今回は、サピックスの通信教育「ピグマキッズくらぶ」(小1~小4)のことです。 ずいぶん前から書こう書こうと思ってそのままになっていました。
中学受験進学相談会のセミナーがきっかけ
以前、小学生新聞をとろうか悩み「小学生新聞活用法」というセミナーに参加したことがあります。
この「小学生新聞活用法」はサピックスの中学受験進学相談会の中で実施されたものだったので、当然、会場にサピックスの営業カウンターもあり、そこでサピックスの通信教育「ピグマキッズくらぶ」のお試し教材もいただきました。
この教材がとても良かったので、紹介させていただきます。
※新聞は結局、「読売KODOMO新聞」にしました。
面白い定規やピカチュウのエコバックがもたえたり、なかなか面白い新聞です。
「ピグマキッズくらぶ」の教材内容
毎月届くもの
シンプルな次の紙教材一式が届くようです。
●テキスト(国語・算数)
●ドリル(国語・算数)
●国語テキスト朗読CD
●添削問題プリント(国語・算数)
●補助教材(立体図形やパズルなどの補助教材で、カラーの厚紙など)
●保護者用の学習指導書(解答・解説・指導マニュアル)
●サピックスの情報通信誌
「純粋に国語と算数の勉強だけでいい、使いこなせないから他の余計なものは一切いらない」という方にピッタリの教材です。
カラフルで楽しい!かわいいキャラクターと一緒に学べる
セミナーの時にいただいた小2用の教材見本のテキストの表紙です。
開くとキャラクター紹介がありました。
中もカラーで見やすく、かわいらしいキャラクターと学べるようになっていました。
子どもが好きなシールを使う問題です。
掛け算の問題に、
単位の問題。
これらは普通の小学校で習う問題で、他の教材にもある問題です。
将来につながる思考力系問題
しかし、小学校で習わない思考力系問題もありました。
例えば積み木。
色板と計算を組み合わせたもの。
(色をぬる問題ですが、色をぬるのが面倒になって数字しかかかなかったそうです)
テントウムシ問題。
これは簡単にしてありますが、もう少し複雑にしたテントウムシ問題が四谷大塚の全国統一小学生テストで出題されています。
次の記事に書きましたが、
立方体の辺の上を小さい虫が移動する問題で、虫は角(頂点)で、右・左・右の順に方向をかえると、どこの辺に虫がいるでしょう?というようなものでした。
きっと塾ではこういう問題を、学年が上がるごとに少しずつ難しくして、繰り返し解いているんでしょうね。
でも、このテントウムシ問題は「算数ラボ」にも載っています。
次の記事に書いています。
「算数ラボ」は白黒でかわいらしいキャラクターは登場しません。シンプルに問題だけが載っている問題集です。
「ピグマキッズくらぶ」のようなかわいいキャラクターが欲しい方は、次の本がおすすめです。
小1の時、このシリーズを書店で見せたことがありますが、うちの子は当時、派手なイラストのテキストを嫌う時期で、「いらな~い」というので買いませんでした。
算数はこういう問題集でも代用できそうですが…国語の問題もなかなかいいんです。
「良問ぞろい」の言葉にふさわしい教材
言葉遊び問題はもちろん、
文法的な問題、
※ものすご~く雑な文字の画像が続きますが、お試し教材なので、ソファーでゴロゴロしながら遊び半分でしていたからです。
慣用句、
読解文まで、
なかなかいい!よくZ会の通信教育は「良問ぞろい」だと言われていますが、こちらの方がその言葉にふさわしい気がします。
ドリルにも新しい学びがある
ドリルだって一味違うんです。ただ、計算や漢字の問題がずらーと並んでいるわけではないんです!
