- 英検3級は準備期間が短く反省
- 小学生に必要な力は?
- 『えいごで読む日本のむかし話』~読解対策に
- 「ストーリーで単語を学ぶ「[改訂版]『速読英単語』中学版」~語彙力アップに
- 『速読英単語 中学版 改訂版対応 書き込み式単語ノート』~ライティング対策に
英検3級は準備期間が短く反省
申し込む?申し込んだ?のドタバタ騒ぎ
このブログをよく読んでくださっている方ならもうご存知だと思いますが…
前回第1回の英検4級を受けてから、
すぐに次を受けたいと3級のテキストに取り組みはじめた息子。
(↑YouTubeの授業動画もついているので、早めに購入しておきました)
それに対して私はまだ早すぎると思い、3級の申し込みをためらっているうちに申し込み締め切りを過ぎた!と思って、そのことをブログに書き、
ブックマークコメントで準会場なら間に合う等の助言をいただき、
準会場受験を申し込んだのに、いつの間にか本会場の方にもう込み完了していて…
という、お騒がせしてしまいました。
ドタバタすみませんでした。。
対策を立て切れず
今回、子どもの希望を尊重して3級を受けさせましたが、
正直言って、4級受験から3級受験まで3ヵ月ちょっとしか期間がなかったので、準備期間が短く、特に私の方が対応しきれていませんでした。
しかし、問題点が早くわかって良かったです。
小学生に必要な力は?
試験前、3級の過去問をさせてみてわかったのは、リスニング以外が厳しいということでした。英検はバランスよく英語の力をつけさせてくれますね。
リスニング
今どきの小学生は英語耳ができている
今どきの小学生のお子さんは、赤ちゃんの時からママが好きな洋楽に触れていたり、英語の子供向けの歌を聞いていたりするので、たぶん、ほとんどリスニングの心配はないと思います。
「英検対策本」に書かれているお決まりの会話文さえ覚えていれば難しくないはずです。
私はそれほど洋楽を聞いていませんでしたが、幼児期から「こどもちゃれんじEnglish」をとっていたので、うちの子も英語の音に慣れていました。
文法
「英検対策本」だけでOK!~子どもが喜ぶ授業動画付きがおすすめ
文法は「英検3級対策」と書かれた本に書かれているので、それを普通に勉強すればOK。
息子が取り組んでいた『英検3級をひとつひとつわかりやすく』の「ひとつひとつわかりやすく」シリーズはYouTubeの授業動画があります。子どもは動画が大好きですし、授業動画にお任せすると、親が解説しなくていいので楽でおすすめです。
※シリーズすべてに授業動画があるわけではありません。『英検4級をひとつひとつわかりやすく』には授業動画がなかったと思います。
読解
3級になると「読解」の文章量が増え、読みたくなくなる
3級になると読解の量が増えます。写真左が3級、右が4級の読解文です。
3級は4級に比べて読解の量がグッと増えています。
読み慣れていない量で全部読む気がおきないらしく、問題文を先に読んで、問題文に書いていある数字(何年など)や単語を手掛かりに答えが書いてある部分を文章中から探し、その部分だけ読んで選択していました。しかし、一部を読むだけではわからない問題もあり、過去問ではかなり間違えていました。
ほとんど読解文を読んでいないので時間があまり、余っている時間に読めばいいのに読む気がおきず、余った時間をライティングにあてちゃうようです。
小学生は英語の長文に触れる機会があまりない
日本の普通の小学生が長い英文に触れる機会ってあまりないですよね。
小学校に入学してから、子供向けの英語教室に通っていますが、
まだ小2で低学年クラスなので、3級レベルの長文はでてきません。
他に、うちの子が普段取り組んでいる英語といえば、通信教育進研ゼミの「チャレンジイングリッシュ」くらい。これもタブレットなので、そんなに長文を読む感覚ないです。
しかも、レベル8(英検3級レベル)に進んだばかりで、まだ、レベル8の内容はほとんど出来ていませんでした。
英語絵本の量では対応できない
最近は英語絵本を幼いころから読み聞かせする方も増えていますね。
私も影響を受け、最近、懐かしい絵本の英語バージョンを時々図書館からかりていましたが…
英文のかたまりが短い!
