知らなかった!日記

 子育て中の【知らなかった!】を日記にしています。~子どもとのお出かけや教育、習い事のピアノなど~

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外国の子どもの生活が知りたい~学研「ヨーロッパの小学生」シリーズ

世界中の小学校が知りたい

 以前、子どもが教科書の内容から世界の小学校が知りたくなり、インターネットの情報を見せた話を書きました。今回はその続きです。

shimausj.hatenablog.com

この記事に図書館に関連の本があるとコメント下さった方もいて、図書館からもかりてこようと思っていたら、夫が先に予約して借りてきました。

学研の「ヨーロッパの小学生」シリーズ2冊と、偕成社の「世界のともだち」シリーズ2冊です。

長くなりそうなので、今回は学研のシリーズの感想のみにし、偕成社の方は次回に書くことにします。

学研のヨーロッパの小学生シリーズ

「ヨーロッパの小学生」シリーズは6巻(イギリス・フィンランド・イタリア・ロシア・ドイツ・フランス)あります。対象年齢は小1~小6です。

2012年に発売されたものなので8年程前と考えると、日本の教育は本当に遅れていたんだなと気付くと思います。

hon.gakken.jp

子どもの学校生活だけでなく、普段の日常、そして国の基本的なこと(政治・産業・歴史など)も載っています。

イギリスの小学生

どの小学校も制服がある

ネクタイを締めたかわいい男の子2人の表紙です。

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かっこいい制服ですが、公立小学校の制服です。 イギリスにはどの小学校も制服があります。公立小学校は5歳で入学し11歳で卒業。日本より少し早いですね。(中学が5年間・高校が2年間で大学に入る時の年齢は同じです。)

イギリスでは12歳まで子どもだけの留守番を法律で禁止されていて、登下校も大人の付き添いが必要です。祖父母・両親・ナニーが送り迎えをしています。

治安が悪いと、子どもの登下校心配ですもんね。

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ロリポップレデイ―は有名だけれど…キックスクーターで通学も可能なんですね。ちょっとびっくり。

教育・教え方

机の並べ方は先生や教科によってバラバラ。グループワークが多いんでしょうね。

計算が早く終わった子は、わからない子にやさしく教えます。

正解だと日本では「○」をつけるけれど、イギリスでは「✔」マークをつけるそうです。間違ったところには「✖」をつけず、「もう一度やってごらん」というコメントがありました。先生は大変ですが、優しいコメントをしてもらえるのはいいですね!

特に学習の支援が必要な子や、天才児教育(そう書かれていました!)を受けている子が個別授業を受ける教室もありました。

給食・休み時間

 掲載されていたセント・エドモンズ・カトリック小学校では、お昼は給食室に集まり給食かお弁当を食べます。一か月単位で好きな方を選べます。給食はビュッフェ形式。3年生以下は10時頃におやつをもらえるけれど、4年生以上は保健室でおやつを買うそうです。

10時のおやつって、日本ではもっと小さい時に終了させるよう指導されますよね。

休み時間に遊ぶ相手が見つからず、さびしい思いをしている子が「バディーバスストップ」という棒につかまっていると、気がついた子が遊びに誘ってくれるシステムも紹介されていました。

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自然に気がつければいいんですが、小さなうちは難しいんでしょうね。

カバン・宿題

学校のカバンはナイロン製のリュックサック。昔は「サッシェル」と言われる革製の学生カバンだったそうです。子どもの負担軽減のためにかえたんでしょうね。

日本のランドセルも最近、ナイロン製が出てきていますね。

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掲載されていてた公立学校は、宿題で必要な時以外は、教科書は学校から持ち帰らず、宿題もプリントがほとんどと書かれていましたが、日本でも徐々にその動きがでてきますね。うちの小2の子のクラスでは、道徳や体育などの教科書は持ち帰ってこないように指導されているようです。

宿題は、6年生で週に3回出される程度と書かれていて、驚きました。

毎日宿題を出されなくても学力維持できるんですね!

カバンは重くないし、宿題は少ないし…これが8年程前のことなんですよね。

マナーに厳しい私立学校も

私立学校も掲載されていました。

私立ハーリンガム小学校はマナー教育に力を入れていて、教室移動も私語を慎み列をつくり移動。

給食もきちんと並んで取りに行き、全員同じメニューを食べます。食事中はお喋り禁止です。好き嫌いすることなく食べきれないと、デザートがもらえません。

日本みたい!

