- もともと19×19までは覚えて欲しかった
- 『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』はどんな本か?
- 算数問題をたくさん解いている子は不要
- これから受験に向けての勉強を始めるなら武器になる
もともと19×19までは覚えて欲しかった
インド式の掛け算表を壁に貼っていたが…
19×19までの掛け算は、インドでは暗記をしていると聞いて、19×19の掛け算表をずいぶん前から壁に貼っておきました。
→インド式かけ算(2桁)で算数学習 – 計算ドリルで算数学習(私が使っていたものとは違いますが、掛け算表が掲載されていました)
幼児さんくらい頭が柔らかい時期だと素直に覚えられるかもしれませんが、我が家は貼りだす時期が小学校に入ってずいぶんたってから。「壁に貼っているだけでは量が多すぎて覚えらえない」と言うし、私も掛け算の九九のように本気で教えようという気にならず、そのままになっていました。
筆算を書きたがらないがミスをする
しかし、うちの子はもともと「式を書きたくない」「筆算をしたくない」タイプで、桁が少ない場合、頭の中で筆算をするクセがあり、
たびたび頭の中でミスをしていました。今では、しぶしぶ「式も筆算も紙に書く」ようになってきましたが、「面倒」「時間がかかる」という主張はよく理解できますし、簡単にミスなく暗算できるのが一番だなと思っていました。
『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』はどんな本か?
SNSで見かけた本が本屋に!
そんな時、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』を本屋で見つけました。
次の本を子どもが購入した時のことです。
Twitterかブログ?どこかで、見かけた表紙だなと気になって手に取ってみると…ああ、なるほど!と、理解できました。たぶん、人気があるんじゃないでしょうか。
こちらは、もともと私も気になっていた内容と本だったので、本人に欲しいかどうか、やる気があるかどうか確認してから、私個人からのクリスマスプレゼントとして買ってあげました。1,100円だったので、まだ気軽に買えるお値段です。
子ども本人が欲しがる本
どんなに良い内容でも、子供本人がやる気になってくれなければ、意味がありません。この本はそれも理解していて、表紙も裏も、子どもの心をつかむ言葉が並んでいました。
「たった1日で」「5秒で」と具体的な数字で訴えかけてきます。
「自慢できちゃう」「かっこいい」「みんなが知らない」「一歩リード」どの言葉も子どもの心をくすぐるものです。
小4の息子も当然、「これ欲しい!絶対する!」と言いました。素直です…。
仕組みは?
「おみやげ算」として、計算の仕方が載っていました。「おみやげ算」は、インド式かけ算と同じと言えば同じなのですが…(おおざっぱに捉えています。違ったらすみません)
→こどもプリント | インド式かけ算【無料プリント】(インド式の掛け算の仕組みが書いています)
この本の良さは、小さな子にスモールステップでマスターするように作られていること。おみやげ算は「小学校3年生以上以上向け」だけれど、「九九とかんたんなたし算ができれば、だれでもできる」と書かれています。すべての漢字にフリガナがついていますし、本当にそう。言ってみれば九九までマスターしていれば幼児さんだってできる!
まず、今の小学生が最初に習う「さくらんぼ」計算から入り、そこから超スモールステップで「おみやげ算」にまで発展させていきます。文字も大きく、直接書き込みやすくなっています。簡単な内容の練習ばかりだし薄い本なので、頑張れば本当に一日で完璧にできてしまいます。(うちの子は、各回かなりズバズバ飛ばしつつ進み、最後の総仕上げの練習問題に取り組んでいました。1日どころか30分もかかっていません!)「小学校3年生以上以上向け」と書かれていますが、私が見たところ、完全に幼児さん~低学年向き。中学受験を考えているなら、受験塾に入る小3になるまでにこの本に取り組んでおきたいところです。
算数問題をたくさん解いている子は不要
問題をたくさん解いていると覚えてしまう
「受験塾に入る小3になるまでにこの本に取り組んでおきたい」と言ったのは、受験勉強が始まるととんでもない量の数の計算をこなすことになるからです。繰り返し取り組んでいるうちに、自然と頻出の計算式の答えは覚えてしまうそうです。だから、あまり役に立たない…。
それほど問題量をこなしていない子でもある程度覚えている
うちの息子はそれほどの量をこなしていませんが、それでも計算をしているうちに少し自然に覚えてしまったそうで、覚えていない部分をこの本の「おみやげ算」で補うつもりなんだと聞きました。
どれくらい覚えているのかザッと書き出してもらうと、こんな感じでした。
息子曰く、問題にたくさん出てくる平方根(11×11、12×12など同じ数字同士掛け合わせる式の暗記)は必須だそうです。
なんだかんだ言って、≪「おみやげ算」をするより答えを覚えてしまう方が早い!≫という気分になったようなので、覚えていない部分だけ蛍光ペンで囲って、貼ってみたら…「あ、これ覚えていた。これも」というのがチラホラ。「じゃあ言ってみて」と言うと本当に覚えていて、正解でした。
それも含めて考えるとけっこうな量になったので「かなり覚えているね」と言うと、嬉しくなったらしく、食事の時に夫に「18×16はいくつか知ってる?」と問題を出して喜んでいました。やる気アップにつながった気がします!
これから受験に向けての勉強を始めるなら武器になる
じゃあ、結局のところいらなんじゃないかと思われるかもしれませんが、そうではありません。この本の後ろに書いてる子どもの心をつかむ言葉のように、この方法を知っていると「自慢できちゃう」「かっこいい」「みんなが知らない」「一歩リード」できるからです。
自分は算数が得意なんだという思い込みは、その後のやる気にかなり影響してきます。
実際、受験勉強を開始して算数の問題を大量に解く際も、19×19までなら筆算をしなくてもすぐに解けるので楽ですし、これから受験勉強を始める段階の子どもたちにぜひおすすめしたい一冊でした。
☟下のバナーをクリックしてくださると嬉しいです。
3つのカテゴリーに参加しています。
応援ありがとうございます!