- 今年も「家庭学習の手引き」配られた
- なぜ家庭学習が必要なのか
- 家族の関わり方
- 家庭学習のポイント
- 家庭学習の方法
- 見えない学力を高めるために取り組んで欲しい7つのこと
- これがあれば、一般的な教育本はいらない
今年も「家庭学習の手引き」配られた
今年も「家庭学習の手引き」を学校からもらってきました。
昨年は入学した年だから頂けたのかと思っていたんですが、そうではなかったようです。
その時の記事はこちら。
配布時期が6月になったのは、新型コロナウィルスによる休校期間があったからで、本当なら4月に配られていたんだと思います。
配られた「家庭学習の手引き」は、「小学生の学習法」「賢い子の育て方」などのタイトルで出版されていそうな、いわゆる教育本の大事なところだけをまとめたようなものでした。
いろんな種類の何冊分のもの大事なところだけをピックアップしているので、効率良く吸収できます。特に、教育本を読み漁らなくてもきちんと小学校からの配布文書を読んでいれば、問題なかったと気付きました。
入学前は公立小学校にまったく期待していなかったので、ここまで丁寧に指導してもらえるんだと、入学後、驚きっぱなしです。(通わせていた公立保育所があまりにも期待外れだったため、都会の公立はこんなものなのかと期待値が下がっていました。)
他の小学校でもそれぞれの小学校で作られたものが配られているでしょうし、あちこちの書店をまわって教育本を購入する前に、今一度、手引きを参考に家庭学習を見直してみることをおすすめします。
書かれている内容の一部を紹介しつつ、矢印のあとに色を緑色に変えて自分の反省点や感想を書いていきます。どんな手引きか内容だけを確認する場合、緑色を読み飛ばしてください。
なぜ家庭学習が必要なのか
学習内容の定着
特に漢字や計算などは、毎日繰り返し練習することで定着していきます。
学校でわかったことが、反復練習によって「できる」という自信に代わっていきます。
⇒漢字は毎日、宿題で漢字の書き取りがあるので、それを漢字の反復練習としています。
紙の上での漢字の練習は飽きてしまったのか、1年生の頃より集中してこなせず時間がかかるため、これ以上増やせない状況。漢字アプリに頼っています~!
計算は、ここに書いている<まなだまくんのイラスト入りの百マス計算>を
他の学年のものも混ぜて使い、休校期間中はすっかり習慣化していました。
ところが、学校が再開してからはさっぱり出来ていません。
ただ、この「考える力・プラス中学受験講座」の方の
「計算と一行問題 ぐんぐんドリル」はイラストはないのですが、計算だけでなく文章題も混ざっているから飽きないのか、継続して毎日頑張っています。
該当学年の計算の反復練習が足りないのは気になっていて、今のうちに集中して短時間で計算しきる・漢字を書くことが出来るようになって欲しいと思います。
脳の活性化
鍛えれば鍛えるほど、脳は発達し、たくましくなっていき、脳をいろいろなことにうまく使えるようになります。小学生のうちからどんどん脳を鍛えましょう。
⇒子どもの場合、生活の中での工夫などでしょうか。脳を鍛えるって、大人は「脳トレ」などのイメージがありますが、子どもの場合、思考力系?
最近、すっかり忘れていた分野でした。
学ぶ習慣をつける
毎日少しずつでも家庭学習を継続することが大きな力につながります。低学年のうちから、毎日欠かさず家庭学習をすることが大切です。
⇒最低限の家庭学習習慣として、毎朝、必ず机に向かうことにしています。
ただ机に向かう習慣をつけるためだけのものなので、内容はないに等しいものでもOKにしています。
毎朝、チャレンジ2年生をすることにして、なくなれば、別の簡単な物を用意しています。朝、気持ちよく一日のスタートを切りたいので、楽しく簡単な内容ばかり選んでいます。
最初は土日祝も?平日だけにする?と迷いつつはじめたのですが、いつの間にか「朝お勉強した?」と確認する方も口ぐせになり、土日祝も含めてずっと習慣化しています。
毎日、国語算数それぞれ見開き1ページずつ。5分もたたないうちに終わる内容なので、毎日でもそれほど負担ではない様子です。朝勉強よりも、歯磨きの方が一向に習慣化せず、毎回嫌がります。図鑑の虫歯写真を見せると頑張りだしますが。
いつか百マス計算や漢字系も習慣化させたいですが、我が家にはハードルが高いです…
家族の関わり方
家族の関わりが増えることは、子どもの精神的な安定につながり、心身も頭脳も健やかに育ちます。
初めは一緒に準備を、学年が上がるにつれて、自分でできるように声をかけていきましょう。
〇連絡帳や手紙の確認をする。
〇宿題を必ずさせる。
〇時間割通り、準備物をそろえさせる。
〇筆記用具をそろえさせる。
〇早寝早起きをさせ、朝ごはんをしっかり食べさせるなど。
⇒周りのいろんな人の話を聞いていると、1年生から「自立を促すために、あえて手伝わない」という方が多いです。
〇朝寝坊しても起こさない。そのまま学校に遅れ痛い目にあうと反省して自分でおきるはず。
〇時間割も手伝わない。忘れ物をして学校の先生に怒られたり困ったりする経験をした方がいい。
これが、今どきの教育のようで、1年生ですべて一人で出来るようになっていないといけない感覚になっていました。
