小3の息子が最近、ものすごく気に入った伝記があります。
『新しい世界の伝記 アインシュタイン ライフ・ストーリーズ②』です。
裏側にはご本人の写真が載ってます。
図鑑類が好きな子が読み始めやすい
もともと息子は図鑑類の方が好きで物語系はあまり好みません。伝記も最近まであまり読みませんでした。そういう子が読みやすい伝記となっています。
写真がたくさん使われている
図鑑のように写真がたくさん使われていて、イメージが沸きやすくなっています。
イラストよりも写真の方が現実感あり、おとぎ話ではないということがわかりますよね。
イラストと図解で興味がわく
アルバート・アインシュタインが出した論文の内容が簡単にわかるようなイラストや図もありました。
原子なら小学生でも知っています!
レイアウトが良く惹きこまれる
時々、次のような大胆なレイアウトになっています。
これは大人でも惹きこまれますよね。
写真、イラスト、コラム…上手に紙面構成をされています。
用語解説が充実
難しい言葉がたくさん出てきますが、すべてふりがながついてますし、用語解説が充実しています。
「さくいん」があるので、ふと思い出した言葉のページをさっと開くこともできます。
理科系・図鑑系が好きな子の心をしっかりつかみます。
人生・生き方を学ぶ
新しい世界~その人の置かれた状況を知る
この本は偉人の偉業を知るだけでなく、その人の人生そのものを知ることができます。
言葉の発達が遅かったこと。
教育熱心な家庭で育ったこと。
周りはキリスト教徒だったが、ユダヤ教徒だったのでいじめられたこと。
音楽を愛したこと。
興味のない教科は勉強しないで成績が悪かったこと。
先生への態度が悪く、希望する教職につけなかったこと。
亡命をしたことや平和を愛していたこと。
いろんなことが書かれていて、子どもは新しい世界に触れたような顔をしていました。
世界情勢や歴史にも目が向く
何度も読み直し、いろんな質問をしてきました。「ユダヤ人」にも興味を持ち、歴史をどう説明しようか少し悩みました。
説明が大変なので世界の歴史漫画が欲しいです!
この伝記を読んでから世界の情勢や歴史に目が向き、ニュース番組もよく見るようになりました。
新しい世界の伝記 ライフ・ストーリーズ シリーズ
シリーズは全部で6冊~ジェーン・グドールが気になる
今回、息子が読んだのはアインシュタインでしたが、他にも5冊あります。
特に女の子の保護者の方は、次のお2人の伝記が気になると思います。
●キャサリン・ジョンソン
数学者で、NASAのアフリカ系アメリカ人女性の一人としての歴史的役割を果たしたようです。
●ジェーン・グドール
経歴が特殊な女性の動物行動学者で、現在も執筆のかたわら世界中を巡り、講演や教育活動を行っているそうです。
伝記ってお亡くなりになっている方のイメージがあったのですが、今を生きる人のものも出るんですね!
私はジェーン・グドールの方を先に読んでみたいです。
シリーズの案内文が素晴らしい!
もともとはイギリスの伝記で、小3・4~中学生向けに日本語訳をされたそうです。
●『新しい世界の伝記 ライフ・ストーリーズ』を読むみなさんへ
知っていましたか。ガンディーは子どものころ、幽霊がこわくてたまりませんでした。アインシュタインは音楽を愛し、バイオリンが得意でした。
ひたむきに生きたすばらしい人たちの人生をたどるシリーズ、『ライフ・ストーリーズ』は、その人の人間らしさを描き出します。私たちは、その人がずいぶん身近に思えて、ひきこまれて読みます。
その人は、遠い国の人だったり、いまとはちがった時代の人だったり……、それでも、たくさんの写真やイラストで、その人がどんな空気のなかを生きていたのかを知ることができます。たくさんのコラムや年表、用語解説、そして、その人に関するクイズを楽しむことも、理解をたすけてくれるでしょう。私たち読者は、その人といっしょに、その人の人生を生きることになるのです。
私たちは、いったい、どんなふうに生きたらいいのでしょう。『ライフ・ストーリーズ』を読むことは、いわば、「人生の練習」です。近くにいて見守ってくれる家族や先生たちも、生き方を教えてくれる大切な人たちですが、『ライフ・ストーリーズ』のその人たちも、大きなヒントをあたえてくれるにちがいありません。
『ライフ・ストーリーズ』は、もとはイギリスで出版されたもので、各国で翻訳されています。日本語版は、小学校3、4年生から中学生が読めるように工夫しました。世界のいろいろな場所で、さまざまなことばで同じ本を読んでいる子どもたちがいることを感じながら、本のとびらを開けることにしましょう。宮川健郎(日本語版総監修)
(三省堂|新しい世界の伝記 ライフ・ストーリーズより引用)
新しい世界の伝記 ライフ・ストーリーズの特設サイトに書かれていた案内です。
素晴らしい案内文だったので、そのまま引用させていただきました。
これから長い人生を歩む子供たち。見聞を広げ、伝記から生き方のヒントをみつけ上手に生きていってほしいですね。
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