夏休みに、大学で行われている小学生向けの公開講座に参加しました。
大学から公開講座の案内が届く
年齢が上がると参加できる講座が増えていく
今年の夏休みは去年に引き続き、コロナが気になりあまりあちこちに行く気がなかったのですが、小3の息子が小1の時に参加した大学から、毎年公開講座の案内が届くので、「どれかに参加してみる?」と公開講座一覧を見せると、自分の年齢で参加できるものすべてを選びました。
一般的に大学の小学生向け公開講座は、年齢が上がれば上がるほど参加できる公開講座が増えていきますが、小3ではまだそれほどありません。
緊急事態宣言が出る前のことで久しぶりに帰省をする予定だったので(結局、帰省できませんでしたが)、その時期とかぶらない時期にある「親子科学講座」を申し込むことにしました。
※大学の公開講座は、大人向けのものは有料のところもありますが、私が知る限りでは、小学生向けの公開講座は無料です。
小3~小6対象の公開講座へ
「親子科学講座」に参加できるのは小3~小6でした。
ほとんどが小1~小3、小4~小6区切りなので、高学年向きのものに参加させてもらっていいの?と思いつつ、申し込むと申込者多数で抽選となり、当選して恐縮しました。
行ってみると、こんな看板がお出迎えしてくれて、ちょっとテンションが上がりました!
一般的に実験教室は男の子の方が人数が多いのですが、この講座は薬学部で消化酵素の働きを学ぶというテーマのためか、女の子も多かったです。男の子は小3くらいの子が多く、女の子は小6に近い子が多い印象をうけました。
薬学部の公開講座~消化から学ぶ酵素の働き
小学校で使わない道具がたくさん!
指定されたテーブルにつくと、見たことがない道具がたくさんあって子どもの気持ちはすご~く盛り上がりました。
息子は理科実験教室(小学生向けの習い事)の体験教室に、何度か参加したことがあるので試験管やスポイトくらいは見たことがありますが、乳鉢や薬さじまでは見たことがありません。「何このスプーン」「これ、どうやって包むの?」あれこれ触りたがり、「先生の指示があるまで勝手に触ってはいけません」と制止しないといけない状態でした。
薬包紙なんて私だって見たことがあるだけで、包み方まで知らないので開けられると元に戻せないかも…と、ちょっと焦りました。
包み方が気になった方は次のサイトをどうぞご覧ください。
酵素の働きについて学んでから実験へ
小学生の実験って、実験して面白かった!だけで終わるパターン、多いですよね。なんか変化して面白かったというだけで、あまり学びにならいないということがありますが、この講座はしっかり学びになりました。
理科で消化について学ぶのって6年生くらいでしょうか。うちの子はまだ勉強をしていない範囲だったので、ちょっと難しいかなぁと思いましたが、スライドを使った丁寧な解説があり、これから実験することはどういうことなのか、理解できるようになっていました。
イラストがたくさんあるカラーの解説プリントと実験の手順書が親子ごとに配られていたので、マイクで全体に説明されている先生の解説を書き込みつつ、子どもに個別に説明をしました。
フリガナ付きの丁寧な解説で、量もしっかりあり、しっかり事前準備してくださっているのがわかって嬉しかったです。
スポイトで指定量を入れることに苦戦する子が多かった
【スポイトで指定量を吸い取り、入れる】という経験は、うちの子は実験教室の体験でしたことがあるのですが、ものすご~く雑な性格で、多すぎたり少なすぎても全く気にせずサッと終わらせます。
でも、他の子たちはしっかりメモリ通りの量を入れようと悪戦苦闘。きっちり分量通り入れます。
うちの子はあまりにも違いすぎるので、きっちりはかるように言うと、やっぱり時間がかかり、アタフタしました。
<雑なままで良かったかな…>と後悔しましたが、全体の流れから遅れると、そばで控えている学生さんたちが助けてくれました。
スポイトは入れっぱなしでいいということも、言われないとわからないのが実験初心者小学生たちです。
マジックペンがあるのはなぜか…それは試験管に番号を書くためでした。
どっちがどっちだったか、わからなくなってしまうから番号を書くそうです。
ホモジナイザーって何?