でも、この手引きには「初めは一緒に準備を、学年が上がるにつれて、自分でできるように声をかけていきましょう。」というやさしい内容が書かれていて、少し安心しました。
2年生でもまだ「宿題は?」と声掛けをして、一緒に宿題の内容を確認して始めやすいようにしたり、次の日の用意を一緒にしていたりするので、甘すぎるなと思っていたんです。まだ2年生だし、もう少し、このままでもいいかなと思えてきてました。
家庭学習のポイント
集中して学習する
毎日集中して学習する時間の目安は【学年×10分】です。
⇒今、うちの子は2年生だから2×10=20分。
休校明けから集中できる時間が該当学年のぎりぎり20分に。これ以上、集中できる時間が短くなると困るので、どうしたものかなぁと思案中です。
1年生の頃は1時間以上集中していたのに…
よく考えると、心身が疲れているから集中できないのかもしれません。このままでは良くないので、何とかしたいと思います。
ながら学習禁止
音楽を聴きながら、おやつを食べながらの「ながら勉強」は記憶力や集中力が低下し、学習効率が下がるといわれています。
⇒これ、ちょっと厳しいですね。確かに集中している時は音楽なんかなくても気になりませんが、ちょっと気分がのらない時は、私は音楽を聴きながら勉強していました。
子どもも最近、CDをかけながら学習したがります。最近のマイブームはピアニストのラン・ランさんのもの。
すでに充分できているけれど、絶対にしなくてはならない学校の宿題系のみ、音楽OKにしてみようかと、子どもに話をもちかけてみようと思います。学習というより作業感覚のものだったらいいですよね。
正しい姿勢で
猫背になっていたら声をかけましょう。姿勢を正すと脳に血液が送られやすくなり、頭がシャッキリするためです。
⇒ハッキリ言って、全然、姿勢を正す指導はできていません。硬筆の宿題の時くらいです。いちいち言われると、嫌になり、勉強までイヤになってしまうので、あまり言わないようにしてきました。
こういうものを導入している小学校もあるようです。(子どもが通う学校ではありません)
ピアノを弾くときは幸い猫背にはなりませんし、普段は大丈夫ですが、頑張って綺麗な字を書こうとした時や、集中して計算ドリルをする時などは紙と顔の距離が近く猫背になります。集中している時ほど猫背になるので、そこで声をかけると、とても嫌がられます。
皆さん、どう声掛けしていらっしゃるのかなぁと気になります。
がんばりを認め、ほめて励ます
できないことを叱るより、「しようとする気持ち」や「できるようになったこと」を認め、ほめてあげてください。子どもはさらにやる気になります。
⇒1年生の頃より、「出来て当たり前」のような感覚が増えて、ほめる量が減ってきたような気がするので、意識していきたいと思います。
褒めて伸ばすことについて、こちらに少し書いています。shimausj.hatenablog.com
家庭学習の方法
宿題をした後、自主的な学習に取り組む
宿題をした後は、各学年の学習内容を参考にして自主的な学習に取り組ませましょう。
どうしても飽きてしまう時は、読書やお絵かきなどで、机に向かわせるようにしましょう。「机に向かう」習慣が大切です。
⇒宿題をした後、各学年の学習内容を参考にして、各自が足りないと思うものを、自主的に学習する必要があるんでしょうが、その学習材料を学校から提供してもらえると保護者は助かるのになと思いました。
宿題は全員が一律しなければならないものですが、それとは別に自主的に選択できる学習材料があれば嬉しいですよね。
1年生~6年までの各学年の学習内容
【1年】
ひらがな・カタカナの読み書きができる。
1年生の配当漢字の読み書きができる。
助詞を使い分けて文章がかける
鉛筆を正しく持って、字を丁寧に書くことができる。
教科書の文章をはっきりした声で正しく読める。
学校であったことをわかるように話せる。
10の合成・分解ができる。
足し算・引き算ができる。
好きな本を読む。
⇒だいたいできていますが、字を丁寧に書かないことが増えてきました。
【2年】
2年生の配当漢字の読み書きができる。
カタカナを適切に使い分けて文章がかける。
教科書の文章をはっきりした声で正しくすらすら読める。
できごとを順序よく話せる。
時計を見て時刻が読める。時間と時刻の違い、午前と午後の区別ができる。
九九がすらすら言える。
筆算の位をそろえて正しく計算できる。
決められた長さの直線を定規を使って正確にひける。
好きな本を読む。
⇒子どもがカタカナを適切に使い分けているかどうか、日常ではよくわかりません。私もわざとひらがなで書く言葉をカタカナで書くこともあるし…
「すらすらと」の基準がどれくらいかわかりませんが、私の甘い基準ではだいたいできているような気がします。
【3年】
3年生の配当漢字の読み書きができる。
ローマ字の読み書きができる。
主語と述語の意味がわかる。
音読を毎日続ける。
国語辞典を使って言葉の意味を調べられる。
割り算ができる。
かけ算の筆算が正しくできる。
コンパスを使って円が正しくかける。
リコーダーで習った曲を練習する。
好きな本を読む。
⇒リコーダーは3年生からなんですね!ローマ字が出てきたり、コンパスや辞典、新しい学習材料たくさんで、いよいよ本格的な学習がはじまる雰囲気です!
