今回は、子供向けの日本の政治を学ぶ本とサイトについて。
政治のしくみが書かれた本やサイトを子どもに見せようとしたきっかけ
世界の政治の仕組みを比べたくなったのは?
この記事に「国によって政治に仕組みが違うことに興味を持った」と書きました。
<何で『世界のともだち』シリーズを読んで政治?>と考えてみたら、子供向けの日本の政治について書かれた本を図書館でかりたり、インターネットサイトを見ていたからだと思い出しました。
将来の夢の話から~内閣総理大臣の仕事ってなに?
うちの子は小2です。まだ学校で社会科の授業は始まっていないのに、何でそんな本を借りたり、サイトを見たりしたかというと、子どもが「内閣総理大臣の仕事ってなに?」となったからです。
うちの子は、将来「将棋士」になりたいそうです。私は将棋は「遊び」としか捉えられず、「遊びをしてお金をいただくの?」と子どもに聞いてみたことがありました。
今は藤井聡太さんブームですが、きっかけはそこではなく、完全に遊びからだったからです。
(最近は、周りの人を元気づけることができる将棋士さんのお仕事の素晴らしさもわかり、実際に将棋士になれるか?は別として、その夢を持ち続けるのもいいと思っています。)
子どもに「じゃあ、ママが小学生の頃の夢って何だった?」と聞かれて、
「首相になりたかった。総理大臣になって、世界で苦しみ悲しんでいる人を少しでも減らしたかった。まわりの大人たちは政治が悪いからだというけれど、文句ばかりで何で自分がなって改善しないんだろうと思ったから。」という話をしました。
(今なら総理大臣になっても、世界中で苦しんでいる人を救えるはずがないし、簡単には政治家になれないから、政治家になろうとはしないで、政治批判をしていたんだとわかりますが、インターネットで検索することもできなかった大昔の小学生だったので。)
そうしたら、「総理大臣って、どんな仕事をするの?どうやったらなれるの?ぼくだったら簡単になれちゃうかも~」(←天狗になってる)
なんて言うので、政治に関する本を図書館予約して、インターネットで調べてみました。
インターネットサイトで政治を学ぼう!~国の機関のキッズページ
内閣総理大臣について知りたいなら ~「首相官邸きっず」
「内閣総理大臣の仕事」「内閣総理大臣になるには」で検索すると、「首相官邸きっず」が出てきました。
堅苦しい説明文のサイトを想像していたので、びっくりしました。
小さな子も親しみやすい構成になっています。
クイズページもあり、子どもは喜んで遊んでいたら、
セカンドステージまで出てきて、しっかりゲームっぽくなっていました。
長時間使うことになるので、我が家はここでストップ!
国の機関のものも、危うくタブレット漬けになりそうなくらい楽しくできています。
世界について知りたいなら~「キッズ外務省」
「首相官邸きっず」で子どもが遊んでいるのを見て、以前「キッズ外務省」というサイトを夫が見つけて、子どもに見せたことを思い出しました。
その時の記事はこちら。
「キッズ外務省」は、子どもが親しみやすいアニメっぽいイラストが使われています。
動画もあり、なかなか楽しめるサイトです。
日本の政治の仕組みを知りたいなら~「衆議院キッズページ」
そうだ、「キッズ外務省」があるなら、「キッズ衆議院」があるに違いないと検索するとそれは出てこず、「キッズ参議院」が出てきました。
親しみやすい優しい雰囲気のイラストです。
少し文字が多めでふりがながなく、難しく感じそうなページもありますが、
完全に遊びのページもあります。
色塗りやペーパークラフトまで!
キッズページおすすめリンク集~国の機関のキッズページは20種類以上
他にもないかなと探すとたくさん出てきました。
子どもが楽しく学べる国の機関のキッズページは20種類以上あり、
各都道府県の「おすすめリンク集」に載っています。
簡単に調べたところ、一番たくさん載っていて見やすかったのは富山県の「おすすめリンク集」。
国の機関以外の子どもが楽しく学べるサイトも載っています。
次のリンク集もよろしければご活用ください!
●政府広報オンラインのもの
内閣府をはじめ、各府省それぞれのページの画像が載っていて、好みの物を選びやすいです。
●国立国会図書館国際子ども図書館のもの
⇒キッズページリンク集(国の機関など)|子どもの読書に関する情報提供|子どもの読書活動推進|国立国会図書館国際子ども図書館
国際機関・独立行政法人・国立大学法人などのキッズページも載っています。
「いちばんわかる!日本の省庁ナビ シリーズ1『政治のしくみ』」レビュー
なんだかんだいって、子どもの目と健康にやさしいのはタブレット・PC・スマホより紙の本ではないでしょうか。我が家の場合、タブレットなどで先ほど書いたキッズページを見せてあげるのは特別な時だけにして、いつでも読んでいいよ~と渡すのは本にしています。
図書館から次の本をかりてきました。
ポプラ社『「いちばんわかる!日本の省庁ナビ1 政治のしくみ』監修:出雲明子
これが、すごくいいんです!
政治というものを暮らしとの関わりから
「政治とは何?」「暮らしとのかかわりは?」からはじまり、子どもがすんなりこの本の世界に入っていきやすくなっています。
特に小さな子どもはいきなり「三権分立」の図を見せられても「??」となるので、この導入がとても良いと思います。
各省庁に見立てたキャラクターが先生
小さな子が喜ぶかわいいキャラクターたちが教えてくれる設定になっていて、子どもは嬉しそうにキャラクター紹介をしてくれました。
進研ゼミのキャラクター「コラショ」が好きな子なので、
このキャラクターのおかげで楽しく読み始めた可能性が高いです。
見やすい紙面・新しい内容
紙面は綺麗なカラーで大きな余白。
イラスト・図・写真がふんだんに使われています。難しい漢字にはふりがなだってあります。
2018年4月に発行された本で比較的新しい内容(選挙権は18歳以上・現在活躍中の安倍首相の写真を使用)で、現実味があります。
三権分立や歴代の内閣総理大臣の名前も
しっかり三権分立の図式も載っていますが、堅苦しくありません。
そういえば、首相官邸がホームページに掲載している三権分立の説明図がネット炎上して修正されたとか。
⇒官邸HP、三権分立図を修正 「内閣上位」にネット炎上「国民縛っているようだ」 - 毎日新聞2020年7月26日 20時10分(最終更新 7月27日 10時59分)
国民から内閣へ向けた「世論」矢印を、内閣から国民に向けた「行政」矢印に置き換えてあったのが、
主権者である国民より内閣の方が上位にあり、国民の世論をないがしろにする印象を与えたようです。
ややこしいことはしないで欲しいですね。
それはさておき、この本は楽しい~だけではなく、しっかり情報が載っています。
歴代の内閣総理大臣の名前も載っています。
シリーズは全部で7冊
この本はシリーズ本で、「政治のしくみ」を含め全部で7冊出されているようです。
これらの本を読んだから、小学校のテストで点をとれるとか、中学受験に役立つとかそういうわけではないですが、
小学生のうちに世の中の仕組み(世の中のほんの一部ですが)を知るのもいいことですし、ぼちぼち他の本も図書館からかりてこようと思っています。
先にあげたサイトのキッズページよりやさしく楽しく書いているし、本だと特に時間制限の必要もないのでおすすめです!
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