「ホモジナイザー」を使ってお米をつぶして、液体の上の方を使う実験もありました。
ところが…私たちは「ホモジナイザー」が何を指すのがわからず、アタフタ。
スポイトで液体を移すときと同様、補助として周りに控えている学生さんが助けてくれました。
要するに、液体の中で潰すもの。この写真の緑色の棒でした!
つぶす作業も楽しそうでした。
乳鉢で薬をつぶす体験
薬学部ならではの体験もできました。
錠剤のお薬をつぶして粉にするって、薬剤師さんっぽくていいですよね~!
先生が修了証書をひとりひとりに手渡し!
子どもたち自身で実験の後片付けをした後、修了証書が配られました。
先生が丁寧に読み上げ、一人一人に手渡ししてくださいました。予想外のことに息子はテンションアップ!私もこんな立派な修了証書をもらえるとは思っていなかった(案内文書に書いてなかった)ので、びっくりしました。
サッと渡し終わらず、しばらく止まり、授与風景を保護者が写真撮影する時間も一人一人確保してくれるし…最近の大学ってサービス良すぎるくらい、いいですね。びっくりしました。
※「写真撮影は、他の子どもと保護者の顔が映らなければOK。SNSなど載せて宣伝してくれてもかまわない」という話を講座の最初にされていました。
最後の最後に、「大きくなったら、ぜひこの大学を受験して、私のゼミに来てね~」ということをくだけた感じでおっしゃっていて、なるほどなぁ~と思いました。
ずいぶんと早めに学生を確保する活動をされているんですね。
息子の方もすっかり気に入り、将来行きたい大学のひとつになったそうです。廊下の掲示物まで興味を持って、くまなく見学をしていました。
帰りは感染対策のためエレベーターは使わず、他の親子たちと階段で降りました。
建てられたばかりの建物で、階段も大理石が輝くように綺麗な階段だったため、「大学ってこんなこんなに綺麗なとこなんだね~」と、感心したように言う男の子もいました。
小学校の校舎と全然違いますよね。
とりあえず、ピカピカの研究棟の前で記念撮影させていただきました。
コンクリート打ちっぱなしの壁でおしゃれですよね。
この公開講座は緊急事態宣言前の7月に行われたので参加できました。
8月に予定を入れていた他の大学・高専の公開講座は中止になったり、オンライン講座に切り替わりました。ギリギリ体験ができてよかったです。
早すぎることははない!参加できる時に参加しておく方がいい
これまで、息子はいろんな体験教室やイベントに参加してきました。
ブログを振り返ると、息子は幼稚園の年中さんあたりから、いろんなことに挑戦してきたように思います。体験イベントだけでなく、ピアノを始めたり、通信教育のぷちどらゼミをはじめたりしたのも年中です。
初めて大学というものへ足を踏み入れたのも年中の頃です。
近大のキャンパスも綺麗でした~!
フェリーの操舵室見学もしました。
実験らしい実験に出会ったのもこの年中の頃だと思います。
落語も大うけでした。
小学校へ入るといろんな習い事の体験に行きました。
次の記事は息子が小2の時期に書いていますが、小1の頃の体験です。
サッカー教室に行ったこともありました。
この時は遠かったので他の教室を探そうとそのままになってしまっていましが、コロナが流行りだし、うやむやに。さっさと探して通わせておけばよかったです。
小1の頃は本当にいろんな体験をしました。
※オーケストラ体験は小1で行きましたが、未就学児さんむけのものです。
上下水道って、小1には早すぎるかな?「社会」を勉強し始める中学年(小3・4)くらいになってから行った方が良かったかな?とも思いましたが、この時に行っておいて良かったです。
息子が小1の終わり、小2になる前から新型コロナウィルスが流行り始め、小3の今も自粛が求められるような状態だからです。
こんなに自粛期間が長引くとは思いませんでした。
【いつ、何がおこるかわからない】
そう思って、「参加できる時に参加しておく」、「できるときにしておく」ことが大事だと痛感しました。
今は自粛でいろんなことが制限されていますが、
≪今、自粛中にできることは、まだ早すぎると思うことでも、今のうちにしておく≫
≪今できないことは、できるようになったらすぐにする≫
これからもこの精神で積極的に動いて行きたいです。
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