オリンピックが始まり、メダルラッシュで嬉しいですね。
13歳の子が金メダルをとっていて、びっくりしました。
少し前、小3のうちの息子も、数学検定の一番最初の級である5級に挑戦しました~!
数学検定5級に挑戦
どんな試験内容か?
数学の範囲を含む・2次は電卓持ち込み可!
数学検定はその名の通り、中学の「数学」の範囲を含みます(5級だと中1の範囲)。
これまでの算数検定と大きく違うのは、1次試験と2次試験に分かれていることです。
小3の子にとっては「数学」という響きも嬉しいらしいですが、2次試験のみ「電卓」を持ち込めるので、「電卓」使用の試験にも憧れてチャレンジしました。(5級の範囲は電卓を使う方が時間がかかるくらい簡単な計算ですが)
1次試験は計算問題
「計算技能検定」と書かれていて、計算問題が出されています。小学校5・6年の計算から文字を含んだ式・方程式・最大公約数・比・比例・反比例の式などの問題も含まれます。
2次試験は図形・文章題・応用問題
2次試験は「数理技能検定」と書かれていて、こちらも中学校1年生の数学だけでなく小学校5・6年レベルの文章題を含んだ問題が出されます。図形問題はこちらに含まれます。最後には思考力系の問題も出てきます。
会場の様子
個人で準会場受験
今回、準会場で受験しました。
算数検定・数学検定は、年三回の個人受験の日以外にも、準会場(塾などの団体)で受験できます。塾などの団体に所属していなくても、個別に申し込んで受けることができます。(1級以外)検定料も準会場の方が安くなります。詳しくは次の記事をご覧ください。
会場によって違いがあるのかもしれませんが、今回息子が受けた会場の様子を書いておきます。
試験中に飲み物をとってもいい!
今回一番驚いたのは、蓋ができるのものならば飲み物を机に置いておいていいということ。試験中も試験用紙にこぼさなければ、水分補給が必要ならとってよいそうです。
うちの子はこぼす可能性があるし、ややこしいのでしまわせましたが、とても緩やかな試験でいいですよね。数学検定の2次試験は準2級以上になると60分を超え、90分、120分と試験時間が長いからかもしれません。
保護者は直前まで室内にいてもいい
また、漢検だと試験監督の試験説明の前に保護者は退出しなければなりませんが、数学検定は試験説明中も室内で受験者のそばにいてもいいのが驚きました。保護者が直前までいていいのは算数検定までだと思っていました。
算数検定と違って保護者が直前までそばについている人は2人くらいで、肩身が狭かったので退出しようとすると、何度も「直前までいていただいてかまいませんよ」とスタッフに言われました。うちの子はもう小3ですが、実際の年齢より幼く見えたのかもしれません。たぶん、幼児さんくらい小さな子も数学検定にチャレンジすることも多いんでしょうね。
数検5級4級は小学生が多い
5級は小学生ばかりでした。算数検定を受け始めたばかりの頃と違い、
さすがに試験慣れしている子たちばかりで、ひとりで落ち着いて要点整理などの本をチェックして開始時間を待っています。
それに比べてうちの子は落ち着きが足りない…と思うのは私だけではないようで、他の保護者の方も「なんでうちの子は…」と嘆いている声が聞こえてきました。
3級席から中高生が増え、制服の子がチラホラいました。
2次試験だけを受けにくる人たちが合流
1次試験のあとにずいぶんと長い休憩時間があるのですが、その時間に2次試験だけ受ける人が合流します。
でも、「2次試験の受け付け開始します」といったアナウンスや貼り紙があるわけではないので、2次試験開始時間の少し前に到着した子たちは、入るタイミングがわからないようでした。
試験終了待ちの保護者の中で、ボーっと待っている制服の子を見て、会場スタッフが「2次試験からの方ですか?」と声をかけて教室内に入れていましたが、
小さい子や社会人だと中で≪試験を受けている人の家族かな≫と思って声をかけてもらえないだろうし、自分から積極的にスタッフに聞く姿勢が大事かなぁと思いました。
幼児さんのような子が準2級席に!
休憩時間に教室を覗くと、準2級の席(2級かもしれません)に幼児さんに見えるとても小さな子がいました。
昔、うちの子もああいう、ぞうさんやかえるさんのかわいらしい幼児服を着ていたなぁと懐かしかったです。
会場の外にその子の保護者らしき人はいないし、かわいらしい小さなぬいぐるみを机に置き、椅子を席にしまって立ち、周りに迷惑をかけないように、う~んと伸びをしてリラックスすることに集中してる様子を見て、ずいぶんと試験慣れしているなぁと感心しました。
今のところ9歳の子が1級合格が最年少記録を更新したきりだと思いますが、そのうちもっと低年齢の子が1級をとったりするんでしょうね。
2019年10月27日(日)に実施した第344回「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」の個人受検の結果を取りまとめたところ、理数系大学卒業程度の内容である1級に兵庫県在住の小学校4年生の児童(受検当時9歳)が合格し、これまでの最年少合格記録を2歳(1学年)更新したことがわかりました。
(大学レベルの最難関階級 数学検定1級に小4の9歳が最年少合格 | 公益財団法人 日本数学検定協会より引用)
どんな学習をしたか?