慣れていないんですよね。英語の長文を読むことに。
ライティング
読めても書けない単語が続出
4級まではライティング問題はありませんでしたし、小学生の特に低学年は小学校で英語を学んでいないので、「英文を書く」機会なんてありません。
子どもが通っている英語教室も、2020年度になってからは4技能のバランスを考え書くことにも少し力をいれはじめましたが、それまでは会話中心でした。
英文が多少読めても書けないのが普通です。
しかし、一般的な「検定対策本」にはライティング練習問題は少ししかありません。
検定には関係のない、英語学習プリントで練習をはじめましたが、まず、単語と単語の間をあける癖をつけさせるのに一苦労しました。
文をなぞったあと、同じ文を書くという状況でも、語と語の間がつまってしまいます。
試験2週間前から毎日1回分ずつ過去問にチャレンジしてもらいました。最初は10分待っても白紙だったので、解答を写してもOKにして、徐々に自分のことが書けるように促しました。
一定の回答の仕方の形はすぐに覚えてくれましたが、書く内容を考えるのに時間がかかりました。
読めても書けない単語が多いからです。知っている単語を使って頭で文を作っても、さあ書こうとすると書けないんです。
思い切ってこんな感じかなぁ~と書いてみるも、全然違う綴りだったりします。
子どもは正直に文を書きたがり、書ける単語の範囲内で文を作ろうとしない
そこで、実際に綴りを間違わずに書ける語彙が少ないので、書ける語彙の範囲内で文を考えるように指導。質問のことに対して、本当のことを書かなくてもいい。これは「英作文」の試験で、書いている内容を審査するではなく、正しい英文が書けているかどうかを審査するんだからと伝えてあるんですが、子どもって正直に書きたがるんです。
ライティング対策にかかりっきりで、他の分野の手助けができませんでした。
単語力
子どもは問題文からわからない単語を書き出す作業をしない
英語力は知っている単語の数に左右されますよね。
読解文も、わからない単語が多いから読みたくないというのもあると思います。
5級の時は、剥がしたカレンダーなどの裏に、子どもが問題を解いてわからなかった単語をそのつど意味と共に親が書き出し、それをペキペキ折って持ち歩いたり、壁に貼ったりしていました。
4級の時は、次のようなリング式の単語帳に親が書きだして、単語帳を持ち歩きさせました。
3級の分は、子ども自身に単語帳を書かせ作らせようとしましたが(3級はライティングがあるので書く練習をした方がいいし、だんだん親としても間違った単語の書き出しまでお手伝いするのが負担に感じ、少し自立を促したかったんです)、これまで通り親に書いて欲しがり、書き出しができていませんでした。
英検の一般的な英単語本は楽しくない!
単語本で覚えてくれると楽だと思って、次のものを買い与えておいたのですが、面白みが足りないらしく、なかなか使いませんでした。
子どもは楽しくないとやる気がおきないみたいです。
「検定対策本」だけではカバーしきれない部分
読解・ライティング・単語は補強が必要
先に書いたように、リスニングは「検定対策本」に書かれている定型会話文を覚えてしまえばいいし、文法も授業動画付「検定対策本」で充分です。
しかし、読解・ライティング・単語に関しては「検定対策本」だけではカバーしきれず、少し補強が必要だと感じました。
『えいごで読む日本のむかし話』~読解対策に
知っている昔話なら知らない語も想像しやすい
長文読解の補強として、『えいごで読む日本のむかし話』を図書館で予約して借りてきました。
知っている話なら、知らない単語が出てきても想像できて読みやすいですよね。
かわいいイラストでCD付きです。
英文の長文慣れに
癒し系のかわいい挿絵もあるけれど、絵本と違ってほんの少し。
文字感たっぷりの立派な長文です。
でも、そんなに難しい単語はない!一緒に読む親だって楽です。
読んだことありませんが、次のようなもの本もあります。
そのうち、慣れてくれて試験問題の長文読解の文もサラッと読んでくれるかなぁと期待しています。
試験の数日前に図書館からかりてきたばかりで、到底間に合うタイミングではなかったので、次回の試験に向けて。
「ストーリーで単語を学ぶ「[改訂版]『速読英単語』中学版」~語彙力アップに
お話が短く楽しい!
