普段、学校であった楽しかったことしか話さない子なのですが(友だちとぶつかったとか、ケガしたとか簡単なことは言ってくれますが)、珍しく愚痴を言ってくれました。
みんな図書室の本を借りることができなかった
帰るなり訴える
「今日びっくりしたことがあった。」
帰るなりショックを受けた顔で言うし、
最近、物騒な話をよく聞くので(「安まちメール」という地域の犯罪情報を受け取るサービスを利用しています)、
帰る道中で何か大変なことでもあったのかと心配して、
ショッキングな話を聞いても動じないように聞こうと、ちょっと心を落ち着けて
「何があったの?」と聞くと、
「『図書の時間』に図書室の本がかりられなかった。本を返すだけだった。
図書の先生が『みんな本を返したら出ていって~』というから、かりられなかった。
他の子もみんな借りられなかった。」
ズコーとズッコケそうになりましたが、子どもはとうとうと語り訴えたので、子どもにとっては大きなことだったんだと気付きました。
ズッコケ3人組をかりたかったらしい
最近、図書室でお気に入りのシリーズ本「ズッコケ三人組」を見つけて、
かりる気満々で出かけていったのでかなりショックだったようです。
《理由によっては仕方がないと納得できるのでは?》と、
「え~!残念ね。なぜ借りられないか図書の先生に聞いてみた?」と聞くと、
「きいてない。」と言うので、
《なんで、すかさず聞かなかったのか…》と思ってしまいました。
なぜ、理由を聞かなかったのか?
他の子も、なぜなのか聞かなかったらしいので、《図書の先生が聞きにくい雰囲気だったのかな?》と思って、
「じゃ、担任の先生(話しやすい先生だとわかっているので)に聞いてみた?」
「聞いてない」(「図書の時間」にいなかったらしいです)
「明日聞いてみたら?『昨日、本を返すだけで借りられなかったけれど、次、いつ図書室の本を借りることができるのですか?』って。先生、みんなが借りていないって知らないかもよ?」と言うと、
「うん、聞いてみる。」と、アッサリ前向きになってくれました。
それにしても、「図書の時間」(国語や算数、学活と同じように時間割に組み込まれています)のことだからクラス全員同じ状況だったのに、何故うちの子含めて誰一人すぐに「どうして?」と言えなかったんでしょうか。
うちの子が聞き逃していただけで、みんな理由を知っていたのかな?
自分で問題解決をする経験になった
次の日、聞いたかどうか確認すると「あ、忘れてた~」
(→もう、どうでも良くなっているらしい。)
さらに次の日に聞くと、「ああ、あれ、春休みは、かりられないんだって。」
(→もっと、どうでも良くなっている感じでした~)
そうだったんですね~!夏休みは特別にたくさん借りられたから、春休みもたくさん借りられるのだと誤解していました。
先生方は小2の子は春休みを一度経験しているから、わざわざ言わなくても春休みは借りられないとわかっていると思われていたんでしょうね。(もしくはうちの子が聞き逃していたか)しかし、親としては、コロナ休校の時期で、通常の措置なのか特別措置なのかよくわかっていなかったです。
でも、どうして春休みは借りられないんでしょう。学年が変わる時期はややこしいから貸し出しされないのかもしれないですが、子どもたちにとって身近な図書室の本が借りられないというのは、ちょっと残念ですね。
先生に聞いた状況を詳しく聞いてみると、ちゃんと先生にタイミングを見計らって一人で聞けたらしく、とりあえず私の中では「よく出来ました!」でした。
親がママ友に聞いたり、先生に連絡帳で聞くこともできるけど、わざわざ聞くほどのことでもないし、疑問に思った本人が聞くのが一番!これからは、何でも自分で解決できるようになってほしいし、なかなかいい経験ができた気がしました。
自分だけプログラミングでロボットを動かす体験ができなかった
ついていない日?イヤなことは重なるもの
本が借りられなかったと訴えた同じ日、おやつを食べながら
「プログラミング授業の時、プログラミングをしてロボットを動かすグループがあって、自分に順番が回る前に授業が終わってしまって、自分ひとりだけできなかった。
グループごとに順番にプログラミングをして動かすのだけれど、自分のグループは3・4番目の子が勝手に遊びすぎて、時間がかかったから。」
(順番はじゃんけんで決めたそうです。)
と、すご~く悔しそうに言い出しました。
イヤなことは重なるものですね。
お金で解決しようとする親を止める
とても残念そうだったので、思わず「どんなプログラミングロボットだったの?購入しておうちでする?」と、次のようなロボットを想像して言ってしまいました。
「え~!高価なものだからいらないよ!」
そうですよね。子どもに「それなら」と、代わりの物を簡単に与えてはいけないですよね。いつの間にか何でもお金で解決する癖(赤ちゃんが泣いて大変→電動バウンサーを買おうなど)がついていました。
子どもがしっかりセーブしてくれてよかったです。
小2のプログラミング授業はスクラッチ
ちなみに、学校でロボットを動かしたプログラミングってどんなものだったのか聞くと、次のようなタイプのものではなく、
スクラッチのようにカード(指示ブロック)を並べるタイプだったらしいです。
休校時の学習動画から、小3まではビスケットで、スクラッチは小学校では小4からするんだと思っていたんですが、小2からしっかりスクラッチでした!
