慣れたものを持参されます)
コンクール会場ではどうだったか
息子は小2の時に初めてピアノコンクール「小学1・2年生の部」に出場しましたが、皆さん足台のみか補助ペダル足台一体型を使っていて、何もなしで参加される方はいませんでした。
その時のコンクールの様子は次の記事に書いています。
その後、小4の時に全国的なピアノコンクール「小学3・4年生の部」にふたつ参加し、どちらも予選~ファイナルまで何度もコンクール会場へ行きましたが、この時期は補助ペダル切替の微妙な年齢のようで皆さん、持参されているものがさまざまでした。
まだ「足台と補助ペダルが一体型」のものを使っているお子さんもいらっしゃいましたが、「補助ペダル(アシストペダル)と足台分離型」のものを足台・ペダル両方同時に使う方、足台だけ使う方、足台を使わずアシストペダルだけ手に持ってステージに行き、自分で取り付けるお子さんまでいらっしゃいました(たいてい保護者がセッティングされます)。足をのばして直接ペダルを踏み、まったく補助ペダルや足台を使わないお子さんも多数いました。
我が家の場合は、小3でアシストペダルセットを買わないとなぁと思いつつそのままでした。コンクールに出ることになったら購入していたかもしれません。
(↓次の記事に書いたようにコロナが落ち着くまでと出場を見送っていました。親子ともいろんなことに対してやる気が低下していたのもありますが)
グングン成長して小4はもう「かかと」が床に付きペダルも直接踏めたので、そのまま何もなしで昨年の分もと2種類のコンクールに出場(まだコロナが落ち着いていませんでしたが、中学受験をするつもりなのでコンクールは小4まで、最後の思い出にと出場)しました。(ペダルを使う曲でしたが、息子のピアノの先生も台や補助ペダルなしで出場することを推奨されましたし、コンクール結果も小1の時のように椅子や台の高さの指摘もなく、ファイナルすすみ賞状や盾をもらえたので、台やアシストペダルなしでも問題なかったと思います。)
お子さんによってはうちの子のようにアシストペダルの時期が短く不要になる場合もあるかもしれません。
よろしければ、こちらもお読みください。
※2023/6/30加筆しました。