スタート地点でつまずく
接種券が届いたのは6月末日
子育て世代に30代・40代の人に新型コロナウイルスのワクチン接種券が届いたのは6月末でした。
「接種券が届いたからにはもう一般の人(医療機関に勤務していない・基礎疾患なし)も予約できるんだよね?」ということで、
夫は相変わらず毎日出勤し続けていて夫の方がリスクが高いので、仕事のスケジュールに合わせて先に接種予約をしてもらうことにしました。
身近な診療機関で予約ができない
7月に入ってすぐに、夫がかかりつけ医に相談すると、「現在受け付けていない」という返答が返ってきて、「予約再開はいつですか?」と聞くと「ワクチンのことはよくわからない」と言われ、<あまり聞いて欲しくない>という雰囲気だったと聞き…
どうしようかと思いつつ、夫が接種可能なスケジュールを教えてくれないし、私の方も忙しさに紛れ、数日後、大阪市のホームページを見ると、ワクチンの供給量が足りないから、一般の人の予約は停止していて、8月16日から受け付けるという内容が書いていました。
「なるほど、だから予約を停止していたのか。もうすぐ子供の夏休みがくるし、8月16日まで待ってかかりつけ医に予約しよう」と話し合い、この時は夏休み中に一回目の接種はできると思っていました。
16日の診療開始時間に電話するとお盆休みのメッセージ!そうか…と脱力し、17日夕方に直接相談に行くと、この時も他のところで相談して欲しいという雰囲気を漂わせながら「過去5年以上の受診歴がある人のみ予約可能で、空き待ち予約ならできる」というお返事をしてくださり、受診歴を調べて5年あるか確認された後、空き待ち予約ができたという状況でした。17日の朝、診療開始前から並ぶべきだったんでしょうか。認識が甘かったです。
受診歴がない一般の人もコロナワクチンの接種を受け付けている医療機関もあるので、電話で聞いてみると、そこも【空き待ち予約しかできないし、受診歴がない人はその空き待ち予約も、電話ではできない。直接、病院に来て予約しないといけない】とのこと。
ワクチンはファイザーにしようと思っていたんですが、空き待ち予約ばかりでこのままではいつまで待っても打てないと気付き、モデルナでもいいから打とうと大規模接種会場の予約サイトを見てみました。(個別はファイザーで、大規模はモデルナだったため)
大規模接種会場予約の厳しさを知る
大規模接種会場は国・府・市の3種類
調べた時点で予約できるのは次の3つでした。
①自衛隊大阪大規模接種センター…23日午後6時から受け付け開始。接種期間は8/26~8/28
②大阪府の大規模接種会場(マイドームおおさか)…24日12時から受け付け開始。接種期間は8/27~8/30
③大阪市の大規模接種会場…モデルナを扱っているインテックス大阪はすでに満席で、1回目接種の予約受付の予定はなし。代わりにアストロゼネカの接種を城見ホールでできるようになり、予約は23日午前9時開始。
相変わらず夫は忙しく接種可能なスケジュールを教えてくれないし、どうも疲れているように見えるので、今ワクチン接種をすると良くないかもしれないし、いつまでも待つわけにはいかないので、私が先に予約してみることにしました。
アストロゼネカよりモデルナがいいので、③を外し、自分のスケジュールと照らし合わせ、接種後3日間は副反応がでるから、①は外し、②に予約しようと決めました。
コンサートのチケットとりみたい!
きっちり12時にアクセスすると、次のような画面になりました。
7分後、もう一度画面を見ると、同じ状態。
ふと気が付くと、次のような画面になり終了。
コンサートのチケット争奪戦のような感覚になりました。
いまさら遅いと思いつつも焦って自衛隊の方を見てみると、やっぱり「予約一旦満了」という表示が出ていて、8/29以降は2回目接種となるので1回目接種は8/28までという表示がありました。
すぐに、大阪市のアストロゼネカの方も見てみると、そちらも予約開始日のうちに満席になっていたことがわかりました。
翌日、改めて見てみると…
次の予約枠はないとのこと。
国の自衛隊の方も市の城見ホールの方も、いつでるかわからない次の再開情報をマメにチェックしないといけないんですね…。ひとつひとつはわずかなことですが、時間をとられることをたくさん抱えていて、面倒です!
