再び、算数系思考力問題集のことです。
この記事に書ききれなかった【考える力を育てる『天才ドリル』】シリーズと【キッズBEE】の過去問について。
『考える力を育てる天才ドリル』シリーズ
10年以上前からあるロングセラー商品
『天才ドリル』はシリーズは親世代である私たちの時代にはなく、「天才」と刺激的なタイトル。最近作られたものだと思っていたら、10年以上前からあるようです。
2007年より『天才ドリル』シリーズを刊行しています(2019年現在、13点稼働中)。
私たちは、当時実施された「学習到達度調査(PISA)」で日本が劣勢になってきたことに危機感を持ち、「日本の将来を担う子どもの『考える力』を育て、子どもたちを世界でわたり合える強い人材にするために、価値あるものを提供する」というミッションのもと、良質な教材を厳選し、それを書籍という形で世に出してきました。
(考える力を育てる『天才ドリル』シリーズ|Discover21より引用)
今の大学生くらいの子たちが小学生時代に刊行された本なんですね。
Discover21の『天才ドリル』説明ページには「2020年の教育大改革以降も、引き続き、上記のミッションを体現する書籍づくりに努めてまいります。」と続き、次のように書かれています。
天才ドリル 5つの特徴
算数・国語の「基礎となる論理力」が身につきます。「自ら試行錯誤して答えを探す力」を養います。
易しい問題から難しい問題へ挑戦することで、自然に力がつきます。
小学校低学年から高学年の生徒まで、楽しみながら取り組めます。
日常で問題が起こったときも、「自分でなんとかしようと考える習慣」につながります。
(考える力を育てる『天才ドリル』シリーズ|Discover21より引用)
「基礎となる論理力」「自ら試行錯誤して答えを探す力」…魅力的な言葉が並んでいますね!
どんな順番ですすめる?目的別?難易度は?
昔からある『天才ドリル』シリーズは種類がたくさんあり、本によって難易度が違います。どれからどんな順ですすめたらいいかわかりませんよね。
調べてみたら、目的別に【計算力】と【図形センス】に分けた次のような表がありました。
(【Amazon.co.jp 限定】【初公開! 特別授業の動画付き】 入門天才ドリル 図形・計算・文章題の基本が身につく!【小学校3年生以上 算数】 | 認知工学 |本 | 通販 | Amazonより)
だいたいイメージがつかめると思います。
どれから始める?最初の一冊としておすすめなのは?
『入門天才ドリル』~人気ドリル5冊から良問を厳選
『天才ドリル』をこれから始めるなら、2020年11月30日に発行されたばかりの『入門天才ドリル』がおすすめです。
【Amazon.co.jp 限定】【初公開! 特別授業の動画付き】 入門天才ドリル 図形・計算・文章題の基本が身につく!【小学校3年生以上 算数】
- 発売日: 2020/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
小学校3年生以上と書かれていますが、算数だけ先取り学習をしているお子さんも多いですし、幼児や低学年の方でも問題ないと思います。
難しい部分は飛ばして成長してから取り組めばいいですし!
次の人気ドリル5冊から良問を厳選して作られた本で、どの種類から始めるかの目安になると思います。
①立体図形の基本が身につく 点描写
②平面図形の基本が身につく 点描写・線対称
③四則計算の基本が身につく ナンバー・マトリックス
④分数・整数の基本が身につく 素因数パズル
⑤文章題の基本が身につく どっかい算
『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写 』~「天才ドリル」シリーズを代表する一冊
『天才ドリル』シリーズを代表する一冊と言えば、やっぱり「立体図形が得意になる 点描写」ではないでしょうか。
Discover21の『天才ドリル』説明ページにも「『立体図形が得意になる 点描写』シリーズは、累計12万部のロングセラーに。刊行から12年経った今もなお、みなさまに選ばれ続けています。」と書いています。
先ほどとりあげた『入門天才ドリル』にも最初に出てきます。
あちこちの子育てブログにも出てきますし、多くのお子さんが取り組んだことがある一冊だと思います。
我が家は息子が本屋で欲しがり購入しました。『天才ドリル』という名前に惹かれたんだと思いますが、自分から点描写をしたいというのにびっくりして(幼児用の点描写は不得意であまり好きではなかったんです)、買いました。
無料でプリントアウトできる「ちびむすドリル」にも幼児向けの点描写があります。
⇒立体図 点描写(点図形) プリント 無料ダウンロード・印刷|幼児教材・知育プリント|ちびむすドリル【幼児の学習素材館】