要点整理で学習
メルカリでものすごく安かった2バージョン古い要点整理を買い与えていました。
数学検定は夫にサポートを任せる話になっていたので、夫が何か用意してくれるかもしれないし、子供は5級も受けたい言っていたけれど、本当に自力で頑張るのかなぁと思っていたので。(算数検定までは子育ての一環として学習計画を立てたりと手伝ったけれど、数学検定までは手伝うつもりがなかったんです。)
なんと初版は2014年、7年前です。
解き方の説明や
考え方、
発展問題や練習問題まで詰まっています。
これを持ち歩いて、よく読んでいました。しかし、実際に鉛筆を動かして解くことはほとんどしていませんでした。
2021年4月30日初版発行された最新の要点整理はこちらです。
新学習指導要領に対応しているそうです。
古い要点整理と構成は似ていますが、少し整理され、スッキリした紙面になった印象を受けました。
動画で楽しく気分転換
与えてもらったのは古い要点整理1冊だけで、それを外出先でも熱心に読んでいる様子を見て、なんだか不憫に思えてきて、授業動画を探して見せてあげました。
小6の範囲までなら、次の本と動画を視聴したことがあるのですが、中1範囲の動画はこれが初めてだったと思います。
今、書きながら気づいたのですが、「やさしくまるごと」シリーズは中学バージョンもあったはず!
調べてみたらありました。 ⇒やさしくまるごと中学○○_動画
次からはこちらも活用してみます。
過去問題集で確認
数学検定協会から出ている過去問がこれもメルカリで出品されていたので購入しました。
こちらも2017年初版のもので、少し情報が古くなっていると思われますが、最新のものが見つからなかったので購入しました。
1次・2次それぞれ4回分ずつ収録されています。
別冊になっている解答・解説の方には、ある程度説明があるのでお子さんひとりでも、できるかもしれません。
過去問を一度解いてみると合格ラインをしっかり超えていたので、時間短縮のため、同じような問題ばかりの1次試験は一部省き、2次試験問題のみ全部しました。
合格ラインは1次試験は7割、2次試験は6割です。
公式サイトで最新情報を
公式サイトに過去問が各級1回分載っている
コロナの関係もあるし、最新情報を試験前にチェックする方がした方がいいですよね。ただ確認するだけなのですが、これが面倒で試験日の前日になってやっとチェックしました。
ついでに最後の力試しにと、最新の過去問を印刷して出してあげました。
公式サイトに過去問が各級1回分ずつ載っています
<対策本・過去問集>記載の試験時間より短かった!
公式サイトからプリントアウトした過去問の一次試験の表紙に「検定時間50分」と書いていました。
それまで使っていた古いバージョンの要点整理や過去問題集の説明ページには一次試験も二次試験も試験時間は60分だと書いていたので、慌てて「一次試験の試験時間は50分に変更になったみたい。公式サイトの過去問の表紙に書いている」と伝えておきましたが、子供は「どっちも60分だよ」言い張り信じられない様子でした。使っていた本の2冊とも「60分」と書いていたし、ずっと60分だと思ってやってきたので、無理もないと思います。
↓子供が使っていた古いバージョンの要点整理
↓過去問題集
他にも出題内容に変化があるかもしれないし、古い本を使う時は少し注意が必要です。
※2021年発売の最新の要点整理には、1次試験50分、2次試験60分となっています。↓
試験結果
2次試験のみ合格
2次試験のみ合格しました。
簡単な計算中心の1次試験のみ合格して、応用系の2次試験は不合格になるパターンの想定はしていましたが、2次試験のみ合格は想定していなかったのでびっくりしました。
試験会場でも、2次試験だけを受けに来る子はいても、1次試験だけを受けて教室を出る子はいなかったので、2次試験のみ合格パターンがあるとは思ってもいませんでした。
1次試験は1点足りなかった!