普通のひっ算から虫食い算まであり、
工夫をして計算をしようという風に足し方を考えるように書かれています。
仮名遣いに注意という問題もあり、ふと、小1か小2の「全国統一小学生テスト」に似たような問題があったなぁと思い出しました。
「ピグマキッズくらぶ」は全国統一小学生テストに代表される「塾テスト」対策になりそうです。
塾テストを受ける予定がなくても、学校の授業の内容は学校の宿題で定着するからいらない、それ以上の学びが欲しいというタイプの方にお勧め。個人的にはZ会よりもおすすめです。
丁寧な添削テストもついてきますし、
よく考えられた教材だと思います。
「ピグマキッズくらぶ」は小4までの教材で、通塾は高学年からと考えていらっしゃる方にピッタリだと思います。
飛び級(先取学習で先の学年を)で申し込むのもおすすめ
幼児期に学習をしてきたお子さんは先取りも視野に
セミナーでこの教材見本を受け取った時、該当学年では簡単すぎるかもしれないからと、複数学年分を持って帰られた方がいらっしゃいました。
塾の担当の方も、飛び級受講をすすめていらっしゃいましたし、検討してもいいと思います。
幼児期にしっかり学習してきたお子さんなら小1で小2の教材をとっても対応できると思います。
「ピグマキッズくらぶ」のホームページはこちらです。
「ピグマキッズくらぶ」と提携している幼児用通信教育「モコモコゼミ」は?
こぐま会の「モコモコゼミ」は幼児用の通信教育で、「ピグマキッズくらぶ」と提携されています。
⇒こぐま会教材、提携SAPIX(サピックス)ピグマの「幼児通信教育モコモコゼミ」
「モコモコゼミ」から「ピグマキッズくらぶ」へ移行するときに移行特典があるようです。私は最近まで「モコモコゼミ」(対象年齢1歳~入学前)の存在を知らなかったのですが、「こぐま会」は有名で出産する前から知っていました。小学校受験をする方も使われています。
うちの子は幼児期に、該当学年のこどもちゃれんじと、幼児用の「ドラゼミ」を一年先取り受講していました。(「ドラゼミ」は、「まなびwith」になったあと「コナンゼミ」になり、幼児版は廃止になりました)
入学前に何かしておくと、入学後もスムーズに学習の波にのれ、心のゆとりにつながる気がします。
先取り学習は賛否両論あるようですが、私はおすすめします。
ただし、発達の種類やスピードは人それぞれなので、早ければいいというものでもなく、お子さんに合わせるのが一番だと思います。
「ピグマキッズくらぶ」を受講しなかった理由
いい教材だと書きながら、なぜこれまで受講してこなかった?と思いませんか。
それはうちの子には合わない大きな要素があったからです。
このテキストは、色をぬる問題が多すぎるんです!
息子は赤ちゃんの頃からちょっと変わったところいくつかあって…普通、子供は塗り絵が大好きなものなんですが、うちの子は大嫌いでした。(保育園で、下手だとけなされたのかな?)
幼児期から文字や数字を書くのは好きで、鉛筆が嫌いというわけではないんです。
原因がわからないので、とりあえず無理強いしないでいたら、小1の硬筆のプリントに塗り絵をしてくるようになりました。(余った時間に塗り絵をしていいそうです)
徐々に塗ることに抵抗感がなくなってきたようですが…まだそれほど自分から塗り絵がしたい!という状態にまでなっていません。
だから、お試し教材も一部塗る部分を飛ばしています。
もう一つの理由は、すでにお気に入りの通信教育を2つも抱えていたからです。
先ほども書いたように、幼児期から「こどもちゃれんじ」(進研ゼミ)と「ぷちどらゼミ」(まなびウィズ・コナンゼミ)をとっていて、どちらもお気に入りでやめられません。
そのため、受講しませんでした。
あと、あまり社会的地位とかを気にしないタイプだったというもあるかもしれません。(進研ゼミやこどもちゃれんじを下位に位置付け、ものすご~く馬鹿にしてけなす人いますよね…)
サピックスは関東の方で大人気の中学受験塾です。関西在住なのでよくわかりませんが、そこに通っているだけで賢いと思われるような、そんな存在のようです。関東のトップ校に行きたいならサピックスに入っておかないと!とも言われているようです。
だから、そういったことを大事に考えていらっしゃるなら、サピックスの通信教育はその一員のように感じられていいんじゃないでしょうか。ステータスがやる気につながるかもしれません。
何がいいとするかは人それぞれですよね。皆様にとって最良の選択ができますように!
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