食べる場所と教室がわかれているのは、掲載されていた公立学校と一緒。

日本は同じ空間、一部屋で寝たり食べたり勉強したりする文化があるけれど、それがないからなんでしょうね。

集団での教科授業よりも個別の特別授業が優先!

ハーリンガム小学校は教科授業の他に、昼休みと放課後に特別授業があります。日本のクラブ活動のようなものかと思ったら、少し違っていて、週に1回の子もいれば、週に5回、毎日違った授業を受ける子もいるそうです。教科の授業中であっても個別の場合は特別授業が優先され、取り出し授業を行うと書かれていて、びっくり。

算数の授業中にバイオリンやピアノの個人レッスンを受けている子もいるんです。

いろんな学校があるんですね~!

子どもの1週間のスケジュール

子どもの一日や一週間の生活も載っていました。今、日本では習い事で1週間が埋まっている小学生が増えているのが問題視されていますが、本で紹介されていた子は7日間すべて習い事で埋め尽くされていました。

月 聖歌隊(イギリスらしい!)

火 コンピューター(プログラミング)

水 チェス(日本の将棋教室みたいなものですよね)

木 スポーツジム(最近、日本でも中高生が部活を辞めてスポーツジムで運動するらしいですね)

金 家庭教師の家で勉強(入学試験のいらない公立中学と入学試験が必要な公立中学があって、試験が必要な公立中学へ入学するために通っているいたそうです)

土 テニス

日 ボーイスカウト

さらに、地元のサッカーチームに所属しているそうです💦スーパー小学生ですね。

お父さんのコメント「勉強や遊ぶ時間を自分で管理できる子どもです。」

お母さんのコメント「よく遊びよく勉強します。」

他にもお母さんはお子さんを次のようにみています。

誰にでも親切で相手を思いやる気持ちを持っている子。

人前に出ることが好きで、堂々とわかりやすく話すことができる。

すご~い!

 公立中学の入学試験も合格したらしいですし、理想的ですね✨うらやましい…

フィンランドの小学生

制服なし・体操服もなし!

フィンランドの方はかわいい女の子の表紙。

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制服はなく、体操服もありません。だから男の子は最初から運動しやすい服装で来るけれど、女の子はダサくてイヤだからと、学校で着替えるそう!

4年生になると専門コースにわかれる学校も

フィンランドの方は公立校2校の紹介でしたが、ひとつは小中一貫校。もう一つは小学校のみですが、4年生になると音楽コース・美術コース・国際コース・普通コースに分かれ、普通コース以外に入りたい人は面接試験に合格しないと入れない、特別な人気校でした。同じ市内なら入りたい学校を選ぶことができるそうです。

給食

学校で作られた給食を食べるけれど、ビュッフェ形式で自分でとりに行くので量を調整することができます。

日本もそれを取り入れたらいいですよね。たくさん食べる子とそうではない子がいるので。

教育・教え方~塾なしで成績が良い子が多いのはなぜ?

「フィンランドには小学生が通う塾はないけれど、世界でも成績が良い子が多いと有名」と書かれていました。

学校でしっかり学んでくるからだそうですが、日本の学校とどう違うのか…。

①質問への答えがあっていても「なぜ?」と聞いてどうしてその答えにしたのか自分の考えを人に伝える練習をする。

②算数もゲームを取り入れ、楽しく学習をする。

③1クラス25人以下の少人数制。特に算数はさらにクラスの人数をA班B班と半分にわけ、先生がひとりひとりをしっかりみる。

この3つくらいしかわかりませんでした。

他に、図書館利用率が世界一で施設が充実しているから、放課後に図書館で過ごすということでしょうか。

教室ではものすごくリラックスしているように見えました。授業中おしゃべりしすぎて注意されることもあるくらい、自由。

いい環境ですね。

学研の「アジアの小学生」シリーズ

「ヨーロッパの小学生」シリーズの他にも地域ごとのシリーズがあるんだろうと調べたら、ありました。

「アジアの小学生」シリーズも6巻(中国・韓国・インド・ベトナム・ブータン・インドネシア)あります。ただし、対象年齢が小4~小6と表示されています。中身を確認していないのでよくわかりませんが、あまり対象年齢は気にしなくてもよいような気がします。

hon.gakken.jp

 2011年発売のものなので、少し年数がたちすぎていますが、お時間のある時に図書館などで見てみてください。

 

次回は偕成社のものを書きます。偕成社の方は切り口が違うというか…学校というより子どもの生活環境や個人の背景が中心で、少し考えさせられました。

いろんな環境で頑張る世界の子どもたちのことを、日本の子どもたちにも知って欲しいですね。

 

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