日能研の塾内の保護者説明会とWeb動画上の保護者説明会で聞いたことをまとめてみました。
学習スタイル
復習型の集団授業
●らせん型学習プログラムの復習型
「授業ー家庭学習ーテスト振り返り」のサイクル。
同じ単元を少しずつ掘り下げて何度もする。
●予習は不要
知的感動(新しいことを知ることができるワクワク感)が大切なため。
●集団授業
周りの様子をみながらすすめることができる。個別だと自分のペースの遅さに気がつかない。
●ペースは速い
通常の小学生のペースでは入試レベルに達しないため。
(大学入試の社会は中学受験の時の学習貯金でいけたと言っていた日能研の卒業生もいるくらい勉強する)
●学力別クラス編成
過去2ヵ月の平均によってクラス替えをする。気付きを機会になる。
(座席は毎週のテストの成績によって毎回かわる)
●1教科専任のプロ
●テキストが家庭学習用教材に完全にリンク
自習室あり・質問OK
●質問を受け付けるチューター常駐自習室
授業のない日も自習室開放。
チューターが自習室の管理をしている。
チューターは大学生で日能研の卒業生が多い。研修テストを受けて合格した人のみ。
意外と自習室がなかったり、先生が不在ですぐに質問ができない塾もある。
授業動画・ライブ授業対応
●ウェブ動画授業あり
子どもが映らないように授業の生撮りではなく、スタジオ撮影。
欠席した子だけでなく、授業を受けた子も視聴できるので、復習にも役立つ。
授業があった週から2カ月間見ることができる。
●コロナ休校時、ZOOM使用
ライブ授業や質問対応もした
合理的に負担を減らす
小学生は他にもしたいことがあるので、負担を極力減らす努力をしてる。
他の塾は難関中学校の合格実績を上げるためにやることを増やすが、日能研は受験という通過点が過ぎても子どもが伸び続けるために、目標にあわせ燃え尽きない量を提供。
ただし、トップ校を目指すのであれば、相当な量の学習が必要。
テストは
週テストと月テストの2種類
①学習力育成テスト
毎週末にテスト(直近で習った内容)
※小3は2週間に1回
②全国公開模試
月に1回(4~6年)
全国の日能研の塾生が受けるので、10,000人以上の受験者がいる。
※小3は2ヶ月に1回
DI学習支援システム
答案をスキャンして採点センター転送して、採点。
原則2日後にはWEBで返却。
採点は〇・✖・レの3種類。レは未記入。
青い数字で正答率が書いている。
正答率50%以上の問題の正答率を上げるのが目安。
受験者の平均をとっていれば、2倍を下回る学校は合格しやすい。
入塾時期による違い
中学受験塾は4月スタートではなく、2月スタート。
例えば、3年生から入塾の場合、2年生の2月から授業が開始される。
3年生は勉強の仕方を学ぶ
1クラス講師2人できめ細かな指導
3年生はリードクラスとして、勉強の仕方を学ぶことを主としている。
1クラス 14人~15人くらい。3年生だけ机間巡視する補助の先生がいて、ノートの取り方等、細やかな指導をする。他の学年と違い、レベル別とはなっていない。
ただし、特に秀でた子は別のクラスを案内する。
※灘特進Jr.クラス等のことだと思います。
次の記事の日能研の部分に追記し、更新しました。
宿題の量は少ない
小3は授業1回につき1時間くらいの宿題と毎日10分間くらいの計算を課すだけ。
それほど負担にならないので、習い事との両立が可能。
受験しなくてもOK
3・4年生の時期の学習は重要で、この時期にしっかり学習の仕方を学ぶことは、受験をしなくても役に立つ。
子どもがやる気になったらと思っているうちに受験機会を逃す人も多い。
中学受験専門塾なので6年生で在席している生徒は全員どこかには受験してもらうことになるけれど、
とりあえず入っておいて、受験する気がなくなったからと、中学受験の勉強がはじまる4年生くらいでやめる選択をしてもOK。
5年生からでも入塾可能
入試に直結する学習をするのは5年生
入試に直結する学習を実際にするのは5年生から。
5年生からの入塾でも可能。
3・4年の土台がないと負担が大きい
しかし、3・4年生時の土台がないと負担が大きい。
通塾に慣れていないということだけでも、子どもにとっては負担になる。
坂道も急で短いものよりも、長い緩やかな方が楽なのと同じ。
6年生からは志望校別特訓がはじまる
6年生からの入塾は難しい。
6年生から(5年生の2月から)志望校別特訓がはじまるので。
国立の副教科対策も実施している。(前回はコロナの影響で副教科の入試がなかったそうです)
学校選びのお手伝い
偏差値ではなく、ひとりひとりの特性に合う学校を担任が紹介
偏差値で学校を選んだり、難関校の合格率を上げるために、難関校を無理に進めたりしない。
何度もある面談で、担任がひとりひとりの性格などを考慮しておすすめの学校を紹介し、本人の希望をかためていく。
自由な校風が合う子、しっかりと学習管理をしてくれる学校の方が合う子、様々なので。
学校情報を提供
●私立学校のサイエンスフェスタ
私立学校のサイエンスフェスタというのがあり、科学部のプレゼンが1年に1回開催される。
そこで、実際に私立学校に通っている生徒と触れ合える。
●オープンスクールや見学会
オープンスクールは体験授業がある。
見学会は普通、体験授業がない。
●私学徹底研究会
私学の先生に来てもらって、講演してもらう。
●進学情報誌
年4回発行配布している。
感想
難関校だけでなく、個人にあった学校選びをさせてくれるということ、低学年から学習方法を身につけるように指導することなどから、今どきは大手塾も庶民的になってきたなという感じがしました。(お値段は庶民的ではないですが)
デパートなどもだんだん庶民的になってきてますし、いつまでも昔のようなスタイルでは維持できないんでしょうね。
他にも受験なしの中学へ進み公立高校受験する場合についての説明がありましたが、
次の記事に書いている別の塾の説明とまったく同じでした。
らせん型学習プログラムで予習不要、復習重視というのは、浜学園も同じです。
塾によって少しずつ違うところもありますが、だいたいは同じです。
浜学園の特徴3つを次の記事に書いています。
上の記事には書いていませんが、浜学園は、教室によって自習室があったりなかったりします。
同じ塾でも、自習室のように教室によってあったりなかったりしますし、雰囲気も違います。
「日能研」「浜学園」「馬淵」などの塾名単位で選ぶんじゃなくて、「教室」単位で選ぶ方がいい気がしました。
よく中学受験ブログなどでは、塾によって解き方が違うとか書いてありますが、そのあたりはよくわかりません。
テスト後の個人懇談で、浜学園のことについて詳しく聞いた話は次の記事に書いています。
ちなみに馬淵や日能研にも中学受験用のWebスクールがあります。
うちの子は今のところ、2学年先の進研ゼミ中学受験講座を受講中です。
よろしければ、次の記事もどうぞ。
shimausj.hatenablog.com
shimausj.hatenablog.com
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