今回は、ピアノコンクール探しについて。
先日、子どもがピアノコンクールに初めて参加しました。
その時のことを少しずつ書いていきたいと思っています。
親が自ら子のコンクールを探すことになったのは
通常はピアノ教室の先生に選んでもらう
ピアノ教室によっては、毎年コンクールに多くの生徒さんを送り込んでいる教室もあり、通常はピアノの先生が生徒に合わせてコンクールを選び、曲を選びます。
習っていた先生がコンクールを受けさせる先生ではなかった
しかし、うちの子がもともと習っていたピアノ教室からは、コンクールに出る子はいませんでしたし、
新しく習いはじめたオンラインレッスンの先生もピアニストで、コンクール指導をお願いすることはできますが、海外に住んでおられて、私たちが住む地域のコンクール事情はお詳しくありません。
これまでのピアノ教室を辞め、海外の先生のオンラインレッスンのみにすることにした時、ピアノの発表会の代りにコンクールを受けたらどうかと親である私が思い付き、子どもと先生が賛成しただけの状態だったので、自分でコンクールを探さなければいけませんでした。
選択の基準とした項目
地元でアクセスがよい場所であること
宿泊費や交通費、また移動時間をあまりかけたくないので、地元で受けることができるコンクールを探すことにしました。
インターネットで「子どものピアノコンクール一覧」と都道府県名等を入力し検索すれば、まとめてくださっているサイトがたくさん出てきます。
近畿圏内で受けることができるコンクールに限定して調べましたが、大阪だけでも多数ありました。
自家用車を持っていないので、出来るだけ駅から近いところを探しました。
足台・補助ペダルの貸し出しの有無
また、補助ペダルや足台を持ち運びするのが大変なので、ホールに足台があるところを選ぶことにしました。コンクールの募集要項に足台の貸し出し可、持ち込み可などの表示があります。
私たちが選んだコンクールの会場は、たくさんの足台を用意されていて貸し出しをされていましたが、自分の足台を持ち込まれている方が多数いらっしゃいました。普段使い慣れているものの方が、高すぎる低すぎるなどの心配もなくいいのかもしれません。
できるだけ大きくて良いホール
「ホールで1年に一度くらい弾かせてあげたい」という動機からコンクールに参加することにしたんだし(前のピアノ教室を辞めたので、1年に一度の発表会に出られなくなったため)、同じ費用なら出来るだけ良いホールで弾かせてあげたいと思っていました。だから、出来るだけ大きなホールで実施されるところを探しました。
また、ホールで弾くのが目的なので、ビデオ審査のところは避けました。コロナの関係で普段はホールで弾くコンクールも、ビデオ審査となっているところが多かったです。
課題曲があるところ
自由曲となっていると何を弾いたらいいのか見当もつかないので、課題曲があるところを中心に探しました。もともと発表会に出ていた時は、先生が曲を選んできて決められていたので、それと同じ。むしろ、課題曲はいくつかの曲の中から選べるので以前より自由度が高かったです。
コンクールの難易度を考える
コンクールの難易度を知ることができる7項目
来年受けるコンクールを探しているのもあって、後から調べて知ったのですが、コンクールを探す時の難易度の基準として、次のようなものがあるそうです。
①全国各地で予選が行われる大規模なコンクールか
(ただし、小規模でも精鋭ぞろいのコンクールもあるそうです)
②課題曲の難易度は低いか
③本選と予選の曲は同一でもよいか
(別の曲を求められる方が一般的にレベルが高いとみるようです)
④予選の通過率
⑤暗譜が必要か
(コンクールは暗譜が必須だと思っていたので暗譜なしで受けられるコンクールがあるなんてびっくりです!)
⑥審査員は有名な音大の先生やピアニストか
⑦過去の入賞者が、大人になってからどのような音楽活動をされてるか
やさしい課題曲のコンクールを中心に探す
グレンツェンピアノコンクールを基準に
コンクールに出場することを考え出す前に、すでにいくつのかのピアノブログを読んでいたので、最初はあちこちのブログで拝見するグレンツェンピアノコンクールを考えていました。
課題曲がやさしく初心者向けのようだからです。
(素人だから詳しいことはわかりません!課題曲がやさしくても凄腕の方も出場されるかもしれません)
しかし、コロナで動画をとって提出する方式になっていたので他を探すことにしました。
グレンツェンピアノコンクールくらいのやさしい課題曲のコンクールは複数あります。
いくつか探してみたものの、今年はコロナで中止が多く、またほとんど受付が春~夏に終了していて、夏から秋以降に申し込めるところがあまりありませんでした。
どれにしようか子どもと考えているうちに申し込みが締め切られたりして、焦りました。
小1・小2区分までならかなりやさしい!
うちの子は幸い小2なので、小1・小2区分の曲が選択できます。
小学校へ入学してから習いはじめた子向け(?)の簡単な課題曲があったので、その区分で応募することにしました。
小3・小4区分はちょっと難易度が上がるので、ギリギリセーフでコンクールデビュー出来て良かったなと思いました。
(飛び級可だったので、出来る子は飛び級をして上の学年の課題曲を弾くんだと思います。)
どの課題曲も、短くすぐに譜読みが完了し、とりあえず一通り弾ける状態からのスタートだったので、楽でした。
以前、発表会で弾いた曲の方が何倍も難しく長い曲だったからです。
物足りないくらいでした。
お手本動画があるか確認
今どきはYouTubeに、いろんな曲を弾いて載せておられます。課題曲もYouTube上に複数あるか確認しました。
まず、人の真似から入るといいと先生がおっしゃっていたので、出来るだけピアノの先生レベルの方が弾いている動画がたくさんあるものの方がいいと思います。
(最終的には真似から脱してオリジナルを出す必要があるそうですが。)
コンクールの受付・開催時期を先にチェック
3月・4月には1年分の確認を
今も、来年度のコンクールを探してますが、春に1年の計画を立てる方が多いのか、春に受付開始するコンクールが多いように思います。予選・本選とあるコンクールの場合は特に。
次はネット上あまり出て来ないような、もっと小さなコンクールを探してみようか、それとも前回の経験が生きるような同じようなところにしようか…検討中です。
また、長くなってしまいましたが、私と同じようにピアノの先生主導でコンクールを受けるわけではなく、自らの意志でコンクールを探し受ける方の参考になればと思い書きました。私は全くの素人なので、「こんな風に探した人もいるんだな」程度にし、ピアノの先生のサイトなども参考にされるとよいと思います。
ピアノとまったく無縁の方も、こんな世界があるんだなぁ~と思っていただければ幸いです。
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