もう一度、府のマイドーム大阪の方を予約開始日時に予約にチャレンジするつもりではいますが、またコンサートのチケット取りのような状況になると思われます。
一般受付の医療機関の空き待ち予約へ
医療機関リストは350件以上
仕方ないので、一般受付の医療機関リストをもとに順に問い合わせていき、空き待ち予約を入れて行こうと思います。大阪市全体で350件以上ありました。
すべての医療機関に問い合わせることは不可能ですが、少しずつ、予約していきたいです。
大規模接種会場の方もサイトをキャンセルなどの空きをマメにチェックして空きがあったら接種できますが、みんなチェックしていて一瞬でなくなりそうですし、まだ医療機関の方が可能性がある気がするので。
余ったワクチンとキャンセル待ちの人を自動でマッチングするシステム
次のような余ったワクチンとキャンセル待ちの人をマッチングさせるシステムもできるそうです。
新型コロナウイルスワクチンのキャンセル待ちを希望する人と、余ったワクチンを自動でマッチングするシステム「VAMCS」(ヴァンクス)の試験運用が、大阪府や福岡県など一部の医療施設でスタートした。接種希望者は無料でシステムを利用できる。
医療系システムソリューションなどを手掛けるアルカディア・システムズが開発したもので、ワクチンを打つためにキャンセル待ちを希望する人と、ワクチンの余剰登録を行った医療施設をマッチングして“1本のワクチンも無駄にしない”ことを目指す。9月には全国展開する予定だ。
(中略)
キャンセル待ちする施設の登録は地図画面で行える医療施設がワクチンの余剰登録をすると、キャンセル待ちの順番に自動でメールを送信。15分毎に次の人へとマッチングするまでメールを送り、そのときに医療施設に来院できる人をマッチングする。ワクチンは希釈後6時間で利用できなくなるため、すぐに応諾できる人をマッチングできるようにしているという。医療施設側では、自動マッチングの結果をリアルタイムで確認できるとのこと。
キャンセル待ち希望者が、余剰ワクチンがある医療施設とマッチングするまでの流れは以下の通り。
VAMCSに登録し、個人情報を登録
キャンセル待ちする施設の登録一人当たり5施設まで登録可能
マッチングメールへの応諾有効期限内(メール到着から15分以内)にシステムに応諾の入力をすることで接種予約が完了
接種する医療施設でワクチン接種を受ける
マッチングメールへの応諾画面のイメージ
(余ったCOVID-19ワクチンをキャンセル待ちの人へ、「VAMCS」試験運用より引用)
一人当たりの登録が5施設までだと、なかなかキャンセルに巡り合わないかもしれないですね。過度な期待はしないで登録できる日を待ちます。
急に空きが出た時にワクチン接種ができるか?
しかし、急に空きが出た時、すぐに行けるかどうか…。
常に体調を万全にしてかないとダメですね。
前倒しで作業をすすめていつでも接種できるようにしたいですが、無理をすると体調不良になるので、私はできるだけ無理はせず、何よりもワクチン接種を最優先にするつもりです。ワクチンを受けたからといって必ずしもコロナにかからないとか、重症化しないわけではないですが。
念のため、子供に「急に空きが2枠出てパパとママが同時に接種して、ふたりとも副反応が出たら一人で頑張れる?」と聞いてみると答えはノー。
「まだご飯作れないもん!作れるのは高学年だよ」
「冷凍食品をレンジでチンするくらいはできるでしょう?」
「冷凍食品なんてすぐになくなるよ!それに毎日冷凍食品?」
と、まぁなんとも贅沢な話をかえしてきました。
うちの子はまだまだ手がかかります。
「パパとママが両方ともコロナで重症化して万が一のことあったら、そっちの方がもっと大変よ」
と言いつつも、何かあった時に子供ひとりでは対応できないことも考えられるので、やっぱりどちらか一人は接種できません。
やはり、空きがあった連絡があってもその時に必ずしも接種できるわけではないので、できるだけ多くの医療機関に空き待ち予約をしておこうと思います。
ワクチン接種を急ぐ理由
子から親への感染リスク高まる
デルタ株が流行りだしてから、子どもの感染が増加し、家庭内で子から親への感染が広まっているそうです。