そういえば、ロボットを動かす体験の前にも、授業中にスクラッチを使う時間があったからと「家でもしたい~」としばらく遠ざかっていたスクラッチをしたがることもありました。
子どもから聞いた話で本当かどうかよくわかりませんが、クラスみんなスクラッチをした経験があって、楽しく遊んでいたそうです。
幼児でも補助があればできるし、今後は小1から実施されるかもしれないですね。
進研ゼミの会員サイトにもスクラッチと同じような学習ゲームがあります。
上の学習ゲームは無料ですが、有料のプログラミング講座も2021年4月から開講されます。次の記事に書いています。
「親が悲しむから悪いことはしない」に結びつく
もう「プログラミングロボット体験」は終わってしまったことなので、仕方なく
「体験できなっかったのは残念だけど、ママは●●ちゃん(息子の名前)が勝手なことをして、他の子に(時間切れで体験できなくて)悲しい思いをさせなくて、良かったと思っているよ。」と言うと、
「そうだね。勝手なことをした子のお父さんとお母さんは悲しんでいるね。」
と吹っ切れた顔をしてくれました。
思いがけなく「親が悲しむから悪いことはしない」という発想に結びついてびっくり。
悲しい思いをしましたが、子どもにとって道徳心を持つきっかけになって良かったかもしれません。
自分の中ですっきりしたようで、この話はこれで終わりました。
共感だけにとどめ子どもの非は言わない
今回は「残念だったね」で終わっておきましたが、話を聞いていると、それは自分が招いた結果だとも私は感じていました。
「途中で勝手な遊びをしたら最後の子(自分)が体験する時間がなくなるよと注意しなかったから(注意したけど聞かなかったのかな?)」とも言えるし、
また、「自分だけ体験できなかったのは悔しいから他の時間にでもさせて欲しいと訴えることが出来なかったからだ」とも言えますよね。
それでも体験出来ない時は出来ませんが…
しかし、その場の雰囲気(ジャイアン的な子かもしれないし、どんなにいい先生でも何かでイライラしている時に訴えられると鬱陶しいと思われることもありますよね)によって言わない方がいい場合もあるし、そこまで言いませんでした。
たぶん、わざわざ言わなくてもそれは本人もわかっているし、そんなことを言うとまた自分の非を言われるからと、同じようなことがあった時に愚痴を言ってもらえなくなるかもしれないですし。
【周りの人のことを考えず自分勝手な行動をしたら、後から悲しい思いをする人がいる】ということが分かってくれればそれで充分です!
愚痴を言ってもらえて嬉しい
大人の女性のお悩み相談なら慣れているけれど、子どものお悩み相談というか愚痴は慣れていないので、ちょっとドキドキで、でもなんか気軽に愚痴を言ってもらえて嬉しかったです。
中学年(小3・4)からはお友達との人間関係も深まる時期だと聞きますし、トラブルがないはずない。(男の子は女の子同士ほど複雑ではないらしいですが…)
これから、小さなことでも、どんどんイヤだったこと、困ったことを言ってくれるようになってくれるといいな~と思っています。
すみません、今回はただの子育て日記でした!
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そうそう、あとからコッソリ進研ゼミ会員サイトにある電子図書館「まなびライブラリー」に「ズッコケ3人組」シリーズがないか調べてみたら、やっぱり古すぎてありませんでした。ゾロリ系ならあるのに…残念です~!
電子図書館「まなびライブラリー」のことは次の記事に少し書いています。
上の記事の時にかりた『ビジュアル理科事典』はずっと電子図書館でかりっぱなしです。なかなかいい事典ですよ!
この事典は電子図書館の返却期限が300日以上先なので買おう買おうと思いつつ、ずっと電子図書館で済ませています。
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