夏休みにいくつも子ども向け科学系のイベントへ参加しましたが、今回は「探偵ナイトスクープ」の理科・物理担当の山田善春先生が実施された実験ショーについて。
1.エアポール
入場時にいただいた細長い袋に息を吹き込み、端をしばって出来上がり。
これ、ものすご~~く長いんです。
これを全員で上に飛ばすだけで子どもたちは大喜びでした。無料のイベントなのに、こんな子どもが喜びそうな絵柄付の袋がもらえるなんて~びっくりしました。
2.紙飛行機リングを作って飛ばそう
紙で輪を作って投げるというもの。
A4の用紙の長い方の辺の端から3㎝ずつくらいペキペキ折り上げていきます。
4㎝くらい残し、短い辺同士をセロハンテープでとめます。
輪になったら、まわしながら飛ばします。
回転するものはコマのように安定するということがわかる実験でした。
3.蓄光・レインボーシートで光の実験
◎レインボーシート
シートを通して光を見ると、シートに虹が浮かび上がるというもの。
科学実験教室サイエンスラボの体験でホログラムシートをもらってきたことがありましが、それと同じものでした。
この記事の中に書いています。
全員にシートを配って下さったので、会場全員でキラキラ虹を見る感動体験ができました。
◎蓄光シート
シートに光を蓄えたあと、電気が消え、シートの光が浮かび上がるというもの。これも会場のみんなの光が浮かび上がり、うわ~!という気分にさせてくれました。
非常口などに使われているとの説明がありました。
身近なところでは、パジャマなんかにも使われていると思います。
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うちの子は、この光るタイプのプラレールのパジャマ、持っていますし、
寝室の壁に、市立科学館で買った土星や星の形の蓄光シールも貼っています。
↓これじゃないけれど、こんな風に壁に貼るタイプのもの。
会場ではそれと同じものだとピンとこなかったみたいです。
4.カレーソース焼きそば実験
中華そば(かんすいを使っているもの)にカレー粉をかけると、赤色へ変化します。
そこへウスターソースをかけると、また元の色に戻るいう実験。
ステージ上で実施されていましたが、席が遠かったので、家に帰ってから、さっそくやってみました。
具材は別に炒めることにして、中華そばだけをホットプレートへ。
カレー粉 を入れると…
赤くなってきました。
そこへウスターソースをかけて、
混ぜ混ぜすると…
元の黄色に戻ってきました。ウスターソースに酢の成分が入っているからだそうです。
中華そばのかんすいに、カレー粉のウコン色素が反応して赤色へ。
ウコン色素は、ウスターソースの酢の成分が入ることで中和され、もとの色へ。
これ、 ↓愛媛県総合科学博物館の『博物館だより』No.54「カレー焼きそば編」に載っていました。
なぜだろう!?
カレー粉には、ウコンが使用されています。ウコンの色素成分「クルクミン」は、酸性・アルカリ性で色が変わるという性質を持っています。
中華めんには、こしを出すために「かんすい」という食品添加物が含まれています。中華めんをゆでるときに出る白く濁った水は、このかんすいが溶け出したもので、かんすいはアルカリ性のため、これに反応してウコンは赤い色に変色したのです。酸性のソースを入れて中和することで、元の色に戻ったのです。
([博物館だよりNO.54]科学の楽しみ方より引用)
『博物館だより』No.54に「紫キャベツ焼きそば編」も載っていました。
紫キャベツ焼きそばは、図書館で借りた子ども向けの実験本に載っていたんですが、読んでいるだけで実際には何もしないまま返してしまったことを思い出しました。また今度しようね~と言いながら、後回しになって返却期限がきたので。
本だとつい後回しになってしまいますが、子どもとイベントに参加すると、親の方もやる気になっていいですね。
※実験は全部で7つ実施されたんですが、その中で特に心に残った4つを取り上げました。