この『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』も最初の方は上の「ちびむすドリル」に載っている立体図と似たような問題が続きますが、最後の方は一味違います。初級編・中級編・上級編と難易度が上がり、最後の「天才編」はオッと思うものが載っています。
カバーをとった状態です。
コピーをとって何度も繰り返しする方もいるようですが、うちの子は同じものを何度もするのを嫌がるので直接書き込んでいます。気がむいた時に自主的にする方式なので、ずいぶんと長期間持っていて、表紙も中身もヨレヨレです。
線もヨレヨレ…これは子どもの性格ですね。
上から見て90度回転させた図を描くのがちょっと難しいそうで、ここを飛ばしています。
高学年になってから、授業で立体の図をさっとノートに取ることができず困る子が多いらしいので、立体図を描く練習はやっておいた方がいいかもしれません。
最初の「おうちの方へ」のページには、「小学生が最もつまづきやすい問題の一つ」と書いていました。
『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写 』は 「神童レベル」もあります。
幼児用の立体点描写を充分してきた方なら、いきなり「神童レベルへ」へ行かれてもいいんじゃないかと思います。我が家は今ある『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写 』を完全に終えて、本人がまた本屋で欲しがったら購入するつもりです。言い出さない限り用意しません~!
その他おすすめは…線対称・点対称・図形パズル
本人が欲しがってくれないと買わない方針なので購入していませんが、次の「線対称」や「点対称」も小学生が苦手とする分野。内容も知育ワーク的な感じでおすすめです。
他にも「おりがみで学ぶ図形パズル」が楽しそうで、気になっていました。
Amazon限定でプレミアムカバーのものも販売されています。
ゴールドの表紙は小学生の心をつかんでいいかもしれません。
もともとのイラスト表紙だと「おりがみ」遊びのようで、幼児期を過ぎた小学生の心をつかめないですよね。「天才」の文字もないですし。
ゴールドの表紙でなくても、「おりがみ」ではなく「切りがみ」となっている次の本なら、喜んでくれるかもしれないです。
『天才 プログラミングパズル』も!
「天才ドリル」シリーズの最新作は「プログラミングパズル」です。
息子が書店で見つけて中身を確認しましたが、「ゲ、なにこれ。難しい」と、いったん棚に戻しました。今はいらないそうです。ぱっと見た感じ、私もややこしそうという印象を持ちました。
やるとしたら、とりあえず今ある思考力系ドリルを仕上げてスッキリしてからだと思います。
現在、我が家で稼働中の算数系思考力問題は以前とりあげた『算数・数学ラボ』『天才脳ドリル』と今回取り上げた『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』の3冊ですが…
もう一つ、ふと「キッズBEE」の過去問題集も算数系思考力問題と言えるかなぁ~と気付きました。
算数オリンピック小1~小3部門の「キッズBEE」過去問題集
以前、次の記事に書いたように大手塾の張り紙を見て「算数オリンピック」の小1~小3部門の「キッズBEE」に参加したいと言い出したことがありました。
結局、次の記事に書いたように「キッズBEE」にチャレンジしなかったのですが、
問題集だけはあります。
【2021年度版のキッズBEE過去問題集】(税別3500円)と、【キッズBEEとジュニア算数オリンピックを目指す小3~小5向けのハイレベル問題集「明日への算数」】(税別3000円)があり、次のサイトから購入できます。
※書店では売られていない本です。
しかし、購入しようとした当時の最新ものは売り切れで…メルカリでも良い状態のものは数が少なくすぐに売り切れる状況でした。
しばらく探してやっとメルカリで手に入れ、これは気軽に何冊も買えるものではないように感じたので、コピーして使っていました。
鮮やかなカラーなので、わざわざカラーコピーをして!
低学年用なので幼児さんのワークの延長線上にあるような感じです。
一応Amazonで次のものが売られているのですが…
問題数が少なく、割高に感じて購入しませんでした。
ご興味のある方は、どうぞお試しください~!
キッズBEEの過去問の方は最近、存在を親子で忘れていました。
購入当時てこずった問題も、今ならすぐに出来そうな気がするので、「算数ラボ」「天才脳ドリル」「天才ドリル」の仲間として活用して欲しいと思います。
そのうち、また国語系の思考力問題集シリーズを投稿するつもりではいますが、しばらくは思考力系問題集から離れ、別の話題を投稿します!
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