試験の少し前に、次の記事に書いた『速読英単語』を購入。
習い事に行くときに持って行ったり、家でくつろいでいる時に読んで楽しんでいました。
短いストーリーが書かれていて楽しく、その中で単語を覚える方式なのでわかりやすくて楽なようです。
一般的な英検対策の英単語本と違い、これなら喜んで読んでくれるので、この本の姉妹商品「書き込み式単語ノート」の方も使うかどうか聞いて見ると、使うと言うので、そちらも購入することにしました。
『速読英単語 中学版 改訂版対応 書き込み式単語ノート』~ライティング対策に
単純に書く作業がイヤなタイプもOK
ライティングで「書ける語」を増やしてほしくて、『速読英単語 中学版 改訂版対応 書き込み式単語ノート』の購入を検討し、本人に確認したら使うというので一旦は購入を決めましたが、うちの子は「ただひたすら書く」という単純作業があまり好きではありません。小学校の宿題の漢字の書き取り練習も嫌がるタイプです。(楽しいワークや問題文の時は喜んで書きますが、写経とか絶対無理なタイプです。私もですが。)
購入しても書かないんじゃないかと迷い、注文する時期が遅れ、届いたのは英検の試験1週間前でした。届いたらすぐに中身を確認し、カバーをとって使いたがりましたが、もう過去問をする時期で時間がなく(時期的に書ける語彙を増やすというより、書ける語彙で文を作ることに慣れる方が大事なので)、「試験が終わってから使いはじめよう」としまい込み、まだ使っていません。
しかし、使いやすいように工夫してされているとても良い本だったので、紹介させていただきます。
書く作業を嫌がるタイプのうちの子ども自身が使いたがったので、きっとほとんどの小学生が喜んで使い出すと思います。
書き込みしやすく、持ち運びしやすい大きさ
A4サイズの半分の大きさで分厚い本でした。A4サイズに対応していない女の子の小さめのカバンにも入る大きさです。
カバーの上の帯に「ガバッと開いて書き込みやすい」と書いてありますよね。
購入する時は、英単語の本と同じようなつくりで書き込みにくいのかなと思っていましたが、実際に開いてみると帯に書かれているように、ガバッと…
こんな風にまっすぐに開いて書き込みしやすくなっていました。
単語は、「ストーリーで単語を学ぶ『速読英単語』」の話に出てくるものです。
使い方は4ステップ!イラスト付きで楽に
使い方も書いていました。
ステップ①:各ページの右上についているORコードの音声を聴きながら単語を確認。
ステップ②:真ん中に綴りを確認しながら書いて練習。
ステップ③:この単語ノートについている細長い赤シートで単語を隠して、右端の部分に正しく書けるかどうか確認。
ステップ④:文の穴埋め問題にチャレンジ。
この4ステップを繰り返すのです。
イラストが時々入っていて堅苦しさがありませんし、おすすめです。
これで読めるだけでなく、実際に「書ける単語・文」が増えるはず!
やる気にさせる魔法の言葉つき
うちの子はいつもカバーを取って使いたがるので、とってみると…
You can do it !
いい言葉ですね。子どもも、これを見つけて喜んでいました。
※私が書いたわけではなく、最初から書いてあったんですよ!
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