親世代である30代40代はワクチン接種がまだ済んでいない人が多く、デルタ株は以前のコロナより基礎疾患のない若い世代でも重症化する可能性が高いため、親が重症化するリスクが高まっているようです。
そのため、学校は子供の感染を防ぐというより、親世代への感染拡大を防ぐ目的で学校の感染対策をとるようです。
新型コロナウイルスの「第5波」で若年層に感染が広がっていることを受け、大阪府は18日の対策本部会議で、2学期からの学校での感染対策を決定した。原則として修学旅行は延期し、部活動では感染リスクの高い活動の自粛を求める。10歳代以下の感染者が急増する一方、重症者の半数を40~50歳代が占めており、親世代への感染拡大を防ぐ狙いがある。
(子どもから親に感染「逆流」の危険性…吉村知事「休校も視野」、修学旅行は原則延期へ : ニュース : 教育 : 教育・受験・就活 : 読売新聞オンラインより引用)
夏休み延長・分散登校・オンライン授業の学校も
そのため、夏休みの延長をしたり、分散登校やオンライン授業に切り替えている地域もあります。
寝屋川市、吹田市、和歌山や奈良まで!
大阪市は通常通り学校再開
しかし、大阪市は夏休みの延長なし・分散登校なしだそうです。
一斉休校はせずに学校単位で休校をする考えを示した。市役所内で記者団の取材に応じた。休校の基準は児童や生徒の1割程度が新型コロナに感染した場合などを想定しており、教育委員会と協議中だという。
(中略)
休校措置となった学校では、オンライン授業やプリント学習で学習機会を確保することも想定している。大阪市では4~5月、市立小中学校は自宅でのオンライン授業を基本としていたが、一部の学校で通信環境に不具合などが生じた。松井氏はオンライン授業を受ける環境について「課題はクリアできている。全ての家庭でつながる体制が整った」としている。
(新型コロナ: 大阪市長、一斉休校せず 感染1割で学校ごとの休校検討: 日本経済新聞より引用)
何度も確認しましたが、うちの子が通う学校のホームページには何のお知らせもなかったので、普通に登校させました。
すると、小学校から保護者あてに「次のようなお知らせが、大阪市教育委員会からありました」とメールが届きました。
大阪市では、通常の登校を実施いたしますが、依然、新型コロナウイルス感染症の厳しい状況が続いております。
保護者の皆さまには、お子様を登校させることに不安をお持ちの方もおられると思います。その際には、ご遠慮なく学校までお申し出ください。欠席扱いとはなりません。
また、自宅での学習についても各校へ個別にご相談いただきますようお願いいたします。
このメールが届いたのは1時間目が終わった頃。児童が登校した後に届くなんてなぁと思ってしまいました。
そういえば、子供たちに配られたフェイスシールドは、早い段階でまったく使わなくなったそうです。始業式も人との距離をとってですが、グラウンドに集めたそうですし、9月に館内見学を含む遠足・10月に運動会の予定もあります。
以前は始業式も校内放送やオンラインを使って各教室をつないでいたのに、急にもう、緊急事態宣言とか、子から親への感染リスクが高まっているとかそんなのどうでもいいような雰囲気でびっくりです。
しかし、保護者としてはできるだけ学校の意向に従いたいですし、子どもは遠足や運動会を楽しみにしています。
となると、ワクチン接種を急ぎ、徹底的に感染対策をするしかありません。
今のところ、外から帰ったらすぐにシャワー、ドアノブから持ち物すべて除菌していますが、その作業だけで通常よりも時間も労力もとられ、かえって体力がなくなって感染しそうなので、ほどほどにしたいですし。
そのため、ワクチン接種の予約を頑張っていますが、一足遅かったようです。
首相は来月末に全国民の6割が2回目接種が終わるとおっしゃているのですが、私はワクチン接種できない年齢の子供たちとともに4割の方へ入り、「え、まだ接種していない人がいたの?」とびっくりされるようになる気がします~!
※追記です。おかげさまで予約できました。
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