1次試験は1点足りずに不合格でした。
過去問を解いている時からミスが多かったのですが、子供も私も(今回は協力するつもりはなかったのに、いつの間にか丸つけしたりと協力していました)最初から満点を目指さず合格ラインを越えればOKとしていたので、それがまずかったんだと思います。
1次試験から開始で、これまでと違った落ち着いた空間に緊張したというのもあるでしょうし、前日になって60分だと思っていた試験が50分になっていたという動揺もあったのかもしれません。過去問を練習で解いている時は、制限時間50分のよりずいぶん早くに終わっていたので大丈夫だろうと思っていたんですが…。
そして、やっぱりうちの子は計算がちょっぴり苦手なタイプなんだと思いました。
また、親の方は1点の重みを感じましたが、子供の方はどうも口先だけで、心の底から感じているようには見えません。
反省し改善しようと行動を変えなければ、何度も同じ失敗をしますよね。
それを繰り返さないために、具体的な対策を何かひとつは立てることを普段の生活ですすめています。(リコーダーを忘れたら、時間割表の「音楽」の時間の枠内に「リコーダー」と赤字で記入するなど)
今回は自分で考えて対策を立てて欲しいのですが…どうも、何も考えていないように見えて残念です。
しかし、親も子も、もともと安全志向ではなく、失敗してもいいからチャレンジしようタイプなので仕方ないといえば仕方ないです。
それにしても、1次試験は過去問を解いている時は、余裕で合格ラインを超えていたので予想外でした。実は同じ時期に受けた漢字検定の方が過去問の正解率は低く、合格ラインぎりぎり。漢字検定の方を心配していたのですが、漢字検定の方はゆとりのある合格でした。
入試でもよく言われることですが、試験は水物。読めないものですね。
実際に勉強した時間は圧倒的に漢字検定の方が多かったと思います。漢字検定は最初からしっかりサポートしていて、数学検定の方は途中から協力し始めた感じでしたが、苦手なものと好きなものの差はこんなにあるのかと思うくらい、数学検定の方が吸収が早かったです。
試験制度が嬉しい!
算検や英検と異なる
算数検定と数学検定の違いは、何といっても1次試験と2次試験に分かれていること。
英検も一次試験と二次試験がある(4級以下は合否関係なしのスピーキングテストですが)ので英検と同じようなものだと思っていたら違いました。
1次試験と2次試験が同じ日に同じ会場で続けて行われる
英検だと1次試験が受からないと2次試験に進めず、1次試験の結果が出てから、試験会場に向かう必要ありますが、数検は1次試験と2次試験同時に行ってくれるので、2回も会場に出向く手間がいりません。
1次不合格2次試験のみ免除パターンもあり
数学検定は1次試験に合格して1次試験免除というパターンだけでなく、2次試験のみ合格して2次試験免除というパターンもあります。
英検は2次試験のみ免除なんて存在しないので、数検も1次試験が不合格だと2次試験も合格点に達していても合格しないんだと思っていたんですが、今回、2次試験のみ合格という結果をもらって驚きました。2次試験のみ合格ってあるんですね。
受験者は再チャレンジをする負担が減ります。
受験料割引制度がある!
今回、数検を1次試験のみ不合格を頂いて、再チャレンジのために改めて調べてみたら、びっくりの制度がありました。なんと受験料を割り引いてくれるんです!!
割引額は1000円。どうせなら半額といいたいところですが、1000円でも嬉しいです!
提携会場受験だと4・5級なら3000円なので、2000円で再チャレンジできるんです。
※検定料一覧⇒検定料について | 数学検定・算数検定(実用数学技能検定)
免除期間や割引期間の期限なし!
英検の場合はたしか2回くらいまでしか一次試験を免除してもらえる期間がありませんが、数学検定は免除期限がないようです。
しかも、新型コロナウイルスが流行っていて思うように受けることができない方が増えたことを受けて、割引制度の方の期限もなくなったそうです。(以前は期限があったようです)
受験者やその保護者にとって嬉しい制度ですよね!
またそのうち再チャレンジをさせてあげたいと思います。
※しばらくブログから離れていましたが、下書き保存していたものを投稿させました。また、下書き保存を活用して投稿したり、夏休み中の簡単な日記のようなものなども少しずつ書いていきたいと思います。ブログ訪問の方もマイペースでさせていただきます!
※追記です。再チャレンジして無事合格しました!
その後、4級も合格し、次の3級で再び同じように1次試験のみ不合格になり、免除制度・割引制度を利用させていただきました。ミスの多い子を持つ親にとってありがたい制度です…。
※再び追記です。3級も再チャレンジで無事に1次試験合格しました。本人は次の級も受けたいと言っていましたが、中学受験の勉強を本格的に始める時期に来たのでストップをかけました。3級の中3くらいの内容までやっておけば、入学早々授業進度についていけず、いきなり振り落とされることはないと思うし、高校の内容は中学受験にあまり役にたたなさそうなので。
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