【4年】
4年生の配当漢字の読み書きができる。
パソコンでローマ字入力ができる。
文と文のつながりを考えながら、指示語や接続語を使うことができる。
音読を毎日続ける。様子や気持ちを考えながら読める。
漢字辞典を使って調べる。
割り算の筆算、少数の足し算、引き算ができる。
分母が同じ分数の足し算・引き算や、「倍」を使った問題が解ける。
分度器で角度を測り、角をかくことが出来る。
47都道府県の位置がわかる。
好きな本を読む。
⇒小学生らしい学習内容ですね!
【5年】
5年生の配当漢字の読み書きができる。
文章の組み立てを考えて書ける。
音読を毎日続ける。様子や気持ちを考えながら読める。
国語辞典・漢字辞典の使い方に慣れる。
少数のかけ算・割り算ができる。
分母の違う文数の足し算・引き算ができる。
平行四辺形・三角形・台形・ひし形の面積を求めたり、割合・百分率を使った問題が解ける。
地図を使って、知らない場所や地名を調べられる。
いろんなジャンルの本を読む。
新聞やテレビのニュースに関心を持つ。
⇒グッと難易度が上がりますね。
【6年】
小学校で習得する配当漢字のおおよその読み書きができる。
文章の組み立てを考え、自分の考えをはっきりと書ける。
音読を毎日続ける。様子や気持ちを考えながら読める。
分数のかけ算・割り算ができる。
比・速さ・円の面積などの基本的な問題が解ける。
比例や反比例の関係を式に表し、グラフがかける。
世界の主な国の位置を正しく示せる。
歴史上の人物にや出来事について、おおよそ説明できる
いろいろなジャンルの本をたくさん読む。
新聞やテレビのニュースを見て、家族と一緒に話をする。
⇒歴史上の人物や出来事、世界の主な国の位置…社会の学習も本格的になるんですね。
見えない学力を高めるために取り組んで欲しい7つのこと
見えない学力を高めるためにと題して、7項目あげられていました。
①読書をする。
⇒本好きで、以前は図鑑系ばかりでしたが、物語系も低学年用のものは自分から読むようになってきました。
今年も新しい読書手帳を頂き、使っています。
②国語辞典、漢字辞典、図鑑などを身近に置いて調べる。
⇒図鑑の数は多くないですが、それなりに活用できています。
③日本地図、世界地図、地球儀を身近に置いて調べる。
⇒地球儀は、テレビのニュースで出てきた時などにすぐに調べられて便利です!
小学生の地図をお探しの方は次の記事をどうぞ。
④日常的にニュース番組を親子で見て話し合う。
⇒新型コロナウィルス関連のニュースが多く、一時期あまりニュース番組を見ていませんでしたが、また一緒に見て話し合うようにしたいと思います。
親子でニュース番組を見て話し合った過去の記事あるかなと探してみたら、こんな記事が出来てきました。子どもと見て話し合ったわけではないですが、よろしければどうぞ。
⑤自然事象や生き物とふれあい、観察してみる。
⇒生き物とのふれあいはテーマパークで馬にのったりするくらいで、あまりありませんでしたが、空を眺めたり、植物を観察したりすることはよくしてきました。
観察すると疑問がどんどん沸いてきます…
子どもの身近な生き物と言えば、昆虫やかえる、爬虫類。私が好きではないからか、子どもも自然とそうなってしまったようで、その点、少し反省しています。
⑥家の仕事をすすんでやる。
⇒お手伝いは基本的にそれほど積極的にしませんが、洗濯物たたみくらいは日常でします。
休校期間中は掃除に燃えて、親が疲れました。
料理も遊び感覚。
洗濯機の使い方を教えるのは洗濯機を壊されそうで怖いです…。
⑦小学生新聞などの新聞を目を通してみる。
⇒小学校に入学してから、小学生新聞を取ることにしました。
読売新聞をとっています。
中学受験色が薄くて楽しい新聞です。
これがあれば、一般的な教育本はいらない
いかがでしたでしょうか。皆さんのお子さんの小学校の「学習の手引き」と同じような内容でしたか?
私はこの「学習の手引き」があれば、一般的な教育本なんていらないんじゃないかなと思ってしまいました。
毎年頂けるのであれば、保護者としても1年間どうだったかなと反省・見直しができて、いいですね。
たまたま良い小学校に巡り合っただけなのかもしれませんが、公立のイメージがかわりました。
中学受験を考えていたのは、公立のイメージが悪かったというのもあります。(それだけではありませんが)
こんな風にあれこれ面倒見のよい中学校だったら、公立中学もいいなと思えてきました。
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